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第二章 青玉
七話
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「サファイア様?次に会う、先生の仲間ですね?」
「そうだよ。二代前の聖女様だよ。聖女としての力は無くされたが、魔術が得意でね。今は、本山で、治療師として働いてくださっている方だよ。次代の育成にも手を貸して下さっていて皆にも慕われている優しい人だよ」
「聖女様?」
「聖女様は、最高神であるアーレィ様の声を聞き取れる能力を持った女性のことだよ。これは血筋によって継承される力で、聖女様の家系は総て教会で把握しているんだ」
「女性だけなら、男の子しか生まれなかったらどうなるの?」
「地上にアーレィ様の声を聞ける人が居なくなるんだよ」
「声を聞けないと何か悪いことが起こるの?」
「いや、悪いことが起こるというか、天候不良による備えが遅れて、食糧不足の心配や土砂災害や風雨による災害も被害が大きくなってしまう可能性が出てくるんだよ」
「えーと、アーレィ様は、天気を教えてくれるの?」
「そういうことだね」
「神様なんだから、自由に変えられるんじゃないの?」
「いくら神様でも、自由には変えられないよ。自然を司る神々でバランスを取っているんだよ」
「バランス•••じゃぁ、なんで、突然地面が揺れたり、海が荒れたり、雨が激しく降ったりするの?バランスを取るなら、物を壊すようなことしなければいいのに」
「あーー、そうきたか。まぁ、地上に住んでいる我々から見るとそうなるよな。しかし、この世界を造っているモノ達からいくと、そうとも言えないんだよ」
「ん~?つくってるもの?」
「そうだなぁ。水を使うために川から水を引いてきてため池を作ったとする。でも、そのため池には川から水を入れる水路しか通さなかったらどうなる?」
「水が溜まっていっぱいになったら溢れるよ」
「そうだね。貯めて置くだけじゃなく、川に戻す水路も通さないと溢れてしまう。世界は広いから、風や水、それに影響する熱なんかも自由に動いているように見えるけど、実は違うんだよ。いろいろな影響を受けて、一箇所に集められてしまうことがあるんだよ。それで、大雨が降ったり、嵐になったりするんだよ」
「自然の中で、溜め込まれたものが溢れてあんなふうになる•••いろいろなモノが壊れるけど、この世界をつくっているモノたちには良いことなの?」
「良いことも悪いことも両方あるよ。ただ、神々は、必要な事だと思っているからなるべく手を加えないようにしてるんだよ」
う~ん、
「この船を動かすのは問題ないの?」
「ん?」
「海風の女神の加護で安全に進んでいるんでしょ?船のために風を操作してるのではないの?」
「ああ、いや、そういうことはしてないんだよ。逆だね。この船を動かす為に昨日という日が選ばれたのだよ」
船のために風を操作してるのではない?
船を動かすために日を選んだ?
「ワタシの誕生日だからじゃなかったの?」
「あ•••そうだったね。関係してないとは言い切れないかな•••これからも起こり得ることだけど、誕生日がなにかの節目になることがあるから覚えておきなさい」
「誕生日が節目に•••」
「でも、あまり気にしすぎてはいけないよ。そうなる可能性があるというだけだ。それには、自分の意志も関係してくる」
「意志•••ワタシは、父さんたちが消える事なんて考えてなかったよ?」
「うん、そうだね。でも、八歳の節目に、何か新しいことをしようとしていた。いや、クーリィが提案したのか、それに、アーレィ様が目をつけたのだな」
父さんが?
「あ!森の動物と友達になるって•••」
「友達か•••」
「クーリィ様は、何か察知していなさったんですか?」
「いや、聞いてないが•••隣国の情報は得ていたかもしれないな。あの島には、渡り鳥も多く来るから」
「てぇ、事は、自分が駆り出されると思っていたのでは?」
「多分な」
「大丈夫なんですかね?」
「神々が相手だ。そこは心配しなくていいだろう」
「そうなんですか?」
「•••••••タブン」
「ジャスパー様、説得力ゼロですぜ•••」
むぅ~、また、先生達が、訳の分からない会話してるぅ。
「そうだよ。二代前の聖女様だよ。聖女としての力は無くされたが、魔術が得意でね。今は、本山で、治療師として働いてくださっている方だよ。次代の育成にも手を貸して下さっていて皆にも慕われている優しい人だよ」
「聖女様?」
「聖女様は、最高神であるアーレィ様の声を聞き取れる能力を持った女性のことだよ。これは血筋によって継承される力で、聖女様の家系は総て教会で把握しているんだ」
「女性だけなら、男の子しか生まれなかったらどうなるの?」
「地上にアーレィ様の声を聞ける人が居なくなるんだよ」
「声を聞けないと何か悪いことが起こるの?」
「いや、悪いことが起こるというか、天候不良による備えが遅れて、食糧不足の心配や土砂災害や風雨による災害も被害が大きくなってしまう可能性が出てくるんだよ」
「えーと、アーレィ様は、天気を教えてくれるの?」
「そういうことだね」
「神様なんだから、自由に変えられるんじゃないの?」
「いくら神様でも、自由には変えられないよ。自然を司る神々でバランスを取っているんだよ」
「バランス•••じゃぁ、なんで、突然地面が揺れたり、海が荒れたり、雨が激しく降ったりするの?バランスを取るなら、物を壊すようなことしなければいいのに」
「あーー、そうきたか。まぁ、地上に住んでいる我々から見るとそうなるよな。しかし、この世界を造っているモノ達からいくと、そうとも言えないんだよ」
「ん~?つくってるもの?」
「そうだなぁ。水を使うために川から水を引いてきてため池を作ったとする。でも、そのため池には川から水を入れる水路しか通さなかったらどうなる?」
「水が溜まっていっぱいになったら溢れるよ」
「そうだね。貯めて置くだけじゃなく、川に戻す水路も通さないと溢れてしまう。世界は広いから、風や水、それに影響する熱なんかも自由に動いているように見えるけど、実は違うんだよ。いろいろな影響を受けて、一箇所に集められてしまうことがあるんだよ。それで、大雨が降ったり、嵐になったりするんだよ」
「自然の中で、溜め込まれたものが溢れてあんなふうになる•••いろいろなモノが壊れるけど、この世界をつくっているモノたちには良いことなの?」
「良いことも悪いことも両方あるよ。ただ、神々は、必要な事だと思っているからなるべく手を加えないようにしてるんだよ」
う~ん、
「この船を動かすのは問題ないの?」
「ん?」
「海風の女神の加護で安全に進んでいるんでしょ?船のために風を操作してるのではないの?」
「ああ、いや、そういうことはしてないんだよ。逆だね。この船を動かす為に昨日という日が選ばれたのだよ」
船のために風を操作してるのではない?
船を動かすために日を選んだ?
「ワタシの誕生日だからじゃなかったの?」
「あ•••そうだったね。関係してないとは言い切れないかな•••これからも起こり得ることだけど、誕生日がなにかの節目になることがあるから覚えておきなさい」
「誕生日が節目に•••」
「でも、あまり気にしすぎてはいけないよ。そうなる可能性があるというだけだ。それには、自分の意志も関係してくる」
「意志•••ワタシは、父さんたちが消える事なんて考えてなかったよ?」
「うん、そうだね。でも、八歳の節目に、何か新しいことをしようとしていた。いや、クーリィが提案したのか、それに、アーレィ様が目をつけたのだな」
父さんが?
「あ!森の動物と友達になるって•••」
「友達か•••」
「クーリィ様は、何か察知していなさったんですか?」
「いや、聞いてないが•••隣国の情報は得ていたかもしれないな。あの島には、渡り鳥も多く来るから」
「てぇ、事は、自分が駆り出されると思っていたのでは?」
「多分な」
「大丈夫なんですかね?」
「神々が相手だ。そこは心配しなくていいだろう」
「そうなんですか?」
「•••••••タブン」
「ジャスパー様、説得力ゼロですぜ•••」
むぅ~、また、先生達が、訳の分からない会話してるぅ。
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