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第二章 青玉
八話
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「推測だけで話していても埒が明かないな、フー、他に見たい所はあるかい?」
「この上には登れるんですか?」
「上からの景色が見たいんですか?」
「はい」
「航海中は、駄目ですね。もしもってことがあるからな、港について錨を下ろした後、時間があるなら登っても•••」
「いや、本山から迎えが来てるだろうから、無理だな。旅を終わらせた後登らせてもらおうな」
「そうなんですね。ちょっと、残念です。それなら、船員さん達とお話したいです」
「ん?船員に、何が聞きたいんだ?」
「生まれたところの話を聞きたいです。ワタシ、あの島から出たの初めて出し、他種族の人とあまり話したことなくて、前に、島に来ていた冒険者の獣人さんに、岩山生まれで、岩を切り出して家を立てるとか、岩に隠れ住む動物をお魚みたいに釣り上げるとか、初めて聞く話が沢山あって楽しかったの」
「あー、それも、旅が終わってからにしようか」
「え?なんで?」
「早く本山に行きたいからね。船員の邪魔は出来ないだろ、そうだな、クク様のところに行ってみようか、それで少し話をすればお昼になる」
なんか、はぐらかされた?お話するのがいけないの?
「ああ、クク様なら、奥に居ますぜ。昼飯も運びますんで、ゆっくり話してください」
「そうか、じゃぁ、後は、よろしく頼む」
「へい!」
船長さんが示した入ってきたのとは違う戸を開けると、左右の壁に小さな丸い窓があるけど、薄暗い部屋で、今まで見たことのない凝った彫り物がしてある家具が並んでいてちょっと圧迫感がある部屋で、奥の壁一面が本棚になっている。棚の前には、飛び出さない様になのか格子戸が付いている。その本棚の前には大きな机があり、初めてみる丸い置物がある。
「先生、この置物は何?なんか不思議な感じがする」
「気が付いたか、ほら、自分の目で確かめるといい」
?
先生が、抱っこして丸い置物を上からの見える様にしてくれた。丸い置物は銀色の台座の上にほんの少し浮いたようになっていて、半分ぐらいが黒くて、残りの半分が青や緑、茶色や黄色ぽい色で模様が•••
「あっ、これ、島に似てる。こっちも見たことある。教会で見せてもらった地図と同じ形してる。あっ、青いのは海?」
「そうだよ。これは世界玉という魔導具なんだよ。海や陸地が見えるのが船長が行ったことのある場所で黒い部分が未だ行ってないところなんだよ。ウチの島みたいに小さいところなら、港に寄っただけで島全体が現れるが、広いところだと立ち寄った場所から、一キロ前後ぐらいしか現れないんだ」
教会で見た地図は自国を表した地図だったから、本山のある大陸が大きく描かれていて、自国の事は細かく書かれていたけど、同じ大陸にある隣国は、灰色にボヤけた感じに描かれていて、王城の位置と大きな山や川しか描かれていなかった。そして、ワタシの居た島は、小さく描かれていて、驚いたけど、この世界玉というのに現れている島は、なんとか形が分かるぐらいで、ぽつんとついた染みみたいだ。それに、本山のある大陸のようなモノが三つもあるし、黒い部分から少しだけ出てる緑色のモノも気になる。
「教会で見た地図が世界を現してるのだと思ってた」
「あれは一部だと言ってあっただろ」
「そうだけど、世界がこんなに大きいって知らなかった。船長さんは、半分も行ったことがあるんだ。凄いね。他の大陸とかの話を聞いてみたいな」
「じゃぁ、それも、この旅が終わった後の楽しみに取っておこうか」
何となく視線を感じた。
左の窓の方にあるカウチの背もたれに顎を乗せ、獣姿のクク様がこちらを見ていた。
「失礼しました。起こしてしまいましたね」
『いや、寝ていたわけではないから別にいいが、そんな、約束していいのか?』
ん?
「大丈夫ですよ。戦いを止めるなんて大変な旅ですからね。旅の後の楽しみも取って置かないと、気持ちが沈んでしまいますから」
『フン。モノは言いようなだ』
「この上には登れるんですか?」
「上からの景色が見たいんですか?」
「はい」
「航海中は、駄目ですね。もしもってことがあるからな、港について錨を下ろした後、時間があるなら登っても•••」
「いや、本山から迎えが来てるだろうから、無理だな。旅を終わらせた後登らせてもらおうな」
「そうなんですね。ちょっと、残念です。それなら、船員さん達とお話したいです」
「ん?船員に、何が聞きたいんだ?」
「生まれたところの話を聞きたいです。ワタシ、あの島から出たの初めて出し、他種族の人とあまり話したことなくて、前に、島に来ていた冒険者の獣人さんに、岩山生まれで、岩を切り出して家を立てるとか、岩に隠れ住む動物をお魚みたいに釣り上げるとか、初めて聞く話が沢山あって楽しかったの」
「あー、それも、旅が終わってからにしようか」
「え?なんで?」
「早く本山に行きたいからね。船員の邪魔は出来ないだろ、そうだな、クク様のところに行ってみようか、それで少し話をすればお昼になる」
なんか、はぐらかされた?お話するのがいけないの?
「ああ、クク様なら、奥に居ますぜ。昼飯も運びますんで、ゆっくり話してください」
「そうか、じゃぁ、後は、よろしく頼む」
「へい!」
船長さんが示した入ってきたのとは違う戸を開けると、左右の壁に小さな丸い窓があるけど、薄暗い部屋で、今まで見たことのない凝った彫り物がしてある家具が並んでいてちょっと圧迫感がある部屋で、奥の壁一面が本棚になっている。棚の前には、飛び出さない様になのか格子戸が付いている。その本棚の前には大きな机があり、初めてみる丸い置物がある。
「先生、この置物は何?なんか不思議な感じがする」
「気が付いたか、ほら、自分の目で確かめるといい」
?
先生が、抱っこして丸い置物を上からの見える様にしてくれた。丸い置物は銀色の台座の上にほんの少し浮いたようになっていて、半分ぐらいが黒くて、残りの半分が青や緑、茶色や黄色ぽい色で模様が•••
「あっ、これ、島に似てる。こっちも見たことある。教会で見せてもらった地図と同じ形してる。あっ、青いのは海?」
「そうだよ。これは世界玉という魔導具なんだよ。海や陸地が見えるのが船長が行ったことのある場所で黒い部分が未だ行ってないところなんだよ。ウチの島みたいに小さいところなら、港に寄っただけで島全体が現れるが、広いところだと立ち寄った場所から、一キロ前後ぐらいしか現れないんだ」
教会で見た地図は自国を表した地図だったから、本山のある大陸が大きく描かれていて、自国の事は細かく書かれていたけど、同じ大陸にある隣国は、灰色にボヤけた感じに描かれていて、王城の位置と大きな山や川しか描かれていなかった。そして、ワタシの居た島は、小さく描かれていて、驚いたけど、この世界玉というのに現れている島は、なんとか形が分かるぐらいで、ぽつんとついた染みみたいだ。それに、本山のある大陸のようなモノが三つもあるし、黒い部分から少しだけ出てる緑色のモノも気になる。
「教会で見た地図が世界を現してるのだと思ってた」
「あれは一部だと言ってあっただろ」
「そうだけど、世界がこんなに大きいって知らなかった。船長さんは、半分も行ったことがあるんだ。凄いね。他の大陸とかの話を聞いてみたいな」
「じゃぁ、それも、この旅が終わった後の楽しみに取っておこうか」
何となく視線を感じた。
左の窓の方にあるカウチの背もたれに顎を乗せ、獣姿のクク様がこちらを見ていた。
「失礼しました。起こしてしまいましたね」
『いや、寝ていたわけではないから別にいいが、そんな、約束していいのか?』
ん?
「大丈夫ですよ。戦いを止めるなんて大変な旅ですからね。旅の後の楽しみも取って置かないと、気持ちが沈んでしまいますから」
『フン。モノは言いようなだ』
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