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マクー大陸で家造り
心配事
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ユピロー様達が、どういうつもりで、僕の装備を造る職人探しを試練に選んだのか分からないけど、どうやら、また、すごい妖精と出会えるのかもしれない。
「テルキネス?ですか?」
「そう、ヘパイトス様の下働きをしている?していた?妖精だって」
貸家に戻り、ユキちゃんが用意してくれた山葡萄のシャーベットを食べながら、クラリーちゃん達に、伝説の鍛冶師について話をした。
一応、ディルにも聞いたけど、五大陸物語以外の情報は与えてはダメだと、口止めされてるんだって…ちぇ、ズルいよね。人の事、試しちゃってさ。
まぁ、獣人さん達絡みで、ヒントはくれたけどね…
それで、僕は、ヘパイトス様と仲が良い神がモンディール様だから、モンディール様の加護を持つクラリーちゃんが何か情報を持っていないかと、テルキネスについて聞いてみたところ。
「さぁ?物語に、度々、出てくる妖精ですが…すみません。伝説の鍛冶師などの話は聞いたことがないですね」
「そっかー、ココも?」
『はい、私は、クラリーが、生まれた時に創られましたから、古い事やハバー大陸以外の事は、あまり…』
「ああ、そうか…じゃぁ、地竜の剣は?しばらく、ヘパイトス様の所に居たんでしょ?」
「んーー、居たッスけど…誰がテルキ…ネス?だったんですかね?」
「どういうこと?」
「ヘパイトス様のところには『たたく妖精』が沢山の居たから、よく分からないッス」
あれ、そういえば…
「ディル、テルキネスって、個人名?種族名?」
「さぁ?それは、見つけ出して、自分で確かめないとな」
ディルは、床で、ミンテの毛繕いをしながら、意地悪そうに笑う。ミンテは、ほろ酔いで気持ち良さそうに伸びている。
む!どうやら、今回は、神の方についてるんだな。いつもは、ウザいぐらい、教えたがるのに…
次の日、テルキネスの泉についての情報集めのために、冒険者ギルドへに行ってみる。
メンバーは、僕とタマちゃん、地竜の剣に、ミンテがついてきてくれた。
その他の情報集めとして、クラリーちゃんとココ、ユキちゃんは、ドワーフの工房を回り、特殊金属が加工できる鍛冶師を探してくれている。たぶん、こちらには、バレンもついて行ってると思う。
バレンは、ディルがシス様より授かった風の精霊で、白いカラスの姿をしている。僕達は、見る事が出来ないから、普段、何をしてるかは謎なんだよね。
本来の能力を解放して、体長十メートルになれば、僕達にも見えるし、乗ることも出来るから、移動ではスゴく助かる。その時の様子からは、ディルの執事みたいな感じがする。僕の勝手なイメージだけどね。
それで、ディルはと言えば、久々にこの大陸のダンジョンを見学してくるそうだ。
「テルキネスの泉っていうのを探すと、リョウの防具が手に入るんッスか?」
ギルドに行く道すがら、肩車している地竜の剣が聞いてきた。(飛べるんだけどね。何故か、僕や、ディル、モンディール様の肩に乗るのが好きなんだよね)
「んー、可能性があるってことだね。ユピロー様が、誰に依頼を出したかだよね」
「ガラン様や父さんに聞くのもなしッスか?」
「試しに聞いても良いけど、ディルと一緒で、口止めされてそうだけどね」
「じゃぁ、シス様やモンディール様もって事ッスね」
「おそらくね。僕が、神々に頼らずに、見つけ出さないといけないんだと思う」
「ヘパイトス様に頼めばスグなのに、めんどくさいッスね」
「まぁ、前に、成長毎に合った装備を身に付けたいって言ったからだと思うけどね」
「なんで、そんなこと言ったんスか?」
「え?だって、新しい装備とかワクワクするじゃん」
「む!リョウはヒドイッスね。ワレも直に交換されるんスかね?」
「あっ、いやいや、それはないよ。地竜の剣は、神器で、魂まで宿って付喪神になってるじゃん」
「でも、モンディール様に成長止まってるって言われたッス…」
「そ、それは、もう完成されたモノだから、究極まで上り詰めてるから、良いんだよ」
「…捨てないッスか?」
「ええ?捨てるわけないじゃん。何、言い出すの!僕の大事な武器なんだから!」
「でも、新しいのが、ワクワクして良いんですよね?」
「あっ、いや、それは、成長したことにより、合わなくなった防具の事であって、僕が、地竜の剣のレベルに追いつくのは、まだまだ、先だと思うよ」
「…ま、今はそういうことに、しておくッス」
ついつい、生き物として見ていたけど、地竜の剣って、道具だった…
そうだよね。修復不可能な程、壊れてしまったのなら、仕方がないって言えるけど、まだ、使える物だしね。いや、でも、売らないし、捨てないよ。今まで、大事にしてきた防具だし、とってはおくけどね…
ギルドに着くと何やら騒いでいる人達が居る。
「戻ってきてるなら、分かるだろ?なんで、秘密にするんだよ」
「いえ、こちらも、まだ、戻ってきたという確証を得てないので、何も、分からないのです」
「はぁ?確証を得てないって、どういう事だよ」
「はい、そのう、情報を持ってきた冒険者に、道案内を頼んで、行ってみたのですが、何もなかったのです」
「はぁ?じゃぁ、戻ってきたってのは、ガセネタか?」
「いえ、それも、ハッキリとは…、我々も探しているところなので、後日、改めて情報提供しますので、お引き取り下さい」
……そう簡単には、教えてくれないと言うことですかユピロー様?
「テルキネス?ですか?」
「そう、ヘパイトス様の下働きをしている?していた?妖精だって」
貸家に戻り、ユキちゃんが用意してくれた山葡萄のシャーベットを食べながら、クラリーちゃん達に、伝説の鍛冶師について話をした。
一応、ディルにも聞いたけど、五大陸物語以外の情報は与えてはダメだと、口止めされてるんだって…ちぇ、ズルいよね。人の事、試しちゃってさ。
まぁ、獣人さん達絡みで、ヒントはくれたけどね…
それで、僕は、ヘパイトス様と仲が良い神がモンディール様だから、モンディール様の加護を持つクラリーちゃんが何か情報を持っていないかと、テルキネスについて聞いてみたところ。
「さぁ?物語に、度々、出てくる妖精ですが…すみません。伝説の鍛冶師などの話は聞いたことがないですね」
「そっかー、ココも?」
『はい、私は、クラリーが、生まれた時に創られましたから、古い事やハバー大陸以外の事は、あまり…』
「ああ、そうか…じゃぁ、地竜の剣は?しばらく、ヘパイトス様の所に居たんでしょ?」
「んーー、居たッスけど…誰がテルキ…ネス?だったんですかね?」
「どういうこと?」
「ヘパイトス様のところには『たたく妖精』が沢山の居たから、よく分からないッス」
あれ、そういえば…
「ディル、テルキネスって、個人名?種族名?」
「さぁ?それは、見つけ出して、自分で確かめないとな」
ディルは、床で、ミンテの毛繕いをしながら、意地悪そうに笑う。ミンテは、ほろ酔いで気持ち良さそうに伸びている。
む!どうやら、今回は、神の方についてるんだな。いつもは、ウザいぐらい、教えたがるのに…
次の日、テルキネスの泉についての情報集めのために、冒険者ギルドへに行ってみる。
メンバーは、僕とタマちゃん、地竜の剣に、ミンテがついてきてくれた。
その他の情報集めとして、クラリーちゃんとココ、ユキちゃんは、ドワーフの工房を回り、特殊金属が加工できる鍛冶師を探してくれている。たぶん、こちらには、バレンもついて行ってると思う。
バレンは、ディルがシス様より授かった風の精霊で、白いカラスの姿をしている。僕達は、見る事が出来ないから、普段、何をしてるかは謎なんだよね。
本来の能力を解放して、体長十メートルになれば、僕達にも見えるし、乗ることも出来るから、移動ではスゴく助かる。その時の様子からは、ディルの執事みたいな感じがする。僕の勝手なイメージだけどね。
それで、ディルはと言えば、久々にこの大陸のダンジョンを見学してくるそうだ。
「テルキネスの泉っていうのを探すと、リョウの防具が手に入るんッスか?」
ギルドに行く道すがら、肩車している地竜の剣が聞いてきた。(飛べるんだけどね。何故か、僕や、ディル、モンディール様の肩に乗るのが好きなんだよね)
「んー、可能性があるってことだね。ユピロー様が、誰に依頼を出したかだよね」
「ガラン様や父さんに聞くのもなしッスか?」
「試しに聞いても良いけど、ディルと一緒で、口止めされてそうだけどね」
「じゃぁ、シス様やモンディール様もって事ッスね」
「おそらくね。僕が、神々に頼らずに、見つけ出さないといけないんだと思う」
「ヘパイトス様に頼めばスグなのに、めんどくさいッスね」
「まぁ、前に、成長毎に合った装備を身に付けたいって言ったからだと思うけどね」
「なんで、そんなこと言ったんスか?」
「え?だって、新しい装備とかワクワクするじゃん」
「む!リョウはヒドイッスね。ワレも直に交換されるんスかね?」
「あっ、いやいや、それはないよ。地竜の剣は、神器で、魂まで宿って付喪神になってるじゃん」
「でも、モンディール様に成長止まってるって言われたッス…」
「そ、それは、もう完成されたモノだから、究極まで上り詰めてるから、良いんだよ」
「…捨てないッスか?」
「ええ?捨てるわけないじゃん。何、言い出すの!僕の大事な武器なんだから!」
「でも、新しいのが、ワクワクして良いんですよね?」
「あっ、いや、それは、成長したことにより、合わなくなった防具の事であって、僕が、地竜の剣のレベルに追いつくのは、まだまだ、先だと思うよ」
「…ま、今はそういうことに、しておくッス」
ついつい、生き物として見ていたけど、地竜の剣って、道具だった…
そうだよね。修復不可能な程、壊れてしまったのなら、仕方がないって言えるけど、まだ、使える物だしね。いや、でも、売らないし、捨てないよ。今まで、大事にしてきた防具だし、とってはおくけどね…
ギルドに着くと何やら騒いでいる人達が居る。
「戻ってきてるなら、分かるだろ?なんで、秘密にするんだよ」
「いえ、こちらも、まだ、戻ってきたという確証を得てないので、何も、分からないのです」
「はぁ?確証を得てないって、どういう事だよ」
「はい、そのう、情報を持ってきた冒険者に、道案内を頼んで、行ってみたのですが、何もなかったのです」
「はぁ?じゃぁ、戻ってきたってのは、ガセネタか?」
「いえ、それも、ハッキリとは…、我々も探しているところなので、後日、改めて情報提供しますので、お引き取り下さい」
……そう簡単には、教えてくれないと言うことですかユピロー様?
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