快適 異世界生活―保護者のエルフと家造り&神と一緒にダンジョン経営?―

kaoru

文字の大きさ
24 / 155
マクー大陸で家造り

バジリスク

しおりを挟む
「新しいパーティーか…」

「まぁ、今すぐという訳ではないが…クラリーは、近い内に抜けさせるから、その後どうするか、考えておいてくれよ」

「う~、抜けた後、クラリーちゃんは、どうするのさぁ。ディルと工芸品とか家造り?」

「まさか!お姉さんと一緒に、トガレーで喫茶店経営をするんだ。その準備の為に、料理見習いすることになっている」

「カトリーナの二号店だ!そんな話が出てたんだ」

 そっか、クラリーちゃんが抜けるのか、そうなると、ココもだよね。ユキちゃんはどうするだろ…僕は、もうしばらく、ダンジョンに入りたいしなぁ…

 ソロの冒険者か…

「よし!決めた。バジリスク討伐する!」

「急だな、どうしたんだ?」

「何となく、考えてだんだ。バジリスクを倒したら、テルキネスの泉が出るんじゃないかっていうのが、正解の様な気がする。あんなパフォーマンスしたんだから、きっと、冒険者を呼ぶためのモノだったんだよ」

「確かに、久しぶりに、かなりの冒険者が入ってきてるな」

「それで、バジリスクを倒せば出現して、自分が欲しい武器なり防具を造ってくれるとしたら、もっと入場者が増えると考えたんだと思う」

「ああ、ラスボスの宝箱ということか、宣伝になるな」

「間違ってても、まだ五日あるし、バジリスクを倒して、ソロでも大丈夫というところを見せるよ」

「おお、頼もしいな。まぁ、お前にはタマちゃんいるしな、バジリスクと相性がいい、やってみろ」

 エネルギーの補給をしたので、再度、泉探しへ…カンでしかないけど、バジリスクを倒しに行く。僕にはタマちゃんが居るから、毒の息は中和出来る。後は、スピードが厄介だけど、それも、遅れるようなことはない。後は…

「クェー」

 ディルから離れ、午前中は避けていたバジリスクだと思われる魔物に近づくこと、僕を認識したバジリスクが、一声鳴いて、走り出した。

 ドドドッ

 と、足音を響かせ迫ってきたところに、狙いを定め斬りつけるけど、急停止に、横っ飛び、何でそんな動き出来るんだよ!付かず離れずでうまく逃げられる。

 こっちは、一羽のうちに倒してしまいたい。そうでないと、残りのバジリスクが集まってきてしまうのだ。
 このダンジョンに現れるバジリスクは、三羽一組になっている。大抵は、一羽ずつ居て、獲物(冒険者)を見つけると、仲間に知らせる。そして、三羽倒した時点で、クリアしたことになる。
 だったら人数集めてって思うでしょ。でも、それやると、パーティーごとの設定じゃなくて、個人に対して設定されて、バジリスク大量発生になってしまうんだよね…だから、皆、嫌がってあまり入らないダンジョンになってるんだよ。

 そんなわけで、残りの二羽が来る前に…と思っていたら、あれ?
 残りの二羽をディルが手懐けてくれた。

 うん、武器の練習も兼ねてだからか、ちょっと、オマケしてくれたみたい。

 取り敢えず一羽を退治することに集中し、スピードにも慣れ、首を落とすことに成功した。

 よし!次!

 と、思ったら、ディルが二羽同時に、けしかけてきた。

「え?一羽ずつじゃないの?」

「肩慣らしは済んだんだから大丈夫だろ。頑張れ」

 …まぁ、そうだよね。本番は、三羽相手にしないといけないんだし、だけどね…やっぱり、地竜の剣との違いがあるから、ちょっと、苦戦してしまう。

 何とか、三羽目の胸を突いて、光の粒子になり消える。

「よっしゃ!予想通りだ」

 そこに、直径一メートルに満たない小さな泉が現れた。

「地竜の剣を返せ」

 泉に向かってそう言うと、泉が青白く光だし、表面が膨れ上がってきた。そして、その光が、人の形になってきて…

 その人形ひとがたの光は、三十センチの大きさを越え、一メートルぐらいになったところで、こちらに近づいてきた。

「え?誰?」

 光が弱まり、目の前に現れたのは、黒髪に、黒のタートルネックのシャツに、黒のパンツに、黒の皮のブーツ姿の少年で…一応、髪がポニーテールだから、地竜の剣かな?という、考えは、あったけど…聞いてみた。

 ニヤリとその少年は、笑い。

「ふふふ、ワレ、肉体をもらったッス。これで、普通の冒険者として、ダンジョン入れるッスよ」

「はぁ?どういう事?」



 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ

のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
 リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。  目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります

モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎ 飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。 保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。 そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。 召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。 強制的に放り込まれた異世界。 知らない土地、知らない人、知らない世界。 不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。 そんなほのぼのとした物語。

異世界で幸せに~運命?そんなものはありません~

存在証明
ファンタジー
不慮の事故によって異世界に転生したカイ。異世界でも家族に疎まれる日々を送るがある日赤い瞳の少年と出会ったことによって世界が一変する。突然街を襲ったスタンピードから2人で隣国まで逃れ、そこで冒険者となったカイ達は仲間を探して冒険者ライフ!のはずが…?! はたしてカイは運命をぶち壊して幸せを掴むことができるのか?! 火・金・日、投稿予定 投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』

【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~ 旧タイトルに、もどしました。 日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。 まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。 劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。 日々の衣食住にも困る。 幸せ?生まれてこのかた一度もない。 ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・ 目覚めると、真っ白な世界。 目の前には神々しい人。 地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・ 短編→長編に変更しました。 R4.6.20 完結しました。 長らくお読みいただき、ありがとうございました。

処理中です...