快適 異世界生活―保護者のエルフと家造り&神と一緒にダンジョン経営?―

kaoru

文字の大きさ
28 / 155
マクー大陸で家造り

武器と防具依頼

しおりを挟む
 次の日、朝食を食べてから、ミンテと一緒に、テルキネスの工房がある岩山へ。その道すがら、シリュウに、昨日の夕飯前に、落ち込んでいた理由を聞いた。

「この身体、力はあるんスけど、スピードが、あまりない上に、かなり大雑把な動きになるんスよ」

「えーと、あの太刀を、あれだけ振り回せれば良いんじゃないの?あの太刀でスピードって?」

「何言ってるんスかぁ。こういった岩場とか、樹の枝とか飛び移れないんすよ。走るのだって、皆についていけないッス…」

 今までは、飛んで移動していたからね。さすがに、この世界でも、空飛ぶゴーレムの話しは聞いたことないなぁ…でも…

「成る程ね。それも、改良点として、報告しようか、そうじゃないと、身軽な職業の人達が不利になっちゃうもんね」

「そうスッよ」

「じゃぁ、取り敢えず、どのくらい走れるのか見てみようか」

 ……

 ……

「はぁ…はぁ…いや、十分、速いよって、僕より速いじゃん!何で、それで、落ち込むのさ!」

「あれ?だって昨日、ココには…」

「…あのね。僕、以外は、神様達に近い存在なんだから、もう少し、地上人について勉強しようね」

 全く、みんなして、地上人の基準値オーバーしてるの自覚してほしいよね。

 そんな感じで、シリュウの事は、気にしなくてもいいみたいだ。

 テルキネスの工房がある岩山について、アダマンタイト 五キロを持って来たことを告げると、穴が開いた。僕の武器なのか聞いたら『五日後』と書かれた鉄板が出てきた。

 五日後に取りに来いって事でいいんだよね。

 ついでに、防具作りについて聞いてみた。
 今度は『北口から三軒目、ガガン』と書かれた鉄板が出てきた。

「テルキネス達のお薦めの鍛冶師なのかな?」

「行ってみるッスか?」

「そうだね。じゃぁ、武器の方はお願いします」

『おう!』

 ……

 テルキネス達とコミュニケーションとるのって、なかなか、大変だね。



 街に戻って、テルキネス達が教えてくれたお店に行ってみる。
 周りの防具屋さんは、鎧兜が飾られているけど、そこは、脛当とか、手甲が店先に飾れてて、中に入ると…

「これは、仕込み刀や針ですかね?」

『こっちは、吹き矢、クイナ、マキビシもありますよ』

「暗器のお店ってことかな?」

「おう、ボウズ、何か入り用か?」

 僕達の声が聞こえたのか、店の奥から、赤茶の髪と髭のドワーフが出てきて声をかけてきた。

「テルキネスの紹介で、防具を作ってもらいたくて来ました。リョウって言います」

「ほう、ボウズ、テルキネスに会ったのか?」

 名乗ったけど、ボウズのままなんだね。ハイ。

「あれを会ったと言っていいんですかね?」

「鉄板か?立て札か?」

「一応、両方です。ここを紹介してくれたのは鉄板でしたけど」

「ほう、岩山でも、会話できたんか?しかも、泉も発見したんか。今回は、どこにあった?」

「ええ、泉は、砂漠の墓標でバジリスク倒せば出てきますよ」

「…ん?ボウズが、バジリスク倒したのか?」

「はい」

「ほーーー」

 ドワーフが、店奥のカウンターから出てきて、面白いものを見るように、僕の事を見てくる。

「えーと、あなたが、ガガンさんですか?」

「おっと、名乗ってなかったな。俺がここの店主、ガガンだ。ヨロシクな。で、防具だが、ボウズのか?それとも……ん?ボウズの従魔か?」

 ガガンさんが、ミンテとシリュウを見ながら聞いてきた。

「えーと、人形ひとがたの方が僕の従魔です。シリュウと言います」

「こっちは?」

「保護してくれたエルフの従魔で、ミンテと言います」

「保護…ボウズは、転移者か?」

「そうです。ハバー大陸に落ちてた転移者です」

「ほぉ、面白い!依頼は、防具だったな、どんなのが欲しいんだ」

 ガガンさんの目には、どんな風に見えているか分からないけれど、どうやら気に入られたらしい。
 ドワーフの職人さんの中には、気に入らないと仕事を受けない人もいると聞いていたから、一安心。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

異世界ママ、今日も元気に無双中!

チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。 ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!? 目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流! 「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」 おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘! 魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!

異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。

久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。 事故は、予想外に起こる。 そして、異世界転移? 転生も。 気がつけば、見たことのない森。 「おーい」 と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。 その時どう行動するのか。 また、その先は……。 初期は、サバイバル。 その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。 有名になって、王都へ。 日本人の常識で突き進む。 そんな感じで、進みます。 ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。 異世界側では、少し非常識かもしれない。 面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。

オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~

鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。 そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。 そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。  「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」 オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く! ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。 いざ……はじまり、はじまり……。 ※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります

モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎ 飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。 保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。 そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。 召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。 強制的に放り込まれた異世界。 知らない土地、知らない人、知らない世界。 不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。 そんなほのぼのとした物語。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

追放料理人とJKの異世界グルメ無双珍道中〜ネットスーパーは最強です〜

音無響一
ファンタジー
わーい、異世界来ちゃった! スキルスキル〜何かな何かな〜 ネットスーパー……? これチートでしょ!? 当たりだよね!? なになに…… 注文できるのは、食材と調味料だけ? 完成品は? カップ麺は? え、私料理できないんだけど。 ──詰みじゃん。 と思ったら、追放された料理人に拾われました。 素材しか買えない転移JK 追放された料理人 完成品ゼロ 便利アイテムなし あるのは、調味料。 焼くだけなのに泣く。 塩で革命。 ソースで敗北。 そしてなぜかペンギンもいる。 今日も異世界で、 調味料無双しちゃいます!

処理中です...