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マクー大陸で家造り
バンガロー造り 5
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「ジャスパー様の物語は、エンプの国が落ち着き始め街造りが盛んに行われていた頃を舞台にしたの物が多いな。全部が作り話の物もあるが、なかには、史実と混ぜて語られたものもある。ノワールさんの話からすると、キャサリン様の話は本当だったんだな」
「起こったことは本当の事ですが、かなり脚色されたらしいです。ミンテ様の祖父のウプアート様とはケンカ友達ですので、物語のような残酷な事にはなっていないのだと、曾祖父が申しておりました」
「そうなのですか?エンプの北にある草原地帯には魔の三角地帯があるものだと思っていました」
「あ、それは確かにありますが、物語のような悲劇は起こってませんよ。外伝を書いた作家が、勝手に付け加えたものです」
「ちょっと、ちょっと、待ってよ。そういう裏事情を話す前に、物語を教えてよ」
『そうですよぉ』
「ユキも知りたいです」
僕以外にも、ユキちゃんとミンテは、外伝を知らないらしい。雪の女王は、外伝は読んでないんだな。
「魔物を地下に閉じ込め、暗黒の世界から光の世界に導いてくれた神や英雄を称え、詩や物語が多く創られました。そして、それを広める吟遊詩人に就く者も多く。瞬く間に大陸中に広まっていきましたが、好意を持って讃える人々の中に、ほんの一握りだけ、妬みの心を持つ者達がいたそうです。
ジャスパー様の物語は、そういった負の感情を持ったもの達の悪巧みから、人々を守る話が多いのです。そして、キャサリン様の物語も―」
魔物を地下に閉じ込めた後、平和が訪れたと思われていたが、一握りの地上人に魔物の影響を受け、悪事を働くものがいた。
魔族の長であるジャスパーは、そういった者を取り押さえ、更正出来るものには教育を、無理そうなら罰を与える制度をつくり、人々に安心して生活が出来る環境造りに力を注ぎ、魔族の集落は人口が増え、やがて大きな街になり、その代表であるジャスパーが妻を娶ったのを期に、神々に祝福され王として、国を発展させるように、啓示を受けた。
そして、政策は順調に進んでいた様にみえていたある日、事件が起こった。
ジャスパーの妻で、王妃であるサリーが体調を崩し、床に着いたのだ。
始めは鑑定魔法で直ぐに良くなるものと思われていたが、状態は安定せず日に日に王妃は痩せ細り、黄泉から迎えが来たのだと皆が噂をしだしたが、夫であるジャスパーと子供達は信じなかった。
中でも、一番幼い末娘のキャサリンは、面会してはダメだと言われても、王妃の寝室に忍び込み母の側に居ることが多かった。
父親のジャスパーが、得たいの知れない病がキャサリンにも、移るかもしれないと厳しく注意をしても、言うことを聞こうとしなかった。
「かなり、お転婆なお姫様だったんだね。それで?」
「起こったことは本当の事ですが、かなり脚色されたらしいです。ミンテ様の祖父のウプアート様とはケンカ友達ですので、物語のような残酷な事にはなっていないのだと、曾祖父が申しておりました」
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「あ、それは確かにありますが、物語のような悲劇は起こってませんよ。外伝を書いた作家が、勝手に付け加えたものです」
「ちょっと、ちょっと、待ってよ。そういう裏事情を話す前に、物語を教えてよ」
『そうですよぉ』
「ユキも知りたいです」
僕以外にも、ユキちゃんとミンテは、外伝を知らないらしい。雪の女王は、外伝は読んでないんだな。
「魔物を地下に閉じ込め、暗黒の世界から光の世界に導いてくれた神や英雄を称え、詩や物語が多く創られました。そして、それを広める吟遊詩人に就く者も多く。瞬く間に大陸中に広まっていきましたが、好意を持って讃える人々の中に、ほんの一握りだけ、妬みの心を持つ者達がいたそうです。
ジャスパー様の物語は、そういった負の感情を持ったもの達の悪巧みから、人々を守る話が多いのです。そして、キャサリン様の物語も―」
魔物を地下に閉じ込めた後、平和が訪れたと思われていたが、一握りの地上人に魔物の影響を受け、悪事を働くものがいた。
魔族の長であるジャスパーは、そういった者を取り押さえ、更正出来るものには教育を、無理そうなら罰を与える制度をつくり、人々に安心して生活が出来る環境造りに力を注ぎ、魔族の集落は人口が増え、やがて大きな街になり、その代表であるジャスパーが妻を娶ったのを期に、神々に祝福され王として、国を発展させるように、啓示を受けた。
そして、政策は順調に進んでいた様にみえていたある日、事件が起こった。
ジャスパーの妻で、王妃であるサリーが体調を崩し、床に着いたのだ。
始めは鑑定魔法で直ぐに良くなるものと思われていたが、状態は安定せず日に日に王妃は痩せ細り、黄泉から迎えが来たのだと皆が噂をしだしたが、夫であるジャスパーと子供達は信じなかった。
中でも、一番幼い末娘のキャサリンは、面会してはダメだと言われても、王妃の寝室に忍び込み母の側に居ることが多かった。
父親のジャスパーが、得たいの知れない病がキャサリンにも、移るかもしれないと厳しく注意をしても、言うことを聞こうとしなかった。
「かなり、お転婆なお姫様だったんだね。それで?」
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