70 / 155
マクー大陸で家造り
バンガロー造り 6
しおりを挟む
そこでジャスパー様は、サリー様の幼い頃から世話係で、嫁いだときに一緒に仕えることになった二名の侍女以外、自由に入れない結界をサリー様の寝室に張りました。
侍女以外は、ジャスパー様が同伴しないと入れないようにしたのです。
始めは、キャサリン様の為と思ってしたことでしたが、それを期にサリー様の様態が安定したので、騒ぎになりました。
城の中にサリー様に、毒か呪いをかけた者が居るのではないかと…
「ここで外伝では、五、六人の、容疑者が出てきて、怪しい振るまいが書かれているのですが、まぁ、関係ないのでここでは省きます」
結果として、ジャスパー様の兄であるゲルン様が毒を盛っていたことが分かり、問い質そうとしたところ、ゲルン様が悪魔召喚をし、草原地帯に黄泉への門を開き、サリー様だけではなく王城の全ての者を黄泉送りにしてしまおうとしましたが、ジャスパー様がそれを阻みました。それに、激怒した悪魔がウプアート様の力を借り黄泉に引きずり込もうとしましたが、そこに、キャサリン様の願いを聞き入れた神獣であるユニコーンが現れ、ジャスパー様に加勢し、悪魔を黄泉に追い返し事なきを得ました。
「最後は、ゲルン様が自害し、真相は闇の中というような終わり方をしているんです」
「そうです。そして、加勢したユニコーンは、キャサリン様を気に入り地上に残り、キャサリン様が成人すると夫婦になり天上へと連れて行ったということです。その成長過程で、ハープの話や唄で争い事を止めたという逸話が書かれているのですよね」
「人気があったから、こんな分厚い本が三冊も出版されているぞ、読んでみるか?」
って、ディルが示した厚さは、広辞苑並みで…
「うっ…ん、んー、時間があったらね」
「とても面白いので是非!」
クラリーちゃんが、笑顔で薦めて来るけど…ゴメン。外伝は恋愛ものが中心だと聞いているので、曖昧な笑顔で返しておく…
「えーと、大まかな話は分かったけど、殆どが作り話なんだよね?」
「ええ、まぁ、これは、他言無用にしていただきたいのですが、まず、ジャスパー様に、ゲルンという兄はいません」
「え?そうなのですか?」
クラリーちゃんが、驚いているという事は、ゲルン様という兄が居たと信じられていたんだな。
「はい、サリー様の病は、重度の稗アレルギーによる内蔵疾患でしたから」
「では、黄泉への門や悪魔召喚、ウプアート様は?」
「エンプの北にある草原の魔の三角地帯が黄泉への入り口というのは本当の話なのです。悪魔召喚に関しては、悪魔召喚を禁止するためのモノとして、悪く書くように求められた様です」
「誰から?」
「黄泉の番人の悪魔達からです」
???
侍女以外は、ジャスパー様が同伴しないと入れないようにしたのです。
始めは、キャサリン様の為と思ってしたことでしたが、それを期にサリー様の様態が安定したので、騒ぎになりました。
城の中にサリー様に、毒か呪いをかけた者が居るのではないかと…
「ここで外伝では、五、六人の、容疑者が出てきて、怪しい振るまいが書かれているのですが、まぁ、関係ないのでここでは省きます」
結果として、ジャスパー様の兄であるゲルン様が毒を盛っていたことが分かり、問い質そうとしたところ、ゲルン様が悪魔召喚をし、草原地帯に黄泉への門を開き、サリー様だけではなく王城の全ての者を黄泉送りにしてしまおうとしましたが、ジャスパー様がそれを阻みました。それに、激怒した悪魔がウプアート様の力を借り黄泉に引きずり込もうとしましたが、そこに、キャサリン様の願いを聞き入れた神獣であるユニコーンが現れ、ジャスパー様に加勢し、悪魔を黄泉に追い返し事なきを得ました。
「最後は、ゲルン様が自害し、真相は闇の中というような終わり方をしているんです」
「そうです。そして、加勢したユニコーンは、キャサリン様を気に入り地上に残り、キャサリン様が成人すると夫婦になり天上へと連れて行ったということです。その成長過程で、ハープの話や唄で争い事を止めたという逸話が書かれているのですよね」
「人気があったから、こんな分厚い本が三冊も出版されているぞ、読んでみるか?」
って、ディルが示した厚さは、広辞苑並みで…
「うっ…ん、んー、時間があったらね」
「とても面白いので是非!」
クラリーちゃんが、笑顔で薦めて来るけど…ゴメン。外伝は恋愛ものが中心だと聞いているので、曖昧な笑顔で返しておく…
「えーと、大まかな話は分かったけど、殆どが作り話なんだよね?」
「ええ、まぁ、これは、他言無用にしていただきたいのですが、まず、ジャスパー様に、ゲルンという兄はいません」
「え?そうなのですか?」
クラリーちゃんが、驚いているという事は、ゲルン様という兄が居たと信じられていたんだな。
「はい、サリー様の病は、重度の稗アレルギーによる内蔵疾患でしたから」
「では、黄泉への門や悪魔召喚、ウプアート様は?」
「エンプの北にある草原の魔の三角地帯が黄泉への入り口というのは本当の話なのです。悪魔召喚に関しては、悪魔召喚を禁止するためのモノとして、悪く書くように求められた様です」
「誰から?」
「黄泉の番人の悪魔達からです」
???
0
あなたにおすすめの小説
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
オバちゃんだからこそ ~45歳の異世界珍道中~
鉄 主水
ファンタジー
子育ても一段落した40過ぎの訳あり主婦、里子。
そんなオバちゃん主人公が、突然……異世界へ――。
そこで里子を待ち構えていたのは……今まで見たことのない奇抜な珍獣であった。
「何がどうして、なぜこうなった! でも……せっかくの異世界だ! 思いっ切り楽しんじゃうぞ!」
オバちゃんパワーとオタクパワーを武器に、オバちゃんは我が道を行く!
ラブはないけど……笑いあり、涙ありの異世界ドタバタ珍道中。
いざ……はじまり、はじまり……。
※この作品は、エブリスタ様、小説家になろう様でも投稿しています。
転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~
ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。
コイツは何かがおかしい。
本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。
目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
異世界転生したおっさんが普通に生きる
カジキカジキ
ファンタジー
第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位
応援頂きありがとうございました!
異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界
主人公のゴウは異世界転生した元冒険者
引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。
知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる