テイマーはじめました(仮)

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「ど、どういう事?」

まごう事無きテイム画面…。
でも今までのように、餌をあげたわけでも、子供だった訳でもない。

すると、ハティが2匹に向かって何か喋りかける。
それに返すように1匹が鳴く。


『ふむ。主、どうやらこの者達は群から抜けたばかりの若者の様だ。』

ハティが言うには、この2匹は大人になって群れから出されたオスと、それに付いてきたメスなんだって。

最初は俺たちも襲うつもりだったけどハティの威嚇で力量の差を思い知り、生存の道を選んだらしい。


「…う、ウェルカーム!!!!」


理由はどうあれ、モフモフ仲間は大歓迎だよ!!
戦わなくて良くなったし、一石二鳥だね!!
流石!俺のハティ!!

名前何にしようかな?


シルバーウルフだから、ギンとシロガネなんてどうかな?
女の子にシロガネは変かな?

でも、他に思い浮かばないからこれで!ごめんよ!!



「そういえば追われてた子は?」


スキルで確認すると、少し離れて反応が一つ。
岩の影からこっちを見ている。

改めてじっくり見ても激カワではないですか!?
大きなお耳、クリクリの目、するりとした体、フサフサ揺れる尻尾、ほどよいモフモフの毛!!

なにより、首?胸元?にあるモフモフの毛がかわいい!!

なんて言うんだっけ?ウサギにある肉だれだっけ?
あんな感じのがもっさり!


「怖くないよー、こっちおいでー。」


そう声をかけると、驚いて離れていってしまった。
某映画のようにルールルルーって呼んだ方が良かった?
なぁんて、こっちには襲ってきた2匹もいるし無理だよね。

そう毎回、上手くいく訳ないか。
残念だけど、襲って来なかっただけマシと思おう!



さて、キリもいいしご飯休憩しよう!

というのも、若いギンとシロガネは狩りが上手くいってなくてお腹空かせてたから。


「少しだけど、ジャーキー食べて!」


2匹は初めてのジャーキーに不思議がっていたけど、口にした途端、凄い勢いで食べてくれた。
気に入ってくれたみたいでなにより。

みんなも自分チョイスの物を食べていたら、またレェーヴの気配。
岩の影を見るとまたいた!

可愛いなぁ、癒されるなぁ。

でも、なんで逃げないんだろう?

「お腹空いてるのかな?」

試しにジャーキーを投げてやる。
それに驚いて逃げてしまったが、物が落ちたのを見て恐る恐る戻ってきた。
匂いを嗅いで、ぱくっと食いついたかと思ったら、ズルズルと引きずってどこかへ行ってしまった。

「どうしたんだろう?」

『巣に持ち帰るのではないか?』

「あぁ、なるほど。」

無事に巣に帰れる事を祈ろう。


「さてと、休憩終わり!どんどん進もう!」


引き続き襲ってくる魔物を退治したり、採取したりで進んでく。

夢やハティ達は仲間も増えて安定した戦いができてるし、俺は俺でペブルフラワーの群生地を見つけたりして順調順調!!


さらに登っていくと今までにはなかった青々とした草が見られるようになってきた。

この辺からパリュールシープがいる可能性がある。
数はそれなりにいるから、すぐ出会えるって言ってたけど。

それらしい反応を見つけられないまま、開けた場所にでた。

ここが山頂かな?

広い場所に一面草が生い茂り、少し冷たい風が流れてゆらゆらとゆれている。

「とっても素敵なところだね!」

下から見ただけではただの岩山にしか見えないから、こんな景色が広がっているなんて分からなかったよ。


「にゃにゃぁ~。」
『ふむ。この先に何匹かの気配があるな。」

「本当!!?」


ハティの示す方に向かうと、俺のスキルにもポツポツと反応が見えてきた。
相変わらず夢とハティの気配察知は優秀だわ。

目視できる所まできたんだけど、結構な数いる!!

【パリュールシープ】
草の他にペブルフラワーを好んで食べる。その為、鉱石のような角が生える事がある。
毛と角は再生する事から、家畜に重宝されている。


へぇ!!
羊毛以外にも角が売れるんだ!
確かによく見てみると、キラキラと光る角が見える。色んな色の子がいるけど、これは個体差の違いかな?ペブルフラワーも個体差で色が違ったし。


さぁ、どうやって毛を刈ろうかな。
シルバーウルフがいるせいか、一定の距離を保って近づけないんだよね。

じっくり観察してると、子羊が数匹固まってる所を見つけた。

子供の方が好奇心旺盛で警戒心が少ないだろうし、ペブルフラワーを好んで食べるってあったし、グリーンビーのときのように餌付けしてみようかな。


ハティたちに待機してもらって、ペブルフラワーをアピールしながら近付く。


お?群の1匹が近づいてきた!

「怖くないよぉ~餌だよぉ~。」

そーっと、そーっと。

ぱくっ!むしゃむしゃむしゃ。

た、食べた!かわいいなぁ。

「もう一個お食べ。」

はぁ、癒される。

1匹がご飯を食べてる事で、周りの子達だけでなく、大人の羊達も集まってきた!
道中に沢山集めたからいっぱいあるよぉ~!




そして何本か与えていると、待ってましたテイム画面!!

【パリュールシープ】Lv.2
《名前を決めて下さい》
【      】

【パリュールシープ】Lv.1
《名前を決めて下さい》
【      】

子羊が2匹!
うーん…メリー、パリューっと。

さぁ、こっからが本番です!

「あのね、君達と他の子達の毛を刈らせてもらいたいんだ。みんなに危なくないよって伝えてくれるかな?」


どうかな?上手く伝わったかな?
モーモー達の時は上手くいったから、いける気がするんだよね。


「メェ~メェ~」

お?
おぉ!!

みんなに向かって鳴き出したと思ったら、どんどん集まってきたよ!!やったぜ!!


「ハティー!!夢ー!!俺今から毛を刈るから、みんなで見張り頼むねー!」


「にゃー!」
『心得た。』


「さぁ、皆さん並んで並んでぇ~。」


ちょきちょき

ちょきちょき

モフモフ

ちょきちょき

ちょきちょき

モフモフ

ふふふ、役得だな!最高だぜ!!




ふぅ、そばにいた子達は刈り終えたな。
25匹もいたみたい!これだけあれば足りるよね。


「みんなありがとう!これはお礼だよ、食べて食べて。」

そういってみんなにペブルフラワーをあげていく。

俺になれたのか、じゃれついてくる子までいる。

「あははは!くすぐったいよー!!」


あれ?あっという間にペブルフラワーなくなっちゃった。

じゃぁ、みんなの所に戻ろうかな。



ん?ペブルフラワーの山…


「みんな集めてきてくれたの!?」


もう!本当に良い子!!
みんなをわしゃわしゃ撫で回して褒めまくる。俺には勿体ないくらいだよぉ!!


「じゃぁみんな遠慮なく食べて!!」





…うん、こういう事するからいけないんだよね。



【パリュールシープ】Lv.21
《名前を決めて下さい》
【      】

【パリュールシープ】Lv.15
《名前を決めて下さい》
【      】

【パリュールシープ】Lv.9
《名前を決めて下さい》
【      】

【パリュールシープ】Lv.8
《名前を決めて下さい》
【      】


【パリュールシープ】Lv.1
《名前を決めて下さい》
【      】




あははは…
こんなに羊さん連れてて、無事に帰れるかな。
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