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第1章 出会い
7話 ささやかな贈り物と、名前を
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「え、魔法?なんのこと?」
唐突にそんなことを言われたものだから、その質問の意図が理解できずに戸惑ってしまう。
しかし、彼の問いは軽い冗談には思えない。
台に置かれた透明な靴擬きを腕を組みながらじっと見つめるその表情は、極めて真剣だったから。
困惑していた俺を、彼は鋭い視線で射抜いた。
「これが魔法じゃなかったら、何なんだよ!」
固い言葉使いだった彼が、年相応の口調をちらりと見せる。
恐らく、ガラス細工の過程を見て、それが目新しかったのか、魔法だと勘違いしているのだろう。
自分の仕事がまるで魔法のようだと神秘的な例えをされたのだから、悪い気はしない。
けれど、これは決して魔法ではないから。しっかり伝えないと。
俺は今できる自分なりの答えを彼に伝えた。
「……強いていえば、技術かな。魔力がなくても、やりたいって意思があれば、全てを捧げられる決意があれば、練習を積み重ねれば誰でも身に付けられるモンだ。俺もまだまだだから胸張っては言えないけど……」
「技術……こんな美しいことが魔法無しで……」
「もしかして俺のこと褒めてくれてる?」
「は?そんなわけ……」
口では否定しているが、白く美しい肌のおかげで、頬の紅潮が分かりやすすぎる。
彼は多分、こういうこと言い慣れてないんだろうな。
「ありがと」
「っ!」
さらに真っ赤になった彼を見て、俺は思わず笑ってしまった。
それが癪だったのか、今度はふくれっ面を見せてくる。
「あ、飯だったよな?今すぐ作るか……」
「いらない」
「え、でもアンタ相当寝てただろ?なんか腹に入れないと……」
ぶっちゃけ、製作に熱中しすぎて、あれからどれだけ日数が経ったのか分からない。
だから、彼がどれくらい寝ていたかも当然、把握できてない。
けれど、彼の腹は絶対に空いているはずなのに。
俺が不思議に思い首を傾げていると、彼もそれを察したようで、俺との距離をグイッと縮めて念押してくる。
「いらないと言っている!」
「え、えぇ……」
あまりの気迫に圧倒されていると、次は、両腕をがっしりと掴まれていた。
そして、真剣な面持ちで一言。
「その魔法……いや、技術をもっと見せろ」
おいおいおいおい。
全てを飲み込むような青い瞳で、真っ直ぐに響くその芯のある声でそんなことを言われてしまったら……。
俺はその混み上がる感情を俯くことで押し殺して、静かに最終の確認をする。
「……アンタ、その言葉に後悔はないか?」
「ない」
彼の即答に、顔をゆっくりと上た俺は吹き竿を握りしめて思わずニヤリと笑った。
「職人に『もっと』は禁句だぞ?ストップが効かなくなるから」
それが誰であっても作品や技術を認められることは何よりも嬉しいこと。
職人冥利に尽きるから。
大量注文を受けて続けられてきたのは、この言葉があったから。自分の腕や作品が極わずかでも認められているように感じていたからだ。
それが好きなことなら尚更、嬉しいに決まってる。
まさか、異世界でこの言葉を言ってもらえるとは。
***
それからかれこれ3時間、彼は飽きることなく俺の製作を観察している。
微妙に汚れの残ったマントを、急遽出した折り畳み椅子の背もたれにかけて。
洗われて綺麗になった上着は腕に通さず羽織るだけ。
長い足は組んで硬い椅子に座っている。
その姿さえ様になる、どこかの雑誌のモデル……いや、絵画の一場面だろうか。
そんな彼の視線を一身に浴びながら、ひと品作り終わって、出来栄え見て、やっぱりまだダメだと首を振る。
そして、次こそはと、また挑戦しようと竿を握りしめる。
その合間に、横から問いが飛んできた。
「その靴は、誰に向けて作ってるんだ?」
「別に誰向けてってわけじゃないな。憧れの人が作ってたそれが忘れられなくて、俺も完璧に再現したいんだ」
「ふぅん」
聞いてきた癖に、その問いの答え自体にはあまり興味がないようで、俺が語っている間に椅子から離れてこちらの近くに来ては、台の上に出来上がった試作品をまた、じっと見つめている。
そして、彼はゆっくりとそれに触れようとしたので、尽かさずその手を掴んだ。
「こら、こう見えてまだ熱々だから触ったらダメ」
「……そうか」
眉が下がり、肩は撫でおちる。まるで悄げたワンコのよう。垂れた耳としっぽまで見えてしまいそう。
彼を慰める術を探していた時、あることを思い出し手を叩く。
「あ、そういえば!」
「なんだ?」
「はい」
俺はあるものを冷却棚から取り出して、彼に手渡した。
「これは?」
両手の上に乗っかるくらいの丸っこいガラス細工。
背面には空洞があって、そこからマッチの火を差し込む。
元々下面に入れていた蝋にその火が灯れば。
「ランタンだ」
火の光がガラスを介して溢れ出す。
「眩しい」
「だろ?いつか暗いこの森を抜ける時、力になれればと思って」
少し他のものも作ってみようと、彼が眠っている間に製作したものだ。
「俺が寝ている間にこんなものを。お前はてっきり、俺のことなど忘れているのかと」
「んなわけないだろ」
どれだけ、薄情な人間だと思われてるんだ、俺。
いや、製作に超熱中していて、彼を気にかけるのを忘れていた……こともあったかもしれない。
ぶっちゃけ、彼の洗濯物を水につけた後は完全に忘れていた。
パッとアイデアが浮かんで、そこで彼を思い出して、贈り物にしてみようと考えたんだから、ギリ、薄情、ではないはずだ。
「時計の絵とお揃いのかぼちゃの形にしてある。アンタ専用だ」
「……いいのか?」
彼は大事そうにそれを両手で抱きしめた。
「色々教えてくれたし、俺にはこれくらいしか出来ないけど、せめてものお礼だ。
あ、落としたら割れちゃうから気を付けてな」
そう注意喚起をすると、何故か俺たちの間に緊張した空気が流れた。
原因は多分、目の前の彼が酷く動揺していたからだ。その理由は分からないけれど。
キュッと結ばれた口もどこか震えているようで、息も少し荒くなっている。
そんな状態の中、彼は俺に恐る恐る尋ねた。
「……割れる……?お、おい、この宝石の名は?」
「ガラス。厳密には宝石じゃないけど、俺はどんな宝石より綺麗だと思ってる」
これまでのガラスもの思い出を噛み締めながら、そして彼を落ち着けるようにそう答えると、目の前にあった青い瞳は大きく揺れていた。
「……ガラス?!こんなに美しいものが?」
彼の声はこれまで聞いたことないくらい大きくて、上擦っていた。
先程見せていた動揺はいつの間にか感嘆と賛美に変わって、その驚きは造り手をこれでもかというほど喜ばせてくれる。
「そうだろ!綺麗だろ?そう言ってもらえて嬉しい」
俺の作品を手にしてくれた人の笑顔なんて忘れてしまっていた。
誰かに自分の腕を、作ったものを認めて貰えるってこんな嬉しかったんだ。
そんな気付きに思わず胸が熱くなって、目からそれと同じようなものが溢れてきそうになった時。
優しくランタンを両手で包んだ青年は、微笑みながら口を開いた。
「……なあ、お前の名前を……」
それは俺もずっと聞こうとしていたことで。
「俺の名前はーーーー」
俺が名を告げようとしたその瞬間、工房の小窓から大きな風が吹きこむ。
一気に外が暗くなり、森が鳴き、不気味な声が聞こえてくる。
「危ない!」
そんな彼の声がして、気づいた時には彼の腕の中にいた。
彼の鼓動が、体温がこれまでで一番強く大きく伝わってくる。
右腕で俺の頭をぎゅっと抑え、左腕にはランタンを守るように抱えている。
彼の分厚い胸板に顔を埋めているせいで視界は真っ暗。
何が何だか分からない状況なのに、何故か安心する。
しかし、どんどん風は強くなり、俺たちを巻き込んでくる。
何かに気づいた彼は、ピクリと身体を反応させた。
「クソ、狙いは俺か」
彼はそう吐き捨てると、俺を掴んでいた右手をパッと離し、その手で勢いよく俺を遠くへ突き飛ばす。
強い衝撃とともに尻もちを着いて数秒後、瞑った目を開けてみると。
彼の足元には赤黒い魔法陣が組みこまれていた。
なんとか助けようと思って手を伸ばそうと時にはもう、彼の姿はそこにはなくなっていた。
「……何が起こったんだ」
俺はしばらく、一人残った工房に呆然と座り込んでしまう。
「にゃあ」
そんな俺を慰めるかのように、旅から帰ってきた黒猫が俺の腕の中に飛び込んできたのだった。
唐突にそんなことを言われたものだから、その質問の意図が理解できずに戸惑ってしまう。
しかし、彼の問いは軽い冗談には思えない。
台に置かれた透明な靴擬きを腕を組みながらじっと見つめるその表情は、極めて真剣だったから。
困惑していた俺を、彼は鋭い視線で射抜いた。
「これが魔法じゃなかったら、何なんだよ!」
固い言葉使いだった彼が、年相応の口調をちらりと見せる。
恐らく、ガラス細工の過程を見て、それが目新しかったのか、魔法だと勘違いしているのだろう。
自分の仕事がまるで魔法のようだと神秘的な例えをされたのだから、悪い気はしない。
けれど、これは決して魔法ではないから。しっかり伝えないと。
俺は今できる自分なりの答えを彼に伝えた。
「……強いていえば、技術かな。魔力がなくても、やりたいって意思があれば、全てを捧げられる決意があれば、練習を積み重ねれば誰でも身に付けられるモンだ。俺もまだまだだから胸張っては言えないけど……」
「技術……こんな美しいことが魔法無しで……」
「もしかして俺のこと褒めてくれてる?」
「は?そんなわけ……」
口では否定しているが、白く美しい肌のおかげで、頬の紅潮が分かりやすすぎる。
彼は多分、こういうこと言い慣れてないんだろうな。
「ありがと」
「っ!」
さらに真っ赤になった彼を見て、俺は思わず笑ってしまった。
それが癪だったのか、今度はふくれっ面を見せてくる。
「あ、飯だったよな?今すぐ作るか……」
「いらない」
「え、でもアンタ相当寝てただろ?なんか腹に入れないと……」
ぶっちゃけ、製作に熱中しすぎて、あれからどれだけ日数が経ったのか分からない。
だから、彼がどれくらい寝ていたかも当然、把握できてない。
けれど、彼の腹は絶対に空いているはずなのに。
俺が不思議に思い首を傾げていると、彼もそれを察したようで、俺との距離をグイッと縮めて念押してくる。
「いらないと言っている!」
「え、えぇ……」
あまりの気迫に圧倒されていると、次は、両腕をがっしりと掴まれていた。
そして、真剣な面持ちで一言。
「その魔法……いや、技術をもっと見せろ」
おいおいおいおい。
全てを飲み込むような青い瞳で、真っ直ぐに響くその芯のある声でそんなことを言われてしまったら……。
俺はその混み上がる感情を俯くことで押し殺して、静かに最終の確認をする。
「……アンタ、その言葉に後悔はないか?」
「ない」
彼の即答に、顔をゆっくりと上た俺は吹き竿を握りしめて思わずニヤリと笑った。
「職人に『もっと』は禁句だぞ?ストップが効かなくなるから」
それが誰であっても作品や技術を認められることは何よりも嬉しいこと。
職人冥利に尽きるから。
大量注文を受けて続けられてきたのは、この言葉があったから。自分の腕や作品が極わずかでも認められているように感じていたからだ。
それが好きなことなら尚更、嬉しいに決まってる。
まさか、異世界でこの言葉を言ってもらえるとは。
***
それからかれこれ3時間、彼は飽きることなく俺の製作を観察している。
微妙に汚れの残ったマントを、急遽出した折り畳み椅子の背もたれにかけて。
洗われて綺麗になった上着は腕に通さず羽織るだけ。
長い足は組んで硬い椅子に座っている。
その姿さえ様になる、どこかの雑誌のモデル……いや、絵画の一場面だろうか。
そんな彼の視線を一身に浴びながら、ひと品作り終わって、出来栄え見て、やっぱりまだダメだと首を振る。
そして、次こそはと、また挑戦しようと竿を握りしめる。
その合間に、横から問いが飛んできた。
「その靴は、誰に向けて作ってるんだ?」
「別に誰向けてってわけじゃないな。憧れの人が作ってたそれが忘れられなくて、俺も完璧に再現したいんだ」
「ふぅん」
聞いてきた癖に、その問いの答え自体にはあまり興味がないようで、俺が語っている間に椅子から離れてこちらの近くに来ては、台の上に出来上がった試作品をまた、じっと見つめている。
そして、彼はゆっくりとそれに触れようとしたので、尽かさずその手を掴んだ。
「こら、こう見えてまだ熱々だから触ったらダメ」
「……そうか」
眉が下がり、肩は撫でおちる。まるで悄げたワンコのよう。垂れた耳としっぽまで見えてしまいそう。
彼を慰める術を探していた時、あることを思い出し手を叩く。
「あ、そういえば!」
「なんだ?」
「はい」
俺はあるものを冷却棚から取り出して、彼に手渡した。
「これは?」
両手の上に乗っかるくらいの丸っこいガラス細工。
背面には空洞があって、そこからマッチの火を差し込む。
元々下面に入れていた蝋にその火が灯れば。
「ランタンだ」
火の光がガラスを介して溢れ出す。
「眩しい」
「だろ?いつか暗いこの森を抜ける時、力になれればと思って」
少し他のものも作ってみようと、彼が眠っている間に製作したものだ。
「俺が寝ている間にこんなものを。お前はてっきり、俺のことなど忘れているのかと」
「んなわけないだろ」
どれだけ、薄情な人間だと思われてるんだ、俺。
いや、製作に超熱中していて、彼を気にかけるのを忘れていた……こともあったかもしれない。
ぶっちゃけ、彼の洗濯物を水につけた後は完全に忘れていた。
パッとアイデアが浮かんで、そこで彼を思い出して、贈り物にしてみようと考えたんだから、ギリ、薄情、ではないはずだ。
「時計の絵とお揃いのかぼちゃの形にしてある。アンタ専用だ」
「……いいのか?」
彼は大事そうにそれを両手で抱きしめた。
「色々教えてくれたし、俺にはこれくらいしか出来ないけど、せめてものお礼だ。
あ、落としたら割れちゃうから気を付けてな」
そう注意喚起をすると、何故か俺たちの間に緊張した空気が流れた。
原因は多分、目の前の彼が酷く動揺していたからだ。その理由は分からないけれど。
キュッと結ばれた口もどこか震えているようで、息も少し荒くなっている。
そんな状態の中、彼は俺に恐る恐る尋ねた。
「……割れる……?お、おい、この宝石の名は?」
「ガラス。厳密には宝石じゃないけど、俺はどんな宝石より綺麗だと思ってる」
これまでのガラスもの思い出を噛み締めながら、そして彼を落ち着けるようにそう答えると、目の前にあった青い瞳は大きく揺れていた。
「……ガラス?!こんなに美しいものが?」
彼の声はこれまで聞いたことないくらい大きくて、上擦っていた。
先程見せていた動揺はいつの間にか感嘆と賛美に変わって、その驚きは造り手をこれでもかというほど喜ばせてくれる。
「そうだろ!綺麗だろ?そう言ってもらえて嬉しい」
俺の作品を手にしてくれた人の笑顔なんて忘れてしまっていた。
誰かに自分の腕を、作ったものを認めて貰えるってこんな嬉しかったんだ。
そんな気付きに思わず胸が熱くなって、目からそれと同じようなものが溢れてきそうになった時。
優しくランタンを両手で包んだ青年は、微笑みながら口を開いた。
「……なあ、お前の名前を……」
それは俺もずっと聞こうとしていたことで。
「俺の名前はーーーー」
俺が名を告げようとしたその瞬間、工房の小窓から大きな風が吹きこむ。
一気に外が暗くなり、森が鳴き、不気味な声が聞こえてくる。
「危ない!」
そんな彼の声がして、気づいた時には彼の腕の中にいた。
彼の鼓動が、体温がこれまでで一番強く大きく伝わってくる。
右腕で俺の頭をぎゅっと抑え、左腕にはランタンを守るように抱えている。
彼の分厚い胸板に顔を埋めているせいで視界は真っ暗。
何が何だか分からない状況なのに、何故か安心する。
しかし、どんどん風は強くなり、俺たちを巻き込んでくる。
何かに気づいた彼は、ピクリと身体を反応させた。
「クソ、狙いは俺か」
彼はそう吐き捨てると、俺を掴んでいた右手をパッと離し、その手で勢いよく俺を遠くへ突き飛ばす。
強い衝撃とともに尻もちを着いて数秒後、瞑った目を開けてみると。
彼の足元には赤黒い魔法陣が組みこまれていた。
なんとか助けようと思って手を伸ばそうと時にはもう、彼の姿はそこにはなくなっていた。
「……何が起こったんだ」
俺はしばらく、一人残った工房に呆然と座り込んでしまう。
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