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ドキドキが止まらない
太鳳くんと……。【P12】
しおりを挟む脱衣所に入り。
真っ先に鏡の前に。
太鳳くんの、あの言葉。
『かなりの色気を放っている』
その言葉が。
どうしても気になってしまって。
だから。
一刻も早く自分の姿を確認……。
……って。
え……。
えぇっ⁉
鏡に映る自分の姿。
その姿に驚き。
そして、その後に続くように恥かしさが全身を覆った。
今着ている制服は夏服。
布の地質上、濡れてしまうと肌に張り付いて……。
制服の中に着ているキャミソールが透けて見えていた。
その姿を太鳳くんに見られてしまった。
そう思うと……。
やっぱり恥ずかしいっ。
そんな気持ちを抱えながら、とりあえず着替えを済ませた。
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