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ドキドキが止まらない
雅陽と……。【P22】
しおりを挟む……‼
あまりの状態に。
驚き過ぎて心臓が勢い良く飛び跳ねた。
私の顔と雅陽の顔。
その間隔が。
少しでも動いたら。
触れてしまいそう。
雅陽の美し過ぎる顔。
そして透き通るような瞳。
そんな瞳で見つめられる。
ドキッ……。
そんなことをされたら……。
激しくなっていく一方。
胸の鼓動が……。
雅陽は。
私にとって可愛い弟のような存在で。
これからも、ずっとずっとそうだと思っていた。
だけど……。
今の雅陽は……。
弟のようには見えなくて。
一人の……男の子……として……。
そう感じたら……。
顔に熱が一気に集中していく感覚がはっきりと……。
今の私は。
確実に。
顔が真っ赤になっている。
そんな顔を雅陽に見られている。
それは、ものすごく恥ずかしい。
そう思うと、より顔が熱くなってしまって。
きっと茹蛸くらい真っ赤になっているに違いない。
今にも湯気が出てきそう。
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