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フラウベル王国の章
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カノンは、立ち上がろうとするが、少しふらついた。
痛みがある。雷の衝撃で、身体をぶつけたらしい。
「来ないのか?」
と、カノンの耳に、エルデネスの声が響く。
「"相手の全力を引き出させてから叩き潰す"のが、余のルール。──来ないのならば、余は王都へと進む。追いたくば追ってこい。"ゼウス"」
道を開けろ──と言わんばかりに、雷が降り注ぐ。
その中を、エルデネスが、歩いてゆく。
「きゃあ!ああッ!!」
「ひ、姫様、ご無理は!今は耐えましょう!」
「ま、魔王、エルデネス……ッ!」
フラウベル王国、王都。
騎士達が固めるが、話にならない。"ゼウス"で壁を壊し、道を開けた。空は、エルデネスのせいで真っ暗になっている。
エルデネスが、歩いてゆく。王都へ踏み込むと、彼は軍刀を抜いた。
〇
武器:軍刀
エルデネスの近接武器。お気に入りの一振りだが、特殊能力などはない。
〇
と、騎士が3人、向かってくる。
その剣を叩き、槍を弾いて、斬り捨てる。
「魔王は魔法だけだと思ったか?」
軍刀を右手に持って、更に進んでゆく。
城の前では、衛兵達が備えている。
エルデネスは構わず、更に近づいた。
「フラウベル国王よ!余は魔王エルデネス!この国を支配しに来た!降伏すればよし、しないのなら、全力で攻撃してこい!」
その声に、城壁の上に、フランベル国王が現れる。
小太りの、白髭を蓄えた、優しそうな王だ。だが、今、エルデネスの前で、普段の優しい顔はない。
国王の顔には、ただ、恐怖や驚愕が浮かんでいた。
「やかましい!魔王エルデネス!騎士の国フラウベルが、魔王などに屈するものか!衛兵、構え!その者を討て!」
衛兵達がその声を聞き、死力を尽くして向かってくる。
「良い兵だ。軍とは、こうでなくてはな」
と、エルデネスが笑う。
痛みがある。雷の衝撃で、身体をぶつけたらしい。
「来ないのか?」
と、カノンの耳に、エルデネスの声が響く。
「"相手の全力を引き出させてから叩き潰す"のが、余のルール。──来ないのならば、余は王都へと進む。追いたくば追ってこい。"ゼウス"」
道を開けろ──と言わんばかりに、雷が降り注ぐ。
その中を、エルデネスが、歩いてゆく。
「きゃあ!ああッ!!」
「ひ、姫様、ご無理は!今は耐えましょう!」
「ま、魔王、エルデネス……ッ!」
フラウベル王国、王都。
騎士達が固めるが、話にならない。"ゼウス"で壁を壊し、道を開けた。空は、エルデネスのせいで真っ暗になっている。
エルデネスが、歩いてゆく。王都へ踏み込むと、彼は軍刀を抜いた。
〇
武器:軍刀
エルデネスの近接武器。お気に入りの一振りだが、特殊能力などはない。
〇
と、騎士が3人、向かってくる。
その剣を叩き、槍を弾いて、斬り捨てる。
「魔王は魔法だけだと思ったか?」
軍刀を右手に持って、更に進んでゆく。
城の前では、衛兵達が備えている。
エルデネスは構わず、更に近づいた。
「フラウベル国王よ!余は魔王エルデネス!この国を支配しに来た!降伏すればよし、しないのなら、全力で攻撃してこい!」
その声に、城壁の上に、フランベル国王が現れる。
小太りの、白髭を蓄えた、優しそうな王だ。だが、今、エルデネスの前で、普段の優しい顔はない。
国王の顔には、ただ、恐怖や驚愕が浮かんでいた。
「やかましい!魔王エルデネス!騎士の国フラウベルが、魔王などに屈するものか!衛兵、構え!その者を討て!」
衛兵達がその声を聞き、死力を尽くして向かってくる。
「良い兵だ。軍とは、こうでなくてはな」
と、エルデネスが笑う。
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※小説家になろう様にも掲載させていただいています。
※作者創作の世界観です。史実等とは合致しない部分、異なる部分が多数あります。
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※御都合主義がそこかしに顔出しします。設定が掌ドリルにならないように気を付けていますが、もし大ボケしてたらお許しください。
※誤字脱字等々、標準てんこ盛り搭載となっている作者です。気づけば適宜修正等していきます…御迷惑おかけしますが、お許しください。
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