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1巻 2章~ガルムと湖の主と炙り寿司と
闘気と魔力 / 狼獣人ガルム・シュトルムヴォルフ登場
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山羊蹄車は駆けるようにラベルク村に向かっていった。
ようやくゴブリンの脅威が去り、ホッと胸を撫でおろす俺とグリューン、フィオナの三人。
危機が遠ざかり、穏やかな雰囲気が戻ってくると自分たちの置かれている状況を自覚できるようになる訳で。
「相棒。やっぱり寒くないか」
「やっぱり寒いよな。さっきはそれどころじゃなかったからな」
俺はフィオナと自分に『保温』を唱える。グリューンは俺のダウンジャケットの中に入ってもらった。グリューンは俺のジャケットの隙間から顔を出している。
「レンジさんの魔法って不思議ですよね」
フィオナは手綱を取り前を見ながら話しかけてくる。雪道でそれほど速度は出ていないけど、けっこう揺れる。フィオナは山羊蹄車の扱いに慣れている様子で、器用に手綱を操っている。
「魔法って長い詠唱が必要だと思っていたのですが、レンジさんはそれがないですよね。すごいというか、不思議というか」
そうなのか。長い詠唱って言ってもな……どこかのアニメで聞いたことがあるようなファンタジックな言葉の羅列を俺は想像した。不思議といわれても、思いついた言葉を何となく口にしたら魔法が使えたので、そうとしか言いようがない。
「そんなもんなのか」
俺はグリューンを見ながらどう説明しようかと考えを巡らせた。
「わからんが、俺の力じゃなくて、この『包丁の力』を使っているからじゃないか」
俺も自分で言っている事が合っているのかわからない。
なるほど、という顔をしながら俺の方に顔を向けるフィオナ。おい! 前向け前! 山羊蹄車を動かしているのはフィオナだぞ!
ガタン! という音が聞こえて、車輪が雪に隠れた岩にぶつかって揺れる。びっくりしてフィオナは急いで視線を前に戻した。
フィオナは真面目というかどこか危なっかしいな。俺は一瞬ヒヤッとしながら苦笑いをした。グリューンも目を大きくしたまま固まっている。
「すいません! わたし、気になると他のことが疎かになるってよく言われていて」
マジかよ。今度から気をつけよっと。俺とグリューンは目を合わせて頷きあう。
「でもレンジさんの言っている事で納得しました。強力な魔法の武具の中には、魔法を発動させる言葉を言うだけで、効果が出るものがあると聞いたことがあります。それほどの強い魔法の品はめったにお目に掛かれないのですけれど」
フィオナ。頼むからちゃんと前を向いてくれよ……と思いながら、俺は自分の腰に下がっている師匠から預かった包丁に目を移した。
グリューンは師匠から預かった包丁の事を、『伝説の包丁』と言った。形状変化して釣り竿にもなる、頭に思いついた言葉を発するとその場に適した魔法が使える。魔法の力は寿司に関する技術や、食べ物や料理に関する事に限定されるみたいだけどな。
そうだ。確かグリューンは『神の恩恵』と言ってた。俺が考えるだけでもかなり……かなり強力な魔法の武具だと思う。
なんでそんなものが師匠の家の裏の蔵に入っていたんだよ。いったい師匠は何者なんだ。俺は分からないことが多すぎて頭を抱えた。
「レンジさん。あれってラベルク村じゃないですか」
あれから2時間ほど山羊蹄車を滑らせていた。フィオナが操る腕は確かで、しっかりと前さえ見ていれば道を外れることはなかった。
フィオナの言う通り、遠くに段々と木で作られた家らしき小さな建物が、点在するように少しづつ見え始めてきた。
雪は昼頃より降り始め、段々と強くなっていった。山羊2匹はあまり疲れを知らない様で、元気に走り続けていた。
山羊は大食漢で、かなりの量の餌を一度に食べることができるそうだ。それを背中の火山のようなところに溜めておいて少しずつ消費していくことで、長い距離を何も食べないで歩ききる事ができる便利な種なんだとの事。なんか山羊というより魔法のラクダみたいだな。すげぇ異世界。
ラベルク村に近づくにつれ、段々と村の困窮具合がよく分かるようになってくる。普段は温暖な地域なんだろう。
まず目についたのは凍り付いた大きな湖だ。そして次に目に入ったのは雪の降り積もった畑だった場所。寒冷化する前は緑豊かだったであろう周囲の風景。俺は荷台の上からそれらを見つめて、目の前に大きく見えてきたラベルク村の厳しい状況が容易に想像できてしまい胃の辺りが痛くなった。横に座るフィオナを見ると、俺と同じように感じているのか形の良い唇は厳しく閉じられ、物思いにふけるような表情を浮かべている。
俺たちは村の入り口らしき場所にようやく辿り着いた。山羊はフィオナが手綱に力を込めるとゆっくりと止まり、それに合わせて山羊蹄車の動きも緩やかに減速して止まる。村の入り口らしき壊れた門のような場所には、大きな斧を背負った背の高い、曇った目をした男が座っている。
その男は俺たちを見ると立ち上がり、こちらの様子を伺っている。身長は180センチくらいか。思ったより筋肉質な体をしているな。俺の目にはうっすらと男の体を包み込む光のようなものが視えた。
「へぇ。けっこう大きな闘気を纏っているな。強いぜ。あいつ」
グリューンがボソッとつぶやく。
エルビス? また分からない単語が出てきたんだが。グリューン。俺に分かるように説明しろ!
「グリューンさん、すごいですね」
フィオナが言うには、闘気とは魔力と似た力で、肉体自体に籠る純粋な力の波みたいなイメージをすると分かり易いらしい。
その時だった。
立ち尽くしていた闘気を纏った男が突然、こちらに向けて猛然と突進してくる!
驚きを隠せない俺たちに、斧を背負った男は悠然と視線を送る。そのまま一気に山羊蹄車に近づき両足に力を込めると、大きく飛び乗るように跳ね上がった!
その時に俺の目に映ったのは、男が両足の筋肉を大きく躍動させ、通常では考えられないような高さとスピードを出していた事。
「いきなりなんだ! 」
その男は、異常な筋肉のうねりを見せながら、荷台の遥か上まで一気に跳躍すると、俺たちを見下ろし不敵に笑った。俺とフィオナは一瞬、虚を突かれて無防備に男を見上げてしまう。
瞬時に男は、自分の腕の筋肉を大きく肥大させる! 2倍くらいに膨れ上がった右腕を一気に荷台に打ち下ろした! 大きな音を立てて荷台の中心が大きく割れ飛んでしまう! なんとか割れた場所から左右に分かれる俺とフィオナ。グリューンはしがみ付く様に俺の髪を掴んでいる。
俺は腰のベルトケースに入った包丁に手を掛ける。フィオナが全身に力を込めているのが分かる。
「なんでぃ! 狼獣人のおっさん! 突然あっぶねぇだろ! 」
グリューンがその男に向かって大きく叫ぶ。男は驚いた眼をグリューンに向け、その後ゆっくりと俺を見つめ、最後にフィオナを見下ろす。
狼獣人? 獣人って種族がいるのか。フィーム族と違うの? 様々な疑問が一気に頭の中を駆け巡った。
「ふむ。どうやら違ったようだな。すまない。ワシも耄碌したものだ……」
グリューンに『狼獣人』と呼ばれた斧を背負った男は、俺たちに向かって軽く頭を下げる。
「ちょっと色々あってな。類稀なる魔力の波動を感じたので、思わず身体が動いてしまった。まぁ、許せ許せ! 怪我が無くてなによりだ」
その男は豪快に笑った。類稀なる魔力って……もしかして俺の事、いや包丁の事か。
「こんな困難な時に旅人とはな。いや、むしろ歓迎しよう。ラベルク村にようこそ」
近くで見ると更に男の風貌がよくわかる。やつれてはいるが、大きな筋肉の脈動感と鋭い眼光。素早い脚運び。年を重ねた歴戦の戦士のような風格。背負ったデカい両手斧。それは彼の手に馴染むようなそんな印象を受ける。
びっくりしたのは彼のお尻の辺りから生えている、白いふさふさとした短めの尻尾のようなもの。そしてもう数か月整えていないのだろう伸びきった髪の毛と髭は、この村の苦境をそのまま物語っているようで俺はいたたまれなくなった。
「王都アイゼルンより派遣されて参りました。聖アルベルト教会の3級神官、フィオナ・ルーセントと申します」
フィオナは丁寧に自分の身分を伝える。男はハッと気づくと慌てたように小さく頭を下げた。
「丁寧に済まねぇな。神官の嬢ちゃん。俺の名はガルム。ガルム・シュトルムヴォルフだ」
ガルムは俺とフィオナに握手を求めてきた。そういう習慣ってこっちの世界にもあるんだな。
俺はガルムの力強い手を握りしめた。
この時はまだ分からなかった。彼がなぜ、極端に強い魔力に反応して戦いを挑んできたのか。
彼の身に起こった出来事と苦悩は、後の俺たちの行動に大きく影響を及ぼすのだった。
ようやくゴブリンの脅威が去り、ホッと胸を撫でおろす俺とグリューン、フィオナの三人。
危機が遠ざかり、穏やかな雰囲気が戻ってくると自分たちの置かれている状況を自覚できるようになる訳で。
「相棒。やっぱり寒くないか」
「やっぱり寒いよな。さっきはそれどころじゃなかったからな」
俺はフィオナと自分に『保温』を唱える。グリューンは俺のダウンジャケットの中に入ってもらった。グリューンは俺のジャケットの隙間から顔を出している。
「レンジさんの魔法って不思議ですよね」
フィオナは手綱を取り前を見ながら話しかけてくる。雪道でそれほど速度は出ていないけど、けっこう揺れる。フィオナは山羊蹄車の扱いに慣れている様子で、器用に手綱を操っている。
「魔法って長い詠唱が必要だと思っていたのですが、レンジさんはそれがないですよね。すごいというか、不思議というか」
そうなのか。長い詠唱って言ってもな……どこかのアニメで聞いたことがあるようなファンタジックな言葉の羅列を俺は想像した。不思議といわれても、思いついた言葉を何となく口にしたら魔法が使えたので、そうとしか言いようがない。
「そんなもんなのか」
俺はグリューンを見ながらどう説明しようかと考えを巡らせた。
「わからんが、俺の力じゃなくて、この『包丁の力』を使っているからじゃないか」
俺も自分で言っている事が合っているのかわからない。
なるほど、という顔をしながら俺の方に顔を向けるフィオナ。おい! 前向け前! 山羊蹄車を動かしているのはフィオナだぞ!
ガタン! という音が聞こえて、車輪が雪に隠れた岩にぶつかって揺れる。びっくりしてフィオナは急いで視線を前に戻した。
フィオナは真面目というかどこか危なっかしいな。俺は一瞬ヒヤッとしながら苦笑いをした。グリューンも目を大きくしたまま固まっている。
「すいません! わたし、気になると他のことが疎かになるってよく言われていて」
マジかよ。今度から気をつけよっと。俺とグリューンは目を合わせて頷きあう。
「でもレンジさんの言っている事で納得しました。強力な魔法の武具の中には、魔法を発動させる言葉を言うだけで、効果が出るものがあると聞いたことがあります。それほどの強い魔法の品はめったにお目に掛かれないのですけれど」
フィオナ。頼むからちゃんと前を向いてくれよ……と思いながら、俺は自分の腰に下がっている師匠から預かった包丁に目を移した。
グリューンは師匠から預かった包丁の事を、『伝説の包丁』と言った。形状変化して釣り竿にもなる、頭に思いついた言葉を発するとその場に適した魔法が使える。魔法の力は寿司に関する技術や、食べ物や料理に関する事に限定されるみたいだけどな。
そうだ。確かグリューンは『神の恩恵』と言ってた。俺が考えるだけでもかなり……かなり強力な魔法の武具だと思う。
なんでそんなものが師匠の家の裏の蔵に入っていたんだよ。いったい師匠は何者なんだ。俺は分からないことが多すぎて頭を抱えた。
「レンジさん。あれってラベルク村じゃないですか」
あれから2時間ほど山羊蹄車を滑らせていた。フィオナが操る腕は確かで、しっかりと前さえ見ていれば道を外れることはなかった。
フィオナの言う通り、遠くに段々と木で作られた家らしき小さな建物が、点在するように少しづつ見え始めてきた。
雪は昼頃より降り始め、段々と強くなっていった。山羊2匹はあまり疲れを知らない様で、元気に走り続けていた。
山羊は大食漢で、かなりの量の餌を一度に食べることができるそうだ。それを背中の火山のようなところに溜めておいて少しずつ消費していくことで、長い距離を何も食べないで歩ききる事ができる便利な種なんだとの事。なんか山羊というより魔法のラクダみたいだな。すげぇ異世界。
ラベルク村に近づくにつれ、段々と村の困窮具合がよく分かるようになってくる。普段は温暖な地域なんだろう。
まず目についたのは凍り付いた大きな湖だ。そして次に目に入ったのは雪の降り積もった畑だった場所。寒冷化する前は緑豊かだったであろう周囲の風景。俺は荷台の上からそれらを見つめて、目の前に大きく見えてきたラベルク村の厳しい状況が容易に想像できてしまい胃の辺りが痛くなった。横に座るフィオナを見ると、俺と同じように感じているのか形の良い唇は厳しく閉じられ、物思いにふけるような表情を浮かべている。
俺たちは村の入り口らしき場所にようやく辿り着いた。山羊はフィオナが手綱に力を込めるとゆっくりと止まり、それに合わせて山羊蹄車の動きも緩やかに減速して止まる。村の入り口らしき壊れた門のような場所には、大きな斧を背負った背の高い、曇った目をした男が座っている。
その男は俺たちを見ると立ち上がり、こちらの様子を伺っている。身長は180センチくらいか。思ったより筋肉質な体をしているな。俺の目にはうっすらと男の体を包み込む光のようなものが視えた。
「へぇ。けっこう大きな闘気を纏っているな。強いぜ。あいつ」
グリューンがボソッとつぶやく。
エルビス? また分からない単語が出てきたんだが。グリューン。俺に分かるように説明しろ!
「グリューンさん、すごいですね」
フィオナが言うには、闘気とは魔力と似た力で、肉体自体に籠る純粋な力の波みたいなイメージをすると分かり易いらしい。
その時だった。
立ち尽くしていた闘気を纏った男が突然、こちらに向けて猛然と突進してくる!
驚きを隠せない俺たちに、斧を背負った男は悠然と視線を送る。そのまま一気に山羊蹄車に近づき両足に力を込めると、大きく飛び乗るように跳ね上がった!
その時に俺の目に映ったのは、男が両足の筋肉を大きく躍動させ、通常では考えられないような高さとスピードを出していた事。
「いきなりなんだ! 」
その男は、異常な筋肉のうねりを見せながら、荷台の遥か上まで一気に跳躍すると、俺たちを見下ろし不敵に笑った。俺とフィオナは一瞬、虚を突かれて無防備に男を見上げてしまう。
瞬時に男は、自分の腕の筋肉を大きく肥大させる! 2倍くらいに膨れ上がった右腕を一気に荷台に打ち下ろした! 大きな音を立てて荷台の中心が大きく割れ飛んでしまう! なんとか割れた場所から左右に分かれる俺とフィオナ。グリューンはしがみ付く様に俺の髪を掴んでいる。
俺は腰のベルトケースに入った包丁に手を掛ける。フィオナが全身に力を込めているのが分かる。
「なんでぃ! 狼獣人のおっさん! 突然あっぶねぇだろ! 」
グリューンがその男に向かって大きく叫ぶ。男は驚いた眼をグリューンに向け、その後ゆっくりと俺を見つめ、最後にフィオナを見下ろす。
狼獣人? 獣人って種族がいるのか。フィーム族と違うの? 様々な疑問が一気に頭の中を駆け巡った。
「ふむ。どうやら違ったようだな。すまない。ワシも耄碌したものだ……」
グリューンに『狼獣人』と呼ばれた斧を背負った男は、俺たちに向かって軽く頭を下げる。
「ちょっと色々あってな。類稀なる魔力の波動を感じたので、思わず身体が動いてしまった。まぁ、許せ許せ! 怪我が無くてなによりだ」
その男は豪快に笑った。類稀なる魔力って……もしかして俺の事、いや包丁の事か。
「こんな困難な時に旅人とはな。いや、むしろ歓迎しよう。ラベルク村にようこそ」
近くで見ると更に男の風貌がよくわかる。やつれてはいるが、大きな筋肉の脈動感と鋭い眼光。素早い脚運び。年を重ねた歴戦の戦士のような風格。背負ったデカい両手斧。それは彼の手に馴染むようなそんな印象を受ける。
びっくりしたのは彼のお尻の辺りから生えている、白いふさふさとした短めの尻尾のようなもの。そしてもう数か月整えていないのだろう伸びきった髪の毛と髭は、この村の苦境をそのまま物語っているようで俺はいたたまれなくなった。
「王都アイゼルンより派遣されて参りました。聖アルベルト教会の3級神官、フィオナ・ルーセントと申します」
フィオナは丁寧に自分の身分を伝える。男はハッと気づくと慌てたように小さく頭を下げた。
「丁寧に済まねぇな。神官の嬢ちゃん。俺の名はガルム。ガルム・シュトルムヴォルフだ」
ガルムは俺とフィオナに握手を求めてきた。そういう習慣ってこっちの世界にもあるんだな。
俺はガルムの力強い手を握りしめた。
この時はまだ分からなかった。彼がなぜ、極端に強い魔力に反応して戦いを挑んできたのか。
彼の身に起こった出来事と苦悩は、後の俺たちの行動に大きく影響を及ぼすのだった。
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