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第4章 獣に植物に聖女結衣
第48話 小さい埴輪と大きい埴輪
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「それではサクラ様たちも出発してください。他の皆様方は既に神殿に向かっています」
総勢150名を超える一般部隊、街に攻め込んでマルコ神殿にゴーレムを近づかせないように奮闘している。
「なんだあのゴーレム」
紫色の埴輪形、1メートル程の大きさで剣や斧、弓など様々な武器を持って応戦している。……いや、持っているというより手に張り付いていると言ったほうが正しいだろう。
「ぐわー」
既に多くの戦士たちが倒れている。叫び声や鉄のこすれる音などが騒がしさとなって周囲に不協和音を広げ、戦争という悲惨な言葉を想起させている。
そんな様子を気にすることもなく、ケアルナは負傷者を見つけると緑の光を投げていた。
「さすがねー、ハニワンは致命傷を避けるように攻撃してるわー」
「ケアルナさん、ハニワンって……あの紫の埴輪ですか? 致命傷を避けてるって……」
「そうよ。ハニワンは相手を死なせないようにプログラミングされているようね、さすが神子よねー。それよりもラクナシアちゃん、走りながらでも剣をコントロールできるように出しておきなさい」
「はい」
素直な返事、4本の青光する刃の剣を宙に浮かせ一生懸命にコントロールしようとしている。1本に集中すると他がふらついたり落ちそうになったりしていた。
「ある程度扱えるようになったらゴーレムを狙うのよ」
剣の一本をハニワンに向かって飛ばす。ゴーレムは攻撃を防ぎきれずに体を貫かれたが穴を空けたのみ。体をラクナシアに向けて襲い掛かってくる。
「あ、ユピア!」
「サクラたちも来たわね。一気に神殿に向かうよ。にしてもラクナシアって小さいだけじゃないんだな。剣をあんな風に扱うなんてとんでもないわ」
「いきます!」
襲い掛かってくるハニワンに剣が直撃、今度は激しく破壊され破片が大きく飛び散った。
「ラクナシアちゃん、直ぐに剣を戻す……倒した後も気を抜いたらダメよ。サクラちゃんは戦闘慣れしていないラクナシアちゃんのフォローにいつでも入れるようにしておきなさい」
いつもはゆっくり口調のケアルナの迫力ある言葉。ふたりハモって「「はい」」と返事してしまう。
「おー肉好きの彼女は、素晴らしい教官のように指示だしするな」
「お嬢、ホルスの教官に欲しいですね。あんな女性に教えられたらきっと兵士たちもがんばっちゃうと思いますよ」
「ライン殿、これが終わったら彼女をスカウトしてはどうかな」
飛ばした剣を定位置に戻すラクナシア、同時に大破した破片ひとつひとつが震えだし、光る球体に向かってひとりでに集まっていった。
「無視して行くわよ。核を壊さないといくらでも復活するわ。中にいるゴーレムも同じだから気を付けてね」
神殿まで続く一直線の道、ラクナシアは走りながら射程範囲に入ったハニワンに剣を放ったり剣を整列させてみたりしながらコントロール訓練に励んでいた。
「見えてきた」
神殿前で戦っているリュウコウ兵、かなり苦戦しているようだ。
ケアルナは右手を構えると、人差指と中指の合間に50センチ程の緑の針を作り出し手を払って針を飛ばした。
針はハニワンの体を貫通、ゴーレムは電気が切れたように動きを止めた。
「騎士団が3人がかりでも倒せなかったゴーレムを一撃で……」
驚きのあまり口が開けっ放しになる兵士たち。
「私たちはこのまま神殿に行っていいの? 兵士がしっかり指示しないと傭兵たちはスムーズに動けないわよ」
「ハッ! 失礼しました。本隊の2組は先に行っております。入って直ぐに4本の通路があります。到着順に左から向かうようお願いしていますので、お二方は右2本を進んでください」
「おっけー、兵士さんたちもがんばってねー」
ケアルナはリュウコウ兵のそれぞれに緑の光を放った。ぼわっと光ると「「「おぉー、傷が治ったぁ」」」と手を広げて自分の身体を見つめていた。
年季の入ったレンガが積み重なって作られた巨大な神殿。ジンでも見かけた巨大な建物と同じ形である。。
既に扉は開かれており、中に入ると巨大な部屋が広がっている。中央には2メートルはあるであろう黒いゴーレムが破壊されていた。
「ほほぅ、流石はパルイヤーが先に向かっただけはある。この太刀筋は彼のものだろう」
黒ゴーレム前で膝をついて冷静に分析を始めるセッカ。
「私たちはコッチに向かうな、サクラたちはそっちから向かって」
「ユピア様……」
ラクナシアが寂しそうに見送った。
「さすがはラクナシアちゃん、様を付けるなんて見る目があるな。帰ったら肉をおごってやるからな、無事に戻るんだぞ!」
揃えた2本指をピッっと出すとラインはユピアの後を追って行った。
「私たちも行くわよー」
ケアルナの言葉に一番右の通路に向かう。代わり映えのない景色、ゆるやかな弧を描く坂を駆け上がっていく……。
「ゴーレムだ!」
回廊を抜けると広い部屋に出た。お約束のように守護者として待ち受ける黒ゴーレム。2メートル以上ある高さは圧巻、見下ろすその姿に圧迫感が半端ない。
「ラクナシアちゃん前に出て、サクラちゃんはサポートしてあげて」
「ケアルナさん、こんな時でもラクナシアを前に出すんですか!」
「そうよ、ラクナシアは強くなる素質がある。あとは経験を積むだけなの。大丈夫よ、怪我なんかさせないから」
どういう仕組みなのか摩擦を感じさせない動きで迫ってくるゴーレム。手に持った剣と斧を大きく振り上げた。
迫りくるゴーレムを牽制すべくラクナシアは2本の剣を黒ゴーレムに向かって飛ばす。が、ゴーレムはラクナシアの剣を物ともせずに弾き飛ばして更にスピードを上げた。
「ほら、ラクナシアちゃんは剣を戻して、サクラちゃんはゴーレムの動きを止めて!」
フリックバレット! ギラを弾いてゴーレムの頭部を狙う。
クルン! 黒ゴーレムは独楽のように一回転してギラを避けると、その反動を使ってスピンしたままラクナシアに突撃してきた。
「間に合わない」思わず目をそむけてしまった。
ゆっくりと目を移すといるべき場所からラクナシアは消えていた。目標を見失ってあちこちを探し回る黒ゴーレムと同じように周囲を見回してしまう。
「サクラ様ー無事ですー」
宙空から聞こえるラクナシアの声、そこには蔓に巻きつけられたラクナシアの姿があった。どうやらケアルナが伸ばした蔓によって助けられたようだ。
「サクラちゃん! 目をそらしちゃダメ。最後まで諦めないの……もし私がいなかったらどうなっていたか考えなさい」
想像するだけで背筋がゾワゾワする。ケアルナの厳しい言葉に「ごめんなさい」としか言えない。
ゆっくりと降ろされるラクナシア。
「サクラちゃん、剣を出して黒ゴーレムの攻撃を受けてあげなさい。ラクナシアちゃんが攻撃をする隙を作ってあげるのよ」
なんでそうしなければいけないのか疑問はない。ただケアルナの言う通りにすればうまくいく。そんな気持ちしかなかった。
ミスリルの剣を黒ゴーレムに向かって投げつける……体幹に突き刺ささる剣。黒ゴーレムは回転して剣を吹き飛ばすと、両手を上下させて怒りモードに入ったような顔つきへと変わった。
ターゲットを変えた黒ゴーレムの怒涛の攻撃、セレンさんとの修行と比べるとアクビが出るほど受け止めやすい。
「こらサクラちゃん、ただ受けるんじゃないの。ちゃんとラクナシアちゃんに攻撃の隙を作ってあげるのよ」
ケアルナの言葉、考えながら攻撃を受ける……か。
こう受ければ相手がこう動き、こうすればこうなる。こういった経験を積むことで僕の体に経験が刻まれてくる。
そうか、ケアルナさんは僕のことも鍛えてくれてるのか。
ある程度のコンビネーションが出来上がると、ケアルナは「次は相手の核がどこにあるのか見極めるのよ、そのゴーレムは動く時に気を発するの。核が動く瞬間に1瞬命令を出した時にものね」
ラクナシアが攻撃しやすいように相手の攻撃を捌いていく。何度もやっていると黒ゴーレムの動きが読めるようになる。ケアルナがプログラムで動いていると言った通り、機械的な動きに気づくと格段に戦いやすくなった。
「サクラちゃんは良さそうね、ラクナシアちゃん、しっかり相手の動きを感じて」
宙を舞う4本の剣、両手で握られた1本の剣、5刀流のラクナシアの攻撃が噛み合い始めた。
1本を動かせば他が疎かになり、手に持つ剣で斬りつければ宙を舞う刀はフラフラ……徐々に全ての刃に命が宿ったかのように動かせるまでになっていった。
「ここー」
ラクナシアの高い声が広間に響く。そして……一瞬遅れてバラバラと音を立てて黒ゴーレムは崩れ去った。
「「「やったー」」」
神殿の番人と言われる黒ゴーレムをラクナシアが倒したのだ。
総勢150名を超える一般部隊、街に攻め込んでマルコ神殿にゴーレムを近づかせないように奮闘している。
「なんだあのゴーレム」
紫色の埴輪形、1メートル程の大きさで剣や斧、弓など様々な武器を持って応戦している。……いや、持っているというより手に張り付いていると言ったほうが正しいだろう。
「ぐわー」
既に多くの戦士たちが倒れている。叫び声や鉄のこすれる音などが騒がしさとなって周囲に不協和音を広げ、戦争という悲惨な言葉を想起させている。
そんな様子を気にすることもなく、ケアルナは負傷者を見つけると緑の光を投げていた。
「さすがねー、ハニワンは致命傷を避けるように攻撃してるわー」
「ケアルナさん、ハニワンって……あの紫の埴輪ですか? 致命傷を避けてるって……」
「そうよ。ハニワンは相手を死なせないようにプログラミングされているようね、さすが神子よねー。それよりもラクナシアちゃん、走りながらでも剣をコントロールできるように出しておきなさい」
「はい」
素直な返事、4本の青光する刃の剣を宙に浮かせ一生懸命にコントロールしようとしている。1本に集中すると他がふらついたり落ちそうになったりしていた。
「ある程度扱えるようになったらゴーレムを狙うのよ」
剣の一本をハニワンに向かって飛ばす。ゴーレムは攻撃を防ぎきれずに体を貫かれたが穴を空けたのみ。体をラクナシアに向けて襲い掛かってくる。
「あ、ユピア!」
「サクラたちも来たわね。一気に神殿に向かうよ。にしてもラクナシアって小さいだけじゃないんだな。剣をあんな風に扱うなんてとんでもないわ」
「いきます!」
襲い掛かってくるハニワンに剣が直撃、今度は激しく破壊され破片が大きく飛び散った。
「ラクナシアちゃん、直ぐに剣を戻す……倒した後も気を抜いたらダメよ。サクラちゃんは戦闘慣れしていないラクナシアちゃんのフォローにいつでも入れるようにしておきなさい」
いつもはゆっくり口調のケアルナの迫力ある言葉。ふたりハモって「「はい」」と返事してしまう。
「おー肉好きの彼女は、素晴らしい教官のように指示だしするな」
「お嬢、ホルスの教官に欲しいですね。あんな女性に教えられたらきっと兵士たちもがんばっちゃうと思いますよ」
「ライン殿、これが終わったら彼女をスカウトしてはどうかな」
飛ばした剣を定位置に戻すラクナシア、同時に大破した破片ひとつひとつが震えだし、光る球体に向かってひとりでに集まっていった。
「無視して行くわよ。核を壊さないといくらでも復活するわ。中にいるゴーレムも同じだから気を付けてね」
神殿まで続く一直線の道、ラクナシアは走りながら射程範囲に入ったハニワンに剣を放ったり剣を整列させてみたりしながらコントロール訓練に励んでいた。
「見えてきた」
神殿前で戦っているリュウコウ兵、かなり苦戦しているようだ。
ケアルナは右手を構えると、人差指と中指の合間に50センチ程の緑の針を作り出し手を払って針を飛ばした。
針はハニワンの体を貫通、ゴーレムは電気が切れたように動きを止めた。
「騎士団が3人がかりでも倒せなかったゴーレムを一撃で……」
驚きのあまり口が開けっ放しになる兵士たち。
「私たちはこのまま神殿に行っていいの? 兵士がしっかり指示しないと傭兵たちはスムーズに動けないわよ」
「ハッ! 失礼しました。本隊の2組は先に行っております。入って直ぐに4本の通路があります。到着順に左から向かうようお願いしていますので、お二方は右2本を進んでください」
「おっけー、兵士さんたちもがんばってねー」
ケアルナはリュウコウ兵のそれぞれに緑の光を放った。ぼわっと光ると「「「おぉー、傷が治ったぁ」」」と手を広げて自分の身体を見つめていた。
年季の入ったレンガが積み重なって作られた巨大な神殿。ジンでも見かけた巨大な建物と同じ形である。。
既に扉は開かれており、中に入ると巨大な部屋が広がっている。中央には2メートルはあるであろう黒いゴーレムが破壊されていた。
「ほほぅ、流石はパルイヤーが先に向かっただけはある。この太刀筋は彼のものだろう」
黒ゴーレム前で膝をついて冷静に分析を始めるセッカ。
「私たちはコッチに向かうな、サクラたちはそっちから向かって」
「ユピア様……」
ラクナシアが寂しそうに見送った。
「さすがはラクナシアちゃん、様を付けるなんて見る目があるな。帰ったら肉をおごってやるからな、無事に戻るんだぞ!」
揃えた2本指をピッっと出すとラインはユピアの後を追って行った。
「私たちも行くわよー」
ケアルナの言葉に一番右の通路に向かう。代わり映えのない景色、ゆるやかな弧を描く坂を駆け上がっていく……。
「ゴーレムだ!」
回廊を抜けると広い部屋に出た。お約束のように守護者として待ち受ける黒ゴーレム。2メートル以上ある高さは圧巻、見下ろすその姿に圧迫感が半端ない。
「ラクナシアちゃん前に出て、サクラちゃんはサポートしてあげて」
「ケアルナさん、こんな時でもラクナシアを前に出すんですか!」
「そうよ、ラクナシアは強くなる素質がある。あとは経験を積むだけなの。大丈夫よ、怪我なんかさせないから」
どういう仕組みなのか摩擦を感じさせない動きで迫ってくるゴーレム。手に持った剣と斧を大きく振り上げた。
迫りくるゴーレムを牽制すべくラクナシアは2本の剣を黒ゴーレムに向かって飛ばす。が、ゴーレムはラクナシアの剣を物ともせずに弾き飛ばして更にスピードを上げた。
「ほら、ラクナシアちゃんは剣を戻して、サクラちゃんはゴーレムの動きを止めて!」
フリックバレット! ギラを弾いてゴーレムの頭部を狙う。
クルン! 黒ゴーレムは独楽のように一回転してギラを避けると、その反動を使ってスピンしたままラクナシアに突撃してきた。
「間に合わない」思わず目をそむけてしまった。
ゆっくりと目を移すといるべき場所からラクナシアは消えていた。目標を見失ってあちこちを探し回る黒ゴーレムと同じように周囲を見回してしまう。
「サクラ様ー無事ですー」
宙空から聞こえるラクナシアの声、そこには蔓に巻きつけられたラクナシアの姿があった。どうやらケアルナが伸ばした蔓によって助けられたようだ。
「サクラちゃん! 目をそらしちゃダメ。最後まで諦めないの……もし私がいなかったらどうなっていたか考えなさい」
想像するだけで背筋がゾワゾワする。ケアルナの厳しい言葉に「ごめんなさい」としか言えない。
ゆっくりと降ろされるラクナシア。
「サクラちゃん、剣を出して黒ゴーレムの攻撃を受けてあげなさい。ラクナシアちゃんが攻撃をする隙を作ってあげるのよ」
なんでそうしなければいけないのか疑問はない。ただケアルナの言う通りにすればうまくいく。そんな気持ちしかなかった。
ミスリルの剣を黒ゴーレムに向かって投げつける……体幹に突き刺ささる剣。黒ゴーレムは回転して剣を吹き飛ばすと、両手を上下させて怒りモードに入ったような顔つきへと変わった。
ターゲットを変えた黒ゴーレムの怒涛の攻撃、セレンさんとの修行と比べるとアクビが出るほど受け止めやすい。
「こらサクラちゃん、ただ受けるんじゃないの。ちゃんとラクナシアちゃんに攻撃の隙を作ってあげるのよ」
ケアルナの言葉、考えながら攻撃を受ける……か。
こう受ければ相手がこう動き、こうすればこうなる。こういった経験を積むことで僕の体に経験が刻まれてくる。
そうか、ケアルナさんは僕のことも鍛えてくれてるのか。
ある程度のコンビネーションが出来上がると、ケアルナは「次は相手の核がどこにあるのか見極めるのよ、そのゴーレムは動く時に気を発するの。核が動く瞬間に1瞬命令を出した時にものね」
ラクナシアが攻撃しやすいように相手の攻撃を捌いていく。何度もやっていると黒ゴーレムの動きが読めるようになる。ケアルナがプログラムで動いていると言った通り、機械的な動きに気づくと格段に戦いやすくなった。
「サクラちゃんは良さそうね、ラクナシアちゃん、しっかり相手の動きを感じて」
宙を舞う4本の剣、両手で握られた1本の剣、5刀流のラクナシアの攻撃が噛み合い始めた。
1本を動かせば他が疎かになり、手に持つ剣で斬りつければ宙を舞う刀はフラフラ……徐々に全ての刃に命が宿ったかのように動かせるまでになっていった。
「ここー」
ラクナシアの高い声が広間に響く。そして……一瞬遅れてバラバラと音を立てて黒ゴーレムは崩れ去った。
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