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第5章 3組の双子
第52話 変容
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『朔弥……自分を取り戻しに行こう』
ハル……直感でハルだと分かった。でもなんでハルがこんなことを……。
○。○。○。○。
「ふぁぁぁ……よく寝た。ごめんねラクナシア疲れたでしょう。そろそろ休憩にしようか」
体を起こしてラクナシアを見るといなかった。それどころかケアルナもいないし馬車にすら乗っていない。
「どこだここ……って、この場所は」
強張った肩の力が一気に抜ける。何がなんだかさっぱり分からない。だってここは僕が生まれ育った家の近くにある神社なのだから。
子供会で集まった建物、巨大なイチョウの木、寂れた遊具。何も変わっていない。
ということはチキュウに帰ってきたのか。
「急に現実に戻ると夢でも見ていたようだな……長い、長い夢を。とりあえず家に戻るか」
神社から家までほんの数分、何の変哲もない地元道が、景色が、全てが、懐かしかった。
ぽつんと建つ一軒家の自宅だって何も変わらない。ただ、夢だか現実だか分からない混濁した記憶は、門扉の前で僕の行動を迷わせた。
「どちらさまですか」
か、母さん……両手に買い物袋をぶら下げた母だった。
「あら、かわいいお嬢さんね、朔弥のお友達かしら」
お嬢さん? 顔に肩に胸に腰に触ってみる……そうか! やっぱり現実だったのか。それも容姿が女性に変わったまま。
不思議そうに見ている母。
「え、あ……すいません。サクラと言います。朔弥くんに会いに来ました」
「ふふふ、朔也と連絡が取れなくなったとかかな?」
その表情は悲しげだった。
「ちょっと中に入ってちょうだい」
母に連れられてリビングに案内された。あの頃と何も変わらない……違うのはテレビ台に僕の写真が飾られているという点だけ。
「あのね、朔弥は行方不明なの。結衣ちゃんや光輝くんのことは知ってる?」
「は、はい。結衣さんと光輝くん、それと雫さんは幼なじみだって言っていました」
「そうなの。光輝くんと結衣ちゃんが行方不明になった後に雫ちゃんが行方不明になったの……そして後を追うように朔弥まで。もしかしたら何かに巻き込まれてしまったんじゃないかって……」
「そうだったんですね……」
母の悲しそうな顔を見ていると胸が苦しくなる。だけど僕が朔弥だとは名乗れない……いつかきっと全てを解決したら戻ってくるからね。
こうして雨宮家を後にした、とはいってもこれからどうしよう。
「ねぇねぇ、朔弥くん家から出てきたけど知り合い?」
え、琢磨くん……何でこんな所に。とりあえず……胡麻化さないと。
「そうなんです。前に朔弥さんにラノベのことを教えてもらって私も読むようになったんです。新しい本を借りようかとお邪魔したら行方不明だって」
「なに、君もラノベが好きなの? それなら俺が詳しく教えてあげるよ。あ、俺は琢磨って言うんだ。それに朔弥くんをラノベにハマらせたのは何を隠そう俺だからな」
サムズアップした親指を自分に向けてドヤ顔をする琢磨。
「ホントですか、お風呂大好き主人公が異世界で最強になるお話しなんですよ」
「おっ、それって俺がラノベにハマるキッカケになったやつじゃん、君も通だねぇ。じゃあ、ショッピングモールにあるコーヒーショップに行って話しをしようぜ」
とりあえず行くところも無いし話しを聞いてみるか。それにしても琢磨くんってこんなに自信家だったっけ。
歩いて10分程の所にあるショッピングモール。あまり大きくはないが、土日ともなればとても賑わう。
「俺が奢るからパンダ珈琲行こうぜ」
なんかグイグイくるなぁ、琢磨くんはこんなに女性に積極的だったっけか。
パンダ珈琲はボリュームタップリのサンドイッチや巨大な飲み物がウリの店、メニューにはパン牛と呼ばれる大量の牛肉が入ったバーガーが告知されていた。
「それじゃあコーヒーをお願いします」
「何か食べなよ、どうせならデザートだって好きなもの食べて良いんだぜ」
「いえ、あまりお腹空いていないので」
「おっけー」
呼び出しボタンを押して注文する、店員が離れると早速声をかけてきた。
「名前聞いていいかな、朔弥くんとはどんな関係なの?」
「サクラです……えっと、朔也さんとは…………友達です」
いやぁ、いきなり自分との関係を聞かれてもどう答えていいか迷うな。
「そっか、朔弥くんは行方不明になったんだもんな。もし困ったことあったら俺に連絡しなよ」
テーブルに置かれたペーパーナプキンに電話番号を書いて渡してきた。
「これは?」
「俺の電話番号……ラノベのことで話したくなったらいつでも連絡くれよな。それと異世界教って知ってる?」
異世界教……僕が関係者だったという……セレンに記憶をいじられているって言ってたけど。この場合はなんて応えるのが正解なんだ。
「え、えっと……き、聞いたことくらいは」
「実はな、俺は異世界教の幹部なんだ。朔弥くんもそうだったんだけど行方不明になったろ。禁忌をやぶったせいで記憶を消されてそれっきりだ……」
なに……僕が禁忌を破った? 一体何なんだ……何があったんだかさっぱり分からない。
「そうだったんですか、朔弥くんは今どこに?」
「良く分からん、ほら異世界教に入れば異世界リンゴを食べて異世界へ旅立てるって有名だろ」
い、異世界リンゴ。とりあえず話しを合わせよう。
「は、はい。そんなことを聞いたことがあるような気がします」
「だろ、俺も異世界に行けるんだけど、こっちでも普通に生活できるから困ることはないって訳よ。それに向こうで稼げばこっちのお金も増えるんだ」
「そんなことが本当にあるんですか?」
向こうにいる時、頭の中で残金を確認出来た。確か62億……考えてみたらおかしな数字だ。
「そうなんだよ、だから俺はお金には余裕があってな、もし良ければ食事でも遊園地でも旅行でもどこにでも連れて行ってあげるよ」
ちょっと待て、もしかしてナンパされてる? おいおいおい、僕は男だぞ。
「ちょっとお手洗いに行ってきますね」
「おー、新しいコーヒーを頼んどくな」
流石に男性用トイレにも女性用トイレにも入れない。多目的トイレに入って鏡を見ると、確かにそこには可愛い女の子が映っていた。
「僕ってこんなに可愛かったんだ」
思わず胸を握ってみる。あ、柔らかい……出てきたのは罪悪感だけ。
よし、もうちょっと琢磨くんから話しを聞いてみよう。
「琢磨さん、幹部って忙しいんですか」
「ああ、異世界でも異世界教を広げるんだ」急に小声になる琢磨くん「今はとある女王の国にな、教祖とメイドをスパイさせるんだ。龍の目がどうとか言ってたけど」
「スパイ……そんなこと言っちゃって良かったんですか」
「ああ、サクラちゃんは特別さ。でも内緒にしてくれよな、そんなことが知られたらヤヴァいからな」
相変わらず口が軽いな。中学校の時もそうだった、関わりがない僕にまで琢磨くんには内緒話しをしない方がいいって伝わってきてたもんな。
でも琢磨くんのさっきの話しぶりだと……ウッドバーレンで僕が経験したこととがこれから起こるような感じだな……時間が途切れないで現実世界と異世界を行き来する異世界リンゴとなにか関係あるのか……ってあれ? なんで僕はこんな事を知っているんだ。
「サクラちゃん……大丈夫?」
「あ、ごめんなさい。なんか琢磨さんが大変なことやってて凄いなぁと思いまして……あ、今度電話させてもらいますね」
丁寧にお辞儀をすると「ごちそうさまでした」とお店を出たのだった。
ハル……直感でハルだと分かった。でもなんでハルがこんなことを……。
○。○。○。○。
「ふぁぁぁ……よく寝た。ごめんねラクナシア疲れたでしょう。そろそろ休憩にしようか」
体を起こしてラクナシアを見るといなかった。それどころかケアルナもいないし馬車にすら乗っていない。
「どこだここ……って、この場所は」
強張った肩の力が一気に抜ける。何がなんだかさっぱり分からない。だってここは僕が生まれ育った家の近くにある神社なのだから。
子供会で集まった建物、巨大なイチョウの木、寂れた遊具。何も変わっていない。
ということはチキュウに帰ってきたのか。
「急に現実に戻ると夢でも見ていたようだな……長い、長い夢を。とりあえず家に戻るか」
神社から家までほんの数分、何の変哲もない地元道が、景色が、全てが、懐かしかった。
ぽつんと建つ一軒家の自宅だって何も変わらない。ただ、夢だか現実だか分からない混濁した記憶は、門扉の前で僕の行動を迷わせた。
「どちらさまですか」
か、母さん……両手に買い物袋をぶら下げた母だった。
「あら、かわいいお嬢さんね、朔弥のお友達かしら」
お嬢さん? 顔に肩に胸に腰に触ってみる……そうか! やっぱり現実だったのか。それも容姿が女性に変わったまま。
不思議そうに見ている母。
「え、あ……すいません。サクラと言います。朔弥くんに会いに来ました」
「ふふふ、朔也と連絡が取れなくなったとかかな?」
その表情は悲しげだった。
「ちょっと中に入ってちょうだい」
母に連れられてリビングに案内された。あの頃と何も変わらない……違うのはテレビ台に僕の写真が飾られているという点だけ。
「あのね、朔弥は行方不明なの。結衣ちゃんや光輝くんのことは知ってる?」
「は、はい。結衣さんと光輝くん、それと雫さんは幼なじみだって言っていました」
「そうなの。光輝くんと結衣ちゃんが行方不明になった後に雫ちゃんが行方不明になったの……そして後を追うように朔弥まで。もしかしたら何かに巻き込まれてしまったんじゃないかって……」
「そうだったんですね……」
母の悲しそうな顔を見ていると胸が苦しくなる。だけど僕が朔弥だとは名乗れない……いつかきっと全てを解決したら戻ってくるからね。
こうして雨宮家を後にした、とはいってもこれからどうしよう。
「ねぇねぇ、朔弥くん家から出てきたけど知り合い?」
え、琢磨くん……何でこんな所に。とりあえず……胡麻化さないと。
「そうなんです。前に朔弥さんにラノベのことを教えてもらって私も読むようになったんです。新しい本を借りようかとお邪魔したら行方不明だって」
「なに、君もラノベが好きなの? それなら俺が詳しく教えてあげるよ。あ、俺は琢磨って言うんだ。それに朔弥くんをラノベにハマらせたのは何を隠そう俺だからな」
サムズアップした親指を自分に向けてドヤ顔をする琢磨。
「ホントですか、お風呂大好き主人公が異世界で最強になるお話しなんですよ」
「おっ、それって俺がラノベにハマるキッカケになったやつじゃん、君も通だねぇ。じゃあ、ショッピングモールにあるコーヒーショップに行って話しをしようぜ」
とりあえず行くところも無いし話しを聞いてみるか。それにしても琢磨くんってこんなに自信家だったっけ。
歩いて10分程の所にあるショッピングモール。あまり大きくはないが、土日ともなればとても賑わう。
「俺が奢るからパンダ珈琲行こうぜ」
なんかグイグイくるなぁ、琢磨くんはこんなに女性に積極的だったっけか。
パンダ珈琲はボリュームタップリのサンドイッチや巨大な飲み物がウリの店、メニューにはパン牛と呼ばれる大量の牛肉が入ったバーガーが告知されていた。
「それじゃあコーヒーをお願いします」
「何か食べなよ、どうせならデザートだって好きなもの食べて良いんだぜ」
「いえ、あまりお腹空いていないので」
「おっけー」
呼び出しボタンを押して注文する、店員が離れると早速声をかけてきた。
「名前聞いていいかな、朔弥くんとはどんな関係なの?」
「サクラです……えっと、朔也さんとは…………友達です」
いやぁ、いきなり自分との関係を聞かれてもどう答えていいか迷うな。
「そっか、朔弥くんは行方不明になったんだもんな。もし困ったことあったら俺に連絡しなよ」
テーブルに置かれたペーパーナプキンに電話番号を書いて渡してきた。
「これは?」
「俺の電話番号……ラノベのことで話したくなったらいつでも連絡くれよな。それと異世界教って知ってる?」
異世界教……僕が関係者だったという……セレンに記憶をいじられているって言ってたけど。この場合はなんて応えるのが正解なんだ。
「え、えっと……き、聞いたことくらいは」
「実はな、俺は異世界教の幹部なんだ。朔弥くんもそうだったんだけど行方不明になったろ。禁忌をやぶったせいで記憶を消されてそれっきりだ……」
なに……僕が禁忌を破った? 一体何なんだ……何があったんだかさっぱり分からない。
「そうだったんですか、朔弥くんは今どこに?」
「良く分からん、ほら異世界教に入れば異世界リンゴを食べて異世界へ旅立てるって有名だろ」
い、異世界リンゴ。とりあえず話しを合わせよう。
「は、はい。そんなことを聞いたことがあるような気がします」
「だろ、俺も異世界に行けるんだけど、こっちでも普通に生活できるから困ることはないって訳よ。それに向こうで稼げばこっちのお金も増えるんだ」
「そんなことが本当にあるんですか?」
向こうにいる時、頭の中で残金を確認出来た。確か62億……考えてみたらおかしな数字だ。
「そうなんだよ、だから俺はお金には余裕があってな、もし良ければ食事でも遊園地でも旅行でもどこにでも連れて行ってあげるよ」
ちょっと待て、もしかしてナンパされてる? おいおいおい、僕は男だぞ。
「ちょっとお手洗いに行ってきますね」
「おー、新しいコーヒーを頼んどくな」
流石に男性用トイレにも女性用トイレにも入れない。多目的トイレに入って鏡を見ると、確かにそこには可愛い女の子が映っていた。
「僕ってこんなに可愛かったんだ」
思わず胸を握ってみる。あ、柔らかい……出てきたのは罪悪感だけ。
よし、もうちょっと琢磨くんから話しを聞いてみよう。
「琢磨さん、幹部って忙しいんですか」
「ああ、異世界でも異世界教を広げるんだ」急に小声になる琢磨くん「今はとある女王の国にな、教祖とメイドをスパイさせるんだ。龍の目がどうとか言ってたけど」
「スパイ……そんなこと言っちゃって良かったんですか」
「ああ、サクラちゃんは特別さ。でも内緒にしてくれよな、そんなことが知られたらヤヴァいからな」
相変わらず口が軽いな。中学校の時もそうだった、関わりがない僕にまで琢磨くんには内緒話しをしない方がいいって伝わってきてたもんな。
でも琢磨くんのさっきの話しぶりだと……ウッドバーレンで僕が経験したこととがこれから起こるような感じだな……時間が途切れないで現実世界と異世界を行き来する異世界リンゴとなにか関係あるのか……ってあれ? なんで僕はこんな事を知っているんだ。
「サクラちゃん……大丈夫?」
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丁寧にお辞儀をすると「ごちそうさまでした」とお店を出たのだった。
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