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第5章 3組の双子
第63話 双子の少女 ──【5章完結】
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「沙羅様が城に行く途中に拾った双子の奴隷です。私たち異世界教は意味のない殺生は望みません。獣人を匿うこともしません。もしあなたが助けたいと思うならアカルチュエーションの力で首輪を外してあげると良いでしょう」
「あか……る……しちゅえーしょん?」
「アカルチュエーションです。物質のあるべき姿を変える能力を始めとした能力群です」
両手を見つめる。異世界教は僕の能力のことまで知っているのか。
「それでこの子をどうしろと」
「既に隷属の首輪がつけられています。主人は死んでいるので改めて奴隷として登録してあげるしかこの子たちが生き残る道はないでしょう。しかし隷属の首輪は赤の強制紋と同じ……あなたならそれを知っているでしょう」
「ラクナシアの……赤……紋。何をしても罪に問われないという」
「そうです。連れていくなら首輪を外し、置いていくならそのままにしておいてください。その時は異世界教が責任をもって然るべき対処をしますので気に病む必要はありません」
僕はそっと彼女たちの首に付けられた隷属の首輪に触れる。視力検査のCに変形させて首輪を外した。
この子達を見ているとラクナシアを思い出す。牢の中で感情を失ったような目をしていた。奴隷という立場がどういうものかは分からないけど助けられずにはいられなかった。
「迷うことなく助けるとは流石だな」
色々と見て聞いて回った中でただの自己満足、偽善ではなんかという思いが強かった。もしミヅキを怪我させてしまった後だったらどうだったろう、普通にこの世界で町民として生活していたらどうだったのだろう。
「ふふふ、サクラさんは初めて会った時……支部の邸宅でお会いした時と変わりませんね。その顔は自分に疑問を抱いているのでしょう。人はそれぞれどう生きてきたか、どんな環境だったかで価値観が大きく違います。その中で、今のあなたがそう決断したのですから正しいのだと思います」
「ルーセットさん……」
「あら、お喋りが過ぎましたね。その子達も目を覚ましたようですし御暇しましょう。次に会った時は敵か味方か……それではまた」
ルーセットはゆっくりと奥へと消えていった。
「「ん、ん~」」
双子が目を覚ました。
「そういえば、さっきのお姉さんが双子って言ってぞ。なんで猫と犬なんだ」
「こら、動物みたいな言い方しないの。でもなんでだろう……きっと深い事情があるのだろう」
「ナナ、ナナ」
猫耳の子が一生懸命に犬耳に子を揺する。
「ん~、ん~。ルル、おはよう」
「「ハッ」」
「ごめんなさいご主人様、許可なく寝てしまいました」
猫耳の子が土下座した…。
「ルル、良く見なさい。この方たちはご主人様ではないわ」
「あわわわ、ナナ、ご主人さまはどこに言ったニャ」
か、可愛い……リアルに『ニャ』なんて初めて聞いた。
「顔が緩いぞサクラ」
「い、いや……そんなことはない」
「お前たちのご主人さまは死んだらしい」
彩衣が真面目な口調で少女たちに話した。
「「ご主人様が死んだ……」」
愕然とする双子……ガックリと肩を落として手を付く。
「君たちの名前を聞いてもいいかな。僕はサクラ、こっちは彩衣」
「彩衣という。よろしくな」
猫耳に子が「ルルです」、犬耳の子が「ナナです」とお辞儀した。
「一応、君たちの首輪を外しておいたんだけど行くあてがあれば好きにして大丈夫だよ」
「サクラいいのか、この子達を連れて行くなら首輪を外せって言われただろ」
「やっぱり可愛そうじゃん、無理やり奴隷にされていたんだったら親元にも帰りたいだろうし」
ピクリとルルの耳が動いた。
「そうだったですニャ、心配は無用。親や故郷はもうない故に存分に連れて行って下され」
「ルル、言葉がおかしいわよ。私たちが連れて行ってもらうんだからそこはお願いしますでしょ」
どうやら僕のこそこそ話しが聞こえていたようだ。さすがに動物のような耳があるだけある。
「それで君たちはなんでここにいたの?」
「落ちたニャ」
「それじゃあ分からないでしょ。私から説明しますね……
実は、私たちはご主人様に連れられバチアニアにいました。そこに巨大な地震が街を襲ったっんです」
もしかしたら彩衣のメテオクレーターじゃ……いや、偶然だろう。
「大きいのが3回もきたせいで広場に大穴が空いてしまったんです」
絶対に彩衣の魔法だ……かなり大きく揺れたもんな。って、彩衣はほけーっとしているけど気づいてないんかい。
小声で彩衣に伝えようとしたが、さっきみたいに聞かれてしまうかもしれない。
「そ、それでどうなったの?」
「はい、大穴から沢山の大蟻が出てきました。1匹1匹は弱かったらしく兵士たちがなんとかしたので街は無事なのですが、大穴からワラワラと未だに湧き出して農作物や食料を奪っていくんです」
マップで確認すると蟻の巣のような形が広がっている。ところどころに動いている赤点。
「大蟻か、5メートル位あって酸を吐いてきたりしないか!」
彩衣の目が輝いている。その発想、きっとゲームか何かだろう。
「いえ、1メートル程でかじりついてくる位です」
「なんと、それなら赤い色をしていないか!」
「いえ、黒い蟻です」
「それなら──」「──いい加減にしなさい。ごめんなさい、話しを続けて下さい」
ぷぅぷぅ頬を膨らませる彩衣。こっちを睨みつけているが気付かないふり。
「そこで国王が冒険者を雇い迷宮の謎を解き明かし蟻を掃討する依頼を出したんです」
「なるほど、君たちはその冒険者としてこの迷宮に入ったわけか」
「そうなんですけど私たちは戦ったことないんです。ご主人様は強化魔法や回復魔法を使えるからと買ってくれたんですが、危ないから見てるだけにしなさいと……」
「とっても優しいご主人様だったんだよねー、ナナー」
強化魔法や回復魔法を目的に買ったか……「そういえば、強化魔法目的で奴隷を使い捨てていたパルイヤーってやつがいたなぁ」
マルコ神殿で出会ったパルイヤー、胸糞が悪くなるような言動、人を物としか見ないような態度。
「「パパパパパルイヤー様」」
ルルとナナがガタガタ震えだし頭を抱えた。
「君たちはあのひどい男を知ってるの?」
ナナが頭をひょっこり上げて震える声で口を開いた。
「ご主人様の弟がパルイヤー様ですニャ。パルイヤー様は私たちのような奴隷を……キャー」
「そうなんです。そんなパルイヤー様に嫌気がさしたご主人様は私たちを戦いから遠ざけるように……この依頼で多くの報酬がもらえたら田舎でゆっくり暮らそうって言ってくれてたんです」
なんて優しい人なんだ、僕なんてラクナシアを戦いに繰り出したしこんな小さな彩衣にまで……僕の胸ほどまでしかない彩衣に目が向いた。
「そのご主人様とかいうやつはダメだ。そのせいでルルとナナが困ってる。私たちと会わなかったらどうなったか考えるべき。身を守る術を身につけねば生きてはいけない。そう考えると私のご主人様の方が優しいぞ」
彩衣が僕に抱きついてきた。……そんな風に思ってくれていたのか。言われてみれば『釣ってあげるのではなく釣り方を教えてあげるべき』という言葉を聞いたことがある。
しょぼーんとしているルルとナナ。垂れている耳がより一層に垂れ下がる。
「ふたりともゴメン、彩衣の言い分は正しいと思う。でも君のご主人様だって正しいと思う。どちらが良いのかは結果が全て、僕たちはこれから君たちを地上に送ってあげるよ。その後のことはその時決めればいい。付いてきたければ付いてくればいいし、街でゆっくりしたいならその分の資金を渡そう」
「相変わらずサクラは優しいの。そんなだから姉も私もお前のことが好きだったんだぞ」
え……結衣が僕のことを……「いてっ」彩衣に太ももを抓られた。
「それじゃあ出発しようか。出口までは出来る範囲でルルとナナにも戦ってもらうからね。僕たちと一緒にいたいかは道中で決めればいいよ」
チキュウに戻され異世界教の人々を見た。そして4人の元神子たち……巨大な隕石から始まった沙羅の城。一体この世界で何が起きているのだろうか。そしてこれからどんな旅が待っているのだろう。
世界を巡り何が正しいのか自分なりの答えを見つけたい。そして何が出来るのか考えていきたい……彩衣とともに。
──【5章完結】
=====
第5章をお読み頂きましてありがとうございます。少し中途半端な終わり方になりましたが次の章へと進みます。獣人の少女ルルとナナがどんな活躍を見せてくれるのか。サクラと彩衣たちと共に仲間になってくれるのか。
と、物語の話しは置いておいて結衣と彩衣の双子姉妹、ルルとナナの双子姉妹。そしてもう1組の双子。全てプロット無しで書いているのでこれから先にどんな困難が待ち受けているのかは誰も分かりませんが、平坦な道のりではないことだけは確かです。
サクラがチキュウに戻り、沙羅城 (仮名)を脱出するまで約1年半の歳月が経ちました。異世界の人々はどんな日々を送っていたのでしょうか。ラクナシアはサナンはユピアは……その後は旅を続けるうちに解き明かされるでしょう。
「あか……る……しちゅえーしょん?」
「アカルチュエーションです。物質のあるべき姿を変える能力を始めとした能力群です」
両手を見つめる。異世界教は僕の能力のことまで知っているのか。
「それでこの子をどうしろと」
「既に隷属の首輪がつけられています。主人は死んでいるので改めて奴隷として登録してあげるしかこの子たちが生き残る道はないでしょう。しかし隷属の首輪は赤の強制紋と同じ……あなたならそれを知っているでしょう」
「ラクナシアの……赤……紋。何をしても罪に問われないという」
「そうです。連れていくなら首輪を外し、置いていくならそのままにしておいてください。その時は異世界教が責任をもって然るべき対処をしますので気に病む必要はありません」
僕はそっと彼女たちの首に付けられた隷属の首輪に触れる。視力検査のCに変形させて首輪を外した。
この子達を見ているとラクナシアを思い出す。牢の中で感情を失ったような目をしていた。奴隷という立場がどういうものかは分からないけど助けられずにはいられなかった。
「迷うことなく助けるとは流石だな」
色々と見て聞いて回った中でただの自己満足、偽善ではなんかという思いが強かった。もしミヅキを怪我させてしまった後だったらどうだったろう、普通にこの世界で町民として生活していたらどうだったのだろう。
「ふふふ、サクラさんは初めて会った時……支部の邸宅でお会いした時と変わりませんね。その顔は自分に疑問を抱いているのでしょう。人はそれぞれどう生きてきたか、どんな環境だったかで価値観が大きく違います。その中で、今のあなたがそう決断したのですから正しいのだと思います」
「ルーセットさん……」
「あら、お喋りが過ぎましたね。その子達も目を覚ましたようですし御暇しましょう。次に会った時は敵か味方か……それではまた」
ルーセットはゆっくりと奥へと消えていった。
「「ん、ん~」」
双子が目を覚ました。
「そういえば、さっきのお姉さんが双子って言ってぞ。なんで猫と犬なんだ」
「こら、動物みたいな言い方しないの。でもなんでだろう……きっと深い事情があるのだろう」
「ナナ、ナナ」
猫耳の子が一生懸命に犬耳に子を揺する。
「ん~、ん~。ルル、おはよう」
「「ハッ」」
「ごめんなさいご主人様、許可なく寝てしまいました」
猫耳の子が土下座した…。
「ルル、良く見なさい。この方たちはご主人様ではないわ」
「あわわわ、ナナ、ご主人さまはどこに言ったニャ」
か、可愛い……リアルに『ニャ』なんて初めて聞いた。
「顔が緩いぞサクラ」
「い、いや……そんなことはない」
「お前たちのご主人さまは死んだらしい」
彩衣が真面目な口調で少女たちに話した。
「「ご主人様が死んだ……」」
愕然とする双子……ガックリと肩を落として手を付く。
「君たちの名前を聞いてもいいかな。僕はサクラ、こっちは彩衣」
「彩衣という。よろしくな」
猫耳に子が「ルルです」、犬耳の子が「ナナです」とお辞儀した。
「一応、君たちの首輪を外しておいたんだけど行くあてがあれば好きにして大丈夫だよ」
「サクラいいのか、この子達を連れて行くなら首輪を外せって言われただろ」
「やっぱり可愛そうじゃん、無理やり奴隷にされていたんだったら親元にも帰りたいだろうし」
ピクリとルルの耳が動いた。
「そうだったですニャ、心配は無用。親や故郷はもうない故に存分に連れて行って下され」
「ルル、言葉がおかしいわよ。私たちが連れて行ってもらうんだからそこはお願いしますでしょ」
どうやら僕のこそこそ話しが聞こえていたようだ。さすがに動物のような耳があるだけある。
「それで君たちはなんでここにいたの?」
「落ちたニャ」
「それじゃあ分からないでしょ。私から説明しますね……
実は、私たちはご主人様に連れられバチアニアにいました。そこに巨大な地震が街を襲ったっんです」
もしかしたら彩衣のメテオクレーターじゃ……いや、偶然だろう。
「大きいのが3回もきたせいで広場に大穴が空いてしまったんです」
絶対に彩衣の魔法だ……かなり大きく揺れたもんな。って、彩衣はほけーっとしているけど気づいてないんかい。
小声で彩衣に伝えようとしたが、さっきみたいに聞かれてしまうかもしれない。
「そ、それでどうなったの?」
「はい、大穴から沢山の大蟻が出てきました。1匹1匹は弱かったらしく兵士たちがなんとかしたので街は無事なのですが、大穴からワラワラと未だに湧き出して農作物や食料を奪っていくんです」
マップで確認すると蟻の巣のような形が広がっている。ところどころに動いている赤点。
「大蟻か、5メートル位あって酸を吐いてきたりしないか!」
彩衣の目が輝いている。その発想、きっとゲームか何かだろう。
「いえ、1メートル程でかじりついてくる位です」
「なんと、それなら赤い色をしていないか!」
「いえ、黒い蟻です」
「それなら──」「──いい加減にしなさい。ごめんなさい、話しを続けて下さい」
ぷぅぷぅ頬を膨らませる彩衣。こっちを睨みつけているが気付かないふり。
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「なるほど、君たちはその冒険者としてこの迷宮に入ったわけか」
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ナナが頭をひょっこり上げて震える声で口を開いた。
「ご主人様の弟がパルイヤー様ですニャ。パルイヤー様は私たちのような奴隷を……キャー」
「そうなんです。そんなパルイヤー様に嫌気がさしたご主人様は私たちを戦いから遠ざけるように……この依頼で多くの報酬がもらえたら田舎でゆっくり暮らそうって言ってくれてたんです」
なんて優しい人なんだ、僕なんてラクナシアを戦いに繰り出したしこんな小さな彩衣にまで……僕の胸ほどまでしかない彩衣に目が向いた。
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彩衣が僕に抱きついてきた。……そんな風に思ってくれていたのか。言われてみれば『釣ってあげるのではなく釣り方を教えてあげるべき』という言葉を聞いたことがある。
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「相変わらずサクラは優しいの。そんなだから姉も私もお前のことが好きだったんだぞ」
え……結衣が僕のことを……「いてっ」彩衣に太ももを抓られた。
「それじゃあ出発しようか。出口までは出来る範囲でルルとナナにも戦ってもらうからね。僕たちと一緒にいたいかは道中で決めればいいよ」
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──【5章完結】
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第5章をお読み頂きましてありがとうございます。少し中途半端な終わり方になりましたが次の章へと進みます。獣人の少女ルルとナナがどんな活躍を見せてくれるのか。サクラと彩衣たちと共に仲間になってくれるのか。
と、物語の話しは置いておいて結衣と彩衣の双子姉妹、ルルとナナの双子姉妹。そしてもう1組の双子。全てプロット無しで書いているのでこれから先にどんな困難が待ち受けているのかは誰も分かりませんが、平坦な道のりではないことだけは確かです。
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