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第十九話 言わないのかよ
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朝だ。
「ふぁ……あ……」
昨日の歓迎会──俺の『この世』との送別会を兼ねた、だが──は、結局夜明け近くまで続く大盛り上がりだった。まあ、いつもあんなカンジらしいのだけれど、今日が休みだから、いうこともあるのだろう。彼らの言う『トゥラの日』、つまるところの安息日というヤツだ。
そして明日、この世界では、安息日の翌日を『ルゥナの日』と呼んでいる。
そしてそれは、俺の審問会、魔法律裁判の行われる日なのだ。
「さて……昨日わかったことをおさらいしておくとするか」
まだ寝ぼけ気味ではあったけれど、忘れないうち、早いうちにやっておいた方がいいだろう。居候中の納戸の床に座り込み、手近に置いてあった丸椅子を引き寄せてテーブルがわりにすると、戸棚から見つけたごわついた紙らしきものと棒状の木炭に皮を巻きつけたものを、ノートとペンの代用品として考えを整理しては書きつけていく。
まず、勇者裁判においての判決は、原則死刑である、ということ。
「でも……ハールマンさんのハナシでは、そうじゃないケースもあるらしい……と」
あのあともかなりいろいろと調べてくれたらしいけれど、その数少ない判例がどのような理由で下されたのかはわからないのだ、という。
ヴァンパイアという特性からなのか、夜の仕事の方がはかどるんだよ、と、遅れて――というより、もはやお開き直前に――やってきたハールマンさんと、想定されるさまざまなケースを出し合って検討したのだが、結局どれもピンとこなかった。やはり、法廷記録のような公的な書類で確認するよりなさそうだ。
そして次に、『この魔族が統治する新世界』についてのことだ。
「召喚魔法……ええと、なんて言ったっけ……あの……べ、ベリストンさん、だったっけ? うーん……あ! 《異界渡り》の秘術だ! 思い出した! ……は妖精族にしかできない、と」
これはイェゴール所長やラピスさんのハナシからも明らかだ。けれど、その名前まではつい今の今まで思い出せなかった。あとで教えてあげた方がいいだろう。
「ただなぁ……『妖精』って、人権がないっぽいんだよな、不思議なカンジするけど」
その不思議なカンジについては、マッコイさんがこう説明してくれた。
「『言語が理解できる知力を備え、身なりも人間らしい「猿」は、はたして人間族なのか』かぁ……。たしかに、そんなこと考えたこともなかったけれど、微妙なカンジするよなぁ……」
それがただの『サル』ではなく、よりヒトに近しい『チンパンジー』だったら?
その言葉で説明することが難しい微妙な線引きの上にいるのが、彼らにとっての『妖精』なのだ、ということなのだろう。しかも、他の所員たちのセリフによれば、俺をこの世界に連れてきた、あの酒癖の悪いフリムル・ファルのように蝶羽で自在に宙を舞う『いわゆる妖精』だけでなく、土の妖精や水の妖精もいれば、言葉も通じず知性も感じられない妖精もいるという。
「誰かが、だーっ! と一気に言ってくれてたみたいだけど、呂律が回ってないから全然聞き取れなかったんだよな……。そうだ、バルトルさんの本棚に何かないかあとで探してみよう」
そして。
そう、今のところもっとも重要なのは――。
がちゃり――ドアが開いて、食欲をそそる匂いが俺の鼻先をくすぐった。
「あら? もう起きてたの、《咎人》? 早いじゃない、いい心がけだわ」
「お、おい、エリナ……。その……それ、やめてくれるって、昨日約束したろ?」
「あ――」
エリナはたちまち顔を真っ赤に染めた。手に持つトレイが邪魔で隠しようがないらしい。
「そ、その……ごめんなさい、勇者A。どうしても、つい、出てしまったの、癖で……」
「い、いいって!」
勢いよく頭を下げるエリナとトレイの中で波打つスープの行方に慌てたのは俺の方だ。
「エ、エリナが真面目で素直な子なんだって昨日みんなに教えてもらったからさ。別に怒ってるわけじゃないんだ。あと……スープがこぼれちゃうから」
「……ふーん、スープの方が心配ってワケなのね?」
「い、いやいやいや! だけ、じゃない、けど――」
そこでわざとらしく頬をふくらませるエリナを見て、ぷっ、とそろってふきだしてしまった。丸椅子の上を空けるとそこにトレイを置き、エリナは俺の書いていたメモを盗み見る。
「へえ。勉強熱心なのね、勇者A」
「あはは……学校でも言われたことないな、そのセリフ。あ、あとさ……?」
「?」
「できたら……できたらでいいんだけど、俺のことは瑛って呼んでくれないかな?」
「どうして?」
「だ、だってさ?」
あらためて『なぜ?』と問い返されると少し言いづらい。
「俺、別に勇者になったつもり、まったくないんだよ。それ、なんか距離を感じるっていうか、俺のことじゃないみたいに聴こえちゃってさ。ホント、できれば、でいいんだけど」
「……わ、わかったわ」
………………言わないのかよ!
ちょっと待ってみたが、ちっとも呼んでくれそうにないのであきらめた俺は、エリナお手製のスープを飲むことにする。うん、やっぱりおいしい。こう言ったら怒られるだろうけれど。
「……今のところ、ダントツで一番はこれなんだよな」
「なんのハナシ?」
「い、いや! なんでもないなんでもないです……」
エリナに言うと、また照れ蹴られそうなのでやめておこう。
エリナは、さっきも言ったとおり、真面目で素直な子だ。
ただ、裏を返してほんのちょっとの悪意を混ぜると、融通の利かない馬鹿正直な子である、とも言える。実際、イェゴール所長やカネラさんも心配していたことだけれど、エリナはなんでも他人の言葉を額面どおりに受け取る悪いクセがあるのは事実だった。もちろん、それは美徳でもあるのだけれど、あからさまな嘘を丸呑みにして信じてしまうのはいささか問題だ。
特に、魔法律士という仕事に就く者としては、それは致命的でもあった。
「なあ、エリナ? ちょっと聞いてもいいかな?」
「ええ。こたえるかどうかは質問次第だけれど」
ええと……。
エリナは素直でいい子エリナは素直でいい子。
「ふぁ……あ……」
昨日の歓迎会──俺の『この世』との送別会を兼ねた、だが──は、結局夜明け近くまで続く大盛り上がりだった。まあ、いつもあんなカンジらしいのだけれど、今日が休みだから、いうこともあるのだろう。彼らの言う『トゥラの日』、つまるところの安息日というヤツだ。
そして明日、この世界では、安息日の翌日を『ルゥナの日』と呼んでいる。
そしてそれは、俺の審問会、魔法律裁判の行われる日なのだ。
「さて……昨日わかったことをおさらいしておくとするか」
まだ寝ぼけ気味ではあったけれど、忘れないうち、早いうちにやっておいた方がいいだろう。居候中の納戸の床に座り込み、手近に置いてあった丸椅子を引き寄せてテーブルがわりにすると、戸棚から見つけたごわついた紙らしきものと棒状の木炭に皮を巻きつけたものを、ノートとペンの代用品として考えを整理しては書きつけていく。
まず、勇者裁判においての判決は、原則死刑である、ということ。
「でも……ハールマンさんのハナシでは、そうじゃないケースもあるらしい……と」
あのあともかなりいろいろと調べてくれたらしいけれど、その数少ない判例がどのような理由で下されたのかはわからないのだ、という。
ヴァンパイアという特性からなのか、夜の仕事の方がはかどるんだよ、と、遅れて――というより、もはやお開き直前に――やってきたハールマンさんと、想定されるさまざまなケースを出し合って検討したのだが、結局どれもピンとこなかった。やはり、法廷記録のような公的な書類で確認するよりなさそうだ。
そして次に、『この魔族が統治する新世界』についてのことだ。
「召喚魔法……ええと、なんて言ったっけ……あの……べ、ベリストンさん、だったっけ? うーん……あ! 《異界渡り》の秘術だ! 思い出した! ……は妖精族にしかできない、と」
これはイェゴール所長やラピスさんのハナシからも明らかだ。けれど、その名前まではつい今の今まで思い出せなかった。あとで教えてあげた方がいいだろう。
「ただなぁ……『妖精』って、人権がないっぽいんだよな、不思議なカンジするけど」
その不思議なカンジについては、マッコイさんがこう説明してくれた。
「『言語が理解できる知力を備え、身なりも人間らしい「猿」は、はたして人間族なのか』かぁ……。たしかに、そんなこと考えたこともなかったけれど、微妙なカンジするよなぁ……」
それがただの『サル』ではなく、よりヒトに近しい『チンパンジー』だったら?
その言葉で説明することが難しい微妙な線引きの上にいるのが、彼らにとっての『妖精』なのだ、ということなのだろう。しかも、他の所員たちのセリフによれば、俺をこの世界に連れてきた、あの酒癖の悪いフリムル・ファルのように蝶羽で自在に宙を舞う『いわゆる妖精』だけでなく、土の妖精や水の妖精もいれば、言葉も通じず知性も感じられない妖精もいるという。
「誰かが、だーっ! と一気に言ってくれてたみたいだけど、呂律が回ってないから全然聞き取れなかったんだよな……。そうだ、バルトルさんの本棚に何かないかあとで探してみよう」
そして。
そう、今のところもっとも重要なのは――。
がちゃり――ドアが開いて、食欲をそそる匂いが俺の鼻先をくすぐった。
「あら? もう起きてたの、《咎人》? 早いじゃない、いい心がけだわ」
「お、おい、エリナ……。その……それ、やめてくれるって、昨日約束したろ?」
「あ――」
エリナはたちまち顔を真っ赤に染めた。手に持つトレイが邪魔で隠しようがないらしい。
「そ、その……ごめんなさい、勇者A。どうしても、つい、出てしまったの、癖で……」
「い、いいって!」
勢いよく頭を下げるエリナとトレイの中で波打つスープの行方に慌てたのは俺の方だ。
「エ、エリナが真面目で素直な子なんだって昨日みんなに教えてもらったからさ。別に怒ってるわけじゃないんだ。あと……スープがこぼれちゃうから」
「……ふーん、スープの方が心配ってワケなのね?」
「い、いやいやいや! だけ、じゃない、けど――」
そこでわざとらしく頬をふくらませるエリナを見て、ぷっ、とそろってふきだしてしまった。丸椅子の上を空けるとそこにトレイを置き、エリナは俺の書いていたメモを盗み見る。
「へえ。勉強熱心なのね、勇者A」
「あはは……学校でも言われたことないな、そのセリフ。あ、あとさ……?」
「?」
「できたら……できたらでいいんだけど、俺のことは瑛って呼んでくれないかな?」
「どうして?」
「だ、だってさ?」
あらためて『なぜ?』と問い返されると少し言いづらい。
「俺、別に勇者になったつもり、まったくないんだよ。それ、なんか距離を感じるっていうか、俺のことじゃないみたいに聴こえちゃってさ。ホント、できれば、でいいんだけど」
「……わ、わかったわ」
………………言わないのかよ!
ちょっと待ってみたが、ちっとも呼んでくれそうにないのであきらめた俺は、エリナお手製のスープを飲むことにする。うん、やっぱりおいしい。こう言ったら怒られるだろうけれど。
「……今のところ、ダントツで一番はこれなんだよな」
「なんのハナシ?」
「い、いや! なんでもないなんでもないです……」
エリナに言うと、また照れ蹴られそうなのでやめておこう。
エリナは、さっきも言ったとおり、真面目で素直な子だ。
ただ、裏を返してほんのちょっとの悪意を混ぜると、融通の利かない馬鹿正直な子である、とも言える。実際、イェゴール所長やカネラさんも心配していたことだけれど、エリナはなんでも他人の言葉を額面どおりに受け取る悪いクセがあるのは事実だった。もちろん、それは美徳でもあるのだけれど、あからさまな嘘を丸呑みにして信じてしまうのはいささか問題だ。
特に、魔法律士という仕事に就く者としては、それは致命的でもあった。
「なあ、エリナ? ちょっと聞いてもいいかな?」
「ええ。こたえるかどうかは質問次第だけれど」
ええと……。
エリナは素直でいい子エリナは素直でいい子。
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