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友達と街ブラ
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今日は休日。ボクは暇を持て余していた。
予定が何も無い。休みの日は大抵藤堂の家で過ごしているのだが、今日は静哉くんに予定が入っているので会えない。静哉くんがいなくても藤堂の家においでと言われているが、今日は何だか気分じゃない。
両親はデートだと言って出かけてしまったし、一華ちゃんも今朝ボクにマーキングだけして出かけてしまった。拓司は普段寮にいて会えない舞ちゃんが帰ってきているので今日は1日連絡も取れないだろう。
スマホを眺めながらふと思いつきで雅を遊びに誘ったら即返信が来て、現在ボクたちは駅前商店街にいる。友人と2人で遊びに出かけるのは初めてだ。
「僕、友達に遊びに誘われたの初めてなんだ。」
待ち合わせ場所に嬉しそうに走り寄ってきた雅はボクと同じことを思っていたらしい。これは遊び倒すしかない。
駅前商店街といってもちゃんと若者向けのお洒落でリーズナブルなお店は沢山ある。服屋や雑貨屋に入ってキャッキャッとはしゃぎながら遊び回る。お昼ご飯にハンバーガーのお店に入ったときは注文の仕方がわからなくて雅に教えてもらった。そういえばハンバーガーを食べるときはいつも拓司が注文して僕は席取りの役割だった。
ゲームセンターに入ったときは大きな音に思わずビクついてしまったが、UFOキャッチャーに夢中になっていたらいつの間にか慣れていた。結局1つも取れずにしょんぼりしていたら店員さんが甘々設定に変えてくれて2人とも1つずつぬいぐるみをゲットできた。ボクは茶色いコーギー、雅は三毛猫の抱えるほど大きなぬいぐるみだ。店員さんにお礼を言ってゲームセンターを出る。
「黒いコーギーだったらもっと小太郎にそっくりだったのにね。」
「猫もマンチカンだったら雅に似てたのにね。」
「それって僕の足が短いってこと?」
ぷんぷん怒る雅はボクよりも背が低い。そんなこと言ってないよーとけらけら笑いながら歩いていたら、前から歩いてきた5人グループの1人にぶつかってしまった。「ごめんなさい」とぱっと顔を上げると見覚えのあるようなないよな⋯。
「オメガが外を出歩いてんじゃねーよ。」
思い出した。クラスは忘れたけど同じ中学の同学年の生徒だ。話したこともないのにいきなりこんな事を言われる筋合いはない。
「わっEクラスのオメガちゃん達じゃーん。」
ぶつかった男子の後ろにいた4人がわらわらと寄ってきて囲まれる。あっ圧がすごい⋯!
雅がボクの背中に隠れる。あ、こいつボクを盾にしたな!しかもボクにだけ聞こえる声で『オメガだったら何なの?遊んじゃダメなの?』と直接言うことの出来ない文句をボソボソと垂れ流している。
「遊びにきたの?俺たちと一緒に遊ぶ?」
(『嫌ですけど。あっち行って!』)ボソボソ
「ふざけんな。オメガと一緒にいて発情されたらどうすんだ。」
(『なに時代錯誤なこと言ってんの?』)ボソボソ
「えーこん中でアルファなのお前だけじゃん。ハーレムハーレム。」
「3Pとか男の夢じゃん。」
「やめろよ。こんなちんちくりんなオメガを俺が相手するわけねーだろ。」
「はぁ?こっちのセリフですけどぉ?」
黙って聞いていたら聞き捨てならない話になってきたので思わず口を挟む。
「なに勝手にアルファが選ぶ立場になってるの?君みたいな古臭い価値観のアルファなんてこっちから願い下げだね。てか君たち誰?話したこともない相手によくもそんなセクハラじみたこと言えるよね。」
一気にまくしたてる。背中の雅が『喧嘩売らないでよぉ』と半泣きになっている。オメガが迫害されていた時代は確かにあったが、今では抑制剤も開発され発情期も薬で完全に抑えられるようになっている。アルファ用の抑制剤も同様に開発されていて、昔のように事故で番になってしまうようなことはほぼ無い。
「オメガが調子乗ってんじゃねーよ。」
アルファの威圧を出してくる。人に向けて威圧を出すなんて中指を立てるくらい失礼なことだ。でもおかしなことに威圧を出しているはずのアルファ男子の顔色が真っ青だ。ボクは何もしてないよ?
威圧を出すけれど全く動かないアルファ男子にベータの友達が「なに固まってるんだ?」と肩を叩くとハッとした顔をしてボクの胸ぐらを掴んできた。しかしその手は震えてる。
このチグハグな行動は何なんだ?と思っていたら横からアルファ男子の手首を掴む手が見えた。
「暴力はいけませんね。」
「イダダダダ!!」
ボクを掴んでいた手は離され、相手の掴まれた手首がミシミシと音を立てている。
「生徒会長!?」
「俺たち何もやってないっす!!」
「そいつが勝手に絡んでいきました!」
手首を掴まれているアルファ男子以外の奴らは即、友達を売っていた。
「なに言ってるんだ。下世話な会話で囲んでいて何もしていない訳がないだろう。お前たちは1年A組だな?このことは生徒指導の先生に報告するから反省して休み明けに備えることだな。」
掴んでいた手首を離し、男子生徒たちを追い払ったのは中学校の生徒会長だった。黒縁眼鏡の奥の目は鋭く、厳しいことで有名で生徒たちから恐れられている。そして背も高いので威圧感が凄まじい。背中の雅なんて怯えきって「はわゎゎゎ⋯」と声にならない声を出している。そんな生徒会長は胸ぐらを掴まれて皺になったボクの服を綺麗に正してくれた。
「助けるのが遅くなってごめんね。あの連中は普段から素行が悪くて一斉に指導できる機会を伺っていたんだ。一華さんのマーキングがあるから大事にはならないと思って⋯怪我はしていない?」
なるほど、アルファ男子の顔が真っ青だったのは一華ちゃんのつよつよマーキングのせいだったのか。初めてマーキング効果を実感した。
「大丈夫だよ。ありがとう冬真くん。」
「ええっ?小太郎、生徒会長と知り合いなの?」
「知り合いって言うか、拓司のお兄さんだからね。」
「そういえば苗字が五十嵐だ⋯。」
冬真くんはニッコリ笑って雅と目線を合わせた。
「そうです。僕は拓司のお兄ちゃんの冬真です。君は小太郎と同じクラスの飯塚雅くんだね?」
「冬真くん雅のこと知ってるの?」
「何かあったときに対処しやすいように各学年のオメガの子たちは覚えているんだ。」
なるほどさすが生徒会長。リスクマネジメントもばっちりだ。
「ところで君たちはこれからどこかに行くの?」
「ううん、もう帰るつもり。」
「僕も帰るところだから一緒に帰ろう。飯塚くんは2つ先の駅だよね?」
そう言って冬真くんは雅を最寄り駅の改札まで送り、その後ボクを家の前まで送ってくれた。
ボクと別れた後、スマホで電話をしながら歩いていく冬真くんを見送ってから家に入る。冬真くんと拓司が住んでいる五十嵐家は徒歩5分くらいのところだ。
さて、今日の楽しかった話を静哉くんにメッセージで送ろうっと。
*******************************
(冬真の電話)
「はい⋯はい、いま家まで送りました。寄り道してませんよ。小太郎の位置情報は把握してるでしょう?報告書は今日中に送りますので。ええ、Aクラスの男子生徒たちの処罰はこちらにお任せください。あなたはやり過ぎるので絶っっ対に手を出さないで下さいね!」
*******************************
※生徒会長が助けに入ったのはもちろん偶然ではありません。小太郎が家を出たときから数人のSPが密かに護衛をしていて、オメガの可愛い子ちゃん2人組にちょっかいを出そうとする輩を秘密裏に排除していました。
静哉は小太郎の管理はしたいけれど行動の制限はしたくないので、表立っての護衛は拓司だけということにしています。
そして当然雅については身辺調査済。
予定が何も無い。休みの日は大抵藤堂の家で過ごしているのだが、今日は静哉くんに予定が入っているので会えない。静哉くんがいなくても藤堂の家においでと言われているが、今日は何だか気分じゃない。
両親はデートだと言って出かけてしまったし、一華ちゃんも今朝ボクにマーキングだけして出かけてしまった。拓司は普段寮にいて会えない舞ちゃんが帰ってきているので今日は1日連絡も取れないだろう。
スマホを眺めながらふと思いつきで雅を遊びに誘ったら即返信が来て、現在ボクたちは駅前商店街にいる。友人と2人で遊びに出かけるのは初めてだ。
「僕、友達に遊びに誘われたの初めてなんだ。」
待ち合わせ場所に嬉しそうに走り寄ってきた雅はボクと同じことを思っていたらしい。これは遊び倒すしかない。
駅前商店街といってもちゃんと若者向けのお洒落でリーズナブルなお店は沢山ある。服屋や雑貨屋に入ってキャッキャッとはしゃぎながら遊び回る。お昼ご飯にハンバーガーのお店に入ったときは注文の仕方がわからなくて雅に教えてもらった。そういえばハンバーガーを食べるときはいつも拓司が注文して僕は席取りの役割だった。
ゲームセンターに入ったときは大きな音に思わずビクついてしまったが、UFOキャッチャーに夢中になっていたらいつの間にか慣れていた。結局1つも取れずにしょんぼりしていたら店員さんが甘々設定に変えてくれて2人とも1つずつぬいぐるみをゲットできた。ボクは茶色いコーギー、雅は三毛猫の抱えるほど大きなぬいぐるみだ。店員さんにお礼を言ってゲームセンターを出る。
「黒いコーギーだったらもっと小太郎にそっくりだったのにね。」
「猫もマンチカンだったら雅に似てたのにね。」
「それって僕の足が短いってこと?」
ぷんぷん怒る雅はボクよりも背が低い。そんなこと言ってないよーとけらけら笑いながら歩いていたら、前から歩いてきた5人グループの1人にぶつかってしまった。「ごめんなさい」とぱっと顔を上げると見覚えのあるようなないよな⋯。
「オメガが外を出歩いてんじゃねーよ。」
思い出した。クラスは忘れたけど同じ中学の同学年の生徒だ。話したこともないのにいきなりこんな事を言われる筋合いはない。
「わっEクラスのオメガちゃん達じゃーん。」
ぶつかった男子の後ろにいた4人がわらわらと寄ってきて囲まれる。あっ圧がすごい⋯!
雅がボクの背中に隠れる。あ、こいつボクを盾にしたな!しかもボクにだけ聞こえる声で『オメガだったら何なの?遊んじゃダメなの?』と直接言うことの出来ない文句をボソボソと垂れ流している。
「遊びにきたの?俺たちと一緒に遊ぶ?」
(『嫌ですけど。あっち行って!』)ボソボソ
「ふざけんな。オメガと一緒にいて発情されたらどうすんだ。」
(『なに時代錯誤なこと言ってんの?』)ボソボソ
「えーこん中でアルファなのお前だけじゃん。ハーレムハーレム。」
「3Pとか男の夢じゃん。」
「やめろよ。こんなちんちくりんなオメガを俺が相手するわけねーだろ。」
「はぁ?こっちのセリフですけどぉ?」
黙って聞いていたら聞き捨てならない話になってきたので思わず口を挟む。
「なに勝手にアルファが選ぶ立場になってるの?君みたいな古臭い価値観のアルファなんてこっちから願い下げだね。てか君たち誰?話したこともない相手によくもそんなセクハラじみたこと言えるよね。」
一気にまくしたてる。背中の雅が『喧嘩売らないでよぉ』と半泣きになっている。オメガが迫害されていた時代は確かにあったが、今では抑制剤も開発され発情期も薬で完全に抑えられるようになっている。アルファ用の抑制剤も同様に開発されていて、昔のように事故で番になってしまうようなことはほぼ無い。
「オメガが調子乗ってんじゃねーよ。」
アルファの威圧を出してくる。人に向けて威圧を出すなんて中指を立てるくらい失礼なことだ。でもおかしなことに威圧を出しているはずのアルファ男子の顔色が真っ青だ。ボクは何もしてないよ?
威圧を出すけれど全く動かないアルファ男子にベータの友達が「なに固まってるんだ?」と肩を叩くとハッとした顔をしてボクの胸ぐらを掴んできた。しかしその手は震えてる。
このチグハグな行動は何なんだ?と思っていたら横からアルファ男子の手首を掴む手が見えた。
「暴力はいけませんね。」
「イダダダダ!!」
ボクを掴んでいた手は離され、相手の掴まれた手首がミシミシと音を立てている。
「生徒会長!?」
「俺たち何もやってないっす!!」
「そいつが勝手に絡んでいきました!」
手首を掴まれているアルファ男子以外の奴らは即、友達を売っていた。
「なに言ってるんだ。下世話な会話で囲んでいて何もしていない訳がないだろう。お前たちは1年A組だな?このことは生徒指導の先生に報告するから反省して休み明けに備えることだな。」
掴んでいた手首を離し、男子生徒たちを追い払ったのは中学校の生徒会長だった。黒縁眼鏡の奥の目は鋭く、厳しいことで有名で生徒たちから恐れられている。そして背も高いので威圧感が凄まじい。背中の雅なんて怯えきって「はわゎゎゎ⋯」と声にならない声を出している。そんな生徒会長は胸ぐらを掴まれて皺になったボクの服を綺麗に正してくれた。
「助けるのが遅くなってごめんね。あの連中は普段から素行が悪くて一斉に指導できる機会を伺っていたんだ。一華さんのマーキングがあるから大事にはならないと思って⋯怪我はしていない?」
なるほど、アルファ男子の顔が真っ青だったのは一華ちゃんのつよつよマーキングのせいだったのか。初めてマーキング効果を実感した。
「大丈夫だよ。ありがとう冬真くん。」
「ええっ?小太郎、生徒会長と知り合いなの?」
「知り合いって言うか、拓司のお兄さんだからね。」
「そういえば苗字が五十嵐だ⋯。」
冬真くんはニッコリ笑って雅と目線を合わせた。
「そうです。僕は拓司のお兄ちゃんの冬真です。君は小太郎と同じクラスの飯塚雅くんだね?」
「冬真くん雅のこと知ってるの?」
「何かあったときに対処しやすいように各学年のオメガの子たちは覚えているんだ。」
なるほどさすが生徒会長。リスクマネジメントもばっちりだ。
「ところで君たちはこれからどこかに行くの?」
「ううん、もう帰るつもり。」
「僕も帰るところだから一緒に帰ろう。飯塚くんは2つ先の駅だよね?」
そう言って冬真くんは雅を最寄り駅の改札まで送り、その後ボクを家の前まで送ってくれた。
ボクと別れた後、スマホで電話をしながら歩いていく冬真くんを見送ってから家に入る。冬真くんと拓司が住んでいる五十嵐家は徒歩5分くらいのところだ。
さて、今日の楽しかった話を静哉くんにメッセージで送ろうっと。
*******************************
(冬真の電話)
「はい⋯はい、いま家まで送りました。寄り道してませんよ。小太郎の位置情報は把握してるでしょう?報告書は今日中に送りますので。ええ、Aクラスの男子生徒たちの処罰はこちらにお任せください。あなたはやり過ぎるので絶っっ対に手を出さないで下さいね!」
*******************************
※生徒会長が助けに入ったのはもちろん偶然ではありません。小太郎が家を出たときから数人のSPが密かに護衛をしていて、オメガの可愛い子ちゃん2人組にちょっかいを出そうとする輩を秘密裏に排除していました。
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