161 / 188
シーズン2 私の邪悪な魔法使いの友人の弟子
第八章 8)アリューシアの章
しおりを挟む
アリューシアはかつてなく愉快な気分だった。彼らが困惑している表情を眺めるのが面白いのだ。ちゃんと説明してやれば、その困惑はすぐに畏敬へ変わるだろう。それがわかっているから愉快だった。
「えーとね」と言ってアリューシアは語り出す。
あのとてつもない難題を、さっきクリーしたこと。すなわち、プラーヌス様の弟子として、この塔に居続けられることが確定したこと。でもその前にやらなければいけないことがあるということ。
ボーアホーブ領に帰って、父と母、姉たちの遺体を取り返す。そして丁寧に葬送する。
「私の話しは以上。何か質問は?」
アリューシアは気が急いて仕方がない。今すぐにここから飛び出して、旅路に就きたい。
しかし雨に濡れた服が不快だった。旅の準備だって必要だ。まず、暖炉の前で髪と服を乾かす必要だってある。
というわけで、塔の正面の扉の前での話し合いは打ち切り、一端、シャグランの執務室に戻る。
ほんの数刻前、この部屋で、ボーアホーブに起きた悲惨な出来事を知ったのだ。
部屋に足を踏み入れた瞬間、その記憶がアリューシアの脳裏に蘇ってきて、一瞬、呼吸が出来ないくらいに胸が苦しくなった。
しかしアリューシアはすぐに立ち直る。自分はこれから奴らに復讐に行く。この怒り、この恨み、この悲しみは、ただちに雪がれる。
それが果たされるのはもう時間の問題なのだ。
「やめておけ。戦いは終わった。お前たちのボーアホーブは滅亡したんだ。今、敵地に乗り込むのは、死にに行くようなものだぜ」
しかしアリューシアの決意を、カルファルが咎めてきた。
「あなたに聞いてないわ、カルファル!」
アリューシアはカルファルをにらむ。サンチーヌたちに尋ねたのに、誰よりも早く返事をするなんて!
彼の図太い神経には驚かされる。この部屋に顔を出して来るだけでも呆れていたのに、何という厚かましさであろうか。
しかも、彼は三流の魔法使いの分際で、俺の妻になれなどとアリューシアを口説いてきたのだ。今思うと、笑えて仕方がない。
「調子に乗るなよ、アリューシア。お前の魔法で数千の敵兵を相手に出来るわけがない。死ぬぜ」
カルファルは戦いのプロフェッショナルとでも言いたげに、偉そうに腕を組んで意見をしてくる。その姿も随分と滑稽だ。
「私はギャラック家に復讐する。そのために全力を尽くす」
「無理だ、愚か者」
カルファルが本当に怖い目つきでにらみつけてきた。
「な、何よ!」
しかしカルファルの髪も雨に濡れていた。彼もアリューシアのことが心配で、シャグランたちと一緒に彼女を探してくれていたようだ。
それは有り難いことである。ボーアホーブの財産は全て消えてしまったというのに、彼はまだアリューシアに執着しているようなのだ。
とはいえ、カルファルごときの意見を受け付けていられない。
「あなたは、私がこの魔族と契約するのも無理だって言っていた。覚えているでしょ?」
アリューシアはカルファルに向かって自分の水晶玉を突き付ける。
「でも結果は? ほら、この通り。私は魔法使いとして、あなたを超えたわけなんですけど」
「奇跡さ。奇跡が起きただけさ。お前はその奇跡を大事に守り続けるべきだ。しかし、このような奇跡は二度も起きない。次は死ぬぞ」
「奇跡じゃないことを証明するわ。それが私の実力だって。本当に願ったこと、欲しいものは手に入る。私はそのような運命の下に生まれた。ギャラックどもを許さない。この恨みを果たす」
「おいおい、俺以外に、この馬鹿に、お前は馬鹿だと教えてやれる奴はいないのか?」
カルファルが心底呆れたという表情で部屋を見渡し始めた。彼はサンチーヌを見て、ラダを見て、ミリューを見て、シャグランを見る。
アリューシアもカルファルと同じように、彼らの表情を見渡した。そして彼女は安堵のため息をついた。サンチーヌたちは、アリューシアの意見に賛同しているようだから。
「彼らの家族もボーアホーブ領に残っている。皆、家族のことが心配なのよ」
「ああ、なるほど。こいつらも帰りたいわけか。だったら少しも参考にならないな。そうだ、お前の意見は、シャグラン?」
カルファルがシャグランに質問を振った。
「僕は?」
シャグランの意見なんてどうでもいいわ。執事の中で最も地位の高いサンチーヌが賛成してくれたのだから、もう答えは出た。
しかしシャグランが何を考えているのか、アリューシアも少しは気にはなった。
「アリューシアの家族のことを思う気持ちを、止めることなんて出来ない」
シャグランは言った。
「何だって、お前も同じ意見なのか! どいつもこいつも狂い出したのか? 皆、アリューシアを地獄に突き落とそうとしている」
「いや、だけど見殺しにするつもりもない。アリューシアはこの塔の住人だ。彼女を守る義務が僕にはある。だから僕もボーアホーブ領に行く」
「はあ、あなたも着いてくるですって!」
シャグランの意見に耳を傾ける価値なんて一切ないと思っていたアリューシアであったが、この発言には彼女も驚かされた。
「足手まといだわ。言うまでもない、そんなこと」
「いや、僕は戦力になるさ」
「何を言っているの? あなたは魔法どころか剣も振れない」
「ああ、確かにその通りだ。しかしカルファルは魔法を使える。だから君も来るんだ」
彼はそんなことまでも口にする。
「えーとね」と言ってアリューシアは語り出す。
あのとてつもない難題を、さっきクリーしたこと。すなわち、プラーヌス様の弟子として、この塔に居続けられることが確定したこと。でもその前にやらなければいけないことがあるということ。
ボーアホーブ領に帰って、父と母、姉たちの遺体を取り返す。そして丁寧に葬送する。
「私の話しは以上。何か質問は?」
アリューシアは気が急いて仕方がない。今すぐにここから飛び出して、旅路に就きたい。
しかし雨に濡れた服が不快だった。旅の準備だって必要だ。まず、暖炉の前で髪と服を乾かす必要だってある。
というわけで、塔の正面の扉の前での話し合いは打ち切り、一端、シャグランの執務室に戻る。
ほんの数刻前、この部屋で、ボーアホーブに起きた悲惨な出来事を知ったのだ。
部屋に足を踏み入れた瞬間、その記憶がアリューシアの脳裏に蘇ってきて、一瞬、呼吸が出来ないくらいに胸が苦しくなった。
しかしアリューシアはすぐに立ち直る。自分はこれから奴らに復讐に行く。この怒り、この恨み、この悲しみは、ただちに雪がれる。
それが果たされるのはもう時間の問題なのだ。
「やめておけ。戦いは終わった。お前たちのボーアホーブは滅亡したんだ。今、敵地に乗り込むのは、死にに行くようなものだぜ」
しかしアリューシアの決意を、カルファルが咎めてきた。
「あなたに聞いてないわ、カルファル!」
アリューシアはカルファルをにらむ。サンチーヌたちに尋ねたのに、誰よりも早く返事をするなんて!
彼の図太い神経には驚かされる。この部屋に顔を出して来るだけでも呆れていたのに、何という厚かましさであろうか。
しかも、彼は三流の魔法使いの分際で、俺の妻になれなどとアリューシアを口説いてきたのだ。今思うと、笑えて仕方がない。
「調子に乗るなよ、アリューシア。お前の魔法で数千の敵兵を相手に出来るわけがない。死ぬぜ」
カルファルは戦いのプロフェッショナルとでも言いたげに、偉そうに腕を組んで意見をしてくる。その姿も随分と滑稽だ。
「私はギャラック家に復讐する。そのために全力を尽くす」
「無理だ、愚か者」
カルファルが本当に怖い目つきでにらみつけてきた。
「な、何よ!」
しかしカルファルの髪も雨に濡れていた。彼もアリューシアのことが心配で、シャグランたちと一緒に彼女を探してくれていたようだ。
それは有り難いことである。ボーアホーブの財産は全て消えてしまったというのに、彼はまだアリューシアに執着しているようなのだ。
とはいえ、カルファルごときの意見を受け付けていられない。
「あなたは、私がこの魔族と契約するのも無理だって言っていた。覚えているでしょ?」
アリューシアはカルファルに向かって自分の水晶玉を突き付ける。
「でも結果は? ほら、この通り。私は魔法使いとして、あなたを超えたわけなんですけど」
「奇跡さ。奇跡が起きただけさ。お前はその奇跡を大事に守り続けるべきだ。しかし、このような奇跡は二度も起きない。次は死ぬぞ」
「奇跡じゃないことを証明するわ。それが私の実力だって。本当に願ったこと、欲しいものは手に入る。私はそのような運命の下に生まれた。ギャラックどもを許さない。この恨みを果たす」
「おいおい、俺以外に、この馬鹿に、お前は馬鹿だと教えてやれる奴はいないのか?」
カルファルが心底呆れたという表情で部屋を見渡し始めた。彼はサンチーヌを見て、ラダを見て、ミリューを見て、シャグランを見る。
アリューシアもカルファルと同じように、彼らの表情を見渡した。そして彼女は安堵のため息をついた。サンチーヌたちは、アリューシアの意見に賛同しているようだから。
「彼らの家族もボーアホーブ領に残っている。皆、家族のことが心配なのよ」
「ああ、なるほど。こいつらも帰りたいわけか。だったら少しも参考にならないな。そうだ、お前の意見は、シャグラン?」
カルファルがシャグランに質問を振った。
「僕は?」
シャグランの意見なんてどうでもいいわ。執事の中で最も地位の高いサンチーヌが賛成してくれたのだから、もう答えは出た。
しかしシャグランが何を考えているのか、アリューシアも少しは気にはなった。
「アリューシアの家族のことを思う気持ちを、止めることなんて出来ない」
シャグランは言った。
「何だって、お前も同じ意見なのか! どいつもこいつも狂い出したのか? 皆、アリューシアを地獄に突き落とそうとしている」
「いや、だけど見殺しにするつもりもない。アリューシアはこの塔の住人だ。彼女を守る義務が僕にはある。だから僕もボーアホーブ領に行く」
「はあ、あなたも着いてくるですって!」
シャグランの意見に耳を傾ける価値なんて一切ないと思っていたアリューシアであったが、この発言には彼女も驚かされた。
「足手まといだわ。言うまでもない、そんなこと」
「いや、僕は戦力になるさ」
「何を言っているの? あなたは魔法どころか剣も振れない」
「ああ、確かにその通りだ。しかしカルファルは魔法を使える。だから君も来るんだ」
彼はそんなことまでも口にする。
0
あなたにおすすめの小説
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
竜皇女と呼ばれた娘
Aoi
ファンタジー
この世に生を授かり間もなくして捨てられしまった赤子は洞窟を棲み処にしていた竜イグニスに拾われヴァイオレットと名づけられ育てられた
ヴァイオレットはイグニスともう一頭の竜バシリッサの元でスクスクと育ち十六の歳になる
その歳まで人間と交流する機会がなかったヴァイオレットは友達を作る為に学校に通うことを望んだ
国で一番のグレディス魔法学校の入学試験を受け無事入学を果たし念願の友達も作れて順風満帆な生活を送っていたが、ある日衝撃の事実を告げられ……
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
罠にはめられた公爵令嬢~今度は私が報復する番です
結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売
ファンタジー
【私と私の家族の命を奪ったのは一体誰?】
私には婚約中の王子がいた。
ある夜のこと、内密で王子から城に呼び出されると、彼は見知らぬ女性と共に私を待ち受けていた。
そして突然告げられた一方的な婚約破棄。しかし二人の婚約は政略的なものであり、とてもでは無いが受け入れられるものではなかった。そこで婚約破棄の件は持ち帰らせてもらうことにしたその帰り道。突然馬車が襲われ、逃げる途中で私は滝に落下してしまう。
次に目覚めた場所は粗末な小屋の中で、私を助けたという青年が側にいた。そして彼の話で私は驚愕の事実を知ることになる。
目覚めた世界は10年後であり、家族は反逆罪で全員処刑されていた。更に驚くべきことに蘇った身体は全く別人の女性であった。
名前も素性も分からないこの身体で、自分と家族の命を奪った相手に必ず報復することに私は決めた――。
※他サイトでも投稿中
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
【完結】見えてますよ!
ユユ
恋愛
“何故”
私の婚約者が彼だと分かると、第一声はソレだった。
美少女でもなければ醜くもなく。
優秀でもなければ出来損ないでもなく。
高貴でも無ければ下位貴族でもない。
富豪でなければ貧乏でもない。
中の中。
自己主張も存在感もない私は貴族達の中では透明人間のようだった。
唯一認識されるのは婚約者と社交に出る時。
そしてあの言葉が聞こえてくる。
見目麗しく優秀な彼の横に並ぶ私を蔑む令嬢達。
私はずっと願っていた。彼に婚約を解消して欲しいと。
ある日いき過ぎた嫌がらせがきっかけで、見えるようになる。
★注意★
・閑話にはR18要素を含みます。
読まなくても大丈夫です。
・作り話です。
・合わない方はご退出願います。
・完結しています。
悪役令嬢が行方不明!?
mimiaizu
恋愛
乙女ゲームの設定では悪役令嬢だった公爵令嬢サエナリア・ヴァン・ソノーザ。そんな彼女が行方不明になるというゲームになかった事件(イベント)が起こる。彼女を見つけ出そうと捜索が始まる。そして、次々と明かされることになる真実に、妹が両親が、婚約者の王太子が、ヒロインの男爵令嬢が、皆が驚愕することになる。全てのカギを握るのは、一体誰なのだろう。
※初めての悪役令嬢物です。
初恋が綺麗に終わらない
わらびもち
恋愛
婚約者のエーミールにいつも放置され、蔑ろにされるベロニカ。
そんな彼の態度にウンザリし、婚約を破棄しようと行動をおこす。
今後、一度でもエーミールがベロニカ以外の女を優先することがあれば即座に婚約は破棄。
そういった契約を両家で交わすも、馬鹿なエーミールはよりにもよって夜会でやらかす。
もう呆れるしかないベロニカ。そしてそんな彼女に手を差し伸べた意外な人物。
ベロニカはこの人物に、人生で初の恋に落ちる…………。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる