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海賊退治
PHASE-106【中佐がエロい】
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クラーケンには決定力のある一撃を見舞わないと倒せない。
となれば、ミズーリの40.6㎝なのだが、現状で発射すれば、ベルにゲッコーさんはなんとかするだろうが、攫われていた人達が砲撃を回避できるわけがない。
確実にピンポイントで狙うなら、アレを使うか――――。爆風が心配だが、砲撃より精度は高い。
『ベル?』
『はい……』
ん、やはりここはベルが戦ってくれるのかな?
だが、なんだろうか、表情が暗い。
にゅるりとクラーケンが動けば、『ひぅ』と、なんだか可愛い声を出しましたよ。
「ベル?」
ゲッコーさんみたいに名前を口にすると、
『私はああいうヌメヌメして、テカっているのが苦手なのだ……』
チート女子の意外な弱点が発覚。
しかも乙女な弱点だな。
可愛いが、どうしようか。
海賊たちはベルとゲッコーさんが動かなくなったから、「いけるんじゃないか」や、「今のうちだ!」なんて声を荒げながら発している。
逃げられるのは困るな。
――って思っていれば、荒げる声に苛立ったのか、クラーケンの大木みたいな触手が、高々と洞窟天井に向かって伸びれば、大きくしなり船へ向かって振り下ろされた。
バキバキと、三十メートルはある船が真っ二つだ。
壊れる音に混じっての、野太い悲鳴。
木っ端と共に人も舞っていた。
『見境ないな。封じられてたわけだ。やっかいなものを去り際に出してくれた。逃げおおせることは出来なかったみたいだがな』
M72 LAWにかわって、今度は破壊力のあるジャベリンを虚空から取り出し肩に担う。
放たれれば、長さ一メートルほどのミサイルが飛翔。
洞窟内部ってこともあって、ジャベリンの特徴であるトップアタックは使用出来ないからか、ミサイルは真っ直ぐに飛んでいくダイレクトアタックモード。
当たれば先ほど以上の爆発がおこる。
『ブォォォォォォォ――――』
効果があったようで、苦しそうな雄叫びを上げて、触手を振り回す。
二射目と移行しようとしたところで――、
「!? まぶし!」
クラーケンの体が輝き出す。
ストロボを焚いたような強い光が連続しておこれば、ディスプレイ越しの俺でも目を閉じてしまう。
これは現場にいる二人はたまらないな。
『ちょ!?』
光のなかでベルの声。
残光が残る中、ディスプレイを見れば――――、
「なんてこったい」
光が終息すると、なんと形容すればよいのか――――。
ベルが危機的状況であるのに、画面に釘付けになっている俺がいる。
「どうしましたトール!? 鼻の穴が開いてますよ」
コクリコの指摘を受けてしまうが、いや、だってねえ。
これはきっと危機なんだろうけど、それ以上にエロエロですよ中佐。
サービス回なのかと思ってしまうんですか。
――クラーケンの触手に捕まっているが、強く締め付けられているという感じではなく、圧迫に苦しんでいるというより、にゅるにゅるの粘液に苦しんでいるようだ。
クラーケンの男心が分かっているとばかりの、エロい絡みつきである。
粘液でてかって、きゅっと触手が絡めば、ただでさえ大きい胸が更に主張している。
エロすぎる縛り方――――、もとい、絞め方だ……。
やばいよ、粘液が白濁だよ。顔に体に髪に、白いヌルヌルがとてつもなくエロいです。
苦手とするものに攻め立てられて、荒い息と白い肌が紅潮する姿がエロすぎです!
ディスプレイにモザイクが入りそうな勢いなんだけども、このシーンはビデオクリップとか出来ないのかしら。
危機だというのはわかる! だが、このシーンは記録したい!
録画を実行している俺は、勇者失格である。
「何を惚けてるんですか! このままだと食べられてしまいますよ!!」
と言われても、ここからどうしろと?
ミズーリで攻撃すれば、間違いなくベルが大変なことになる。まあ、現状でも大変な目に遭ってるけど。
あのクラーケンの触手の動き、テクニシャンだと――、感じざるを得ません。
ゲッコーさんはMASADAより威力のあるSCAR-Hに変えて、バシバシと撃っているけども、7.62㎜でも、デカいの相手だと豆鉄砲だ。
『ブォフォフォ』
なんか腹立つ笑い方してる。あのイカ、楽しんでないか?
あいつエロだ。エロイカだ。
『んん!』
やばい、マジでベルがエロい……。
苦しいというか、声と仕草が、婀娜っぽいんですけど。
録画してよかったと、心底思ってるんだけど。
「トール!」
横でコクリコがお怒りだ。
分かってるんですよ。助けないといけないという事は分かってるんだけども、性欲が勝ってるんだよね。
となれば、ミズーリの40.6㎝なのだが、現状で発射すれば、ベルにゲッコーさんはなんとかするだろうが、攫われていた人達が砲撃を回避できるわけがない。
確実にピンポイントで狙うなら、アレを使うか――――。爆風が心配だが、砲撃より精度は高い。
『ベル?』
『はい……』
ん、やはりここはベルが戦ってくれるのかな?
だが、なんだろうか、表情が暗い。
にゅるりとクラーケンが動けば、『ひぅ』と、なんだか可愛い声を出しましたよ。
「ベル?」
ゲッコーさんみたいに名前を口にすると、
『私はああいうヌメヌメして、テカっているのが苦手なのだ……』
チート女子の意外な弱点が発覚。
しかも乙女な弱点だな。
可愛いが、どうしようか。
海賊たちはベルとゲッコーさんが動かなくなったから、「いけるんじゃないか」や、「今のうちだ!」なんて声を荒げながら発している。
逃げられるのは困るな。
――って思っていれば、荒げる声に苛立ったのか、クラーケンの大木みたいな触手が、高々と洞窟天井に向かって伸びれば、大きくしなり船へ向かって振り下ろされた。
バキバキと、三十メートルはある船が真っ二つだ。
壊れる音に混じっての、野太い悲鳴。
木っ端と共に人も舞っていた。
『見境ないな。封じられてたわけだ。やっかいなものを去り際に出してくれた。逃げおおせることは出来なかったみたいだがな』
M72 LAWにかわって、今度は破壊力のあるジャベリンを虚空から取り出し肩に担う。
放たれれば、長さ一メートルほどのミサイルが飛翔。
洞窟内部ってこともあって、ジャベリンの特徴であるトップアタックは使用出来ないからか、ミサイルは真っ直ぐに飛んでいくダイレクトアタックモード。
当たれば先ほど以上の爆発がおこる。
『ブォォォォォォォ――――』
効果があったようで、苦しそうな雄叫びを上げて、触手を振り回す。
二射目と移行しようとしたところで――、
「!? まぶし!」
クラーケンの体が輝き出す。
ストロボを焚いたような強い光が連続しておこれば、ディスプレイ越しの俺でも目を閉じてしまう。
これは現場にいる二人はたまらないな。
『ちょ!?』
光のなかでベルの声。
残光が残る中、ディスプレイを見れば――――、
「なんてこったい」
光が終息すると、なんと形容すればよいのか――――。
ベルが危機的状況であるのに、画面に釘付けになっている俺がいる。
「どうしましたトール!? 鼻の穴が開いてますよ」
コクリコの指摘を受けてしまうが、いや、だってねえ。
これはきっと危機なんだろうけど、それ以上にエロエロですよ中佐。
サービス回なのかと思ってしまうんですか。
――クラーケンの触手に捕まっているが、強く締め付けられているという感じではなく、圧迫に苦しんでいるというより、にゅるにゅるの粘液に苦しんでいるようだ。
クラーケンの男心が分かっているとばかりの、エロい絡みつきである。
粘液でてかって、きゅっと触手が絡めば、ただでさえ大きい胸が更に主張している。
エロすぎる縛り方――――、もとい、絞め方だ……。
やばいよ、粘液が白濁だよ。顔に体に髪に、白いヌルヌルがとてつもなくエロいです。
苦手とするものに攻め立てられて、荒い息と白い肌が紅潮する姿がエロすぎです!
ディスプレイにモザイクが入りそうな勢いなんだけども、このシーンはビデオクリップとか出来ないのかしら。
危機だというのはわかる! だが、このシーンは記録したい!
録画を実行している俺は、勇者失格である。
「何を惚けてるんですか! このままだと食べられてしまいますよ!!」
と言われても、ここからどうしろと?
ミズーリで攻撃すれば、間違いなくベルが大変なことになる。まあ、現状でも大変な目に遭ってるけど。
あのクラーケンの触手の動き、テクニシャンだと――、感じざるを得ません。
ゲッコーさんはMASADAより威力のあるSCAR-Hに変えて、バシバシと撃っているけども、7.62㎜でも、デカいの相手だと豆鉄砲だ。
『ブォフォフォ』
なんか腹立つ笑い方してる。あのイカ、楽しんでないか?
あいつエロだ。エロイカだ。
『んん!』
やばい、マジでベルがエロい……。
苦しいというか、声と仕草が、婀娜っぽいんですけど。
録画してよかったと、心底思ってるんだけど。
「トール!」
横でコクリコがお怒りだ。
分かってるんですよ。助けないといけないという事は分かってるんだけども、性欲が勝ってるんだよね。
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