411 / 1,861
極東
PHASE-411【バトルメイド】
しおりを挟む
伝説の兵士は余裕に紫煙を燻らせるが、眼界では余裕はない。
馬鹿が生み出した馬鹿魔法が原因で、飛び散る火が窓に備わるカーテンなんかに飛び火して、今にも燃え広がりそうな勢いだ。
「俺たち放火魔の仲間になりますよ」
「ま、敵の根城だ。燃やしても問題ない」
以前は一振りで砦の門やら櫓を灰燼焦土と化していたベルが言うと、説得力があるね。
でも、体を乗っ取られているわけだから、侯爵の屋敷は別段、敵の根城ではないような……。
俺たちのように傍観している者達もいれば、ランシェルちゃん達のように燃え広がる前にと、消火を始める面子もいる。
これじゃあ、どっちが魔王軍だよ……。
俺がスプリームフォールを使えば一発消火なんだが、そうなるとこの辺一帯が水の中に沈むよな。
屋敷を大いに壊すわけにもいかんだろうし。
「下らんことはいい。さっさと戦え」
ヴァンパイアから怒号が飛ぶ。
あいつはメイドさん達には強い態度だな。
「しかし、火災が――――」
「下らん。魂胆が見え透いている。やれ!」
コトネさんが意を唱えようとするが、それを遮る。
懸命に消火作業に従事することで、このまま戦いを回避しようとする腹積もりなのだろう。と、ヴァンパイアに看破されれば、
「我が胸三寸だぞ」
冷ややかにヴァンパイアが発すると、メイドさん達はビクリと体を震わせ、消火作業を止めると、再び剣を手にする。
「来るぞ」
吸い殻を携帯灰皿にしまい。
ゆっくりと立ち上がるゲッコーさんが麻酔銃をスライド。
俺の背後にいた面子が立ち上がる。
遅れて俺も立つ。そのタイミングでメイドさん達が一気に俺たちへと迫る。
大人数であるが、互いがぶつからない位置を把握しながら、俺たちへと距離を縮めてくる。
「さあ、来るがいい!」
さっそく、うちの馬鹿代表が誰よりも前に立ち、ワンドを煌めかせ、
「ファイヤーボール」
と、開始の合図。
艶やかな黒髪をシニヨンで纏めたコトネさんが、手にするショートソードでファイヤーボールを両断。
爆発するもそれに物怖じすることなどなく、コトネさんは驀地。
後方からもメイドさん達がそれに続く。
まるで飛翔しているかのような素早い歩法。
「はぁ!」
裂帛の気合いと共にコトネさんがコクリコに剣を振り下ろす。
ガキンとワンドで受けて捌くコクリコ。
捌くと同時に体を移動させて、コトネさんの剣の正面から離れると、続いて向かってくる相手の剣に対し、片足だけで立ち、ワンドで腹部を突く。
突かれたメイドさんは、美貌を苦痛で歪めて膝をつく。
突いた時のコクリコの姿勢は、体で丁の字を描いているようなバレエダンサーのようなしなやかさ。
膝をついた一人を飛び越えるようにメイドさんが斬りかかってくれば、未だ片足立ちのコクリコは、床に付けていない足で迎撃。
跳躍する相手の腹部に押すような蹴撃を見舞えば、反動を利用して後転にて距離を取り、黄色と黒の二色からなるローブをバサッと整えて。揺れる黒色級である認識票をピッと引っ張って揺れを止め、ワンドを相手へと向けて威圧。
不思議とそれで動きが止まるメイドさん達。
「…………お前は成龍か!」
感心するほどのカンフーアクションだった……。
金払って見たいレベルだったよ。
「怯むな」
動きの止まったメイドさん達にコトネさんが発せば、再び動き出す。
パシュン。
音が響く、
「く……」
麻酔銃が腕に当たったメイドさんの動きが鈍くなる。
「大した女性だ。普通なら腕でも直ぐに眠るんだが」
魔王軍だから、常人とは違うか。
ゲッコーさんはヘッドショットに切り替える。
小さく響くサプレッサー音が響けば、今度は一発で倒れる。
「はっ!」
「いい距離の詰め方だ」
もう一発を撃つところで、俺の側面に立つゲッコーさんの側面からメイドさんが刺突を見舞うも、剣を持った手をゲッコーさんが掴めば、同時にメイドさんが宙を舞う。
俺がホブを投げ飛ばしたものより、ベルがカイルを投げ飛ばした時よりも速く、音も無く、流れるような動きで投げた。
床に背中から叩き付けられたメイドさんは意識が飛ぶ。
でも、頭は打たないように、しっかりと手で支えてあげる男前。それが、ゲッコーさん。
「トール感心している余裕はないぞ」
「だな」
ベルが寄ってくるメイドさん達の剣をレイピアで捌いて、長い足からなる蹴撃で黙らせていく中、俺への警告。
俺の横に立つゲッコーさんの位置まで来るって事は、油断すれば包囲される事になる。
なので――――、
「イグニース」
炎の盾を展開してから俺が突っ込む。
側面からの攻撃にはめっぽう弱いが、迫り来るメイドさん達を正面から退けることは出来る。
イメージは、除雪なら任せとけ! の、ラッセル車や、砕氷船だ。
「崩してやったぞ」
美しく迫ってきたメイドさん達の動きの阻害に成功。
相手に隙が生じる。その隙を必殺に変えてくれる二人。
動きの止まったメイドさん達をゲッコーさんが次々と麻酔銃で眠らせていき、ベルも手刀で首をトンッと軽やかに叩いていく。それだけでパタリと床へと倒れていくメイドさん。
「活躍できない……」
と、ここでシャルナが渋面。
コクリコに比べると接近戦は不得手のようだ。
弓を使いたくても、殺傷力があるから使えない。
魔法を使用したいようだが、俺がメイドさん達に突っ込んでの乱戦状態だから、使えないご様子。
回廊全体を照らしてくれるファイアフライの魔法使用だけでも、十分に活躍しているけどな。
後方で回復なんかのサポートを任せよう。
なんたって、ここから俺は怪我をしそうだからな。
――――俺の前に立ちふさがるのは――――、ランシェルちゃん。コトネさん。サニアさん。
紫色の髪がセンターに立ち、左右に黒髪シニヨンと茶髪ポニーテール。
共通しているのは、手に握られたショートソード。
俺とゲッコーさんの見立てでは、徒手空拳が得意と思われるメイドさん達。
ある意味、ショートソードで挑んでくれる方が、俺としてはありがたい。
馬鹿が生み出した馬鹿魔法が原因で、飛び散る火が窓に備わるカーテンなんかに飛び火して、今にも燃え広がりそうな勢いだ。
「俺たち放火魔の仲間になりますよ」
「ま、敵の根城だ。燃やしても問題ない」
以前は一振りで砦の門やら櫓を灰燼焦土と化していたベルが言うと、説得力があるね。
でも、体を乗っ取られているわけだから、侯爵の屋敷は別段、敵の根城ではないような……。
俺たちのように傍観している者達もいれば、ランシェルちゃん達のように燃え広がる前にと、消火を始める面子もいる。
これじゃあ、どっちが魔王軍だよ……。
俺がスプリームフォールを使えば一発消火なんだが、そうなるとこの辺一帯が水の中に沈むよな。
屋敷を大いに壊すわけにもいかんだろうし。
「下らんことはいい。さっさと戦え」
ヴァンパイアから怒号が飛ぶ。
あいつはメイドさん達には強い態度だな。
「しかし、火災が――――」
「下らん。魂胆が見え透いている。やれ!」
コトネさんが意を唱えようとするが、それを遮る。
懸命に消火作業に従事することで、このまま戦いを回避しようとする腹積もりなのだろう。と、ヴァンパイアに看破されれば、
「我が胸三寸だぞ」
冷ややかにヴァンパイアが発すると、メイドさん達はビクリと体を震わせ、消火作業を止めると、再び剣を手にする。
「来るぞ」
吸い殻を携帯灰皿にしまい。
ゆっくりと立ち上がるゲッコーさんが麻酔銃をスライド。
俺の背後にいた面子が立ち上がる。
遅れて俺も立つ。そのタイミングでメイドさん達が一気に俺たちへと迫る。
大人数であるが、互いがぶつからない位置を把握しながら、俺たちへと距離を縮めてくる。
「さあ、来るがいい!」
さっそく、うちの馬鹿代表が誰よりも前に立ち、ワンドを煌めかせ、
「ファイヤーボール」
と、開始の合図。
艶やかな黒髪をシニヨンで纏めたコトネさんが、手にするショートソードでファイヤーボールを両断。
爆発するもそれに物怖じすることなどなく、コトネさんは驀地。
後方からもメイドさん達がそれに続く。
まるで飛翔しているかのような素早い歩法。
「はぁ!」
裂帛の気合いと共にコトネさんがコクリコに剣を振り下ろす。
ガキンとワンドで受けて捌くコクリコ。
捌くと同時に体を移動させて、コトネさんの剣の正面から離れると、続いて向かってくる相手の剣に対し、片足だけで立ち、ワンドで腹部を突く。
突かれたメイドさんは、美貌を苦痛で歪めて膝をつく。
突いた時のコクリコの姿勢は、体で丁の字を描いているようなバレエダンサーのようなしなやかさ。
膝をついた一人を飛び越えるようにメイドさんが斬りかかってくれば、未だ片足立ちのコクリコは、床に付けていない足で迎撃。
跳躍する相手の腹部に押すような蹴撃を見舞えば、反動を利用して後転にて距離を取り、黄色と黒の二色からなるローブをバサッと整えて。揺れる黒色級である認識票をピッと引っ張って揺れを止め、ワンドを相手へと向けて威圧。
不思議とそれで動きが止まるメイドさん達。
「…………お前は成龍か!」
感心するほどのカンフーアクションだった……。
金払って見たいレベルだったよ。
「怯むな」
動きの止まったメイドさん達にコトネさんが発せば、再び動き出す。
パシュン。
音が響く、
「く……」
麻酔銃が腕に当たったメイドさんの動きが鈍くなる。
「大した女性だ。普通なら腕でも直ぐに眠るんだが」
魔王軍だから、常人とは違うか。
ゲッコーさんはヘッドショットに切り替える。
小さく響くサプレッサー音が響けば、今度は一発で倒れる。
「はっ!」
「いい距離の詰め方だ」
もう一発を撃つところで、俺の側面に立つゲッコーさんの側面からメイドさんが刺突を見舞うも、剣を持った手をゲッコーさんが掴めば、同時にメイドさんが宙を舞う。
俺がホブを投げ飛ばしたものより、ベルがカイルを投げ飛ばした時よりも速く、音も無く、流れるような動きで投げた。
床に背中から叩き付けられたメイドさんは意識が飛ぶ。
でも、頭は打たないように、しっかりと手で支えてあげる男前。それが、ゲッコーさん。
「トール感心している余裕はないぞ」
「だな」
ベルが寄ってくるメイドさん達の剣をレイピアで捌いて、長い足からなる蹴撃で黙らせていく中、俺への警告。
俺の横に立つゲッコーさんの位置まで来るって事は、油断すれば包囲される事になる。
なので――――、
「イグニース」
炎の盾を展開してから俺が突っ込む。
側面からの攻撃にはめっぽう弱いが、迫り来るメイドさん達を正面から退けることは出来る。
イメージは、除雪なら任せとけ! の、ラッセル車や、砕氷船だ。
「崩してやったぞ」
美しく迫ってきたメイドさん達の動きの阻害に成功。
相手に隙が生じる。その隙を必殺に変えてくれる二人。
動きの止まったメイドさん達をゲッコーさんが次々と麻酔銃で眠らせていき、ベルも手刀で首をトンッと軽やかに叩いていく。それだけでパタリと床へと倒れていくメイドさん。
「活躍できない……」
と、ここでシャルナが渋面。
コクリコに比べると接近戦は不得手のようだ。
弓を使いたくても、殺傷力があるから使えない。
魔法を使用したいようだが、俺がメイドさん達に突っ込んでの乱戦状態だから、使えないご様子。
回廊全体を照らしてくれるファイアフライの魔法使用だけでも、十分に活躍しているけどな。
後方で回復なんかのサポートを任せよう。
なんたって、ここから俺は怪我をしそうだからな。
――――俺の前に立ちふさがるのは――――、ランシェルちゃん。コトネさん。サニアさん。
紫色の髪がセンターに立ち、左右に黒髪シニヨンと茶髪ポニーテール。
共通しているのは、手に握られたショートソード。
俺とゲッコーさんの見立てでは、徒手空拳が得意と思われるメイドさん達。
ある意味、ショートソードで挑んでくれる方が、俺としてはありがたい。
1
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
冷遇された聖女の結末
菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる