1,137 / 1,861
トール師になる
PHASE-1137【お馬鹿と目立ちたがり屋は、高いところが好き】
しおりを挟む
「こいつは確か――」
「ランドイーターだな」
と、エルダーの一体が発する。
リンが敵対していた時、ベルに使用した魔法だな。
大地から大口が現れて対象を丸呑み。
ベルには通用しなかったが、抵抗も出来ない死体となったカゲストは呑み込まれるだけ。
――死体へと触れると同時に起動する発動魔法だったとエルダーの説明。
「術式が発動したって事は、何かしらを仕込まれていたって事かな?」
「そういう事だろうな」
バックステップする中、カゲストが大口に呑まれる時、体を中心として魔法陣が展開したのが見えたが、それが発動術式ってことだろう。
「証拠隠滅ってことね」
土で出来たと思われる大口が閉じたまま大地へと沈んでいけば、カゲストも血溜まりも跡形もなく消えてしまった。
「やってくれるよ!」
大地系の魔法ということで、俺が肩越しに睨む対象は当然ダークエルフさん達。
だが一斉に否定の声で返してきた。続けて私兵たちを見るも全力で首を横に振ってくる。
「まあ、ここの面子ではないかもな」
と、ゲッコーさん。
「みたいですね」
戦いの後、話がまとまってきた中、あえて状況を悪くするのは愚策だもんな。
「勇者」
「なんです?」
「あの発動術式はハイエルフを呑み込むだけではないと思うぞ。別の意図もあったようだ」
「その理由は?」
「周囲に目を向けることだ」
と、エルダーに代わってゲッコーさんが応える。
「ヌヌヌヌ……」
ゲッコーさんの声に続いて耳朶に届くのは、やる気のない声――声で合っているか分からんが。
ゲッコーさんが周囲に目を向けろと言うだけあって――、
「しっかりと包囲されてますね」
やる気のない声とおもわれるものが一箇所からではなく全周囲から聞こえ、その声に混じってズルズルと引きずるような音も発生する。
それは――人型が歩行する度に聞こえてくるというものだった。
「あれは何ですか?」
問えば、
「マッドマンだ」
と、もう一体のエルダーが教えてくれる。
知識豊富なアンデッドはありがたいね。
マッドマン――大地系魔法であるクリエイトによって作られた眷属。
クリエイトと聞くと、以前に山賊がゴーレムを使用した時、スクロールを使用してゴーレムを修復していたが、修復だけでなく眷属も作れる魔法だそうな。
ゴーレムもこの魔法によって生み出され、ゴーレムがハイランクなら、マッドマンはローランクに分類される存在。
とはいえ……、
「圧倒的な数だな」
「弱いが鬱陶しい連中だ」
言いつつ俺の横でエルダーの一体が剣を振ってのマスリリース。
赤黒い斬撃が飛び、マッドマンの脇腹を掠める。
斬られた部分へ泥が流れ込むことで元に戻る。ダメージが無いように見えた。
「と、この様に面倒くさい」
はたして正にで、弱い存在であっても掠める程度だと決定打にはならないようだ。
次に放つマスリリースはマッドマンの胴体へと直撃し、上半身と下半身に分ける。
この一撃によってマッドマンは形を保てず泥へと戻った。
最初が悪い例で、二度目が良い例ってことね。
倒すには両断以上の攻撃をしないといけないわけだ。
他にも魔法――特に火炎系や水系が効果的だという。
燃やして水気を飛ばして脆くするか、水で洗い流すってイメージなのかな?
脅威としては低いけども、数は多いししっかりと攻撃しないと倒しにくい。
時間を要する面倒な相手って事は分かった。
まあでも――、
「火炎系に弱いとか、俺にとってはボーナスチャンスでしかねえ!」
ブレイズと発して残火に轟々と炎を纏わせ、最も群がっている場所へと狙いを定めて驀地。
両断すれば倒せるし、俺の場合は浅くてもそこから炎が燃え広がれば、泥の体はボロボロと崩れ落ちていく。
「他愛なし」
「流石です師匠。皆さんも迎撃お願いします」
「「「「ハッ!」」」」
あらま。エリスの言うことを聞いて私兵が動いてら。
元々が氏族寄りだからな。それ以上の存在である王族の下知となれば素直に聞くのかな。
単純に名誉挽回ってところか。
「これは我々にとっても脅威である」
ネクレス氏が発せばダークエルフさん達も迎撃の姿勢。
手に武器を持ちつつエリスを見ている。
流石に先ほどまで敵対していた者たちが手に利器を持つのだから、エリスが警戒すると思ったようだ。
「ファーストエイド」
と、当の本人は未だ回復をしていなかったネクレス氏に回復魔法をしてあげるという甘々さ。
「その優しさが仇となり、命取りにならなければいいですな」
「大丈夫です。僕は強くなる予定ですし、僕を守ってくれる仲間たちも強くなるんで」
「……そうですか」
屈託のない笑顔に毒気が抜かれた様子のネクレス氏。
エリスの発言を体現するようにサルタナとハウルーシ君がエリスの護衛につく。
「鉄壁だな」
と、それを見るネクレス氏は一言称賛すれば、他のダークエルフさん達と共にマッドマンへと向かっていった。
「ゴロ丸は指示を維持」
「キュ!」
つまりは子供三人から離れるな。であり、それを理解してくれる。
ゲッコーさんを見れば、ゴロ丸と一緒に護衛についてくれる。
護衛にはつくが俺は動かない。一服する。その分、お前が動けと目で伝えてきた。
素晴らしいアイコンタクトで……。
「さて――」
しっかりと護衛をしてもらっているのはいいとしても、エリスをこのまま集落に留めるのもよくない。
早いところ皆と合流させて城に送り届けないとな。
なんて考えていると素晴らしい時宜だと言わんばかりに、俺の眼前から迫ってくるマッドマンに赫々とした火球が飛来し――直撃。
人型の泥は爆発四散。
「徹頭徹尾、絶好調で最高潮の我――参上!」
闇夜の中、ワンドの貴石が赫奕たる光彩を放ち、その輝きに照らされる琥珀色の瞳とラセットブラウンの髪。
基調色の黄色と差し色の黒からなるローブをバサリと音を立てて靡かせつつ、格好良くポージングを決める場所は――高床式住居の屋根の上。
コクリコの姉御、堂々参上。
登場の台詞が昔の日曜、朝八時を思わせてくれるじゃ~ないか。
「ランドイーターだな」
と、エルダーの一体が発する。
リンが敵対していた時、ベルに使用した魔法だな。
大地から大口が現れて対象を丸呑み。
ベルには通用しなかったが、抵抗も出来ない死体となったカゲストは呑み込まれるだけ。
――死体へと触れると同時に起動する発動魔法だったとエルダーの説明。
「術式が発動したって事は、何かしらを仕込まれていたって事かな?」
「そういう事だろうな」
バックステップする中、カゲストが大口に呑まれる時、体を中心として魔法陣が展開したのが見えたが、それが発動術式ってことだろう。
「証拠隠滅ってことね」
土で出来たと思われる大口が閉じたまま大地へと沈んでいけば、カゲストも血溜まりも跡形もなく消えてしまった。
「やってくれるよ!」
大地系の魔法ということで、俺が肩越しに睨む対象は当然ダークエルフさん達。
だが一斉に否定の声で返してきた。続けて私兵たちを見るも全力で首を横に振ってくる。
「まあ、ここの面子ではないかもな」
と、ゲッコーさん。
「みたいですね」
戦いの後、話がまとまってきた中、あえて状況を悪くするのは愚策だもんな。
「勇者」
「なんです?」
「あの発動術式はハイエルフを呑み込むだけではないと思うぞ。別の意図もあったようだ」
「その理由は?」
「周囲に目を向けることだ」
と、エルダーに代わってゲッコーさんが応える。
「ヌヌヌヌ……」
ゲッコーさんの声に続いて耳朶に届くのは、やる気のない声――声で合っているか分からんが。
ゲッコーさんが周囲に目を向けろと言うだけあって――、
「しっかりと包囲されてますね」
やる気のない声とおもわれるものが一箇所からではなく全周囲から聞こえ、その声に混じってズルズルと引きずるような音も発生する。
それは――人型が歩行する度に聞こえてくるというものだった。
「あれは何ですか?」
問えば、
「マッドマンだ」
と、もう一体のエルダーが教えてくれる。
知識豊富なアンデッドはありがたいね。
マッドマン――大地系魔法であるクリエイトによって作られた眷属。
クリエイトと聞くと、以前に山賊がゴーレムを使用した時、スクロールを使用してゴーレムを修復していたが、修復だけでなく眷属も作れる魔法だそうな。
ゴーレムもこの魔法によって生み出され、ゴーレムがハイランクなら、マッドマンはローランクに分類される存在。
とはいえ……、
「圧倒的な数だな」
「弱いが鬱陶しい連中だ」
言いつつ俺の横でエルダーの一体が剣を振ってのマスリリース。
赤黒い斬撃が飛び、マッドマンの脇腹を掠める。
斬られた部分へ泥が流れ込むことで元に戻る。ダメージが無いように見えた。
「と、この様に面倒くさい」
はたして正にで、弱い存在であっても掠める程度だと決定打にはならないようだ。
次に放つマスリリースはマッドマンの胴体へと直撃し、上半身と下半身に分ける。
この一撃によってマッドマンは形を保てず泥へと戻った。
最初が悪い例で、二度目が良い例ってことね。
倒すには両断以上の攻撃をしないといけないわけだ。
他にも魔法――特に火炎系や水系が効果的だという。
燃やして水気を飛ばして脆くするか、水で洗い流すってイメージなのかな?
脅威としては低いけども、数は多いししっかりと攻撃しないと倒しにくい。
時間を要する面倒な相手って事は分かった。
まあでも――、
「火炎系に弱いとか、俺にとってはボーナスチャンスでしかねえ!」
ブレイズと発して残火に轟々と炎を纏わせ、最も群がっている場所へと狙いを定めて驀地。
両断すれば倒せるし、俺の場合は浅くてもそこから炎が燃え広がれば、泥の体はボロボロと崩れ落ちていく。
「他愛なし」
「流石です師匠。皆さんも迎撃お願いします」
「「「「ハッ!」」」」
あらま。エリスの言うことを聞いて私兵が動いてら。
元々が氏族寄りだからな。それ以上の存在である王族の下知となれば素直に聞くのかな。
単純に名誉挽回ってところか。
「これは我々にとっても脅威である」
ネクレス氏が発せばダークエルフさん達も迎撃の姿勢。
手に武器を持ちつつエリスを見ている。
流石に先ほどまで敵対していた者たちが手に利器を持つのだから、エリスが警戒すると思ったようだ。
「ファーストエイド」
と、当の本人は未だ回復をしていなかったネクレス氏に回復魔法をしてあげるという甘々さ。
「その優しさが仇となり、命取りにならなければいいですな」
「大丈夫です。僕は強くなる予定ですし、僕を守ってくれる仲間たちも強くなるんで」
「……そうですか」
屈託のない笑顔に毒気が抜かれた様子のネクレス氏。
エリスの発言を体現するようにサルタナとハウルーシ君がエリスの護衛につく。
「鉄壁だな」
と、それを見るネクレス氏は一言称賛すれば、他のダークエルフさん達と共にマッドマンへと向かっていった。
「ゴロ丸は指示を維持」
「キュ!」
つまりは子供三人から離れるな。であり、それを理解してくれる。
ゲッコーさんを見れば、ゴロ丸と一緒に護衛についてくれる。
護衛にはつくが俺は動かない。一服する。その分、お前が動けと目で伝えてきた。
素晴らしいアイコンタクトで……。
「さて――」
しっかりと護衛をしてもらっているのはいいとしても、エリスをこのまま集落に留めるのもよくない。
早いところ皆と合流させて城に送り届けないとな。
なんて考えていると素晴らしい時宜だと言わんばかりに、俺の眼前から迫ってくるマッドマンに赫々とした火球が飛来し――直撃。
人型の泥は爆発四散。
「徹頭徹尾、絶好調で最高潮の我――参上!」
闇夜の中、ワンドの貴石が赫奕たる光彩を放ち、その輝きに照らされる琥珀色の瞳とラセットブラウンの髪。
基調色の黄色と差し色の黒からなるローブをバサリと音を立てて靡かせつつ、格好良くポージングを決める場所は――高床式住居の屋根の上。
コクリコの姉御、堂々参上。
登場の台詞が昔の日曜、朝八時を思わせてくれるじゃ~ないか。
1
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
冷遇された聖女の結末
菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる