1,512 / 1,861
天空要塞
PHASE-1512【術者の差】
しおりを挟む
――ヤヤラッタもそうだったが、
「尻尾って便利だな」
前面へ展開した炎の障壁を避けるようにして打ち込んできた側面からの一撃が、尻尾によるものだったのを床に向かって落下している中で確認した。
初手に受けた攻撃も同様だろう。
ヤヤラッタとの違いは、今現在、相手取っているヤツのは蛇腹状で外殻からなる尻尾だということ。
威力、太さと頑丈さでヤヤラッタに勝っている。
しかもそれが二本も生えてんだから厄介なことこの上ない。
でもってリーチもあるから更に厄介だ。
「足を止めてこちらを吟味。流石はいくつもの死地をくぐり抜けていると言うべきかな!」
「とっ!」
即座に俺の側。
アクセルではなく、羽ばたきで生み出した瞬発力のみ。
「大したもんだ」
「その余裕、打ち砕こう! 我がパイルストームで!」
「ちょ!?」
発すると同時に即座に右腕に螺旋を描く濃密な風の杭――ドリルが顕現。
ラズヴァートのお得意であり――苦手でもある大魔法。
対してアドゥサルは、顕現させた風のドリルが生み出す風力に負けておらず、安定した飛行をしてみせる。
これだけでも扱う者の差が分かるってもんだ。
「ここでも観察か! ならば刮目しながら死ねぃ!」
風のドリル先端を向けられる中、床を滑るように疾駆すれば、アドゥサルも俺に合わせるように床すれすれを飛行しながら追走してくる――ところで、
「ぬぅ!」
赤黒い二つの光刃の妨害で俺への追走を一時停止。
舌打ちをしつつも、腕に纏った風のドリルで光刃を迎え撃つ。
初見のものと違って、眼前のは使用者の体のサイズも大きいから、それに比例してドリルのサイズも倍以上。
ソレを撫でるように動かすだけで、二つの光刃が簡単に消え去る。
「アンデッドの分際で邪魔をする」
「邪魔をするのは当然だろう。仲間が危機に陥っているのだからな」
ルインリーダーと、無事だったエルダーによる攻撃のお陰で俺は難を逃れた。
「アンデッドが仲間意識ぃ? 貴様等の行動理由は、知性もなくただただ集まり彷徨だけ。仲間を求めるという考えがあるとするなら、生者を自分たちの側へと引きずり込みたいというおぞましくも情けない矮小な思考のみ!」
「ボロクソに言ってくれる」
「本当の事を言っただけよ。金色の鎧で着飾っているから、自分が高尚な存在と勘違いしているようだなスケルトン。風体が変わろうが、アンデッドはアンデッドなんだよ」
「別に高尚などとは思っていないさ」
「邪魔立てするなら貴様等を我が風の大杭で先に仕留めよう。文字通り、骨も残さずにな!」
言うと同時にコウモリのような羽を大きく羽ばたかせる。
一度の羽ばたきで瞬時にルインリーダーへと接近――するところで俺も先んじてアクセルを使用。
「横槍!」
言いながらブレイズを纏わせた残火による上段からの振り下ろし。
「なんの!」
強靱な外殻に守られた尻尾で受け止められる。
「ではこちらも」
俺の反対側から、俺の動きに合わせてのエルダーによる斬撃。
これもまた残りの尻尾で防がれ、
「ふん!」
「おわっ!?」
右腕に纏わせたパイルストームを振り回すだけで俺達はその風圧で強制的に後退させられる。
「ハハハハハハハハハッ! 間隙を突いてもその程度か。ぬるいな――貴様等!」
おうおう、強者然とした哄笑だ。コクリコもビックリだよ。
まあ……、その高笑いに見合うだけの強者だというのは認めよう。
アクセルでの側面からの攻めは、ブレイズを纏わせての得意の上段だったのに簡単に防がれたからな……。
しかも体正面を俺へと向けるという動きも一切無く、ただ尻尾だけで受け止めてきた。
「幹部は伊達じゃないな……。クロウスはこれ以上ってことなんだろうし」
「貴様!」
「おっふぅぅ!?」
あっぶね……。
背を反らす動作がワンテンポ遅れていれば、今ごろ蛤刃で鼻から上の部分が吹き飛ばされていた……。
「余裕ある戦闘から打って変わっての殺意ある動きだったな」
「当たり前だ! この我をクロウスと比べるな!」
姿を見せる前のやり取りでも、クロウスと比べたことで不機嫌になったよな。
「ライバル視してんだな」
「するか! 我の方が上なのだからするはずもない! 我より格下のくせに我の上役というのが気に入らん!」
「そう思っているのはお宅だけだろ」
「生意気なヤツだ。そもそも翼幻王様の評価基準がおかしいのだ!」
「おっと、ここで上司批判」
「したくもなる! それに我が真の主は翼幻王様の主である魔王様! 我が力を知っていただき、いずれは魔王様の右腕となる。今はその途上と言ったところよ」
翼幻王よりも派閥は魔王寄りって感じの発言だな。
「そう考えると今日は僥倖である。我らが同胞の命を奪い続ける勇者の首級を得る事が出来るのだからな。そうなれば魔王様も我を重用してくださるだろう」
「首を取る前にそんな事をいうのは良くないよ。負けると格好悪いことこの上ないからね」
「黙れ。そして――その首をよこせ!」
「ひゃあ!?」
豪腕から繰り出される左手に握られた手斧は、右腕に纏っているパイルストームにも負けていない風切り音を轟かせる。
床に当たれば床を瓦礫へと変貌させ、大きく抉ってみせた……。
―――……まったく……幹部一人でこの実力。
こんなのがまだまだ後に控えてんだよな……。
でもって大立者のクロウスもいれば、それ以上の翼幻王も控えている。
「まいった、まいった」
分かってはいたけども、今までで一番にやばい場所だな。ここは。
でもまあ――、
「対処はできそうだ」
「言うではないか! その笑み――気に入らん! 本気でそう思っているという顔だ!」
心内が表情に出ていたのか、相対するアドゥサルは大層に機嫌を損ねたようで、強い言葉と共に俺へと接近。
――パイルストームによる突撃は脅威。
ラズヴァート以上に大きな風のドリルに、ラズヴァートでは成し得ない安定した姿勢での使用。
これに加えて、
「よっと!」
「おう! 躱すか!」
二本の腕と二本の尻尾。
四方向からの連撃は脅威だし、
「アクセル!」
横を取ってからの斬撃を見舞うも、
「中々に厄介な尻尾だよ」
「非常に厄介の間違いだろ?」
俺の発言を訂正しながらこちらの攻撃を尻尾で防いでくる。
アドゥサルが言うように非常に厄介である。
でも、まったく対処できないってわけでもない。
徐々にだけど、攻撃の軌道は見えてきている。
「尻尾って便利だな」
前面へ展開した炎の障壁を避けるようにして打ち込んできた側面からの一撃が、尻尾によるものだったのを床に向かって落下している中で確認した。
初手に受けた攻撃も同様だろう。
ヤヤラッタとの違いは、今現在、相手取っているヤツのは蛇腹状で外殻からなる尻尾だということ。
威力、太さと頑丈さでヤヤラッタに勝っている。
しかもそれが二本も生えてんだから厄介なことこの上ない。
でもってリーチもあるから更に厄介だ。
「足を止めてこちらを吟味。流石はいくつもの死地をくぐり抜けていると言うべきかな!」
「とっ!」
即座に俺の側。
アクセルではなく、羽ばたきで生み出した瞬発力のみ。
「大したもんだ」
「その余裕、打ち砕こう! 我がパイルストームで!」
「ちょ!?」
発すると同時に即座に右腕に螺旋を描く濃密な風の杭――ドリルが顕現。
ラズヴァートのお得意であり――苦手でもある大魔法。
対してアドゥサルは、顕現させた風のドリルが生み出す風力に負けておらず、安定した飛行をしてみせる。
これだけでも扱う者の差が分かるってもんだ。
「ここでも観察か! ならば刮目しながら死ねぃ!」
風のドリル先端を向けられる中、床を滑るように疾駆すれば、アドゥサルも俺に合わせるように床すれすれを飛行しながら追走してくる――ところで、
「ぬぅ!」
赤黒い二つの光刃の妨害で俺への追走を一時停止。
舌打ちをしつつも、腕に纏った風のドリルで光刃を迎え撃つ。
初見のものと違って、眼前のは使用者の体のサイズも大きいから、それに比例してドリルのサイズも倍以上。
ソレを撫でるように動かすだけで、二つの光刃が簡単に消え去る。
「アンデッドの分際で邪魔をする」
「邪魔をするのは当然だろう。仲間が危機に陥っているのだからな」
ルインリーダーと、無事だったエルダーによる攻撃のお陰で俺は難を逃れた。
「アンデッドが仲間意識ぃ? 貴様等の行動理由は、知性もなくただただ集まり彷徨だけ。仲間を求めるという考えがあるとするなら、生者を自分たちの側へと引きずり込みたいというおぞましくも情けない矮小な思考のみ!」
「ボロクソに言ってくれる」
「本当の事を言っただけよ。金色の鎧で着飾っているから、自分が高尚な存在と勘違いしているようだなスケルトン。風体が変わろうが、アンデッドはアンデッドなんだよ」
「別に高尚などとは思っていないさ」
「邪魔立てするなら貴様等を我が風の大杭で先に仕留めよう。文字通り、骨も残さずにな!」
言うと同時にコウモリのような羽を大きく羽ばたかせる。
一度の羽ばたきで瞬時にルインリーダーへと接近――するところで俺も先んじてアクセルを使用。
「横槍!」
言いながらブレイズを纏わせた残火による上段からの振り下ろし。
「なんの!」
強靱な外殻に守られた尻尾で受け止められる。
「ではこちらも」
俺の反対側から、俺の動きに合わせてのエルダーによる斬撃。
これもまた残りの尻尾で防がれ、
「ふん!」
「おわっ!?」
右腕に纏わせたパイルストームを振り回すだけで俺達はその風圧で強制的に後退させられる。
「ハハハハハハハハハッ! 間隙を突いてもその程度か。ぬるいな――貴様等!」
おうおう、強者然とした哄笑だ。コクリコもビックリだよ。
まあ……、その高笑いに見合うだけの強者だというのは認めよう。
アクセルでの側面からの攻めは、ブレイズを纏わせての得意の上段だったのに簡単に防がれたからな……。
しかも体正面を俺へと向けるという動きも一切無く、ただ尻尾だけで受け止めてきた。
「幹部は伊達じゃないな……。クロウスはこれ以上ってことなんだろうし」
「貴様!」
「おっふぅぅ!?」
あっぶね……。
背を反らす動作がワンテンポ遅れていれば、今ごろ蛤刃で鼻から上の部分が吹き飛ばされていた……。
「余裕ある戦闘から打って変わっての殺意ある動きだったな」
「当たり前だ! この我をクロウスと比べるな!」
姿を見せる前のやり取りでも、クロウスと比べたことで不機嫌になったよな。
「ライバル視してんだな」
「するか! 我の方が上なのだからするはずもない! 我より格下のくせに我の上役というのが気に入らん!」
「そう思っているのはお宅だけだろ」
「生意気なヤツだ。そもそも翼幻王様の評価基準がおかしいのだ!」
「おっと、ここで上司批判」
「したくもなる! それに我が真の主は翼幻王様の主である魔王様! 我が力を知っていただき、いずれは魔王様の右腕となる。今はその途上と言ったところよ」
翼幻王よりも派閥は魔王寄りって感じの発言だな。
「そう考えると今日は僥倖である。我らが同胞の命を奪い続ける勇者の首級を得る事が出来るのだからな。そうなれば魔王様も我を重用してくださるだろう」
「首を取る前にそんな事をいうのは良くないよ。負けると格好悪いことこの上ないからね」
「黙れ。そして――その首をよこせ!」
「ひゃあ!?」
豪腕から繰り出される左手に握られた手斧は、右腕に纏っているパイルストームにも負けていない風切り音を轟かせる。
床に当たれば床を瓦礫へと変貌させ、大きく抉ってみせた……。
―――……まったく……幹部一人でこの実力。
こんなのがまだまだ後に控えてんだよな……。
でもって大立者のクロウスもいれば、それ以上の翼幻王も控えている。
「まいった、まいった」
分かってはいたけども、今までで一番にやばい場所だな。ここは。
でもまあ――、
「対処はできそうだ」
「言うではないか! その笑み――気に入らん! 本気でそう思っているという顔だ!」
心内が表情に出ていたのか、相対するアドゥサルは大層に機嫌を損ねたようで、強い言葉と共に俺へと接近。
――パイルストームによる突撃は脅威。
ラズヴァート以上に大きな風のドリルに、ラズヴァートでは成し得ない安定した姿勢での使用。
これに加えて、
「よっと!」
「おう! 躱すか!」
二本の腕と二本の尻尾。
四方向からの連撃は脅威だし、
「アクセル!」
横を取ってからの斬撃を見舞うも、
「中々に厄介な尻尾だよ」
「非常に厄介の間違いだろ?」
俺の発言を訂正しながらこちらの攻撃を尻尾で防いでくる。
アドゥサルが言うように非常に厄介である。
でも、まったく対処できないってわけでもない。
徐々にだけど、攻撃の軌道は見えてきている。
1
あなたにおすすめの小説
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
最強の異世界やりすぎ旅行記
萩場ぬし
ファンタジー
主人公こと小鳥遊 綾人(たかなし あやと)はある理由から毎日のように体を鍛えていた。
そんなある日、突然知らない真っ白な場所で目を覚ます。そこで綾人が目撃したものは幼い少年の容姿をした何か。そこで彼は告げられる。
「なんと! 君に異世界へ行く権利を与えようと思います!」
バトルあり!笑いあり!ハーレムもあり!?
最強が無双する異世界ファンタジー開幕!
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
貧弱の英雄
カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。
貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。
自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる――
※修正要請のコメントは対処後に削除します。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
冷遇された聖女の結末
菜花
恋愛
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
神の加護を受けて異世界に
モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。
その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。
そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。
異世界へ行って帰って来た
バルサック
ファンタジー
ダンジョンの出現した日本で、じいさんの形見となった指輪で異世界へ行ってしまった。
そして帰って来た。2つの世界を往来できる力で様々な体験をする神須勇だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる