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第2章 ポーショントラブル
36.突っ込まれるみたいです
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夜が明けて次の日。ハジメは夜も明けない時間にリナリーとコウが起きる気配を感じた。ハジメは2人の起床が早いことは知っていたがこんなに早いとは思ってもなかった。リナリーは起きたコウに向かって
「ご主人様が起きるまで側にいてね。何か起こるかもしれないから」
とそっとコウの耳元で囁くと、コウは頷きリナリーの短剣を握りしめた。リナリーは自分の部屋に帰り着替えて朝食の準備に降りて行った。暫く布団の中で時間を潰し、起きた振りをして体を伸ばす動作をするとコウが
「おはようございます。ご主人様」
コウが気配に気づきハジメの方を見てにっこり笑った。
「おはよう、コウ。もう起きていたんだね」
とハジメもつられて笑った。
「ご主人様、開店の準備をしてきますね」
と言いコウも自分の部屋に帰り支度を整え1階へ降りて行ったようだった。ハジメも着替えを済ませ1階に降りていく。暫く外出も難しいためにポーション作りに励むことにした。幸いに薬草・魔素草にしても2日で育つので、ポーションにするという作業は出来るし、時間も今は多く取れるのだから、没頭しようとハジメは思っていた。朝食が出来るまでハジメはポーションを作っておこうと考え地下へと降りて行った。
ハジメは朝食後午前中を使い今ある全ての草をポーションへと作り替え、明日の収穫までやることがなくなったため、色々実験をしてみることにした。体力ポーションと魔力ポーションを混ぜると2つの効果を発生させるポーションが出来ないかと日本人ぽく考えた。
出来上がった2種類のポーションを比率を変えて混ぜてみることにした。まずは5:5で混ぜてみる。緑と青が混じり、灰色になった。
<鑑定>
失敗した薬品:失敗作。なんの効果もない。飲むとかなり苦い。売買できない。
1%単位で変えていったが全て灰色になってしまう。ハジメは少し疲れてきているとき、リナリーからお茶が準備出来たと声がかかったため、休憩することにした。
ハジメが1階に戻ると店内にお茶とお菓子が準備されていた。その時鍛冶屋のアベルが入ってきた。
「遅くなってしまってすまんな。依頼の物は全部出来たぜ。短剣は鞘に入れているからな。鞘はサービスしといた」
と言った。ハジメとリナリー、コウはそれぞれの武器を受け取り握ってみたがしっくりきた。礼を言い、一緒にお茶をすることにする。リナリーは懐に5本の苦無を入れ、あとはウエストポーチに仕舞っていた。コウは顔を強張らせながら短剣を懐に入れた。
4人でお茶を済ませた時、店のドアがバンっと開く。
「さて、1晩経ってエルフの国に来る準備はできたのかね」
と胸を張りながらアランと兵士が2人入ってきた。それぞれの後ろに青と緑、茶色の子を連れている。スーッとアベルが前に出て
「断ったはずだが」
と顔を顰めながら言った。
「私もあそこまで人間如きに虚仮にされてそのままと言う訳にはいかないしな」
と言い放つ。
「さぁ、準備は出来ているんだろ。直ぐに出発するぞ。こんな人間臭いところからは早く出て行きたいんだ」
と腕を組みつつ言い放った。リナリーは青筋を立てながら
「アベルさんも言いまし、ウォールさんも言ったと思いますが、あなたの国に利益をもたらすためにご主人様は行きませんよ。どうせそんな態度だから、クリスとトラブルを起こして魔力ポーションを作ることを拒否されるんです。さっさと帰ってください」
と聞く耳を持たないアランに鋭い口調で言い放つ。
「なっ、何を言っているのだ。さっさと貴様らは帰属すればいいのだ」
と半ば叫ぶようにハジメの襟首をつかんだ瞬間、アベルの剣がアランの首筋にあたる。
「何度も言うがこの事については断ったはずだ。これ以上絡むなら街を通してクレームを入れることになる。そうなれば断交だな」
とアベルは低い声で言い放つ。
「まずは一度帰ってリオン国王に相談してみてはどうですか?このようなかなり大きな事態を招くことになってますし、貴方はリオン国王の決定を代行できる立場にないようですし」
とハジメが助け舟を出したが、
「うるさい。人間如きは我々エルフの言うことを聞いて居ればいいのだっ」
と発狂したように叫ぶ。
「何事ですか・・・。おやアランさんではないですか。外まで全部聞こえていますよ」
と扉が開き穏やかな口調で話しながらセバスチャンとオースティンが入ってきた。アベルがにやりと笑い、今までの事を2人に話した。
「おやおや、ではこのイブの街と事を構えるということですね。分かりました。冒険者ギルドはエルフの国にいる職員及び冒険者を引き上げる事にしますね」
とセバスチャンが言い放ち、続いてオースティンも
「商人ギルドも恐らくエルフの国から手を引くでしょう。幸いこの街にポーションを専門とする調剤師も増えてきていますし、特にエルフの国から輸入する必要性もないでしょうし。ギルド長のエヴァにはそう上申しましょう」
と笑顔で話す。ハジメは2人の笑顔に真剣に引いていた。
アランはたじろぎ、
「今日のところは帰ってやる。近々また来る」
と言い、帰えろうとしたその時、3人の色のついた子が右手を上に伸ばし、手を握った。そして3人の子はハジメの目から消えていった。その瞬間
「いや、もう次はないんだよ」
と突如入口に現れた男の子が言う。質素であるがかなり高価そうな生地の服をきており顔立ちはかなり整っている。右手に持たれた聖なる杖がシャララと鳴る。その一瞬にして空気が変わったのがハジメたちには分かった。ハジメ以外のそこにいた人々はその神聖な、跪かずにはいらない空気に飲まれ抵抗することが出来ず膝をついて傅いていた。
「神様がこんな簡単に出てはいけない気がするんですけど、シャプシェ様」
と気安く声を掛けたハジメに周囲は驚いたように彼を見上げ、咎めようとするが体をその体勢から動かすことが出来ず声も出せない。太陽神シャプシェ、その容姿からは想像できないが神々の管理者として知られている。
「始君久しぶりだね。今回はちょっと見過ごせないことだからね。あの方に言われてきたんだよ」
と言いエルフ3人に向かって言う。
「エルフたちに告げる。最近の『争うという行為』は目に余る。太陽神シャプシェの名においてエルフと精霊との契約を破棄する。また現在のエルフたちへの恩恵は本日この時間を持って破棄される。その後の恩恵はよほどのことがない限り復活はしない」
と言い切った。その瞬間エルフの3人は力尽きたかのように崩れ落ちる。
「大丈夫だよ、気を失っているだけだから。恩恵は空気のようなものだからね。無くなったら慣れるまではしかたないんだよ」
と男児は言い、ハジメを見る。
「始君、なんとかなってるようだね」
「えぇ、なんとかですけど」
「水のと、土のがいたく君を気に入っていてね・・・」
「ありがたいことです。海と川の神ヤム=ナハル様はなんとなく分かるのですが工芸神コシャル・ハシス様がですか・・・」
突如ハジメの声に禁止音が入った。え?と思っていると
「内緒にしておいて。それで土のからはこの本を渡してって言われたんだよ。一応僕管理者なんだけどなぁ・・・」
シャプシェは遠い目をして天井を見上げた。
「優しい上司は人気が出ますよ」
とハジメが言うと、「そうかなぁ。頑張ってみるよ」と言い
「あぁ、水のからはこれだよ」
といい、本とビー玉くらいの水色の球を3つ手渡してきた。
「ありがとうございます」
と言い、頭を下げた。ハジメが顔を上げると優しそうに微笑んで消えていった。そこにはいなかったかのように。しかしその周囲の空気は浄化されたかのように凛と澄んでいた。
ハジメは跪いているアベル、セバスチャン、オースティン、コウにリナリーを立たせて
「皆さんありがとうございました。予定外はありましたが、全て計画の上って感じですね」
と笑った。
「「「「「いやいや、可笑しいでしょ!!!!」」」」」
と5人に突っ込まれた。
ハンドブック 8項目目
8-5.精霊に会ってみよう!:Clear!
8-6.2柱の神と会ってみよう!:Clear!
8-7.神器を1種類手に入れよう!:Clear!
8-8.神器を2種類手に入れよう!:Clear!
「ご主人様が起きるまで側にいてね。何か起こるかもしれないから」
とそっとコウの耳元で囁くと、コウは頷きリナリーの短剣を握りしめた。リナリーは自分の部屋に帰り着替えて朝食の準備に降りて行った。暫く布団の中で時間を潰し、起きた振りをして体を伸ばす動作をするとコウが
「おはようございます。ご主人様」
コウが気配に気づきハジメの方を見てにっこり笑った。
「おはよう、コウ。もう起きていたんだね」
とハジメもつられて笑った。
「ご主人様、開店の準備をしてきますね」
と言いコウも自分の部屋に帰り支度を整え1階へ降りて行ったようだった。ハジメも着替えを済ませ1階に降りていく。暫く外出も難しいためにポーション作りに励むことにした。幸いに薬草・魔素草にしても2日で育つので、ポーションにするという作業は出来るし、時間も今は多く取れるのだから、没頭しようとハジメは思っていた。朝食が出来るまでハジメはポーションを作っておこうと考え地下へと降りて行った。
ハジメは朝食後午前中を使い今ある全ての草をポーションへと作り替え、明日の収穫までやることがなくなったため、色々実験をしてみることにした。体力ポーションと魔力ポーションを混ぜると2つの効果を発生させるポーションが出来ないかと日本人ぽく考えた。
出来上がった2種類のポーションを比率を変えて混ぜてみることにした。まずは5:5で混ぜてみる。緑と青が混じり、灰色になった。
<鑑定>
失敗した薬品:失敗作。なんの効果もない。飲むとかなり苦い。売買できない。
1%単位で変えていったが全て灰色になってしまう。ハジメは少し疲れてきているとき、リナリーからお茶が準備出来たと声がかかったため、休憩することにした。
ハジメが1階に戻ると店内にお茶とお菓子が準備されていた。その時鍛冶屋のアベルが入ってきた。
「遅くなってしまってすまんな。依頼の物は全部出来たぜ。短剣は鞘に入れているからな。鞘はサービスしといた」
と言った。ハジメとリナリー、コウはそれぞれの武器を受け取り握ってみたがしっくりきた。礼を言い、一緒にお茶をすることにする。リナリーは懐に5本の苦無を入れ、あとはウエストポーチに仕舞っていた。コウは顔を強張らせながら短剣を懐に入れた。
4人でお茶を済ませた時、店のドアがバンっと開く。
「さて、1晩経ってエルフの国に来る準備はできたのかね」
と胸を張りながらアランと兵士が2人入ってきた。それぞれの後ろに青と緑、茶色の子を連れている。スーッとアベルが前に出て
「断ったはずだが」
と顔を顰めながら言った。
「私もあそこまで人間如きに虚仮にされてそのままと言う訳にはいかないしな」
と言い放つ。
「さぁ、準備は出来ているんだろ。直ぐに出発するぞ。こんな人間臭いところからは早く出て行きたいんだ」
と腕を組みつつ言い放った。リナリーは青筋を立てながら
「アベルさんも言いまし、ウォールさんも言ったと思いますが、あなたの国に利益をもたらすためにご主人様は行きませんよ。どうせそんな態度だから、クリスとトラブルを起こして魔力ポーションを作ることを拒否されるんです。さっさと帰ってください」
と聞く耳を持たないアランに鋭い口調で言い放つ。
「なっ、何を言っているのだ。さっさと貴様らは帰属すればいいのだ」
と半ば叫ぶようにハジメの襟首をつかんだ瞬間、アベルの剣がアランの首筋にあたる。
「何度も言うがこの事については断ったはずだ。これ以上絡むなら街を通してクレームを入れることになる。そうなれば断交だな」
とアベルは低い声で言い放つ。
「まずは一度帰ってリオン国王に相談してみてはどうですか?このようなかなり大きな事態を招くことになってますし、貴方はリオン国王の決定を代行できる立場にないようですし」
とハジメが助け舟を出したが、
「うるさい。人間如きは我々エルフの言うことを聞いて居ればいいのだっ」
と発狂したように叫ぶ。
「何事ですか・・・。おやアランさんではないですか。外まで全部聞こえていますよ」
と扉が開き穏やかな口調で話しながらセバスチャンとオースティンが入ってきた。アベルがにやりと笑い、今までの事を2人に話した。
「おやおや、ではこのイブの街と事を構えるということですね。分かりました。冒険者ギルドはエルフの国にいる職員及び冒険者を引き上げる事にしますね」
とセバスチャンが言い放ち、続いてオースティンも
「商人ギルドも恐らくエルフの国から手を引くでしょう。幸いこの街にポーションを専門とする調剤師も増えてきていますし、特にエルフの国から輸入する必要性もないでしょうし。ギルド長のエヴァにはそう上申しましょう」
と笑顔で話す。ハジメは2人の笑顔に真剣に引いていた。
アランはたじろぎ、
「今日のところは帰ってやる。近々また来る」
と言い、帰えろうとしたその時、3人の色のついた子が右手を上に伸ばし、手を握った。そして3人の子はハジメの目から消えていった。その瞬間
「いや、もう次はないんだよ」
と突如入口に現れた男の子が言う。質素であるがかなり高価そうな生地の服をきており顔立ちはかなり整っている。右手に持たれた聖なる杖がシャララと鳴る。その一瞬にして空気が変わったのがハジメたちには分かった。ハジメ以外のそこにいた人々はその神聖な、跪かずにはいらない空気に飲まれ抵抗することが出来ず膝をついて傅いていた。
「神様がこんな簡単に出てはいけない気がするんですけど、シャプシェ様」
と気安く声を掛けたハジメに周囲は驚いたように彼を見上げ、咎めようとするが体をその体勢から動かすことが出来ず声も出せない。太陽神シャプシェ、その容姿からは想像できないが神々の管理者として知られている。
「始君久しぶりだね。今回はちょっと見過ごせないことだからね。あの方に言われてきたんだよ」
と言いエルフ3人に向かって言う。
「エルフたちに告げる。最近の『争うという行為』は目に余る。太陽神シャプシェの名においてエルフと精霊との契約を破棄する。また現在のエルフたちへの恩恵は本日この時間を持って破棄される。その後の恩恵はよほどのことがない限り復活はしない」
と言い切った。その瞬間エルフの3人は力尽きたかのように崩れ落ちる。
「大丈夫だよ、気を失っているだけだから。恩恵は空気のようなものだからね。無くなったら慣れるまではしかたないんだよ」
と男児は言い、ハジメを見る。
「始君、なんとかなってるようだね」
「えぇ、なんとかですけど」
「水のと、土のがいたく君を気に入っていてね・・・」
「ありがたいことです。海と川の神ヤム=ナハル様はなんとなく分かるのですが工芸神コシャル・ハシス様がですか・・・」
突如ハジメの声に禁止音が入った。え?と思っていると
「内緒にしておいて。それで土のからはこの本を渡してって言われたんだよ。一応僕管理者なんだけどなぁ・・・」
シャプシェは遠い目をして天井を見上げた。
「優しい上司は人気が出ますよ」
とハジメが言うと、「そうかなぁ。頑張ってみるよ」と言い
「あぁ、水のからはこれだよ」
といい、本とビー玉くらいの水色の球を3つ手渡してきた。
「ありがとうございます」
と言い、頭を下げた。ハジメが顔を上げると優しそうに微笑んで消えていった。そこにはいなかったかのように。しかしその周囲の空気は浄化されたかのように凛と澄んでいた。
ハジメは跪いているアベル、セバスチャン、オースティン、コウにリナリーを立たせて
「皆さんありがとうございました。予定外はありましたが、全て計画の上って感じですね」
と笑った。
「「「「「いやいや、可笑しいでしょ!!!!」」」」」
と5人に突っ込まれた。
ハンドブック 8項目目
8-5.精霊に会ってみよう!:Clear!
8-6.2柱の神と会ってみよう!:Clear!
8-7.神器を1種類手に入れよう!:Clear!
8-8.神器を2種類手に入れよう!:Clear!
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