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第2章 ポーショントラブル
38.裏庭が強化されるみたいです
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その日の夜コウとリナリーが寝入った頃不意に裏庭の方から人の気配がした。
ハジメは2人を起こさないようにゆっくりと起きるとペン太も起きてきて指定席であるハジメの肩にちょこんと乗る。裏庭へ続く扉を開けると中央辺りにユドルが微笑みながら手を振って立っている。
「こんばんは、ユドルさん」
「こんばんは、ハジメどの、そしてペン太どの」
とハジメが穏やかに声を掛けるとユドルも答えた。ハジメはユドルの立っているところまでゆっくりと歩を進め近づく。
「本当に来られるとは・・・。もう俺は充分に頂いたんですが・・・。でも今日はとてもいい夜ですね」
と頭上に浮かぶ月を見上げた。
「ふぉっふぉっふぉ。そうじゃの。これでも精霊の王だからの。一度言った事を反故にはできないのじゃよ。あ、口調はこちらの方が話しやすいでの。神々の伝言も終わったからこのままでお願いするのじゃ」
と目を細めて笑う。
「えぇ、その方がこちらとしてもいくらばかりか楽なので」
とハジメも笑った。ユドルはハジメたちの畑を見渡し、
「良く手入れされておる。良い畑だの」
と褒める。ハジメはお礼を返す。
「さて、そろそろお礼の品を渡そうかの・・・。この畑を更に使いやすくしてみようと思うのじゃが、良いかの?」
「使いやすく・・?ですか?」
「あぁ、この畑を空間拡張で大きくしようかと思っての。これからお主は多くのモノを作るだろうからその方が良いと思っての」
「外から見ただけでは分からないように出来ますか?」
ハジメとしてはありがたいが、要らぬトラブルを生んでは困る。
「あぁ、分からんよ。お主の家の裏口に判別の魔法も掛けるんでの。特定の人物が裏口を通過した時にのみ本来の畑に来れるようにしておくでの。バレることはあるまい」
「それでの、わしだけで空間拡張の魔法を使うとわしがここから去ると込めた魔力が無くなると効果が切れてしまうのでの。お主が主体となって魔法を使って貰おうと思っての」
「あの、俺空間魔法は憶えてないのですが・・・」
と言うと
「大丈夫じゃ。わしが補助するでの。お主は魔力を限界まで高めてくれればよい」
ハジメは畑の中央で座禅を組み全身にいきわたるようにイメージする。
「ほぉ、なかなかの量じゃな。ではいくでの」
と言うとハジメの両肩に手を置きハジメの魔力と協調させ循環の一部とした。1分程魔力を循環させ完全に二人の魔力が同期したのを確認するとハジメは教えて貰ったキーワードを唱える。
『クリエイトスペース』
その瞬間体を巡っていた魔力が凄い勢いで体の外へ引っ張られていく。それに伴い木の柵がハジメたちから遠ざかって行く。ペン太の姿が消える。それに驚く間もなく吐き気がハジメを襲う。数秒だったか数十秒だったかして魔法は止まったがハジメはとてつもない頭重感に襲われていた。
「魔力酔いじゃの。暫く座っていると良い」
30分程座っていると頭の重い感じが不意になくなった。それと同時にペン太が右肩に現れる。
「ご主人、びっくりしたよー。ご主人の魔力ほぼ全部なくなるんだもん。僕も消えちゃったよー」
それを見てユドルは
「ペン太どのの存在はハジメどの魔力を使っているからの。しかし随分と早い回復だの。流石というところか。さてハジメどの、これをあの柱に付けてもらえれば認証する人を選べ、認証した人物のみをこの拡張された空間へ呼ぶことが出来るようになる。使い方はこれに直接、登録する者の魔力とハジメどのの魔力を同時に送るのじゃ。それで登録が出来る。柱に同化している状態では登録されんからの。そしてこれを外している時は誰でもこの空間に来れることになるのじゃ、そこも気を付けておくことじゃ。あぁ、ペン太どのに登録は不要じゃ。ペン太どのはハジメどのの魔力じゃからな」
といい、小指の先ほどの四角い箱を柱に近づける。
「こんな風に柱に近づければ勝手に同化する。取り出すときはそう念じればこの形で出てくるのじゃ。便利じゃろ」
ユドルは実際に出し入れをしてみせた。そしてそれを取り出し「管理者変更」と言い魔力を通し、その後でハジメに魔力を通すように言う。魔力を通すと箱の上に半透明なウインドウが現れ、『前管理者と管理者の魔力を登録しました。変更します』と書かれている。暫くすると『管理者変更しました』と表示される。老人が頷いたのでハジメは柱に同化させた。
その様子を見届けたあと、ユドルはおよそ50倍ほどになった畑を見渡し
「それにしてもかなり広くなったのぉ。ここまで大きくなる予定ではなかったんじゃがの」
そう言い一振りの枝をハジメに手渡す。
「どこでもいいので挿しておいてくれればよいのだが。それではわしはそろそろお暇することにしよう。今回の件迷惑をかけしまったことをもう一度謝らせてくれ。そしてわれらが願いを神が叶えてくれる機会を作ってくれ感謝するのじゃ。困ったことがあればいつでもどこでも良い、わが名を呼ぶのじゃ。そなたと我はもう知らぬ仲ではないのじゃからの。ではの」
「えぇ、ユドルさんもお元気で。何かあったら自分に出来る範囲でだけですが、お手伝いさせていただきますので。ではまた」
ハジメと視線を合わせたユドルはその姿を消した。ハジメはまだ寝れそうもないため畑の周りを歩いてみる。1辺歩くだけで小1時間ほどかかる。
「・・・これは・・・明日にでもリナリーとコウに相談して栽培計画を立てないとな・・・。まぁ取りあえず移動方法がなんとかなるまで入口の周辺だけで栽培しよう・・・」
ハジメはさらに1時間かけて家へ入る扉の前に帰り、疲労感からそのまますぐにベットに入って眠りについた。貰った枝は花瓶に水を入れそこに枝を挿し机の上に置いて。
翌日、寝坊をしたハジメをコウが起こしに来る。
「ご主人様おはようございます」
「コウ、おはよう。ちょっと寝すぎちゃったね」
その声にハジメは伸びをして笑顔を浮かべながら言った。
「もうすぐ朝食が出来るとのことです」
と言われ分かったと返事をするとコウは下に降りて行った。恐らくコウのことだから既に開店の準備は出来ているのだろう。ハジメは急いで着替えて右肩にペン太を乗せてダイニングへと向かう。既に2人は椅子に座っていた。この2人がこの家に来たとき、ハジメがいる場所では決して椅子に自ら座ろうとはせず、命令してようやく座っていたものである。感慨深く思いながら席に着き、
「朝食終わったら話があるんだ」
と告げ朝食を始めた。
食後2人と1匹を連れて裏庭へ続く扉の前まできて柱に手をかざし小箱を取り出す。
「これはなんですか?」
とリナリーが小首をかしげる。
「1人ずつ俺と一緒にこれに魔力を通して貰っていいかな?」
と言い、リナリー、コウの順に魔力を通す。ウインドウには2人を登録したという文字が表示される。それを確認して再び柱と同化させ、2人にドアを開けるように促す。
2人がドアを開けるとそこにはかなり大きくなった畑と緑色の子どもと茶色の子どもが2人楽しそうに遊んでいる姿だった。
「「「え?」」」
ハンドブック 9項目目
9-1.空間拡張で畑を広くしよう!:Clear!
9-2.精霊王に会おう!:Clear!
9-3.精霊王と友達になろう!:Clear!
9-4.施設監視システムの管理者になろう!:Clear!
9-5.施設監視システムに誰かを登録しよう!:Clear!
ハジメは2人を起こさないようにゆっくりと起きるとペン太も起きてきて指定席であるハジメの肩にちょこんと乗る。裏庭へ続く扉を開けると中央辺りにユドルが微笑みながら手を振って立っている。
「こんばんは、ユドルさん」
「こんばんは、ハジメどの、そしてペン太どの」
とハジメが穏やかに声を掛けるとユドルも答えた。ハジメはユドルの立っているところまでゆっくりと歩を進め近づく。
「本当に来られるとは・・・。もう俺は充分に頂いたんですが・・・。でも今日はとてもいい夜ですね」
と頭上に浮かぶ月を見上げた。
「ふぉっふぉっふぉ。そうじゃの。これでも精霊の王だからの。一度言った事を反故にはできないのじゃよ。あ、口調はこちらの方が話しやすいでの。神々の伝言も終わったからこのままでお願いするのじゃ」
と目を細めて笑う。
「えぇ、その方がこちらとしてもいくらばかりか楽なので」
とハジメも笑った。ユドルはハジメたちの畑を見渡し、
「良く手入れされておる。良い畑だの」
と褒める。ハジメはお礼を返す。
「さて、そろそろお礼の品を渡そうかの・・・。この畑を更に使いやすくしてみようと思うのじゃが、良いかの?」
「使いやすく・・?ですか?」
「あぁ、この畑を空間拡張で大きくしようかと思っての。これからお主は多くのモノを作るだろうからその方が良いと思っての」
「外から見ただけでは分からないように出来ますか?」
ハジメとしてはありがたいが、要らぬトラブルを生んでは困る。
「あぁ、分からんよ。お主の家の裏口に判別の魔法も掛けるんでの。特定の人物が裏口を通過した時にのみ本来の畑に来れるようにしておくでの。バレることはあるまい」
「それでの、わしだけで空間拡張の魔法を使うとわしがここから去ると込めた魔力が無くなると効果が切れてしまうのでの。お主が主体となって魔法を使って貰おうと思っての」
「あの、俺空間魔法は憶えてないのですが・・・」
と言うと
「大丈夫じゃ。わしが補助するでの。お主は魔力を限界まで高めてくれればよい」
ハジメは畑の中央で座禅を組み全身にいきわたるようにイメージする。
「ほぉ、なかなかの量じゃな。ではいくでの」
と言うとハジメの両肩に手を置きハジメの魔力と協調させ循環の一部とした。1分程魔力を循環させ完全に二人の魔力が同期したのを確認するとハジメは教えて貰ったキーワードを唱える。
『クリエイトスペース』
その瞬間体を巡っていた魔力が凄い勢いで体の外へ引っ張られていく。それに伴い木の柵がハジメたちから遠ざかって行く。ペン太の姿が消える。それに驚く間もなく吐き気がハジメを襲う。数秒だったか数十秒だったかして魔法は止まったがハジメはとてつもない頭重感に襲われていた。
「魔力酔いじゃの。暫く座っていると良い」
30分程座っていると頭の重い感じが不意になくなった。それと同時にペン太が右肩に現れる。
「ご主人、びっくりしたよー。ご主人の魔力ほぼ全部なくなるんだもん。僕も消えちゃったよー」
それを見てユドルは
「ペン太どのの存在はハジメどの魔力を使っているからの。しかし随分と早い回復だの。流石というところか。さてハジメどの、これをあの柱に付けてもらえれば認証する人を選べ、認証した人物のみをこの拡張された空間へ呼ぶことが出来るようになる。使い方はこれに直接、登録する者の魔力とハジメどのの魔力を同時に送るのじゃ。それで登録が出来る。柱に同化している状態では登録されんからの。そしてこれを外している時は誰でもこの空間に来れることになるのじゃ、そこも気を付けておくことじゃ。あぁ、ペン太どのに登録は不要じゃ。ペン太どのはハジメどのの魔力じゃからな」
といい、小指の先ほどの四角い箱を柱に近づける。
「こんな風に柱に近づければ勝手に同化する。取り出すときはそう念じればこの形で出てくるのじゃ。便利じゃろ」
ユドルは実際に出し入れをしてみせた。そしてそれを取り出し「管理者変更」と言い魔力を通し、その後でハジメに魔力を通すように言う。魔力を通すと箱の上に半透明なウインドウが現れ、『前管理者と管理者の魔力を登録しました。変更します』と書かれている。暫くすると『管理者変更しました』と表示される。老人が頷いたのでハジメは柱に同化させた。
その様子を見届けたあと、ユドルはおよそ50倍ほどになった畑を見渡し
「それにしてもかなり広くなったのぉ。ここまで大きくなる予定ではなかったんじゃがの」
そう言い一振りの枝をハジメに手渡す。
「どこでもいいので挿しておいてくれればよいのだが。それではわしはそろそろお暇することにしよう。今回の件迷惑をかけしまったことをもう一度謝らせてくれ。そしてわれらが願いを神が叶えてくれる機会を作ってくれ感謝するのじゃ。困ったことがあればいつでもどこでも良い、わが名を呼ぶのじゃ。そなたと我はもう知らぬ仲ではないのじゃからの。ではの」
「えぇ、ユドルさんもお元気で。何かあったら自分に出来る範囲でだけですが、お手伝いさせていただきますので。ではまた」
ハジメと視線を合わせたユドルはその姿を消した。ハジメはまだ寝れそうもないため畑の周りを歩いてみる。1辺歩くだけで小1時間ほどかかる。
「・・・これは・・・明日にでもリナリーとコウに相談して栽培計画を立てないとな・・・。まぁ取りあえず移動方法がなんとかなるまで入口の周辺だけで栽培しよう・・・」
ハジメはさらに1時間かけて家へ入る扉の前に帰り、疲労感からそのまますぐにベットに入って眠りについた。貰った枝は花瓶に水を入れそこに枝を挿し机の上に置いて。
翌日、寝坊をしたハジメをコウが起こしに来る。
「ご主人様おはようございます」
「コウ、おはよう。ちょっと寝すぎちゃったね」
その声にハジメは伸びをして笑顔を浮かべながら言った。
「もうすぐ朝食が出来るとのことです」
と言われ分かったと返事をするとコウは下に降りて行った。恐らくコウのことだから既に開店の準備は出来ているのだろう。ハジメは急いで着替えて右肩にペン太を乗せてダイニングへと向かう。既に2人は椅子に座っていた。この2人がこの家に来たとき、ハジメがいる場所では決して椅子に自ら座ろうとはせず、命令してようやく座っていたものである。感慨深く思いながら席に着き、
「朝食終わったら話があるんだ」
と告げ朝食を始めた。
食後2人と1匹を連れて裏庭へ続く扉の前まできて柱に手をかざし小箱を取り出す。
「これはなんですか?」
とリナリーが小首をかしげる。
「1人ずつ俺と一緒にこれに魔力を通して貰っていいかな?」
と言い、リナリー、コウの順に魔力を通す。ウインドウには2人を登録したという文字が表示される。それを確認して再び柱と同化させ、2人にドアを開けるように促す。
2人がドアを開けるとそこにはかなり大きくなった畑と緑色の子どもと茶色の子どもが2人楽しそうに遊んでいる姿だった。
「「「え?」」」
ハンドブック 9項目目
9-1.空間拡張で畑を広くしよう!:Clear!
9-2.精霊王に会おう!:Clear!
9-3.精霊王と友達になろう!:Clear!
9-4.施設監視システムの管理者になろう!:Clear!
9-5.施設監視システムに誰かを登録しよう!:Clear!
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