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11.招待状の吟味を
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翌日。
多数の招待状とともに出仕する。お茶会が二通に夜会が六通、晩餐会は辛うじてなかった。まあ社交の季節とはいえ、日程の残りも少なくなってきているから、それぞれが手軽に出せる紹介状も、数が少ないのだろう。送って来ないでいただいて構わなかったのだが。
とりあえず、本日も出仕しているヒエッカランタ卿の席へ赴き、微妙に嫌な顔をされながらも昨日届いた八通の招待状をお渡しする。いや、メルヴィ嬢の夜会には出席予定なので、計九通か。
「また大量に来たな」
「クレーモア子爵家の夜会には、出席させていただきたく思います」
「それはそうだろう」
ご理解がありがたい。
ぺらぺらと招待状を見ていたヒエッカランタ卿は、近くにいた侍従を呼んだ。
「君、ケルッコを呼んできてくれ」
「承知いたしました」
招待状の管理をしているのは、ケルッコだ。殿下に届いた招待状の他、今回のように他の者の所に届いた招待状についても、一通り把握している。自分には出来そうもない大変な作業だが、奴にとっては苦ではないという。
「お呼びでしょうか」
「ああ。昨日パーヴァリが出席した音楽会に、ご令嬢を連れていった結果が、これだ」
「やっぱり皆さん気になるんですね。それで」
「それで?」
ケルッコがキラキラした瞳でこちらを見てくる。それで、とは。何が言いたいんだお前は。いや分かるんだが。
「お前はどれに出席するつもりなんだ」
「とりあえず、クレーモア子爵家の夜会には出席したい。日程はこちらだ」
それだけ避けてあった招待状を見せる。ケルッコは日程の部分だけ確認して、持ってきた帳面と照会した。
「日程に問題はないから、行って来い行ってこい。それからええと、今回渡された招待状の内、行って貰いたいのはお茶会一件と、夜会が二件だ」
「承知した。どれとどれだ」
「これとこれとこれ」
エンホ伯爵家のお茶会、キースキ伯爵家とルミヤルヴィ侯爵家の夜会だ。エンホ伯爵家のお茶会のみがクレーモア子爵家の夜会より先で、他はその後。一応、後で、メルヴィ嬢へとお伺いを立てておこう。多分、彼女が参加しなかったら、王家へと届いた招待状で参加することになるのだろう。
先輩方の興味は、彼女だから。
その旨を記載してお伺いを立てねばならない、というのは、いささか気分が沈むが致し方ない。そもそも論として、彼女はこれだけの夜会に立て続けに参加できるだけのドレスがあるのだろうか。話を聞いた限り、昨年まではこれほど立て続けに夜会に参加はしていないようだった。
ドレスを贈ることは出来ない。今からだと間に合わないのもあるし、そもそも未だ婚約者ではないのだから。そうだ、宝石の類を贈ることも出来ない。
贈ることが出来るのは、花束くらいのものだ。あの侍従には、やはり社交のシーズンが終わったら、何か手配しておこう。
ケルッコとヒエッカランタ卿に礼を告げて、自席へと戻る。出席することになったお茶会とそれから夜会についてメモを書いて、いつもの侍従を呼ぶ。
「ヘイケラ」
「お呼びですか」
「現在婚約の打診をお願いしている女性に、仕事とはいえお茶会一件、夜会二件の同席を依頼したい。ふさわしいカードの手配を頼めるか」
「承りました。見繕ってまいります」
「それから」
「はい」
「こういう場合、何を添えたらいいのかも教えて欲しい」
「花はもう送ってしまいましたからね。ラッセさんとも相談して、お返事いたします」
「ありがとう、よろしく頼むよ」
つい、それから君は礼に何が欲しい、と、聞きそうになってしまった。今聞いた所で、こちらの望む返事など来ないというのに。
それから少し、次の仕事をする。急ぎではない、しかしここまで上がってきた嘆願書の束だ。嘆願書は各地の領主が受付け、ものによってはそれぞれの領地で対応される。国家が対応せざるを得ないものだけが、この社交の季節に持ち込まれるのだ。受付けた文官の方で軽く目を通し、複数領地にわたる街道の整備などについてはそちらの管轄に渡っていく。その中で自分が目を通す必要があるのは、王子か王子妃の名前で対応した方が良いとされるものだ。対応するか差し戻すかの一次判断を下し、必要な資料をそろえてヒエッカランタ卿へとお渡しする。ヒエッカランタ卿とフィルップラ卿と殿下とで協議をし、最終決定に至るわけだ。
「失礼いたします」
声に顔を上げれば、そこには文箱を抱えたラッセがいた。ヘイケラに頼んだつもりだったが、ラッセが自らやってきたのには驚いた。
「まず、カードではなくお手紙がよろしいかと思います」
書類を片付け、広くなった机にラッセが文箱を置く。蓋を開けて、中からレターセットを取り出した。殿下の紋が入ったものだ。正確には、殿下に仕えるものが使える文様が透かしで入った高級品を模した、ものになる。より正確には、その文様がエンボス加工された、普段使いのレターセットである。あちらこちらに手紙を書く必要が出来た時によく使うものだ。
「一枚目に、急な音楽会に誘ってしまったことの謝罪とお礼をしたためていただきます。その際にはこちらの」
文箱から、見覚えのある一冊の本が出てくる。分厚いそれには、いくつものしおりが挟みこまれていた。
「詩歌を参照されるのがよろしいでしょう」
「いや、そういうのが不得手なのは、多分もう知られている」
「それでもあえて行う、というのが、乙女心をくすぐるのです」
この執事のラッセは、そういうことに詳しい上に大変好んでいる。彼が言うのなら、そうなのであろう。そうして奥方との恋を成就させ、城に勤める大多数の若者の恋を成就させてきたのだ。
「そういうのを好まれぬご令嬢だった場合は、このラッセの指示であると言ってしまうのもよろしいでしょう。大層盛り上がります」
「すでにその手法を使った者もいるのか」
ラッセにはすでに成人している孫娘がいる。それだけの年月、城に勤める者達の恋を取りまとめてきたわけだから、その手合もそれなりにいたのだろう。
「二枚目には、クレーモア子爵家の夜会には参加される旨を今度はこちらの詩歌を参照してお書きください」
「一枚当たりの行数が少なくないか?」
「そうですね。ですから中央に書くのです。こちらが見本です」
ふと思ったことを口に出せば、見本まで準備されていた。待て待て。人のことは言えないが、どれだけ皆ラッセの世話になっているんだ。いくらラッセがそういった世話を焼くのを好むとはいえ。
「贈り物はリボンがよろしいでしょう。なんと城には贈答に適した上質なリボンの詰め合わせがございますから。いくつの夜会に出席なさるのでしたっけ?」
「クレーモア子爵家の夜会の前にお茶会が一件。クレーモア子爵家の夜会の後に、夜会が二件だ」
「それでしたら四本のリボンをまとめたものを贈られるがよろしいでしょう」
「よろしいのかね」
「メラルティン卿が贈ることが出来る中では、中々に良いチョイスだと思われます。女の子は、騎士であってもリボンは喜びます。それが、贈り物であればなおさら」
ふわふわしたレース地ではなく、実用に適した上品なもの。そしてそれを、手配できる伝手がある、と伝えるにも良いのだという。
なるほど、リボンは奥が深いのだな。
そうして、ラッセが辞していったので、仕事を切り上げて手紙に専念をする。専念を、した。
多数の招待状とともに出仕する。お茶会が二通に夜会が六通、晩餐会は辛うじてなかった。まあ社交の季節とはいえ、日程の残りも少なくなってきているから、それぞれが手軽に出せる紹介状も、数が少ないのだろう。送って来ないでいただいて構わなかったのだが。
とりあえず、本日も出仕しているヒエッカランタ卿の席へ赴き、微妙に嫌な顔をされながらも昨日届いた八通の招待状をお渡しする。いや、メルヴィ嬢の夜会には出席予定なので、計九通か。
「また大量に来たな」
「クレーモア子爵家の夜会には、出席させていただきたく思います」
「それはそうだろう」
ご理解がありがたい。
ぺらぺらと招待状を見ていたヒエッカランタ卿は、近くにいた侍従を呼んだ。
「君、ケルッコを呼んできてくれ」
「承知いたしました」
招待状の管理をしているのは、ケルッコだ。殿下に届いた招待状の他、今回のように他の者の所に届いた招待状についても、一通り把握している。自分には出来そうもない大変な作業だが、奴にとっては苦ではないという。
「お呼びでしょうか」
「ああ。昨日パーヴァリが出席した音楽会に、ご令嬢を連れていった結果が、これだ」
「やっぱり皆さん気になるんですね。それで」
「それで?」
ケルッコがキラキラした瞳でこちらを見てくる。それで、とは。何が言いたいんだお前は。いや分かるんだが。
「お前はどれに出席するつもりなんだ」
「とりあえず、クレーモア子爵家の夜会には出席したい。日程はこちらだ」
それだけ避けてあった招待状を見せる。ケルッコは日程の部分だけ確認して、持ってきた帳面と照会した。
「日程に問題はないから、行って来い行ってこい。それからええと、今回渡された招待状の内、行って貰いたいのはお茶会一件と、夜会が二件だ」
「承知した。どれとどれだ」
「これとこれとこれ」
エンホ伯爵家のお茶会、キースキ伯爵家とルミヤルヴィ侯爵家の夜会だ。エンホ伯爵家のお茶会のみがクレーモア子爵家の夜会より先で、他はその後。一応、後で、メルヴィ嬢へとお伺いを立てておこう。多分、彼女が参加しなかったら、王家へと届いた招待状で参加することになるのだろう。
先輩方の興味は、彼女だから。
その旨を記載してお伺いを立てねばならない、というのは、いささか気分が沈むが致し方ない。そもそも論として、彼女はこれだけの夜会に立て続けに参加できるだけのドレスがあるのだろうか。話を聞いた限り、昨年まではこれほど立て続けに夜会に参加はしていないようだった。
ドレスを贈ることは出来ない。今からだと間に合わないのもあるし、そもそも未だ婚約者ではないのだから。そうだ、宝石の類を贈ることも出来ない。
贈ることが出来るのは、花束くらいのものだ。あの侍従には、やはり社交のシーズンが終わったら、何か手配しておこう。
ケルッコとヒエッカランタ卿に礼を告げて、自席へと戻る。出席することになったお茶会とそれから夜会についてメモを書いて、いつもの侍従を呼ぶ。
「ヘイケラ」
「お呼びですか」
「現在婚約の打診をお願いしている女性に、仕事とはいえお茶会一件、夜会二件の同席を依頼したい。ふさわしいカードの手配を頼めるか」
「承りました。見繕ってまいります」
「それから」
「はい」
「こういう場合、何を添えたらいいのかも教えて欲しい」
「花はもう送ってしまいましたからね。ラッセさんとも相談して、お返事いたします」
「ありがとう、よろしく頼むよ」
つい、それから君は礼に何が欲しい、と、聞きそうになってしまった。今聞いた所で、こちらの望む返事など来ないというのに。
それから少し、次の仕事をする。急ぎではない、しかしここまで上がってきた嘆願書の束だ。嘆願書は各地の領主が受付け、ものによってはそれぞれの領地で対応される。国家が対応せざるを得ないものだけが、この社交の季節に持ち込まれるのだ。受付けた文官の方で軽く目を通し、複数領地にわたる街道の整備などについてはそちらの管轄に渡っていく。その中で自分が目を通す必要があるのは、王子か王子妃の名前で対応した方が良いとされるものだ。対応するか差し戻すかの一次判断を下し、必要な資料をそろえてヒエッカランタ卿へとお渡しする。ヒエッカランタ卿とフィルップラ卿と殿下とで協議をし、最終決定に至るわけだ。
「失礼いたします」
声に顔を上げれば、そこには文箱を抱えたラッセがいた。ヘイケラに頼んだつもりだったが、ラッセが自らやってきたのには驚いた。
「まず、カードではなくお手紙がよろしいかと思います」
書類を片付け、広くなった机にラッセが文箱を置く。蓋を開けて、中からレターセットを取り出した。殿下の紋が入ったものだ。正確には、殿下に仕えるものが使える文様が透かしで入った高級品を模した、ものになる。より正確には、その文様がエンボス加工された、普段使いのレターセットである。あちらこちらに手紙を書く必要が出来た時によく使うものだ。
「一枚目に、急な音楽会に誘ってしまったことの謝罪とお礼をしたためていただきます。その際にはこちらの」
文箱から、見覚えのある一冊の本が出てくる。分厚いそれには、いくつものしおりが挟みこまれていた。
「詩歌を参照されるのがよろしいでしょう」
「いや、そういうのが不得手なのは、多分もう知られている」
「それでもあえて行う、というのが、乙女心をくすぐるのです」
この執事のラッセは、そういうことに詳しい上に大変好んでいる。彼が言うのなら、そうなのであろう。そうして奥方との恋を成就させ、城に勤める大多数の若者の恋を成就させてきたのだ。
「そういうのを好まれぬご令嬢だった場合は、このラッセの指示であると言ってしまうのもよろしいでしょう。大層盛り上がります」
「すでにその手法を使った者もいるのか」
ラッセにはすでに成人している孫娘がいる。それだけの年月、城に勤める者達の恋を取りまとめてきたわけだから、その手合もそれなりにいたのだろう。
「二枚目には、クレーモア子爵家の夜会には参加される旨を今度はこちらの詩歌を参照してお書きください」
「一枚当たりの行数が少なくないか?」
「そうですね。ですから中央に書くのです。こちらが見本です」
ふと思ったことを口に出せば、見本まで準備されていた。待て待て。人のことは言えないが、どれだけ皆ラッセの世話になっているんだ。いくらラッセがそういった世話を焼くのを好むとはいえ。
「贈り物はリボンがよろしいでしょう。なんと城には贈答に適した上質なリボンの詰め合わせがございますから。いくつの夜会に出席なさるのでしたっけ?」
「クレーモア子爵家の夜会の前にお茶会が一件。クレーモア子爵家の夜会の後に、夜会が二件だ」
「それでしたら四本のリボンをまとめたものを贈られるがよろしいでしょう」
「よろしいのかね」
「メラルティン卿が贈ることが出来る中では、中々に良いチョイスだと思われます。女の子は、騎士であってもリボンは喜びます。それが、贈り物であればなおさら」
ふわふわしたレース地ではなく、実用に適した上品なもの。そしてそれを、手配できる伝手がある、と伝えるにも良いのだという。
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