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第3部 自然の神秘
第3部 第2巻 第1章 意思の理論
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第3部 第2巻 魔術の神秘
第3部 第2巻 第1章 意思の理論
人生と人生の無数の困難には、永遠の知が定めている、人の意思を教育する目的が有る。
真理についての知と一致する善を望んで行動する事が、人の気高さと成る。
真理と一致する善とは、正義である。
正義とは、論理の実践である。
論理とは、現実を言葉にした物である。
現実とは、真理についての知である。
真理とは、存在である神と一致する概念である。
人は、経験と仮定という2つの道を経て、存在である神についての絶対の概念に辿り着く。
経験という教えが、ある仮定を必要とする時、ある仮定は見込みがある。
経験という教えが、ある仮定を否定する時、ある仮定は、見込みが無いか、良い意味で不条理である。
経験は知と成り、仮定は信心と成る。
真の知は、必然的に、信心を認める。
真の信心は、必然的に、知を考慮する。
パスカルは、「人は、理性によってでは、真理についての知に辿り着く事ができない」と話して、知を冒涜した。
そのため、事実として、パスカルは理性が狂っているまま死んだ。
ヴォルテールは、「信心による全ての仮定は非論理的である」と話し、感覚による証拠だけを理性の規則として認めて、パスカルと同じくらい知を冒涜した。
さらに、ヴォルテールの最終的な言葉は、「神と自由」という矛盾した言葉であった。
神!
言い換えると、無上の主!
ヴォルテール派は、神が自由の全ての概念を排除する無上の主であると誤解していた。
また、ヴォルテール派は、自由とは全ての主から絶対に独立している事、神の全ての概念を排除している事であると誤解していた。
神という言葉は、法の無上の擬人化を表す。
そのため、結果として、神という言葉は、義務の無上の擬人化を表す。
もし、あなたが、「自由とは、自分の義務を果たす権利である」というエリファス レヴィの解釈を受け入れる事をいとわないのであれば、エリファス レヴィとあなたは、「神と自由」という言葉を、標語として理解して、ヴォルテール達とは異なり矛盾無しに誤り無しにくり返す。
人にとって、自由は、真理と善がもたらす秩序の中にしか存在しない。
だから、「自由の獲得は人の魂の大いなる務めである」と言えるかもしれない。
人は、自分の邪悪な肉欲と肉欲の奴隷状態から自身を解放して自由にする事によって、自身を創造する。
言わば、人は、自分の邪悪な肉欲と肉欲の奴隷状態から自身を解放して自由にする事によって、自身を創造し直す。
自然は、人を生かして苦しめる。
(正しい人の魂、)人は、自身を幸せにして不死に成る。
(正しい人の魂、)人は、不死に成ると、地上における神の代理人と成って、(相対的に、)神の全能の力を発揮する。
原理1
人が真理を知って善を望むと、人の意思には何ものも抵抗できない。
原理2
悪を望む事は、死を望む事に成る。
悪意は自殺の始まりである。
原理3
暴力によって善を望む事は、悪を望む事である。
なぜなら、暴力は、無秩序をもたらす。
そして、無秩序は、悪をもたらす。
原理4
(他人による、)善のための手段としての悪は、許容できるし、許容するべきである。
しかし、(自ら、)善のための手段としての悪を、望むなかれ、行うなかれ。
さもなければ、一方の手で建てたものを他方の手で破壊する羽目に成るであろう。
誠実さは、悪い手段を正当化しない。
悪い手段を受けたら、悪い手段を直すのが、誠実さである。
また、悪い手段を取ったら、非難するのが、誠実さである。
原理5
所有権を常に保持するには、忍耐強く長く望む必要が有る。
原理6
常には所有できないものを望みながら人生を過ごす事は、人生を放棄する事であり、永遠の死を受け入れる羽目に成る。
原理7
意思は、障害を乗り越えるほど、強く成る。
そのため、イエス キリストは、貧しさと悲しみをほめたたえた。
原理8
永遠の論理である神は、意思を非論理的な物事にささげている人を非難する。
原理9
正しい人の意思は、神の意思と成り、自然の法と成る。
原理10
知性は、意思によって、物事を見る。
意思が健全であれば、見える物事は正しい。
創世記1章3節「神が『光あれ!』と話すと光が創造された」
意思が「世界は、見たいと望む様なものに成れ!」と話すと、知性には意思が望んだ通りに物事が見える様に成る。
前記が、信心による行為を強める「そう成ります様に」という言葉の意味である。
原理11
人は、自分のために霊を創造してしまうと、吸血鬼を世に放つ事に成ってしまう。
そして、人は、自発的な悪夢の子である吸血鬼を、自分の血で、自分の命で、自分の知性で、自分の理性で、常に満足させられずに、養う羽目に成る。
原理12
あるべきである物事を肯定して話して望む事は、創造する事に成る。
あるべきではない物事を肯定して話して望む事は、破壊する事に成る。
原理13
星の光は、意思の役に立たせるために、自然が放出している、電気の火である。
星の光は、星の光の応用方法を知る人を照らし、星の光を濫用する人を焼き殺す。
原理14
世界を統治するとは、星の光を統治する事である。
原理15
大いなる知力を持つが複数の望みをつり合わせていない人は、失敗した太陽、失敗した恒星である彗星に似ている。
原理16
何もしない事は、悪事を行う事と同じくらい破滅的であるが、悪事を行う事よりも臆病である。
七つの大罪、七つの死に至る大罪のうち、最も許されない大罪は、怠惰である。
原理17
苦しみに耐える事は、務めを果たす事に成る。
大いなる悲しみに耐える事は、進歩を果たす事に成る。
苦しみに耐えられない人よりも、苦しみに耐える人は生きている。
原理18
献身による自発的な死は、自殺ではない。
献身による自発的な死は、意思の極致である。
原理19
恐怖は、意思の怠惰でしかない。
そのため、世論は、臆病者を罰する。
原理20
あなたがライオンを恐れなく成ると、ライオンが、あなたを恐れるであろう。
悲しみに対して、「悲しみが喜びと成る事を望む。悲しみが、喜びよりも更に喜ばしい、幸せと成る事を望む」と話しなさい。
原理21
花々の鎖よりも、鉄の鎖は壊し易い。
原理22
ある人が、幸せであるか、不幸であるか、話すよりも、ある人が、意思している方向によって、何者に成ったかを知りなさい。
イエスの時代のローマ皇帝ティベリウスは、カプリ島で、毎日死んだ様に生きている者であった。
一方、イエスは、ゴルゴタの丘の十字架の上で、不死性と神性を証明した。
第3部 第2巻 第1章 意思の理論
人生と人生の無数の困難には、永遠の知が定めている、人の意思を教育する目的が有る。
真理についての知と一致する善を望んで行動する事が、人の気高さと成る。
真理と一致する善とは、正義である。
正義とは、論理の実践である。
論理とは、現実を言葉にした物である。
現実とは、真理についての知である。
真理とは、存在である神と一致する概念である。
人は、経験と仮定という2つの道を経て、存在である神についての絶対の概念に辿り着く。
経験という教えが、ある仮定を必要とする時、ある仮定は見込みがある。
経験という教えが、ある仮定を否定する時、ある仮定は、見込みが無いか、良い意味で不条理である。
経験は知と成り、仮定は信心と成る。
真の知は、必然的に、信心を認める。
真の信心は、必然的に、知を考慮する。
パスカルは、「人は、理性によってでは、真理についての知に辿り着く事ができない」と話して、知を冒涜した。
そのため、事実として、パスカルは理性が狂っているまま死んだ。
ヴォルテールは、「信心による全ての仮定は非論理的である」と話し、感覚による証拠だけを理性の規則として認めて、パスカルと同じくらい知を冒涜した。
さらに、ヴォルテールの最終的な言葉は、「神と自由」という矛盾した言葉であった。
神!
言い換えると、無上の主!
ヴォルテール派は、神が自由の全ての概念を排除する無上の主であると誤解していた。
また、ヴォルテール派は、自由とは全ての主から絶対に独立している事、神の全ての概念を排除している事であると誤解していた。
神という言葉は、法の無上の擬人化を表す。
そのため、結果として、神という言葉は、義務の無上の擬人化を表す。
もし、あなたが、「自由とは、自分の義務を果たす権利である」というエリファス レヴィの解釈を受け入れる事をいとわないのであれば、エリファス レヴィとあなたは、「神と自由」という言葉を、標語として理解して、ヴォルテール達とは異なり矛盾無しに誤り無しにくり返す。
人にとって、自由は、真理と善がもたらす秩序の中にしか存在しない。
だから、「自由の獲得は人の魂の大いなる務めである」と言えるかもしれない。
人は、自分の邪悪な肉欲と肉欲の奴隷状態から自身を解放して自由にする事によって、自身を創造する。
言わば、人は、自分の邪悪な肉欲と肉欲の奴隷状態から自身を解放して自由にする事によって、自身を創造し直す。
自然は、人を生かして苦しめる。
(正しい人の魂、)人は、自身を幸せにして不死に成る。
(正しい人の魂、)人は、不死に成ると、地上における神の代理人と成って、(相対的に、)神の全能の力を発揮する。
原理1
人が真理を知って善を望むと、人の意思には何ものも抵抗できない。
原理2
悪を望む事は、死を望む事に成る。
悪意は自殺の始まりである。
原理3
暴力によって善を望む事は、悪を望む事である。
なぜなら、暴力は、無秩序をもたらす。
そして、無秩序は、悪をもたらす。
原理4
(他人による、)善のための手段としての悪は、許容できるし、許容するべきである。
しかし、(自ら、)善のための手段としての悪を、望むなかれ、行うなかれ。
さもなければ、一方の手で建てたものを他方の手で破壊する羽目に成るであろう。
誠実さは、悪い手段を正当化しない。
悪い手段を受けたら、悪い手段を直すのが、誠実さである。
また、悪い手段を取ったら、非難するのが、誠実さである。
原理5
所有権を常に保持するには、忍耐強く長く望む必要が有る。
原理6
常には所有できないものを望みながら人生を過ごす事は、人生を放棄する事であり、永遠の死を受け入れる羽目に成る。
原理7
意思は、障害を乗り越えるほど、強く成る。
そのため、イエス キリストは、貧しさと悲しみをほめたたえた。
原理8
永遠の論理である神は、意思を非論理的な物事にささげている人を非難する。
原理9
正しい人の意思は、神の意思と成り、自然の法と成る。
原理10
知性は、意思によって、物事を見る。
意思が健全であれば、見える物事は正しい。
創世記1章3節「神が『光あれ!』と話すと光が創造された」
意思が「世界は、見たいと望む様なものに成れ!」と話すと、知性には意思が望んだ通りに物事が見える様に成る。
前記が、信心による行為を強める「そう成ります様に」という言葉の意味である。
原理11
人は、自分のために霊を創造してしまうと、吸血鬼を世に放つ事に成ってしまう。
そして、人は、自発的な悪夢の子である吸血鬼を、自分の血で、自分の命で、自分の知性で、自分の理性で、常に満足させられずに、養う羽目に成る。
原理12
あるべきである物事を肯定して話して望む事は、創造する事に成る。
あるべきではない物事を肯定して話して望む事は、破壊する事に成る。
原理13
星の光は、意思の役に立たせるために、自然が放出している、電気の火である。
星の光は、星の光の応用方法を知る人を照らし、星の光を濫用する人を焼き殺す。
原理14
世界を統治するとは、星の光を統治する事である。
原理15
大いなる知力を持つが複数の望みをつり合わせていない人は、失敗した太陽、失敗した恒星である彗星に似ている。
原理16
何もしない事は、悪事を行う事と同じくらい破滅的であるが、悪事を行う事よりも臆病である。
七つの大罪、七つの死に至る大罪のうち、最も許されない大罪は、怠惰である。
原理17
苦しみに耐える事は、務めを果たす事に成る。
大いなる悲しみに耐える事は、進歩を果たす事に成る。
苦しみに耐えられない人よりも、苦しみに耐える人は生きている。
原理18
献身による自発的な死は、自殺ではない。
献身による自発的な死は、意思の極致である。
原理19
恐怖は、意思の怠惰でしかない。
そのため、世論は、臆病者を罰する。
原理20
あなたがライオンを恐れなく成ると、ライオンが、あなたを恐れるであろう。
悲しみに対して、「悲しみが喜びと成る事を望む。悲しみが、喜びよりも更に喜ばしい、幸せと成る事を望む」と話しなさい。
原理21
花々の鎖よりも、鉄の鎖は壊し易い。
原理22
ある人が、幸せであるか、不幸であるか、話すよりも、ある人が、意思している方向によって、何者に成ったかを知りなさい。
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