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5章 グランベルグ解放
61話 再生。最後のプライド
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切った。 刃が深く入り、肉を裂く重い手応えがあった。
骨の抵抗も、筋の弾力も、ちゃんと伝わってきた。
これで終わりだ。
そう思った。だけどここでは、油断はできない。
心臓まで抉ったとしても、最後の気力で反撃してくるかもしれない。
こいつはただの魔物じゃない。
青白い閃光が残像を引いて消えるより早く、俺は反撃を恐れて後ろへ跳んだ。
いや、跳んだって距離じゃない。
でも、油断はできない。
心臓まで抉ったとしても、最後の気力で反撃してくるかもしれない。
俺は反撃を恐れて、後ろへ跳んだ。 それでも――
目を逸らさない。 龍角の姿を、絶対に離さない。
「シビさんの勝ちですわ!」
エレナの声が弾んだ。嬉しそうで、こっちまで胸が熱くなる。
……って、待て待て。
こういう「勝ったぜ!」の瞬間って、絶対にヤバいフラグだろ。
異世界だからフラグなんてねえのかも……って、一瞬思ったけど、
嫌な予感はマジで当たるんだよな、これ。
龍角は、片膝をついていた。
俺が左肩から一刀両断した傷口は深く裂け、肉がめくれ上がり、骨の白さが覗いている。
切断された左腕と上半身の一部が地面に転がり、血が砂に染み込んで黒く広がる。
裂けた肉からはまだ熱気が立ち上り、湯気のように白く揺らめいていた。
入口の方が、ざわついた。 炎の民の連中だけじゃない。
城で戦っていたジグたち幹部連中まで、雪崩れ込むように闘技場の中へ入ってきた。
龍角が、ゆっくりと周囲を見回した。
その目が、怒りより先に諦めと、狂気、そしてどこか満足げな光を映している。
「まさか、人ごときが、ここまでするとはな。だが……」
立ち上がらない。
代わりに、残った右手で自分の首を軽く叩いた。
その瞬間だった。 傷口の奥、皮膚の下から浮かび上がるように、紋章が現れた。
見覚えのある、あの忌まわしい形。
胸の奥を、冷たい針で刺されるような感覚が走った。
「この力を、使用するとは思わなかったぞ」
思わず声が荒れた。
「なぜ、お前がその紋章を持ってるんだ!」
自分でも驚くほどの大声だった。
恐怖が喉を押し上げ、言葉を無理やり吐き出した。
「ほぉ。この紋章を知っているのか?」
龍角の口元が、ゆっくりと歪む。
「持ち主のパワーアップ……」
俺が絞り出した言葉に、龍角は喉の奥で低く笑った。
「間違いではない。だが、魔物のランクによって使い方が変わる。一段階目はただの強化。二段階目は、解放後、死んでも一度復活する――だが、その後、必ず死ぬ。俺が使えば?」
嫌な間が落ちた。考えるより先に、体が動いていた。
今、ここで止めを刺す。そうしないと――龍角が、短く吐き捨てる。
「遅い」
その一言で、空気が変わった。
裂けた体が、きしむような音を立てて再生を始める。
肉が無理やり寄り集まり、骨がカチカチと鳴って繋がる。
切断面が、まるで時間が巻き戻ったように塞がっていく。
それだけじゃない。
体が膨張する。二回り、いや三回り。
筋肉が異様に盛り上がり、皮膚が鋼のように張りつめ、影が濃く太くなる。
「……っ」
周囲で、人が次々と倒れた。
突然膝を折る者。
顔から砂に突っ込む者。
片膝をついて、呼吸だけで精一杯の者。
「な……何をした?」
龍角は、楽しげにさえ見えた。
「解放すると、生命力が弱いものから倒れていずれ死ぬ。この街には、自然もほとんどないからな」
ぞっとした。
闘技場だけじゃない。街全体が、巻き込まれてる。
俺は振り返って叫ぶ。
俺は振り返って叫んだ。
「ヒルダ! 全員をこの街から逃がせ!」
「シビ! お前はどうするんだ!」
ヒルダの声が飛ぶ。
あいつの目は、撤退と戦闘の両方を同時に見据えていた。迷いがない。
それが、逆に心強い。
「俺はこいつに用がある。紋章のことを聞かないといけない。それに、俺が逃げたら――」
その先を、龍角が継いだ。
喉の底から這い上がるような、低く濁った声で。
「あぁ。貴様が逃げたら、この地域、いや南の街まで悪鬼羅刹と化して焼き尽くしてやる。俺はもう元に戻れん。生きている限り、すべての生命を喰らい尽くす魔物となったのだ」
胃が、ぎゅっと縮む。
こいつは脅してるんじゃない。
ただ、事実を宣言している。
「なぜ、そこまで……」
自分の声が、妙に冷たく聞こえた。
恐怖を通り越して、冷静に奴を見つめていた。
「人ごときに負けは許されない。俺のプライドだ。このあと同族に殺されるかもしれん。だが、その前に貴様ら全員を殺す。それが、この町を収めていた俺の最後の意地だ」
龍角が咆哮した。
耳が痛むほどの、獣の咆哮。
空気が震え、砂が舞い上がる。
次の瞬間、体が光を帯びた。
内側から燃えるように、白く眩しい光が溢れ出す。
来る!
俺は即座にエレナへ向いた。
「エレナ! 聖なる障壁《セイクリッド・バリア》を!」
エレナは迷いなく頷き、両手を組んだ。
神に祈る仕草。指先が微塵も震えていないのが、逆に頼もしい。
光が降りる。
薄い膜じゃない。
何層にも重なった、光のカーテン。
空間ごと包み込むように、柔らかく、でも絶対的に強い輝きが俺たちを囲んだ。
次の瞬間。
龍角を中心に、小規模な爆発が起きた。
衝撃が壁のように押し寄せる。
闘技場の砂が一斉に跳ね上がり、空気が裂ける音が響く。
体が持っていかれそうになり、足が砂に沈む。
視界が一瞬白く揺らぎ、耳がキーンと鳴った。
光のカーテンが、悲鳴のように激しく揺れた。
何層にも重なった輝きが、波打つ布のように歪み、ひび割れそうな音を立てる。
それでも破れない。
エレナの信仰が、ギリギリのところで踏みとどまらせた。
彼女の両手が微かに震え、額に汗が浮かんでいるのが見えた。
外では、炎の民の大半が吹き飛ばされていた。
壁に叩きつけられ、潰れるように崩れ落ちる。
動かない体が何人も転がり、砂の上に赤い染みが広がっていく。
救助の声が飛び交うのに、返事が返らない叫びが混じる。
「誰か!」「動け!」「……返事しろ!」
混乱と絶望が、闘技場全体を飲み込んでいた。
立っていられたのは、ほんの一握りだった。
俺とエレナ。
ヒルダ、イヴァン、ジグ、ロジャーズ。
あと、数名。
みんな息を荒げ、砂まみれで膝をつきながら、それでも武器を握りしめている。
ヒルダは、すぐに動いた。
倒れた仲間を引きずり、肩を貸し、声を張り上げる。
「動ける奴は担げ! 担げないなら引っ張れ! 退け! ここから退け!」
撤退命令が、闘技場の中を駆け抜けた。
ヒルダの声は、混乱の中で唯一の軸のように響き、残った仲間たちが慌てて動き出す。
誰かが肩を貸し、誰かが腕を引っ張り、砂に沈む足を必死に引きずる。
倒れた者の呻き声と、砂を掻く音が混じり合う。
俺は、龍角から目を離せない。
喉の奥が乾ききって、息が上手く入ってこない。
肺が熱く、息を吸うたびに砂埃の味がする。
心臓が耳元で暴れ、視界の端が少しぼやけている。
聞かなきゃいけない。
あの紋章のこと。
こいつが、どうしてそれを持っているのか。
ゴブリン、デュラハン、ミノタウロス……そして今、龍角まで。
全部、繋がってる気がする。
でも、同時に分かっている。
今の龍角は、もうさっきの敵じゃない。
体は膨張し、魔力が溢れ出し、ただ立ってるだけで空気が重くなる。
目には狂気が宿り、口元には満足げな笑みが浮かんでいる。
こいつは、街ごと殺しに来る。
プライドのため、復讐のため、ただの破壊のため――理由なんてどうでもいい。
生きてる限り、すべてを焼き尽くす気だ。
俺は剣を握り直した。
指先が震える。
この体で、どこまでやれるか……。
でも、逃げたら終わりだ。
奴は自分の呪いをかけた。
でも俺も、もしかしたら同じかもしれない。
この体を借りて、シビの仇を討ち、ルーク、ミリア、カイの分まで生き抜く。
俺はここで、終わらせない。
剣の柄が、掌に食い込む。
震えが、ゆっくりと決意に変わっていく。
ふと、左手に温かみが宿った。
視線を移すと、エレナが優しく手を重ねてくれていた。
俺は驚いて顔を上げると、彼女は一度静かに頷いた。
まるで「わたくしがいますから、安心してください」と言っているかのように。
その瞳は、祈りの光を宿したまま、穏やかで、でも絶対に揺るがない。
ありがとう、エレナ。
俺は小さく息を吐き、剣を握り直した。
震えは、もうない。
龍角の光が、さらに強くなる。
内側から膨張し、闘技場全体を白く染めていく。
空気が震え、砂が舞い上がり、視界が徐々に白に飲み込まれていく。
奴との、最後の戦いが始まる。
骨の抵抗も、筋の弾力も、ちゃんと伝わってきた。
これで終わりだ。
そう思った。だけどここでは、油断はできない。
心臓まで抉ったとしても、最後の気力で反撃してくるかもしれない。
こいつはただの魔物じゃない。
青白い閃光が残像を引いて消えるより早く、俺は反撃を恐れて後ろへ跳んだ。
いや、跳んだって距離じゃない。
でも、油断はできない。
心臓まで抉ったとしても、最後の気力で反撃してくるかもしれない。
俺は反撃を恐れて、後ろへ跳んだ。 それでも――
目を逸らさない。 龍角の姿を、絶対に離さない。
「シビさんの勝ちですわ!」
エレナの声が弾んだ。嬉しそうで、こっちまで胸が熱くなる。
……って、待て待て。
こういう「勝ったぜ!」の瞬間って、絶対にヤバいフラグだろ。
異世界だからフラグなんてねえのかも……って、一瞬思ったけど、
嫌な予感はマジで当たるんだよな、これ。
龍角は、片膝をついていた。
俺が左肩から一刀両断した傷口は深く裂け、肉がめくれ上がり、骨の白さが覗いている。
切断された左腕と上半身の一部が地面に転がり、血が砂に染み込んで黒く広がる。
裂けた肉からはまだ熱気が立ち上り、湯気のように白く揺らめいていた。
入口の方が、ざわついた。 炎の民の連中だけじゃない。
城で戦っていたジグたち幹部連中まで、雪崩れ込むように闘技場の中へ入ってきた。
龍角が、ゆっくりと周囲を見回した。
その目が、怒りより先に諦めと、狂気、そしてどこか満足げな光を映している。
「まさか、人ごときが、ここまでするとはな。だが……」
立ち上がらない。
代わりに、残った右手で自分の首を軽く叩いた。
その瞬間だった。 傷口の奥、皮膚の下から浮かび上がるように、紋章が現れた。
見覚えのある、あの忌まわしい形。
胸の奥を、冷たい針で刺されるような感覚が走った。
「この力を、使用するとは思わなかったぞ」
思わず声が荒れた。
「なぜ、お前がその紋章を持ってるんだ!」
自分でも驚くほどの大声だった。
恐怖が喉を押し上げ、言葉を無理やり吐き出した。
「ほぉ。この紋章を知っているのか?」
龍角の口元が、ゆっくりと歪む。
「持ち主のパワーアップ……」
俺が絞り出した言葉に、龍角は喉の奥で低く笑った。
「間違いではない。だが、魔物のランクによって使い方が変わる。一段階目はただの強化。二段階目は、解放後、死んでも一度復活する――だが、その後、必ず死ぬ。俺が使えば?」
嫌な間が落ちた。考えるより先に、体が動いていた。
今、ここで止めを刺す。そうしないと――龍角が、短く吐き捨てる。
「遅い」
その一言で、空気が変わった。
裂けた体が、きしむような音を立てて再生を始める。
肉が無理やり寄り集まり、骨がカチカチと鳴って繋がる。
切断面が、まるで時間が巻き戻ったように塞がっていく。
それだけじゃない。
体が膨張する。二回り、いや三回り。
筋肉が異様に盛り上がり、皮膚が鋼のように張りつめ、影が濃く太くなる。
「……っ」
周囲で、人が次々と倒れた。
突然膝を折る者。
顔から砂に突っ込む者。
片膝をついて、呼吸だけで精一杯の者。
「な……何をした?」
龍角は、楽しげにさえ見えた。
「解放すると、生命力が弱いものから倒れていずれ死ぬ。この街には、自然もほとんどないからな」
ぞっとした。
闘技場だけじゃない。街全体が、巻き込まれてる。
俺は振り返って叫ぶ。
俺は振り返って叫んだ。
「ヒルダ! 全員をこの街から逃がせ!」
「シビ! お前はどうするんだ!」
ヒルダの声が飛ぶ。
あいつの目は、撤退と戦闘の両方を同時に見据えていた。迷いがない。
それが、逆に心強い。
「俺はこいつに用がある。紋章のことを聞かないといけない。それに、俺が逃げたら――」
その先を、龍角が継いだ。
喉の底から這い上がるような、低く濁った声で。
「あぁ。貴様が逃げたら、この地域、いや南の街まで悪鬼羅刹と化して焼き尽くしてやる。俺はもう元に戻れん。生きている限り、すべての生命を喰らい尽くす魔物となったのだ」
胃が、ぎゅっと縮む。
こいつは脅してるんじゃない。
ただ、事実を宣言している。
「なぜ、そこまで……」
自分の声が、妙に冷たく聞こえた。
恐怖を通り越して、冷静に奴を見つめていた。
「人ごときに負けは許されない。俺のプライドだ。このあと同族に殺されるかもしれん。だが、その前に貴様ら全員を殺す。それが、この町を収めていた俺の最後の意地だ」
龍角が咆哮した。
耳が痛むほどの、獣の咆哮。
空気が震え、砂が舞い上がる。
次の瞬間、体が光を帯びた。
内側から燃えるように、白く眩しい光が溢れ出す。
来る!
俺は即座にエレナへ向いた。
「エレナ! 聖なる障壁《セイクリッド・バリア》を!」
エレナは迷いなく頷き、両手を組んだ。
神に祈る仕草。指先が微塵も震えていないのが、逆に頼もしい。
光が降りる。
薄い膜じゃない。
何層にも重なった、光のカーテン。
空間ごと包み込むように、柔らかく、でも絶対的に強い輝きが俺たちを囲んだ。
次の瞬間。
龍角を中心に、小規模な爆発が起きた。
衝撃が壁のように押し寄せる。
闘技場の砂が一斉に跳ね上がり、空気が裂ける音が響く。
体が持っていかれそうになり、足が砂に沈む。
視界が一瞬白く揺らぎ、耳がキーンと鳴った。
光のカーテンが、悲鳴のように激しく揺れた。
何層にも重なった輝きが、波打つ布のように歪み、ひび割れそうな音を立てる。
それでも破れない。
エレナの信仰が、ギリギリのところで踏みとどまらせた。
彼女の両手が微かに震え、額に汗が浮かんでいるのが見えた。
外では、炎の民の大半が吹き飛ばされていた。
壁に叩きつけられ、潰れるように崩れ落ちる。
動かない体が何人も転がり、砂の上に赤い染みが広がっていく。
救助の声が飛び交うのに、返事が返らない叫びが混じる。
「誰か!」「動け!」「……返事しろ!」
混乱と絶望が、闘技場全体を飲み込んでいた。
立っていられたのは、ほんの一握りだった。
俺とエレナ。
ヒルダ、イヴァン、ジグ、ロジャーズ。
あと、数名。
みんな息を荒げ、砂まみれで膝をつきながら、それでも武器を握りしめている。
ヒルダは、すぐに動いた。
倒れた仲間を引きずり、肩を貸し、声を張り上げる。
「動ける奴は担げ! 担げないなら引っ張れ! 退け! ここから退け!」
撤退命令が、闘技場の中を駆け抜けた。
ヒルダの声は、混乱の中で唯一の軸のように響き、残った仲間たちが慌てて動き出す。
誰かが肩を貸し、誰かが腕を引っ張り、砂に沈む足を必死に引きずる。
倒れた者の呻き声と、砂を掻く音が混じり合う。
俺は、龍角から目を離せない。
喉の奥が乾ききって、息が上手く入ってこない。
肺が熱く、息を吸うたびに砂埃の味がする。
心臓が耳元で暴れ、視界の端が少しぼやけている。
聞かなきゃいけない。
あの紋章のこと。
こいつが、どうしてそれを持っているのか。
ゴブリン、デュラハン、ミノタウロス……そして今、龍角まで。
全部、繋がってる気がする。
でも、同時に分かっている。
今の龍角は、もうさっきの敵じゃない。
体は膨張し、魔力が溢れ出し、ただ立ってるだけで空気が重くなる。
目には狂気が宿り、口元には満足げな笑みが浮かんでいる。
こいつは、街ごと殺しに来る。
プライドのため、復讐のため、ただの破壊のため――理由なんてどうでもいい。
生きてる限り、すべてを焼き尽くす気だ。
俺は剣を握り直した。
指先が震える。
この体で、どこまでやれるか……。
でも、逃げたら終わりだ。
奴は自分の呪いをかけた。
でも俺も、もしかしたら同じかもしれない。
この体を借りて、シビの仇を討ち、ルーク、ミリア、カイの分まで生き抜く。
俺はここで、終わらせない。
剣の柄が、掌に食い込む。
震えが、ゆっくりと決意に変わっていく。
ふと、左手に温かみが宿った。
視線を移すと、エレナが優しく手を重ねてくれていた。
俺は驚いて顔を上げると、彼女は一度静かに頷いた。
まるで「わたくしがいますから、安心してください」と言っているかのように。
その瞳は、祈りの光を宿したまま、穏やかで、でも絶対に揺るがない。
ありがとう、エレナ。
俺は小さく息を吐き、剣を握り直した。
震えは、もうない。
龍角の光が、さらに強くなる。
内側から膨張し、闘技場全体を白く染めていく。
空気が震え、砂が舞い上がり、視界が徐々に白に飲み込まれていく。
奴との、最後の戦いが始まる。
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