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転生男装令嬢クリスティーナの場合
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「クリスティーナ嬢、どうか私と婚約……いえ、結婚してほしい。今、すぐにでも」
別れ際に、そっと手をひかれて引き留められ───乞われた。
はあ?いやいや、さっき会ったばっかだぞ?
ってか、正気なのか?とすら疑っちまう。
まじまじと見合い相手、オースティン公爵令息を見上げると、必死過ぎて藁をもすがる様子さえ伺える。
「は?……や、え、えー?あー……その、本気で?」
「いたって真面目に言っている」
これは……マジっぽい。
そもそもこんな冗談を言うような奴でもないはずだ。
「ええ、まあ……その、うん。あ、家を通してもらえれば、としか」
「っ勿論、それは……そう、だな。ああ、すまない、気が早ってしまった。では、今日のところはこれで」
そうして優雅に礼をされて、従者だろう男と共に帰っていった。
「マジか……」
「夢ではなさそうですよ、クリス様」
「レヴ」
ぼけーっと馬車の窓を見ながら呟くと、俺の従者であるリーヴァイがにこやかに声を掛けてきた。
幼少期からずーっと俺についてくれている。
「あー……うん」
「良かったではないですか。気に入られて」
「や、それこそまさかっつーか、あり得ないっつーか……公爵家だぞ?」
「ですが、普段の、ありのままの格好で、さらに、人目のあるこのレストランをご指定されたことをお察しするに、女性嫌悪というより、恐怖に近かいのではないかと。お父上の言いつけであり無視できずに足を運ばれたことと思いますが、ご自身もお相手にそうとうお困りでいらっしゃったのでは?」
「かもなあ」
こんな、17にして婚約者の話も一度も上がったことのない、男装令嬢の自分に話が回ってきたのだ。
レヴの言い分はもっともな話だ。
そして、自分は、婚約者を絶賛募集中だった。
悪い話じゃない、むしろ、良すぎて怖いくらいの、いい話だろう。
見合い相手は、ブルーノ=オースティン、25歳。
古き代から築き上げられてきた由緒正しきオースティン公爵家、そのご長男であり、次期宰相候補とも呼ばれている。
銀に近いほどの薄い金髪に、透き通ったブルーサファイヤのような濃い青の瞳の持ち主で、そりゃあもう誰が見たって、十人中十人が美青年だと言うだろう。
それも、頭に超絶がつくほどの、だ。
目が合っただけで、見悶えて倒れるご令嬢が至って不思議じゃない。
なのに、今までお相手がいなかった。
それには、理由がある。
で、その理由はきちんと聞かされていなかったが、聞いたところで大差なかった。
それは、彼がゲームの攻略対象者だったからだ。
まさか自分がゲームの中の人間に転生するとは思わなかった。
それも、性別が変わって、だ。
俺───もとい、私、クリスティーナ=メイシーは、しがない伯爵家の三女だ。
モブの中のモブ、ヒロインの妹である。
17歳という若さもあるし、菫色の薄い紫色したストレートロングな髪は、まあ綺麗だし、顔も……まあ綺麗っちゃあ綺麗だ。
長い睫毛に、すっと通った鼻筋、陶器のような白い肌、薄っすら色付くピンク色の唇。
美人かと言われたら、自分でも、美人だと思う。
だが、この顔は100%父親似で、女性らしさのひとかけらもない。
身長は女性にしては高めな上に、肝心の胸がない。
や、胸はあるにはあるが、ごくごくささやかな胸で、15歳からなんのかわりもない。
2年前、初めて自分の胸を鏡で見た時には、心底がっかりしたものだ。
クリスティーナ=メイシーは、本来は作中すぐ、15歳にして亡くなるはずであった、実の母親の手によって。
亡くならずに転生したのは、神の采配か否かはわからない。
ともかく、そのクリスティーナ=メイシーに転生したのが、21歳の俺、フェンシング部の男子大学生だった。
いつどこで転生したのかは……詳しくは覚えていない。
や、試合の前日、稽古帰りに電車に乗ったところまでは覚えている。
だが、家の門をくぐったか?飯を食ったか?風呂は?───と聞かれたら、よく覚えていないんだ。
事故か事件か……まあ、今となってはどっちでもいいことだ。
ともかく、俺は、またこうして違う人生を生きている。
あ、ちなみに童貞だったが、元の俺がモテていなかったのか?と言ったら、嘘だぞ?そこそこに、モテていたはずだ。
そこそこ整った爽やかな顔と、フェンシングという特殊なスポーツと、そこそこの実績があったからだ。
とは言え、あれだけ人生の殆どの時間をかけていても、日本代表に選ばれることは一度とてなかった。
だから、そこそこ、どまりだったのだ。
それに、爽やかなのは顔の作りだけで、性格はかなり大雑把で適当だ。
『お前のそれは詐欺だ』と言われるくらいには。
繊細そうな顔をしてる癖に、性格は大雑把で適当すぎる、と。
せめて、大らかだと言って欲しかったよなあ。
で。
そんな男が、仮にも15歳に育った女の子に転生してみろ?
色々と混乱するだろ?
まあ、混乱した。
なぜなら、転生してすぐは、最初は男だと思ったからだ。
服装も、調度品も、全てが男物だった。
それに、家の者は皆クリスティーナ様だとかお嬢様だとかではなく『クリス様』と呼んでいたからだ。
目覚めてすぐは混乱して記憶があやふやだった俺だが、父と姉をはじめ家じゅうの使用人からも号泣されて、とにかく目が覚めたことに喜ばれた。
生きていた、それだけでいい、お前のせいではない、あんなにショックなことがあったんだ、寧ろ忘れても構わないんじゃないか……等々。
とにかく、無事で何よりだと思われたのだろう。
なので、目覚めてすぐは、状況がよくわからなかったが、どっかの貴族の“クリス坊ちゃん”に転生したのかと思ったんだ。
男じゃないと知ったのは、用を足しにトイレに入った時だ。
そこには、あるべきものが無かった。
声にならない声を上げて、その場で倒れた。
別れ際に、そっと手をひかれて引き留められ───乞われた。
はあ?いやいや、さっき会ったばっかだぞ?
ってか、正気なのか?とすら疑っちまう。
まじまじと見合い相手、オースティン公爵令息を見上げると、必死過ぎて藁をもすがる様子さえ伺える。
「は?……や、え、えー?あー……その、本気で?」
「いたって真面目に言っている」
これは……マジっぽい。
そもそもこんな冗談を言うような奴でもないはずだ。
「ええ、まあ……その、うん。あ、家を通してもらえれば、としか」
「っ勿論、それは……そう、だな。ああ、すまない、気が早ってしまった。では、今日のところはこれで」
そうして優雅に礼をされて、従者だろう男と共に帰っていった。
「マジか……」
「夢ではなさそうですよ、クリス様」
「レヴ」
ぼけーっと馬車の窓を見ながら呟くと、俺の従者であるリーヴァイがにこやかに声を掛けてきた。
幼少期からずーっと俺についてくれている。
「あー……うん」
「良かったではないですか。気に入られて」
「や、それこそまさかっつーか、あり得ないっつーか……公爵家だぞ?」
「ですが、普段の、ありのままの格好で、さらに、人目のあるこのレストランをご指定されたことをお察しするに、女性嫌悪というより、恐怖に近かいのではないかと。お父上の言いつけであり無視できずに足を運ばれたことと思いますが、ご自身もお相手にそうとうお困りでいらっしゃったのでは?」
「かもなあ」
こんな、17にして婚約者の話も一度も上がったことのない、男装令嬢の自分に話が回ってきたのだ。
レヴの言い分はもっともな話だ。
そして、自分は、婚約者を絶賛募集中だった。
悪い話じゃない、むしろ、良すぎて怖いくらいの、いい話だろう。
見合い相手は、ブルーノ=オースティン、25歳。
古き代から築き上げられてきた由緒正しきオースティン公爵家、そのご長男であり、次期宰相候補とも呼ばれている。
銀に近いほどの薄い金髪に、透き通ったブルーサファイヤのような濃い青の瞳の持ち主で、そりゃあもう誰が見たって、十人中十人が美青年だと言うだろう。
それも、頭に超絶がつくほどの、だ。
目が合っただけで、見悶えて倒れるご令嬢が至って不思議じゃない。
なのに、今までお相手がいなかった。
それには、理由がある。
で、その理由はきちんと聞かされていなかったが、聞いたところで大差なかった。
それは、彼がゲームの攻略対象者だったからだ。
まさか自分がゲームの中の人間に転生するとは思わなかった。
それも、性別が変わって、だ。
俺───もとい、私、クリスティーナ=メイシーは、しがない伯爵家の三女だ。
モブの中のモブ、ヒロインの妹である。
17歳という若さもあるし、菫色の薄い紫色したストレートロングな髪は、まあ綺麗だし、顔も……まあ綺麗っちゃあ綺麗だ。
長い睫毛に、すっと通った鼻筋、陶器のような白い肌、薄っすら色付くピンク色の唇。
美人かと言われたら、自分でも、美人だと思う。
だが、この顔は100%父親似で、女性らしさのひとかけらもない。
身長は女性にしては高めな上に、肝心の胸がない。
や、胸はあるにはあるが、ごくごくささやかな胸で、15歳からなんのかわりもない。
2年前、初めて自分の胸を鏡で見た時には、心底がっかりしたものだ。
クリスティーナ=メイシーは、本来は作中すぐ、15歳にして亡くなるはずであった、実の母親の手によって。
亡くならずに転生したのは、神の采配か否かはわからない。
ともかく、そのクリスティーナ=メイシーに転生したのが、21歳の俺、フェンシング部の男子大学生だった。
いつどこで転生したのかは……詳しくは覚えていない。
や、試合の前日、稽古帰りに電車に乗ったところまでは覚えている。
だが、家の門をくぐったか?飯を食ったか?風呂は?───と聞かれたら、よく覚えていないんだ。
事故か事件か……まあ、今となってはどっちでもいいことだ。
ともかく、俺は、またこうして違う人生を生きている。
あ、ちなみに童貞だったが、元の俺がモテていなかったのか?と言ったら、嘘だぞ?そこそこに、モテていたはずだ。
そこそこ整った爽やかな顔と、フェンシングという特殊なスポーツと、そこそこの実績があったからだ。
とは言え、あれだけ人生の殆どの時間をかけていても、日本代表に選ばれることは一度とてなかった。
だから、そこそこ、どまりだったのだ。
それに、爽やかなのは顔の作りだけで、性格はかなり大雑把で適当だ。
『お前のそれは詐欺だ』と言われるくらいには。
繊細そうな顔をしてる癖に、性格は大雑把で適当すぎる、と。
せめて、大らかだと言って欲しかったよなあ。
で。
そんな男が、仮にも15歳に育った女の子に転生してみろ?
色々と混乱するだろ?
まあ、混乱した。
なぜなら、転生してすぐは、最初は男だと思ったからだ。
服装も、調度品も、全てが男物だった。
それに、家の者は皆クリスティーナ様だとかお嬢様だとかではなく『クリス様』と呼んでいたからだ。
目覚めてすぐは混乱して記憶があやふやだった俺だが、父と姉をはじめ家じゅうの使用人からも号泣されて、とにかく目が覚めたことに喜ばれた。
生きていた、それだけでいい、お前のせいではない、あんなにショックなことがあったんだ、寧ろ忘れても構わないんじゃないか……等々。
とにかく、無事で何よりだと思われたのだろう。
なので、目覚めてすぐは、状況がよくわからなかったが、どっかの貴族の“クリス坊ちゃん”に転生したのかと思ったんだ。
男じゃないと知ったのは、用を足しにトイレに入った時だ。
そこには、あるべきものが無かった。
声にならない声を上げて、その場で倒れた。
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