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第1話 巨大魔蟲が襲ってきた
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第1話 巨大魔蟲が襲ってきた
肉を食うためには、火が必要だ。生肉を食うと、病原菌や寄生虫が心配だ。
周囲を見渡し、手頃な石を集めた。
まずは、打製石器を作ろう。
拳大の石を二つ、打ちつけた。かち割って、打製石器を作った。
手頃な大きさの枯れた枝を、いくつか集めた。それに、枯れ草も。
打製石器で太めの枯れ枝に切れ目を入れた。その切れ目に、枯れ草を押し込んだ。細い枯れ枝の棒の先端を、切れ目の枯れ草に差し込み、棒を回転させた。
両手の手のひらを合わせ、高速で棒を回転させた。
数十秒で、枯れ草から煙が出始めた。
火種が、生まれた。
その火種に枯れ草をかけ、口で息を吹きかけた。
炎が、燃えあがった。
さらに枯れ草をくべて、炎を大きくした。
集めた枯れ草の上に枯れ枝を何本か置いて、火をつけた。
焚き火ができた。
次は、ティラノサウルスの解体だ。
打製石器では、切れ味が悪い。
そうだ。ティラノの牙を使おう。
打製石器で、ティラノの牙を根元から折った。一番大きな牙だ。
その牙で、柔らかそうな腹を切り裂いた。
まずは、内臓を取り出した。
小さな前足を骨ごとはずし、皮を剥いだ。
木の棒の先端を打製石器で鋭くし、大型の串を作った。その串に前足を刺して、棒の付け根を焚き火の近くに刺した。
解体作業を続けた。
次々に肉を切り出し、大型の串に刺して、焚き火の近くに刺した。
まんべんなく炙れるように、時々、串を回転させた。
うまそうな匂いがしてきた。
そのときだった。
敵に気づいた。
巨大な魔蟲だ。
体長三メートルを超える巨大蟷螂だ。
いつの間にか、接近されていた。静かに、音もなく。
狙っている。ティラノサウルスの死骸を。
だが、オレが仕留めたオレの獲物だ。
頭にきた。
巨大蟷螂は、ティラノサウルスの死骸の向こう側にいる。
巨大な鎌を、振り上げた。巨大蟷螂が、仁王立ちして。
その瞬間を狙った。
こぶし大の石を、投げつけた。胴体に。
めり込んだ。こぶし大の石が。巨大蟷螂の体内まで。
あふれ出した。緑色の体液が。石で開いた穴から。
思った通りだ。胴体の内側は、殻の強度が弱かった。
その一撃で、悶絶した。巨大蟷螂が。
だが、絶命しなかった。地面の上で、のたうちまわっている。
巨大な鎌が届かない距離を保ちながら、背後に回った。
打製石器の槍で、とどめを刺した。頭部を、切り落として。
昆虫は、食えるはずだ。油で炒めれば。
火で焼いても、食えるだろうか。
この巨大蟷螂、どうする?
食うか?
いや、やめておこう。オレの獲物を狙った気に食わないヤツだから。
ティラノサウルスの解体作業に、戻ろうとしたときだった。
巨大魔蟲が、ワラワラとわいてきた。草の茂みの中から。大量に。様々な種類の魔蟲だ。
まいったな、これは。これだけ多いと。
肉を食うためには、火が必要だ。生肉を食うと、病原菌や寄生虫が心配だ。
周囲を見渡し、手頃な石を集めた。
まずは、打製石器を作ろう。
拳大の石を二つ、打ちつけた。かち割って、打製石器を作った。
手頃な大きさの枯れた枝を、いくつか集めた。それに、枯れ草も。
打製石器で太めの枯れ枝に切れ目を入れた。その切れ目に、枯れ草を押し込んだ。細い枯れ枝の棒の先端を、切れ目の枯れ草に差し込み、棒を回転させた。
両手の手のひらを合わせ、高速で棒を回転させた。
数十秒で、枯れ草から煙が出始めた。
火種が、生まれた。
その火種に枯れ草をかけ、口で息を吹きかけた。
炎が、燃えあがった。
さらに枯れ草をくべて、炎を大きくした。
集めた枯れ草の上に枯れ枝を何本か置いて、火をつけた。
焚き火ができた。
次は、ティラノサウルスの解体だ。
打製石器では、切れ味が悪い。
そうだ。ティラノの牙を使おう。
打製石器で、ティラノの牙を根元から折った。一番大きな牙だ。
その牙で、柔らかそうな腹を切り裂いた。
まずは、内臓を取り出した。
小さな前足を骨ごとはずし、皮を剥いだ。
木の棒の先端を打製石器で鋭くし、大型の串を作った。その串に前足を刺して、棒の付け根を焚き火の近くに刺した。
解体作業を続けた。
次々に肉を切り出し、大型の串に刺して、焚き火の近くに刺した。
まんべんなく炙れるように、時々、串を回転させた。
うまそうな匂いがしてきた。
そのときだった。
敵に気づいた。
巨大な魔蟲だ。
体長三メートルを超える巨大蟷螂だ。
いつの間にか、接近されていた。静かに、音もなく。
狙っている。ティラノサウルスの死骸を。
だが、オレが仕留めたオレの獲物だ。
頭にきた。
巨大蟷螂は、ティラノサウルスの死骸の向こう側にいる。
巨大な鎌を、振り上げた。巨大蟷螂が、仁王立ちして。
その瞬間を狙った。
こぶし大の石を、投げつけた。胴体に。
めり込んだ。こぶし大の石が。巨大蟷螂の体内まで。
あふれ出した。緑色の体液が。石で開いた穴から。
思った通りだ。胴体の内側は、殻の強度が弱かった。
その一撃で、悶絶した。巨大蟷螂が。
だが、絶命しなかった。地面の上で、のたうちまわっている。
巨大な鎌が届かない距離を保ちながら、背後に回った。
打製石器の槍で、とどめを刺した。頭部を、切り落として。
昆虫は、食えるはずだ。油で炒めれば。
火で焼いても、食えるだろうか。
この巨大蟷螂、どうする?
食うか?
いや、やめておこう。オレの獲物を狙った気に食わないヤツだから。
ティラノサウルスの解体作業に、戻ろうとしたときだった。
巨大魔蟲が、ワラワラとわいてきた。草の茂みの中から。大量に。様々な種類の魔蟲だ。
まいったな、これは。これだけ多いと。
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