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プロローグ:異世界転移魔方陣をネットオークションで買ってみた。
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ある日、面白いものを見つけた。ネットオークションで。
異世界転移魔方陣だ。
一メートル四方くらいの布地に、異世界転移魔方陣が描かれている。
手描きのようだ。
価格は三千円。二枚入りで。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録とのことだ。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とある。
おもしろそうなので、買ってみた。話のタネに。
郵送で届いた。
開封して、『異世界の歩き方』を読んでみた。
どうやら、転移できるのは、特定の異世界のようだ。
その異世界は、ごちゃ混ぜ感が強い世界観だ。
ローマ帝国というか、あるいはヘレニズム諸国のような感じの国をベースに、世界中の古代文明の要素をごちゃ混ぜにした上で、ファンタジー要素を加えたような世界観だ。
まあ、そんなものだろう。
どうせ素人が、冗談で作成したのだろうから。
とはいえ、この商品は十回以上も転売されているようだった。
たぶん最初に出品したときには、もしかしたら本物かも、と思った人に、十数万円の価格で競り落とされるかもしれない。
そう思って作成したのだろう。
それだけ、力を入れて制作したあとが、うかがわれる。
もちろん誰一人として、異世界には転移できなかったようだが。
まあ念のため、それなりの準備をしてから、異世界転移魔方陣を使ってみることにした。
まずは、異世界会話集を勉強した。
続いて、百円ショップで商材を買い込んだ。もし異世界に行けたときに、換金するためだ。ローマ帝国レベルの文明ならば、ガラス製品が高価だと思い、多めに買っておいた。
準備を整えてから、使ってみた。日曜日の午前中に。
自分の部屋の畳の上に、異世界転移魔方陣が描かれた布地を、一枚開いた。
もう一枚は、帰るときに使用する。
商材などを詰め込んだ大型スポーツバッグを足下に置き、呪文を唱えた。ガイドブック通りに。
すると、魔方陣が光り始めた。
詠唱を終えた瞬間、強烈な発光で、目の前が真っ白になった……。
目を開けたとき、そこは異世界だった。
異世界転移魔方陣だ。
一メートル四方くらいの布地に、異世界転移魔方陣が描かれている。
手描きのようだ。
価格は三千円。二枚入りで。
手製のガイドブック『異世界の歩き方』付き。
ガイドブックには、異世界会話集も収録とのことだ。
出品商品の説明文には、「魔力が充分にあれば、異世界に行けます」とある。
おもしろそうなので、買ってみた。話のタネに。
郵送で届いた。
開封して、『異世界の歩き方』を読んでみた。
どうやら、転移できるのは、特定の異世界のようだ。
その異世界は、ごちゃ混ぜ感が強い世界観だ。
ローマ帝国というか、あるいはヘレニズム諸国のような感じの国をベースに、世界中の古代文明の要素をごちゃ混ぜにした上で、ファンタジー要素を加えたような世界観だ。
まあ、そんなものだろう。
どうせ素人が、冗談で作成したのだろうから。
とはいえ、この商品は十回以上も転売されているようだった。
たぶん最初に出品したときには、もしかしたら本物かも、と思った人に、十数万円の価格で競り落とされるかもしれない。
そう思って作成したのだろう。
それだけ、力を入れて制作したあとが、うかがわれる。
もちろん誰一人として、異世界には転移できなかったようだが。
まあ念のため、それなりの準備をしてから、異世界転移魔方陣を使ってみることにした。
まずは、異世界会話集を勉強した。
続いて、百円ショップで商材を買い込んだ。もし異世界に行けたときに、換金するためだ。ローマ帝国レベルの文明ならば、ガラス製品が高価だと思い、多めに買っておいた。
準備を整えてから、使ってみた。日曜日の午前中に。
自分の部屋の畳の上に、異世界転移魔方陣が描かれた布地を、一枚開いた。
もう一枚は、帰るときに使用する。
商材などを詰め込んだ大型スポーツバッグを足下に置き、呪文を唱えた。ガイドブック通りに。
すると、魔方陣が光り始めた。
詠唱を終えた瞬間、強烈な発光で、目の前が真っ白になった……。
目を開けたとき、そこは異世界だった。
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