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勘違い
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榊くんに引っ張られてひたすら廊下を早歩きする。力強く握られた腕は少し痛いくらいだった。
あの夜のことがフラッシュバックし、慌てて頭を振った。
「っはっ…さ、さ…きくん…まって…歩くの早いっ…はっはぁ…榊くん…い、腕痛いよ。ど、どうしたの?」
エレベーターホールでボタンを押すと、タイミング良くエレベーターは来て連れ込まれた。
エレベーターの閉じるのボタンを押し、ドアが閉まると同時に…扉と彼に挟まれて彼の意外と筋肉のついた腕が目の横の扉に手をついた。それも勢いよく。
(!?……壁ドン…?え?なんで?)
「さ、榊…くん?………。あ、あのぉ。」
「…ないで。」
「えっ?」
彼は私の目を合わせた。
その頬は赤く染めて必死って事が伝わる表情に目を奪われた。
「……嫌わないで…。」
…?嫌う?誰を?
「嫌わないで…。課長に嫌われるのだけは耐えられない。俺課長に避けられるて、嫌われるのだけはいやです。」
彼は泣きそうな顔でとても苦しそうだった。
「課長に嫌われたら俺…俺生きていけないです!」
(えぇ…なに?!
なんの告白!え?本当の告白!?○×#%□△!?
いやいや違うよね。勘違いするな私!落ち着け!)
「大袈裟だねー。もー。」
「大袈裟じゃありません!課長、朝あからさまに俺をから逃げましたよね?絵コンテのこと考えてたりする時は気付かれなかったことはあっても。」
壁ドンしていた腕が脱力して下を向いてしまう。ここまで落ち込んでるところを見たことがない。彼はいつも明るく元気でニコニコしているひだまりの様な印象からは想像つかなった。
「榊くん…。」
「俺…課長に何かしちゃいましたか…?」
(あぁ…やっぱり覚えてないよね。
でも、これ言っちゃてもいいのかなぁ。言ったら責任感じちゃうじゃないかなぁ。)
「えっと……。んー。」
「…っ。」
ん?榊くんの顔を見ると瞳がきらりと光った。
(えぇ…な、ない…泣いてる!?)
目が合った瞬間に彼は目を逸らして上を向く。
彼にはいつも笑っていて欲しい。そう思うと体が勝手に動いていた。榊くんのネクタイを引っぱりからの耐性を崩した彼の唇を奪った。
…チュッ!
唇を離した時自然に音が鳴り、私は恥ずかしくて俯いてしまった。
───。
空気間に居た堪れず身捩りする様に恐る恐る彼を見ると。
耳まで真っ赤にして口元に手を当てた。
「ア、アのォ…エッ?
か、カカカ…かちょ……。えぇ?」
彼はパニックになって目を隠すように手をかざし後退りし、後ろの手すりに腰をぶつけて痛そうな音がした。
「わっ!凄い音したよ?ご、ごめんね。大丈夫?」
彼に近づこうとすると、顔を真っ赤にしたまま手をブンブン振って、慌てふためいてストップと言われてしまった。
ポーン
エレベーターが到着した音がした。
「…嫌ってないから。じゃあお疲れ様!!」
恥ずかしさと居た堪れなさで、要件だけ言って逃げる様にダッシュした。
家に帰ってくるなり、化粧も取らず服も着替えずベットにダイブした。
(いやぁぁぁぁ…私のバカ!何やってるの?大胆通り越してバカだよ。何が嫌ってないからよ!!セクハラじゃない。)
「セクハラかパワハラだよね。はぁ…明日榊くんに謝らないと…というか顔合わせてくれるかなぁ。」
(!!!!会社辞められたらどうしよ。っというか私クビだよね、普通にアウトだよね。)
(今すぐLINEして謝って……榊くんのLINE持ってなかったぁぁぁ…。orz)
退職願書かないといけないかも。
それにしても、嫌われたと思うほど一度挨拶しなかったくらいで落ち込むって…もしかして今までも知らず知らずのうちに他にもやらかしてたのかなぁ。
【課長、朝あからさまに俺をから逃げましたよね?絵コンテのこと考えてたりする時は気付かれなかったことはあっても。】
「常習犯じゃん…完全に」
その上セクハラじゃ…終わった。
明日会社行ったら…行きたくないと思ってしまう。
………
「伊織課長おはようございます!」
榊くんは出社直後に挨拶に来た。会議室に榊くんに先行ってといてと言い、時間差で会議室に向かった。
「榊くん…、
昨日は申し訳ない事しました。セクハラだし、無視したらパワハラだよね。上司として失格です。もし、会社に言うならいっ「そんなこと思ってません!!」」
私の言葉を遮り大声でびっくりした。
「す、すみません。大声で…でもセクハラとかパワハラとか思ってません!ましてや、会社になんて言うわけないです!」
「でも…あんなキ…キスなんて。」///
「あ"ぁぁぁ!////はい!はい!大丈夫です、子供でも無いですし、ファーストキスじゃ無いですし。」
「榊くんはモテるからそうだよね。三十路の女が初めてなんて恥ずかしいなぁ///」
「えぇ!?か、課長は…は、はじめっ///」
榊くんは顔を伏せた。
そうだよね。28にもなって一度もないって笑っちゃうよね。
「ははっ変なこと言っちゃた。じゃあ要らないだろうけど、こんなおばさんのファーストキスで償えるかわからないけど本当にごめんなさい。」
「そんな!ご、ご馳走様でした?」
じゃあ仕事戻ろうか、と言い私は先に会議室を出て行った。
あの夜のことがフラッシュバックし、慌てて頭を振った。
「っはっ…さ、さ…きくん…まって…歩くの早いっ…はっはぁ…榊くん…い、腕痛いよ。ど、どうしたの?」
エレベーターホールでボタンを押すと、タイミング良くエレベーターは来て連れ込まれた。
エレベーターの閉じるのボタンを押し、ドアが閉まると同時に…扉と彼に挟まれて彼の意外と筋肉のついた腕が目の横の扉に手をついた。それも勢いよく。
(!?……壁ドン…?え?なんで?)
「さ、榊…くん?………。あ、あのぉ。」
「…ないで。」
「えっ?」
彼は私の目を合わせた。
その頬は赤く染めて必死って事が伝わる表情に目を奪われた。
「……嫌わないで…。」
…?嫌う?誰を?
「嫌わないで…。課長に嫌われるのだけは耐えられない。俺課長に避けられるて、嫌われるのだけはいやです。」
彼は泣きそうな顔でとても苦しそうだった。
「課長に嫌われたら俺…俺生きていけないです!」
(えぇ…なに?!
なんの告白!え?本当の告白!?○×#%□△!?
いやいや違うよね。勘違いするな私!落ち着け!)
「大袈裟だねー。もー。」
「大袈裟じゃありません!課長、朝あからさまに俺をから逃げましたよね?絵コンテのこと考えてたりする時は気付かれなかったことはあっても。」
壁ドンしていた腕が脱力して下を向いてしまう。ここまで落ち込んでるところを見たことがない。彼はいつも明るく元気でニコニコしているひだまりの様な印象からは想像つかなった。
「榊くん…。」
「俺…課長に何かしちゃいましたか…?」
(あぁ…やっぱり覚えてないよね。
でも、これ言っちゃてもいいのかなぁ。言ったら責任感じちゃうじゃないかなぁ。)
「えっと……。んー。」
「…っ。」
ん?榊くんの顔を見ると瞳がきらりと光った。
(えぇ…な、ない…泣いてる!?)
目が合った瞬間に彼は目を逸らして上を向く。
彼にはいつも笑っていて欲しい。そう思うと体が勝手に動いていた。榊くんのネクタイを引っぱりからの耐性を崩した彼の唇を奪った。
…チュッ!
唇を離した時自然に音が鳴り、私は恥ずかしくて俯いてしまった。
───。
空気間に居た堪れず身捩りする様に恐る恐る彼を見ると。
耳まで真っ赤にして口元に手を当てた。
「ア、アのォ…エッ?
か、カカカ…かちょ……。えぇ?」
彼はパニックになって目を隠すように手をかざし後退りし、後ろの手すりに腰をぶつけて痛そうな音がした。
「わっ!凄い音したよ?ご、ごめんね。大丈夫?」
彼に近づこうとすると、顔を真っ赤にしたまま手をブンブン振って、慌てふためいてストップと言われてしまった。
ポーン
エレベーターが到着した音がした。
「…嫌ってないから。じゃあお疲れ様!!」
恥ずかしさと居た堪れなさで、要件だけ言って逃げる様にダッシュした。
家に帰ってくるなり、化粧も取らず服も着替えずベットにダイブした。
(いやぁぁぁぁ…私のバカ!何やってるの?大胆通り越してバカだよ。何が嫌ってないからよ!!セクハラじゃない。)
「セクハラかパワハラだよね。はぁ…明日榊くんに謝らないと…というか顔合わせてくれるかなぁ。」
(!!!!会社辞められたらどうしよ。っというか私クビだよね、普通にアウトだよね。)
(今すぐLINEして謝って……榊くんのLINE持ってなかったぁぁぁ…。orz)
退職願書かないといけないかも。
それにしても、嫌われたと思うほど一度挨拶しなかったくらいで落ち込むって…もしかして今までも知らず知らずのうちに他にもやらかしてたのかなぁ。
【課長、朝あからさまに俺をから逃げましたよね?絵コンテのこと考えてたりする時は気付かれなかったことはあっても。】
「常習犯じゃん…完全に」
その上セクハラじゃ…終わった。
明日会社行ったら…行きたくないと思ってしまう。
………
「伊織課長おはようございます!」
榊くんは出社直後に挨拶に来た。会議室に榊くんに先行ってといてと言い、時間差で会議室に向かった。
「榊くん…、
昨日は申し訳ない事しました。セクハラだし、無視したらパワハラだよね。上司として失格です。もし、会社に言うならいっ「そんなこと思ってません!!」」
私の言葉を遮り大声でびっくりした。
「す、すみません。大声で…でもセクハラとかパワハラとか思ってません!ましてや、会社になんて言うわけないです!」
「でも…あんなキ…キスなんて。」///
「あ"ぁぁぁ!////はい!はい!大丈夫です、子供でも無いですし、ファーストキスじゃ無いですし。」
「榊くんはモテるからそうだよね。三十路の女が初めてなんて恥ずかしいなぁ///」
「えぇ!?か、課長は…は、はじめっ///」
榊くんは顔を伏せた。
そうだよね。28にもなって一度もないって笑っちゃうよね。
「ははっ変なこと言っちゃた。じゃあ要らないだろうけど、こんなおばさんのファーストキスで償えるかわからないけど本当にごめんなさい。」
「そんな!ご、ご馳走様でした?」
じゃあ仕事戻ろうか、と言い私は先に会議室を出て行った。
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