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理性と本能の狭間
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「「「っ!!!!???」」」
(媚薬で頭が本当におかしくなる前に榊くんや部長から離れないと…私の体質に巻き込んでしまう。それだけは避けないといけない。)
これは最悪な手段だった。
と言うか…この時の私には他の方法が思いつかなかった。
私の血液は甘い香りがする、それはどんな性別でも効果を発揮する。
その香りを嗅ぐと身体中の力が抜けて一時的ではあるが動けなくなる。それは匂いを嗅ぐ濃さによって違ってくる。
つまり私に最も近い犯人はモロに喰らうことになる。まともに喰らったら3時間は立つ事も出来ないはず。
それに甘い香りは体を疼かせる媚薬効果もあるため、3時間は動く事も出来ないまま生殺しになる。介抱で触れられれば、感度は普段の少なくとも10倍は上がるだろう。
「っな…正気か!このおん…っぅ…なんだ…体の力が…」
ガクッと犯人が膝から崩れて行く。
「伊織…さん。っく…。」
「か、課長…っう…」
榊くんの腕と部長の腕を掴み引き寄せて
「息を止めて……はぁっ。ハンカチがあるなら…はぁはぁ…鼻を抑えてください。…っぅここから移動しましょ」
そう言って首から血が抜ける感覚がありながらも、彼らを路地裏から引っ張りその場から離れた。
ドクッ…ドクッ…
気が遠くなる感覚が彼らを引っ張り歩いたことにより強くなり、このままでは彼らを巻き込んでしまうと思い掴んだ腕を離した。
ほぼ力はなかったが最後の気力で彼らから走って離れた。
ドクッドクッドクッ‼︎‼︎
「い、いおり…さんっ。」
「か……ちょ」
2人が呼ぶのも無視して残り僅かの力を振り絞って走った。
(ごめんなさい…。2人をせめて巻き込まないように何処か逃げなきゃ)
走っていると公園が見えてきた。
公園の木々が生い茂る茂みで膝から崩れ落ちた、その時腕を掴まれ顔面から倒れずに済んだ。
咄嗟に後ろを振り返ればそこには居ないはずの榊くんの姿があった。
「伊織…課長。良かった…やっと追いついた。はぁ~はぁ~あ。逃げないでください!それに血が出ているのに無茶し過ぎです!」
(なっなんで榊くんがここに…それに血の香りは大丈夫な……の。)
プツンッ…────
(────────……ダメ榊くんの匂い…たまらない♡♡♡)
「止血しないと…わっ///か、課長!?」
「美味しそぉ……。丁度お腹すいてたのぉぉ?
ね~えぇ~君のぉみるくぅのませてぇ?」
「ふぇ!?!?…//////////い、い、伊織…か、課長!まっ待って!ストップゥゥゥゥ!」
榊くんの声に我に変えり、彼を突き飛ばした!
「うわっ…」
「は、な、れて。…ぁ。はっ早く!!」
「でも…かt「伊織さん!!!これっ!」」
部長が駆け寄ってきたその手には見覚えのあるピルケースだった。あの中には発情抑制剤がある。
手渡されたピルケースを開けて、普段1錠だが媚薬効果もあるので2錠を口にほりこみ飲み込んだ。
「伊織さん!?…飲み過ぎだ。…大丈夫か?」
首を縦に振り、するとすぐに胸の苦しみや異様に敏感な嗅覚や発情が引いて行く。
「っはぁ~~。……。き、霧島部長ありがとうございます。榊くんごめんなさい!」
頭を地面につけて謝る私に榊くんは慌てて頭を上げさせられた。
「ちょっ!課長!!!やめてください!!正常じゃなかったのはわかってますから!そ、それに…課長なら…///いいつうか…///」
「えっ?///」
「…あのぉ2人の世界作りかけてるの悪いけど…」
「「!?」」
「////ごほんっ!」
「////あ、あの…何故薬がぁ…」
(部長は確信があって私に薬を渡していたように見えた。しかも2錠呑んだ時も多いって知っていた)
「実は君がこの薬を飲んでいる所を会社で見かけたことがあった。君には持病がないのは知っていたし、気になったから君には悪いが内緒で薬の成分を調べさせてもらったんだ。私が元薬剤師だったのは知っているだろう?」
「…はい。」
(でも…どうして……。?)
「許可もなく調べた事は申し訳ない。
嫌われても仕方ない事をしたのは確かだ。ただ、言い訳がましいが、その薬の形状に覚えがありまさかとは思っただ。」
(…あぁ…。発情抑制剤は少し特徴的だもんね。)
「嫌うだなんて…部長のお陰で発作が治ったのですから」
(はっ…血は…あれ?止まってるけど…2人に発情症状がない???あれ?)
「あ、すまない。君の薬を私達も頂いたよ。」
「あ。なるほど」
すると少し控えめな声で榊くんが
「あの…僕にも分かるように説明して頂けないでしょうか?それに…それに!伊織課長は病院に行かないと…首の傷が!!」
「榊くん落ち着いて…首は大丈夫なの。」
ウエットティッシュで首の傷の血を拭うと、うっすらと切れた擦りギズのような線が残る程度だった。
「えぇぇ!?」と榊くんは大きな声をあげた。
「!?」
部長も目を見開いて驚いた。
(そりゃ…驚くよね。これは本当のことを話す必要があるなぁ。例えこの会社に居られなくなったとしても…巻き込んでしまった2人には…)
(きっと全てを話したら榊くん今までのように話しかけてくれないだろうなぁ。霧島部長もきっと…)
私は…サキュバスの人間のハーフである事を2人に話した────────。
(媚薬で頭が本当におかしくなる前に榊くんや部長から離れないと…私の体質に巻き込んでしまう。それだけは避けないといけない。)
これは最悪な手段だった。
と言うか…この時の私には他の方法が思いつかなかった。
私の血液は甘い香りがする、それはどんな性別でも効果を発揮する。
その香りを嗅ぐと身体中の力が抜けて一時的ではあるが動けなくなる。それは匂いを嗅ぐ濃さによって違ってくる。
つまり私に最も近い犯人はモロに喰らうことになる。まともに喰らったら3時間は立つ事も出来ないはず。
それに甘い香りは体を疼かせる媚薬効果もあるため、3時間は動く事も出来ないまま生殺しになる。介抱で触れられれば、感度は普段の少なくとも10倍は上がるだろう。
「っな…正気か!このおん…っぅ…なんだ…体の力が…」
ガクッと犯人が膝から崩れて行く。
「伊織…さん。っく…。」
「か、課長…っう…」
榊くんの腕と部長の腕を掴み引き寄せて
「息を止めて……はぁっ。ハンカチがあるなら…はぁはぁ…鼻を抑えてください。…っぅここから移動しましょ」
そう言って首から血が抜ける感覚がありながらも、彼らを路地裏から引っ張りその場から離れた。
ドクッ…ドクッ…
気が遠くなる感覚が彼らを引っ張り歩いたことにより強くなり、このままでは彼らを巻き込んでしまうと思い掴んだ腕を離した。
ほぼ力はなかったが最後の気力で彼らから走って離れた。
ドクッドクッドクッ‼︎‼︎
「い、いおり…さんっ。」
「か……ちょ」
2人が呼ぶのも無視して残り僅かの力を振り絞って走った。
(ごめんなさい…。2人をせめて巻き込まないように何処か逃げなきゃ)
走っていると公園が見えてきた。
公園の木々が生い茂る茂みで膝から崩れ落ちた、その時腕を掴まれ顔面から倒れずに済んだ。
咄嗟に後ろを振り返ればそこには居ないはずの榊くんの姿があった。
「伊織…課長。良かった…やっと追いついた。はぁ~はぁ~あ。逃げないでください!それに血が出ているのに無茶し過ぎです!」
(なっなんで榊くんがここに…それに血の香りは大丈夫な……の。)
プツンッ…────
(────────……ダメ榊くんの匂い…たまらない♡♡♡)
「止血しないと…わっ///か、課長!?」
「美味しそぉ……。丁度お腹すいてたのぉぉ?
ね~えぇ~君のぉみるくぅのませてぇ?」
「ふぇ!?!?…//////////い、い、伊織…か、課長!まっ待って!ストップゥゥゥゥ!」
榊くんの声に我に変えり、彼を突き飛ばした!
「うわっ…」
「は、な、れて。…ぁ。はっ早く!!」
「でも…かt「伊織さん!!!これっ!」」
部長が駆け寄ってきたその手には見覚えのあるピルケースだった。あの中には発情抑制剤がある。
手渡されたピルケースを開けて、普段1錠だが媚薬効果もあるので2錠を口にほりこみ飲み込んだ。
「伊織さん!?…飲み過ぎだ。…大丈夫か?」
首を縦に振り、するとすぐに胸の苦しみや異様に敏感な嗅覚や発情が引いて行く。
「っはぁ~~。……。き、霧島部長ありがとうございます。榊くんごめんなさい!」
頭を地面につけて謝る私に榊くんは慌てて頭を上げさせられた。
「ちょっ!課長!!!やめてください!!正常じゃなかったのはわかってますから!そ、それに…課長なら…///いいつうか…///」
「えっ?///」
「…あのぉ2人の世界作りかけてるの悪いけど…」
「「!?」」
「////ごほんっ!」
「////あ、あの…何故薬がぁ…」
(部長は確信があって私に薬を渡していたように見えた。しかも2錠呑んだ時も多いって知っていた)
「実は君がこの薬を飲んでいる所を会社で見かけたことがあった。君には持病がないのは知っていたし、気になったから君には悪いが内緒で薬の成分を調べさせてもらったんだ。私が元薬剤師だったのは知っているだろう?」
「…はい。」
(でも…どうして……。?)
「許可もなく調べた事は申し訳ない。
嫌われても仕方ない事をしたのは確かだ。ただ、言い訳がましいが、その薬の形状に覚えがありまさかとは思っただ。」
(…あぁ…。発情抑制剤は少し特徴的だもんね。)
「嫌うだなんて…部長のお陰で発作が治ったのですから」
(はっ…血は…あれ?止まってるけど…2人に発情症状がない???あれ?)
「あ、すまない。君の薬を私達も頂いたよ。」
「あ。なるほど」
すると少し控えめな声で榊くんが
「あの…僕にも分かるように説明して頂けないでしょうか?それに…それに!伊織課長は病院に行かないと…首の傷が!!」
「榊くん落ち着いて…首は大丈夫なの。」
ウエットティッシュで首の傷の血を拭うと、うっすらと切れた擦りギズのような線が残る程度だった。
「えぇぇ!?」と榊くんは大きな声をあげた。
「!?」
部長も目を見開いて驚いた。
(そりゃ…驚くよね。これは本当のことを話す必要があるなぁ。例えこの会社に居られなくなったとしても…巻き込んでしまった2人には…)
(きっと全てを話したら榊くん今までのように話しかけてくれないだろうなぁ。霧島部長もきっと…)
私は…サキュバスの人間のハーフである事を2人に話した────────。
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