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危機は突然影を差す★
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霧島side
食事に口をつけた途端伊織さんは様子がおかしかった。口元に手を当て急いで外に駆け出して行った。
少し出ると店に言い、彼女を追いかけた。
(どこ行った…)
「────抱けて、────最高じゃねぇか!」
「へへっ…────
このままここでしゃぶり尽くしてー♪」
(ん?隣の脇道から…?何だ…嫌な予感がする。足音立てずに近づくか)
「まぁ…待て。今は我慢しろ。
やり切らないと金はもらえねーんだ。確実に邪魔の入らねーとこに女を連れて移動すんぞ」
(女…伊織さん!?)
そっと覗くと地面に力無くくたっとした人影と数人に囲まれているようだ。
110番して様子を伺うように見ると、そこには新たな人影が増えた。これはやばいと思って足止めしなくてはと…
「何してるやがる。彼女にお前らの汚ねー手で触れていい人じゃねーんだよ!何なら彼女の前で息することすら罪なんだよ!」
聞き覚えのある敵意を剥き出しの声に普段は会社でチヤホヤされている榊 京とは思えないほどの汚い言葉使いだ。
(ははっ誰だよ。プリンスなんて言ったの…)
「今回ばかりは同感だね。彼女は私の連れだ、彼女から手を離して大人しくご退場願おうか。」
ゆっくり近づくと地面に座り込んでいるのが伊織さんであると鮮明にわかった。
「何だコイツら!」
「おい!狼狽えるな。あっちは2人こっちは4人だ。」
「やっちまおーぜ♪」
「おっと…見られたからには痛い目に遭ってもらわないとなぁ」
(引く気はないか…。仕方ない。)
だが問題が会社にバレても面倒だし、警察が来るまで引き延ばすのも無理そうだ。それに贔屓にしている店の近所ってのも迷惑だしどうするか。
榊も静止することもこの状態では難しい。
仕方ない、正当防衛でサクッと制圧するしかないだろう。
何の躊躇いもなくゆっくり歩みよる。
榊も私に合わせて歩み寄る。
男達は拳をパンと鳴らし走って向かってきた。
「うおぉぉりゃぁぁぁー!!!」
ギリギリでかわす、頬が少し掠った感触がする。
「今度はちゃんと当てる!」
「もお…当たらないさ。」
「なにーーー?」
(掠ったし正当防衛成立だよね。)
「死ねぇぇぇぇぇ」
さっと横に避け裏首にめがけて殴りつける。
「かはっ…」
バタン。
榊は2人を締め上げていた。
(あと1人だ。こちらから仕掛ける!)
ボスのような奴が急に地面に座り込んでいた伊織さんを無理やり持ち上げナイフを首元に当てた。
「この女がどうなってもいいのか。せっかく大金のチャンスを奪われたんだ。お前らにはきっちり責任とってもらわないとなぁ。」
「ぁ……」
彼女はぐたっとした状態で、自力で逃げると言うことは難しそうだ。
(だとしたら…榊と私でなんとかしなくては…)
「ザコが…。」
「ふん!なんとでも言えばいい。お前らはこの女がいる限り俺には手を出せない。少しは体術の心得があるか知らないがな。」
(確かに…一瞬でも隙が出来ればなんとでも出来るが…)
「うっ……。はぁ…。あなた…」
すると彼女からか細い声が聞こえた。
「黙っていた方が身のためだ。」
彼女の首にさらにナイフを近づける。
「…あなた。……可哀想。」
「はぁ~??可哀想?なに言ってるんだお嬢さん。媚薬で頭飛びやがったか??」
(媚薬…。それで彼女は……。)
「だって……」
ブシュッ…。
「「「!?っ………。」」」
彼女の首元からその音はし赤い液がたらたらと流れ出した……。
(伊織さんっ…!)
食事に口をつけた途端伊織さんは様子がおかしかった。口元に手を当て急いで外に駆け出して行った。
少し出ると店に言い、彼女を追いかけた。
(どこ行った…)
「────抱けて、────最高じゃねぇか!」
「へへっ…────
このままここでしゃぶり尽くしてー♪」
(ん?隣の脇道から…?何だ…嫌な予感がする。足音立てずに近づくか)
「まぁ…待て。今は我慢しろ。
やり切らないと金はもらえねーんだ。確実に邪魔の入らねーとこに女を連れて移動すんぞ」
(女…伊織さん!?)
そっと覗くと地面に力無くくたっとした人影と数人に囲まれているようだ。
110番して様子を伺うように見ると、そこには新たな人影が増えた。これはやばいと思って足止めしなくてはと…
「何してるやがる。彼女にお前らの汚ねー手で触れていい人じゃねーんだよ!何なら彼女の前で息することすら罪なんだよ!」
聞き覚えのある敵意を剥き出しの声に普段は会社でチヤホヤされている榊 京とは思えないほどの汚い言葉使いだ。
(ははっ誰だよ。プリンスなんて言ったの…)
「今回ばかりは同感だね。彼女は私の連れだ、彼女から手を離して大人しくご退場願おうか。」
ゆっくり近づくと地面に座り込んでいるのが伊織さんであると鮮明にわかった。
「何だコイツら!」
「おい!狼狽えるな。あっちは2人こっちは4人だ。」
「やっちまおーぜ♪」
「おっと…見られたからには痛い目に遭ってもらわないとなぁ」
(引く気はないか…。仕方ない。)
だが問題が会社にバレても面倒だし、警察が来るまで引き延ばすのも無理そうだ。それに贔屓にしている店の近所ってのも迷惑だしどうするか。
榊も静止することもこの状態では難しい。
仕方ない、正当防衛でサクッと制圧するしかないだろう。
何の躊躇いもなくゆっくり歩みよる。
榊も私に合わせて歩み寄る。
男達は拳をパンと鳴らし走って向かってきた。
「うおぉぉりゃぁぁぁー!!!」
ギリギリでかわす、頬が少し掠った感触がする。
「今度はちゃんと当てる!」
「もお…当たらないさ。」
「なにーーー?」
(掠ったし正当防衛成立だよね。)
「死ねぇぇぇぇぇ」
さっと横に避け裏首にめがけて殴りつける。
「かはっ…」
バタン。
榊は2人を締め上げていた。
(あと1人だ。こちらから仕掛ける!)
ボスのような奴が急に地面に座り込んでいた伊織さんを無理やり持ち上げナイフを首元に当てた。
「この女がどうなってもいいのか。せっかく大金のチャンスを奪われたんだ。お前らにはきっちり責任とってもらわないとなぁ。」
「ぁ……」
彼女はぐたっとした状態で、自力で逃げると言うことは難しそうだ。
(だとしたら…榊と私でなんとかしなくては…)
「ザコが…。」
「ふん!なんとでも言えばいい。お前らはこの女がいる限り俺には手を出せない。少しは体術の心得があるか知らないがな。」
(確かに…一瞬でも隙が出来ればなんとでも出来るが…)
「うっ……。はぁ…。あなた…」
すると彼女からか細い声が聞こえた。
「黙っていた方が身のためだ。」
彼女の首にさらにナイフを近づける。
「…あなた。……可哀想。」
「はぁ~??可哀想?なに言ってるんだお嬢さん。媚薬で頭飛びやがったか??」
(媚薬…。それで彼女は……。)
「だって……」
ブシュッ…。
「「「!?っ………。」」」
彼女の首元からその音はし赤い液がたらたらと流れ出した……。
(伊織さんっ…!)
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