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222. 闇のゲーム
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222. 闇のゲーム
今日は金曜日。なぜか夏帆だけじゃなく、千春もオレの部屋に来ている。
「ねぇ秋兄。今日何食べたい?」
「千春が作るのか?」
「うん。夏帆さんに教わりながら秋兄のために作ろうかなって。ねぇ夏帆さん?」
「はい。なので何でもリクエストしていいですよ先輩!」
なるほど。千春は夏帆に料理を教わるのか。ならなんでオレの部屋で作るのかは疑問なんだが、まぁオレのために作ってくれるなら文句はない。
「そうだな……。ハンバーグとか」
「ハンバーグか……出来るかな?」
「問題ないですよ!材料もあるので大丈夫です!待っててくださいね、すごく美味しい夏帆ちゃん特製ハンバーグを作るので!」
そう言って台所に立つ二人。楽し気に料理をする二人を見て少し心が安らぐ。なぜここまで仲良くなったんだこの二人。しばらくすると良い匂いがしてくる。あー腹減った。もう夕飯の時間だしな。なんか急に腹減ってきた。
そして数分後、机の上にハンバーグが並べられた。めちゃくちゃうまそうなんだけどこれ。
「おお……すげぇ……」
すると夏帆は紙をハンバーグの皿の前に置く。そこにはAとBとCと書かれている。
「なんだこれ?」
「普通に食べても面白くないじゃないですか!このハンバーグは私と千春ちゃん、そして美味しいと噂のレトルトのハンバーグです。」
「まさかどれが一番美味しいか言えって言うのか?」
「さすが先輩は話が早いです!愛があれば私のハンバーグくらい分かりますよね?」
うぜぇ…なんでテレビのバラエティー番組みたいなことしないといけないんだよ……。しかもなんかレトルトに似せて作ってないかこれ?どれも見た目変わらんぞ?マジで。
「先輩。私の手料理食べてますもんね?間違えたら私泣きますよ?」
「秋兄。私のが一番美味しいはずだから!素直に答えてね!私への愛も信じてるからね?私も泣くよ?」
いや千春お前まで……。こうしてオレはいきなり闇のゲームに参加することになるのだった。
今日は金曜日。なぜか夏帆だけじゃなく、千春もオレの部屋に来ている。
「ねぇ秋兄。今日何食べたい?」
「千春が作るのか?」
「うん。夏帆さんに教わりながら秋兄のために作ろうかなって。ねぇ夏帆さん?」
「はい。なので何でもリクエストしていいですよ先輩!」
なるほど。千春は夏帆に料理を教わるのか。ならなんでオレの部屋で作るのかは疑問なんだが、まぁオレのために作ってくれるなら文句はない。
「そうだな……。ハンバーグとか」
「ハンバーグか……出来るかな?」
「問題ないですよ!材料もあるので大丈夫です!待っててくださいね、すごく美味しい夏帆ちゃん特製ハンバーグを作るので!」
そう言って台所に立つ二人。楽し気に料理をする二人を見て少し心が安らぐ。なぜここまで仲良くなったんだこの二人。しばらくすると良い匂いがしてくる。あー腹減った。もう夕飯の時間だしな。なんか急に腹減ってきた。
そして数分後、机の上にハンバーグが並べられた。めちゃくちゃうまそうなんだけどこれ。
「おお……すげぇ……」
すると夏帆は紙をハンバーグの皿の前に置く。そこにはAとBとCと書かれている。
「なんだこれ?」
「普通に食べても面白くないじゃないですか!このハンバーグは私と千春ちゃん、そして美味しいと噂のレトルトのハンバーグです。」
「まさかどれが一番美味しいか言えって言うのか?」
「さすが先輩は話が早いです!愛があれば私のハンバーグくらい分かりますよね?」
うぜぇ…なんでテレビのバラエティー番組みたいなことしないといけないんだよ……。しかもなんかレトルトに似せて作ってないかこれ?どれも見た目変わらんぞ?マジで。
「先輩。私の手料理食べてますもんね?間違えたら私泣きますよ?」
「秋兄。私のが一番美味しいはずだから!素直に答えてね!私への愛も信じてるからね?私も泣くよ?」
いや千春お前まで……。こうしてオレはいきなり闇のゲームに参加することになるのだった。
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