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52. 姫は『同期』と共に頑張るようです
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52. 姫は『同期』と共に頑張るようです
そしてポアロさんとリリィさんの飲みものを注文し、それが届くのを待っている。
目の前にいるひなたさんは先に始めてたので、少し酔いながら楽しそうにしている。
オレの横に座っているポアロさんは、スマホでTwitterに『祝★1期生初集合中!(配信はしないよ(。・_・。))』とツイートしていた。
そしてオレの斜め前にいるリリィさんは……ずっと黙ったままだ。すると突然リリィさんが話しかけてくる。
「あのさ。前の『姫宮ましろ』はどうしたの?」
「……1期生お披露目配信の時にはもう連絡もとれない状態だったらしいです」
「前の人なんかいたの?あたし知らないけど?」
「ポアロちゃんは初顔合わせの時いなかったもんね」
「あの!今日集まってもらった経緯を話すので聞いてこれからのことを判断してください」
オレはみんなに『姫宮ましろ』の全てを話すことにする。まずオレの姉がマネージャーの神崎桃であること、その姉とオレの関係と『姫宮ましろ』になった理由、なぜ今さら男であることを1期生に話すのかなどを話した。
「……という訳なんです。判断は皆さんに任せます。でもオレはVtuber『姫宮ましろ』であり続けたい。『Fmすたーらいぶ』をこれからも引っ張っていきたい。みんなと共に。そう思わせてくれた1人のファン『双葉かのん』との『ましのん』だってまだ続けたい。これがオレの正直な気持ちです」
正直緊張していて、上手く話せたかわからない。それでも、不思議と何かが軽くなったような気がした。しばらく沈黙が続いたが、最初に口を開いたのはリリィさんだった。
「……ましろ、あなた雑談配信得意なくせに話が長いわね?まとめてくれるポアロ」
「え?あたし!?えっと……つまり姫はお姉ちゃんのために『姫宮ましろ』になって、特にやりたいこともなくやってきたけど、かのんちゃんに出会って変わった。そしてこの前のリリィママ号泣配信であたしたちに隠したままじゃダメだと思った。で。今はみんなで『Fmすたーらいぶ』を盛り上げて行きたいんだよね?」
「はい。オレは今まで自分の事しか考えていなかった。『姫宮ましろ』として『ましのん』として……だから今日ここで全部吐き出して、みんなに判断してもらおうかと思いました」
これで、みんなが認めてくれないのなら仕方ない。そう思っていたら、リリィさんが優しい声で話し出す。オレの前に座っているひなたさんも、隣に居るポアロさんも笑顔でオレを見ている。
「まったく……遅いわよ。もう少し早く私たちのことを信用してほしかったし、こうやって同期全員で集まりたかったわ。まぁ……あなたの気持ちはわかるし、ずっと1人で頑張ってきたんでしょ?だから許してあげる。もちろんひなたやポアロも同じ気持ちよね?」
「そもそも、ましろちゃんは隠し事はしてたけど、別に嘘はついていないしね」
「あたしも許す!」
「みんな……。ありがとうございます」
本当に嬉しくて涙が出そうになる。それを我慢していると、ひなたさんがオレの顔を見ながら話しかけてくる。
「ほらほら!乾杯がまだだよ。仕切り直しして始めよ。ましろちゃん音頭お願いね?」
「え?オレ?」
「新生『Fmすたーらいぶ』1期生の始まりだもんね!姫お願い!」
そんなやり取りの後、オレはビールの入ったジョッキを持ち上げる。それにリリィさん、ポアロさん、そしてひなたさんも続く。
「えっと……では改めまして、これからも同期として、みなさんよろしくおねがいします」
「「「「乾杯!!」」」」
こうして、オレは1つの壁を乗り越えることができた。お酒を飲みながら、オレたちはお互いのことと、これからの話をしていくことにする。
「ねぇねぇ姫っていくつなの?」
「オレは24です」
「マジか……あたしは23だから一個下だね。妹だと思っていいよ!ひなちゃんは26で、リリィママは28だよね?」
「なによ。文句あるのかしら?悪かったわね若くなくて」
「またそうやって怒って!小ジワが増えるぞリリィママ」
ポアロさんは本当に配信も裏もそのまんまだな。ひなたさんは裏のほうが少しフランクな感じがする。リリィさんもほとんど変わらない印象だ。そんな空気感の中にこれからオレも……そう思うと嬉しくあるのだった。
そしてポアロさんとリリィさんの飲みものを注文し、それが届くのを待っている。
目の前にいるひなたさんは先に始めてたので、少し酔いながら楽しそうにしている。
オレの横に座っているポアロさんは、スマホでTwitterに『祝★1期生初集合中!(配信はしないよ(。・_・。))』とツイートしていた。
そしてオレの斜め前にいるリリィさんは……ずっと黙ったままだ。すると突然リリィさんが話しかけてくる。
「あのさ。前の『姫宮ましろ』はどうしたの?」
「……1期生お披露目配信の時にはもう連絡もとれない状態だったらしいです」
「前の人なんかいたの?あたし知らないけど?」
「ポアロちゃんは初顔合わせの時いなかったもんね」
「あの!今日集まってもらった経緯を話すので聞いてこれからのことを判断してください」
オレはみんなに『姫宮ましろ』の全てを話すことにする。まずオレの姉がマネージャーの神崎桃であること、その姉とオレの関係と『姫宮ましろ』になった理由、なぜ今さら男であることを1期生に話すのかなどを話した。
「……という訳なんです。判断は皆さんに任せます。でもオレはVtuber『姫宮ましろ』であり続けたい。『Fmすたーらいぶ』をこれからも引っ張っていきたい。みんなと共に。そう思わせてくれた1人のファン『双葉かのん』との『ましのん』だってまだ続けたい。これがオレの正直な気持ちです」
正直緊張していて、上手く話せたかわからない。それでも、不思議と何かが軽くなったような気がした。しばらく沈黙が続いたが、最初に口を開いたのはリリィさんだった。
「……ましろ、あなた雑談配信得意なくせに話が長いわね?まとめてくれるポアロ」
「え?あたし!?えっと……つまり姫はお姉ちゃんのために『姫宮ましろ』になって、特にやりたいこともなくやってきたけど、かのんちゃんに出会って変わった。そしてこの前のリリィママ号泣配信であたしたちに隠したままじゃダメだと思った。で。今はみんなで『Fmすたーらいぶ』を盛り上げて行きたいんだよね?」
「はい。オレは今まで自分の事しか考えていなかった。『姫宮ましろ』として『ましのん』として……だから今日ここで全部吐き出して、みんなに判断してもらおうかと思いました」
これで、みんなが認めてくれないのなら仕方ない。そう思っていたら、リリィさんが優しい声で話し出す。オレの前に座っているひなたさんも、隣に居るポアロさんも笑顔でオレを見ている。
「まったく……遅いわよ。もう少し早く私たちのことを信用してほしかったし、こうやって同期全員で集まりたかったわ。まぁ……あなたの気持ちはわかるし、ずっと1人で頑張ってきたんでしょ?だから許してあげる。もちろんひなたやポアロも同じ気持ちよね?」
「そもそも、ましろちゃんは隠し事はしてたけど、別に嘘はついていないしね」
「あたしも許す!」
「みんな……。ありがとうございます」
本当に嬉しくて涙が出そうになる。それを我慢していると、ひなたさんがオレの顔を見ながら話しかけてくる。
「ほらほら!乾杯がまだだよ。仕切り直しして始めよ。ましろちゃん音頭お願いね?」
「え?オレ?」
「新生『Fmすたーらいぶ』1期生の始まりだもんね!姫お願い!」
そんなやり取りの後、オレはビールの入ったジョッキを持ち上げる。それにリリィさん、ポアロさん、そしてひなたさんも続く。
「えっと……では改めまして、これからも同期として、みなさんよろしくおねがいします」
「「「「乾杯!!」」」」
こうして、オレは1つの壁を乗り越えることができた。お酒を飲みながら、オレたちはお互いのことと、これからの話をしていくことにする。
「ねぇねぇ姫っていくつなの?」
「オレは24です」
「マジか……あたしは23だから一個下だね。妹だと思っていいよ!ひなちゃんは26で、リリィママは28だよね?」
「なによ。文句あるのかしら?悪かったわね若くなくて」
「またそうやって怒って!小ジワが増えるぞリリィママ」
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