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第2章 使用人とメイドさんとプレゼント
17. 使用人と許し
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17. 使用人と許し
オレはマリアさんの親友のミーアさんを協力者として迎えることができた。ふっふっふ。まずは周りから固める……これが恋愛の極意!鉄則だな!
次の仕事は大広間の掃除だな。あそこも、なかなかに汚れているし……特にいつも朝礼でオレとマリアさんが立っている場所はしっかり綺麗にしておかないと……そう念入りに、誰も踏み入れたことのない聖域のように。
「おい。カイル!そこばっかり床モップかけるなよ」
「え?」
「もっと広くやれって!」
「うるせぇ!ここは始まりの場所で約束の場所なんだよ!」
「は?何言ってんだお前。意味分からねぇ」
アストン。お前みたいなやつには分からないだろうよ。オレはあの女神様ことマリアさんと会話が許されている人物だからな。この神聖な場所を汚すわけにはいかないのだ!
まったく。これだからアストンのような脳筋バカは困るぜ。まぁいいさ。そのうち分かる時が来るはずだからな。
「なぁアストン。そろそろ休憩にしないか?」
「まだ始めたばかりだろ!サボんなよ!大広間が一番広いんだからな!」
アストンは力任せに雑巾を動かしている。こりゃダメだ。こういう時は、こちらから折れてやるしかないか。はぁ早く仕事終わらないかな……早くマリアさんに会いたい……そんなことを考えていると廊下の奥の方にマリアさんが見える。
「マリアさ~ん!!」
「うるさいぞカイル!」
すると、マリアさんはこちらに気づき一瞬オレの方を見たが、顔をそらしてどこかへ行ってしまった。あれ?なんか避けられてる?あの表情は絶対に避けていた。間違いない。
「あっあれ?」
どうして急に!?さっきまであんなに優しかったよね!?オレのことが嫌いになったのか!?もう生きていけない……さよならオレ。
「どこがマリアと普通に話せるだよ。全然違うじゃねーか」
「これは違うんだ!……そうかこれは夢だ!オレの見る悪夢だ。きっとそうだ!絶対そうだ!うん。寝よう……」
「おっおいカイル!?」
オレはその場で倒れこむ。アストンが『カイルしっかりしろ!』とか言ってるけど無視しよう。これは夢だから。
でも違うなら……どおしてだよおおおおおお!!オレが悪いなら謝るから許してくださいマリアさん!!
オレはマリアさんの親友のミーアさんを協力者として迎えることができた。ふっふっふ。まずは周りから固める……これが恋愛の極意!鉄則だな!
次の仕事は大広間の掃除だな。あそこも、なかなかに汚れているし……特にいつも朝礼でオレとマリアさんが立っている場所はしっかり綺麗にしておかないと……そう念入りに、誰も踏み入れたことのない聖域のように。
「おい。カイル!そこばっかり床モップかけるなよ」
「え?」
「もっと広くやれって!」
「うるせぇ!ここは始まりの場所で約束の場所なんだよ!」
「は?何言ってんだお前。意味分からねぇ」
アストン。お前みたいなやつには分からないだろうよ。オレはあの女神様ことマリアさんと会話が許されている人物だからな。この神聖な場所を汚すわけにはいかないのだ!
まったく。これだからアストンのような脳筋バカは困るぜ。まぁいいさ。そのうち分かる時が来るはずだからな。
「なぁアストン。そろそろ休憩にしないか?」
「まだ始めたばかりだろ!サボんなよ!大広間が一番広いんだからな!」
アストンは力任せに雑巾を動かしている。こりゃダメだ。こういう時は、こちらから折れてやるしかないか。はぁ早く仕事終わらないかな……早くマリアさんに会いたい……そんなことを考えていると廊下の奥の方にマリアさんが見える。
「マリアさ~ん!!」
「うるさいぞカイル!」
すると、マリアさんはこちらに気づき一瞬オレの方を見たが、顔をそらしてどこかへ行ってしまった。あれ?なんか避けられてる?あの表情は絶対に避けていた。間違いない。
「あっあれ?」
どうして急に!?さっきまであんなに優しかったよね!?オレのことが嫌いになったのか!?もう生きていけない……さよならオレ。
「どこがマリアと普通に話せるだよ。全然違うじゃねーか」
「これは違うんだ!……そうかこれは夢だ!オレの見る悪夢だ。きっとそうだ!絶対そうだ!うん。寝よう……」
「おっおいカイル!?」
オレはその場で倒れこむ。アストンが『カイルしっかりしろ!』とか言ってるけど無視しよう。これは夢だから。
でも違うなら……どおしてだよおおおおおお!!オレが悪いなら謝るから許してくださいマリアさん!!
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