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風魔法が使える2人が闘った学園。

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2人は完全に周りと遮断して闘っていた。小澄の方が近接戦闘、及び狭い空間での戦闘が得意である。
逆に唯軌は真逆で遠距離、及び広い空間での戦闘を好む。お互いの特性が真逆だから。自然と得意なフィールドも正反対になる。
まあつまり、この場でより強いのは小澄である。唯軌も粘ってはいるものの、ダメージの入り方は圧倒的だった。
「あんたたち、何しでかしてるのよ。校内での魔力の使用は禁止しているわよね?特に唯軌。あんたが先に仕掛けたそうじゃない。」
騒ぎを聞きつけ、荘原先生が来た。
「けほっ……。すみません。少し…イラついてしまって……。」
「ふーん。じゃあ小澄。あんたは?」
「やられたから、やり返しただけです。」
少し咳き込みながら答える唯軌に対して何食わぬ顔で答える小澄。
「何か事情が有りそうだし、話は後で聞いてあげる。今は診てもらいなさい。保健室に呼んでおいたわ。」
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