上 下
41 / 41

姉にかなわない学園!

しおりを挟む
全力で藺に攻撃をしていた。ただ蘭は藺と相性がつくづく悪い。そんな姉に、勝てるはずもなく、蘭は藺に屈した。
「だから言ったでしょう?身の程知らずだって。貴女が私に敵うはずが無いじゃない。満足した?じゃあ、また会えたら、その時は…ふふっ。楽しみにしてるわ。」
倒れている蘭を尻目にそう呟いて藺は家を出ていった。
「強くなるしか、無いじゃない。やる。私はあいつを止める。そのためには、環境を整える必要がある。」
そこから蘭の行動はとてもはやかった。魔法の持ち主の大人を数名集め、魔法の実験施設を壊し、助けると言う名目で学校に呼んだ。今では『学園』に出来るほどに。
正直赤菊と花守の転入は予想外だったが戦力になるから良しとした。
「これが私の過去。あんた達を強くしてあいつがいる施設をぶっ壊したいの。協力してほしい。」
「せーんせい!協力するに決まってるじゃん!だって皆の世界なのに征服されちゃうんでしょ?私達だってそんなのやだもん!だから当然協力します!」
「……。ありがとう。」
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...