上 下
3 / 41

転校生目線による学園!

しおりを挟む
この学園は素晴らしい。ボクの様な人種も受け入れるとは。そう思いながら赤菊は職員室に向かった。職員室の扉の前に入りたくても入りにくそうにうろうろしている男子がいた。
「キミどうしたんだ?キミも転校生か?」
「はっ、はいっ!!そうです!貴女もですか?」
「そうだよ!ボクは赤菊マリア。好きな様に呼んでくれ!職員室入りにくいならボクの後ろにいるといい。ボクも入らなきゃ行けないしね!」
「あ、ありがとうございます!お、俺は花守、明楽です…!よ、よろし、く…です!」
「よろしくな!」
2人は直ぐに仲良くなった。赤菊のコミュニケーション能力の賜物だろう。2人共大きな声で話していた。ここは職員室の前だと言うのに………。
「あんたらうるさいぞ~。入るなら早くはいれ~。って、赤菊と白波か。丁度良かった。私は荘原蘭だ。お前たちの担任な。よろしく。」
ダルそうな声を出しながら言う荘原。彼女はこれで教師をやれているのだろうか。
「あるあるだが私が呼んだら入ってこいよ~。」
そう言いながら何処からか拡声器をだして皆に声かけをしている。
「拡声器出したな荘原先生。」
「だ、出したね…。初めて見た…。」
荘原先生に驚きつつも呼ばれるよを待つ。
「今日は転校生が来てま~す。じゃあ入ってきて~。」
そして2話に戻る。
しおりを挟む

処理中です...