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空気魔法が使える者が努力する学園!

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「お前が格下相手に油断しないタイプだったら俺は負けていた。助かったよ。相手がお前で。」
「てめえ!」
頭に空気砲を撃つ。黒高は衝撃に耐えきれず失神した。白波はどこか嬉しそうだった。
「やったね!白波君!」
「……おう。」
こんな会話をしている中δグループは混乱に陥っていた。
「黒高先輩が負けるって…。どうするんすか!?」
「うるせえよ!俺だってわかんねえよ!」
苛めていた張本人達だ。しかもそれの主犯格がターゲットにやられたんだ。本人達は相当な物なんだろう。知った事ではないが。
「でも、やっぱり続けるしか無くね?」
「ここまで来たらな…。」
「今さらあの人に逆らえないし…。」
「そうっすよね…。」

「白波君おはよっ!昨日はお疲れ様!凄かったね!流石白波君!」
「いや、唯軌がいなかったら俺は負けてたよ。あの作戦。流石だな。」
お互いがお互いに褒め合う何となく声掛けにくい雰囲気を醸し出していた。どうしようかと赤菊と花守は考える。
「あれっ!?マリアちゃんと花守君!おはよう!」
「あ、ああ…。おはよう白亜ちゃん。」
「おはよう……ございます…。」
唯軌にとって雰囲気とかどうでも良かったらしい。 さっきまで考えていたことが馬鹿らしくなった赤菊と花守でした。
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