30 / 49
愛の言葉
2
しおりを挟む
「……恭兄」
恭生に気づいた朝陽が、目を見開いた。ベッドの脇に崩れ落ちるように膝をつき、朝陽の手を取る。両手で握り、額に当てる。
ああ、生きている。朝陽が生きている。
「朝陽、よかった、朝陽……」
「恭兄……心配かけてごめん」
「いい、謝らなくていい。それより、どこか痛むか?」
朝陽に不安を悟られまいと、震える口角を無理やりに上げ、気丈なふりをして尋ねる。
「ううん。ちょっと腕擦りむいたけど、全然平気」
「どれ? 見せて」
「ここ」
「痛そうじゃん」
「ちょっとだし」
「ちょっとの擦り傷だって、ヒリヒリして痛いだろ」
「まあ、確かに」
「うん。無理すんのはナシな」
会話ができる。今朝まで当たり前だったことに、一秒ごとに心が打たれる。
朝陽がちゃんと、生きている。
ひとまずの安堵につく息が、ひどく震える。
恐怖はまだ少しも去ってくれないが、大事なことを聞かなければならない。問いかけるのについ躊躇ってしまうが、引き伸ばした分だけ悪い結果を導きそうで恐ろしい。
「朝陽……それで、検査の結果は?」
「それはまだ……」
朝陽の視線がふと背後へ移った。恭生もそちらを振り返る。そこには医師と看護師の姿があった。朝陽のベッドへとまっすぐ歩み寄ってくる。
恭生は立ち上がり、頭を下げた。
「ご家族の方ですか?」
「いえ。オレは……朝陽と一緒に暮らしている者です」
看護師に答えると、手元の紙を見ていた医師が顔を上げた。繋いだままの朝陽の手を握り直す。
怖いけれど、一秒一秒に気が遠くなりそうだけれど。いちばん不安なのは朝陽だろう。なによりも朝陽の心を守りたかった。
「脳震盪を起こしたようですね。頭に目立った外傷はありませんし、検査の結果も特に異常はありませんでした。大丈夫ですよ」
「は、あ、よかったー……」
大きく息を吸った後、それを吐くのと同時に安堵の言葉が口をついた。力が抜け、へなへなとしゃがみこむ。朝陽も強張っていた肩がゆるんだのが分かる。
手を伸ばし頬をそっと撫でると、潤んだ瞳がそっと弧を描いた。病室の入り口に立っている森下も、顔を覆って泣いているのが見える。
「ご心配なら一日入院もできますが、どうなさいますか」
看護師の提案に、ふたり同時に返事をする。だが、内容は全く真逆のものだった。
お願いします、と強く頷いた恭生と、帰りますと気丈な朝陽。思わず顔を見合わせたが、こればかりは引くことはできない。
「だめだ朝陽。入院させてもらえ」
「異常はないんだから平気だよ」
「だめ」
「やだ」
「朝陽……頼む。心配だから。な?」
「恭兄が、そこまで言うなら……ん、分かった」
朝陽の入院の意思を確認して、医師と看護師は病室を出ていった。
すれ違い際、医師たちに頭を深く下げた森下が、おずおずと恭生たちの元へとやって来る。いつの間にかその右手には、ちいさな男の子の手が握られていた。
「あの……」
「……ママ?」
言葉に詰まる森下を、男の子が不思議そうに見上げている。首を傾げた顔が、少しずつ不安に染まっていく。大好きな母親がなぜ辛そうにしているのか分からなくても、その気持ちが乗り移ったように悲しいのだろう。
「なあ、名前なんて言うんだ?」
恭生は男の子と目線を合わせる。大きな瞳がちいさく揺れ、繋いでいる母の手にもう片手を添えた。それでも、恭生に答えようとする健気さが伝わってくる。
「……ゆうや」
「ゆうやくんか。オレは恭生といいます。ゆうやくん、いくつ?」
「よんさい」
「四歳か。お兄さんはねー、二十四歳」
「よん? ゆうやとおなじだ」
「え? はは、そうだな」
つい笑うと、ゆうやと名乗った子もふわりと笑ってくれた。
息子の安堵が伝わったのだろう。森下はそっと息を吐いた後、朝陽に向かって深く頭を下げた。朝陽が上半身を起こそうとするので、恭生は背中を支えるように手を貸す。
「柴田さん。この度は本当に、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「いえ。あの、頭上げてください」
「…………」
「ゆうやくんは怪我してないですか?」
「はい。念のため診て頂いたのですが、擦り傷ひとつありませんでした」
「よかったです」
「っ、柴田さんのおかげです。柴田さんも、大事に至らなくて本当に、本当によかったです」
「ママぁ? どうしたの? いたい?」
我が子の無事を喜ぶだけではいられない、その気持ちがひしひしと伝わってくる。泣きだしてしまった母親を見て、ゆうやの顔がくしゃりと歪む。
「ゆうやくん、ママにぎゅってしてあげて」
恭生がゆうやに耳打ちすると、ぎゅう、と口に出しながらゆうやは母の足にしがみついた。
ひとしきりゆうやを抱きしめ返した森下は、入院などの費用は全て出すと朝陽に伝えた。朝陽は申し訳なさそうにしたが、受け取ってあげたほうが森下さんのためにもなる、と恭生が助言すると、森下も強く頷いた。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「はい。明日の朝、またここに伺いますので」
時計を確認すると、もう十九時も半を過ぎる頃になっていた。自分からは言いだしづらいかもしれないと、恭生は口を開く。
「森下さん、あとは大丈夫ですから。ゆうやくんもお腹空いてるだろうし」
「あ……はい。そうですね。ではすみません、私たちはそろそろ帰りますね」
病室の出入り口まで、ふたりについて行く。もう一度お辞儀をする森下に恭生も会釈をし、ゆうやに手を振る。
「救急車の手配とか、本当にありがとうございました」
「いえ、そんな……お礼を言われるようなことはなにも」
「連絡頂けたのも本当に助かりました」
「こちらこそ、ご連絡がついてよかったです」
「あれ、そう言えば……なんでオレに連絡できたんですか?」
朝陽のスマートフォンにはロックがかかっている。履歴からかけようにも、顔認証かパスワードを入力しなければそれもできないのではないか。
「それは……柴田さんの持ち物を一旦預かったのですが。どなたかに連絡しなければと、スマホを拝見して。緊急連絡先に登録されていた番号にかけたら、兎野さんに繋がりました」
「ああ、あのロック画面から見られるやつ……」
朝陽が自分を緊急連絡先に登録しているなんて、ちっとも知らなかった。朝陽のほうを見ると、はにかんだ顔を逸らされる。
恭生に気づいた朝陽が、目を見開いた。ベッドの脇に崩れ落ちるように膝をつき、朝陽の手を取る。両手で握り、額に当てる。
ああ、生きている。朝陽が生きている。
「朝陽、よかった、朝陽……」
「恭兄……心配かけてごめん」
「いい、謝らなくていい。それより、どこか痛むか?」
朝陽に不安を悟られまいと、震える口角を無理やりに上げ、気丈なふりをして尋ねる。
「ううん。ちょっと腕擦りむいたけど、全然平気」
「どれ? 見せて」
「ここ」
「痛そうじゃん」
「ちょっとだし」
「ちょっとの擦り傷だって、ヒリヒリして痛いだろ」
「まあ、確かに」
「うん。無理すんのはナシな」
会話ができる。今朝まで当たり前だったことに、一秒ごとに心が打たれる。
朝陽がちゃんと、生きている。
ひとまずの安堵につく息が、ひどく震える。
恐怖はまだ少しも去ってくれないが、大事なことを聞かなければならない。問いかけるのについ躊躇ってしまうが、引き伸ばした分だけ悪い結果を導きそうで恐ろしい。
「朝陽……それで、検査の結果は?」
「それはまだ……」
朝陽の視線がふと背後へ移った。恭生もそちらを振り返る。そこには医師と看護師の姿があった。朝陽のベッドへとまっすぐ歩み寄ってくる。
恭生は立ち上がり、頭を下げた。
「ご家族の方ですか?」
「いえ。オレは……朝陽と一緒に暮らしている者です」
看護師に答えると、手元の紙を見ていた医師が顔を上げた。繋いだままの朝陽の手を握り直す。
怖いけれど、一秒一秒に気が遠くなりそうだけれど。いちばん不安なのは朝陽だろう。なによりも朝陽の心を守りたかった。
「脳震盪を起こしたようですね。頭に目立った外傷はありませんし、検査の結果も特に異常はありませんでした。大丈夫ですよ」
「は、あ、よかったー……」
大きく息を吸った後、それを吐くのと同時に安堵の言葉が口をついた。力が抜け、へなへなとしゃがみこむ。朝陽も強張っていた肩がゆるんだのが分かる。
手を伸ばし頬をそっと撫でると、潤んだ瞳がそっと弧を描いた。病室の入り口に立っている森下も、顔を覆って泣いているのが見える。
「ご心配なら一日入院もできますが、どうなさいますか」
看護師の提案に、ふたり同時に返事をする。だが、内容は全く真逆のものだった。
お願いします、と強く頷いた恭生と、帰りますと気丈な朝陽。思わず顔を見合わせたが、こればかりは引くことはできない。
「だめだ朝陽。入院させてもらえ」
「異常はないんだから平気だよ」
「だめ」
「やだ」
「朝陽……頼む。心配だから。な?」
「恭兄が、そこまで言うなら……ん、分かった」
朝陽の入院の意思を確認して、医師と看護師は病室を出ていった。
すれ違い際、医師たちに頭を深く下げた森下が、おずおずと恭生たちの元へとやって来る。いつの間にかその右手には、ちいさな男の子の手が握られていた。
「あの……」
「……ママ?」
言葉に詰まる森下を、男の子が不思議そうに見上げている。首を傾げた顔が、少しずつ不安に染まっていく。大好きな母親がなぜ辛そうにしているのか分からなくても、その気持ちが乗り移ったように悲しいのだろう。
「なあ、名前なんて言うんだ?」
恭生は男の子と目線を合わせる。大きな瞳がちいさく揺れ、繋いでいる母の手にもう片手を添えた。それでも、恭生に答えようとする健気さが伝わってくる。
「……ゆうや」
「ゆうやくんか。オレは恭生といいます。ゆうやくん、いくつ?」
「よんさい」
「四歳か。お兄さんはねー、二十四歳」
「よん? ゆうやとおなじだ」
「え? はは、そうだな」
つい笑うと、ゆうやと名乗った子もふわりと笑ってくれた。
息子の安堵が伝わったのだろう。森下はそっと息を吐いた後、朝陽に向かって深く頭を下げた。朝陽が上半身を起こそうとするので、恭生は背中を支えるように手を貸す。
「柴田さん。この度は本当に、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」
「いえ。あの、頭上げてください」
「…………」
「ゆうやくんは怪我してないですか?」
「はい。念のため診て頂いたのですが、擦り傷ひとつありませんでした」
「よかったです」
「っ、柴田さんのおかげです。柴田さんも、大事に至らなくて本当に、本当によかったです」
「ママぁ? どうしたの? いたい?」
我が子の無事を喜ぶだけではいられない、その気持ちがひしひしと伝わってくる。泣きだしてしまった母親を見て、ゆうやの顔がくしゃりと歪む。
「ゆうやくん、ママにぎゅってしてあげて」
恭生がゆうやに耳打ちすると、ぎゅう、と口に出しながらゆうやは母の足にしがみついた。
ひとしきりゆうやを抱きしめ返した森下は、入院などの費用は全て出すと朝陽に伝えた。朝陽は申し訳なさそうにしたが、受け取ってあげたほうが森下さんのためにもなる、と恭生が助言すると、森下も強く頷いた。
「じゃあ、お言葉に甘えて」
「はい。明日の朝、またここに伺いますので」
時計を確認すると、もう十九時も半を過ぎる頃になっていた。自分からは言いだしづらいかもしれないと、恭生は口を開く。
「森下さん、あとは大丈夫ですから。ゆうやくんもお腹空いてるだろうし」
「あ……はい。そうですね。ではすみません、私たちはそろそろ帰りますね」
病室の出入り口まで、ふたりについて行く。もう一度お辞儀をする森下に恭生も会釈をし、ゆうやに手を振る。
「救急車の手配とか、本当にありがとうございました」
「いえ、そんな……お礼を言われるようなことはなにも」
「連絡頂けたのも本当に助かりました」
「こちらこそ、ご連絡がついてよかったです」
「あれ、そう言えば……なんでオレに連絡できたんですか?」
朝陽のスマートフォンにはロックがかかっている。履歴からかけようにも、顔認証かパスワードを入力しなければそれもできないのではないか。
「それは……柴田さんの持ち物を一旦預かったのですが。どなたかに連絡しなければと、スマホを拝見して。緊急連絡先に登録されていた番号にかけたら、兎野さんに繋がりました」
「ああ、あのロック画面から見られるやつ……」
朝陽が自分を緊急連絡先に登録しているなんて、ちっとも知らなかった。朝陽のほうを見ると、はにかんだ顔を逸らされる。
10
あなたにおすすめの小説
番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か
雪兎
BL
第二性が存在する世界。
Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。
しかし入学初日、彼の前に現れたのは――
幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。
成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。
だが湊だけが知っている。
彼が異常なほど執着深いことを。
「大丈夫、全部管理してあげる」
「君が困らないようにしてるだけだよ」
座席、時間割、交友関係、体調管理。
いつの間にか整えられていく環境。
逃げ場のない距離。
番を拒みたいΩと、手放す気のないα。
これは保護か、それとも束縛か。
閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
《完結》僕が天使になるまで
MITARASI_
BL
命が尽きると知った遥は、恋人・翔太には秘密を抱えたまま「別れ」を選ぶ。
それは翔太の未来を守るため――。
料理のレシピ、小さなメモ、親友に託した願い。
遥が残した“天使の贈り物”の数々は、翔太の心を深く揺さぶり、やがて彼を未来へと導いていく。
涙と希望が交差する、切なくも温かい愛の物語。
僕の恋人は、超イケメン!!
八乙女 忍
BL
僕は、普通の高校2年生。そんな僕にある日恋人ができた!それは超イケメンのモテモテ男子、あまりにもモテるため女の子に嫌気をさして、偽者の恋人同士になってほしいとお願いされる。最初は、嘘から始まった恋人ごっこがだんだん本気になっていく。お互いに本気になっていくが・・・二人とも、どうすれば良いのかわからない。この後、僕たちはどうなって行くのかな?
女子にモテる極上のイケメンな幼馴染(男)は、ずっと俺に片思いしてたらしいです。
山法師
BL
南野奏夜(みなみの そうや)、総合大学の一年生。彼には同じ大学に通う同い年の幼馴染がいる。橘圭介(たちばな けいすけ)というイケメンの権化のような幼馴染は、イケメンの権化ゆえに女子にモテ、いつも彼女がいる……が、なぜか彼女と長続きしない男だった。
彼女ができて、付き合って、数ヶ月しないで彼女と別れて泣く圭介を、奏夜が慰める。そして、モテる幼馴染である圭介なので、彼にはまた彼女ができる。
そんな日々の中で、今日もまた「別れた」と連絡を寄越してきた圭介に会いに行くと、こう言われた。
「そーちゃん、キスさせて」
その日を境に、奏夜と圭介の関係は変化していく。
【完結】エデンの住処
社菘
BL
親の再婚で義兄弟になった弟と、ある日二人で過ちを犯した。
それ以来逃げるように実家を出た椿由利は実家や弟との接触を避けて8年が経ち、モデルとして自立した道を進んでいた。
ある雑誌の専属モデルに抜擢された由利は今をときめく若手の売れっ子カメラマン・YURIと出会い、最悪な過去が蘇る。
『彼』と出会ったことで由利の楽園は脅かされ、地獄へと変わると思ったのだが……。
「兄さん、僕のオメガになって」
由利とYURI、義兄と義弟。
重すぎる義弟の愛に振り回される由利の運命の行く末は――
執着系義弟α×不憫系義兄α
義弟の愛は、楽園にも似た俺の住処になるのだろうか?
◎表紙は装丁cafe様より︎︎𓂃⟡.·
【完結】極貧イケメン学生は体を売らない。
紫紺
BL
貧乏学生をスパダリが救済!?代償は『恋人のフリ』だった。
相模原涼(さがみはらりょう)は法学部の大学2年生。
超がつく貧乏学生なのに、突然居酒屋のバイトをクビになってしまった。
失意に沈む涼の前に現れたのは、ブランドスーツに身を包んだイケメン、大手法律事務所の副所長 城南晄矢(じょうなんみつや)。
彼は涼にバイトしないかと誘うのだが……。
※表紙をAI君に描いてもらいました。(2026.2.21)
※本作品中の公判、判例、事件等は全て架空のものです。完全なフィクションであり、参考にした事件等もございません。拙い表現や現実との乖離はどうぞご容赦ください。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる