三十路の魔法使い

高柳神羅

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第141話 勇者の秘策

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 海溝王が吐き出した巨大な泥の塊が、ゼファルトたちめがけて落ちていく。
 それは単なる泥なのか。それとも消化しかけの胃の中身なのか。分からないが、酷い悪臭を放つ苔色のそれは広範囲に渡って撒き散らされ、それを避け切ることはゼファルトたちには不可能だった。
「ロスト・ユニヴァース!」
 シキが能力で降りかかる汚泥を消し去る。
 皆が汚泥を被っていないことを確認し、シキはゼファルトの隣に移動した。
「……ねぇ、賢者さん」
 耳打ちをするように、声を小さくして言う。
 シキはどういうわけか、人のことを名前で呼ぼうとしない。俺のことをおっさんと連呼するように、ゼファルトのことは賢者と呼んでいる。
 他人に仇名を付けたがる奴というのが稀にいるが、シキもそういうくちなのかと思って今まで深くは気にしてこなかったが……今は何故か、その理由が気になった。
「これは俺の勘だから、信じなくても別にいいんだけど……多分、俺、そろそろ能力が使えなくなると思うんだよね」
「……それは、先程から君がやっている物体消去の魔法のことか?」
「だから言ったじゃん、ロスト・ユニヴァースは魔法じゃないって……って、今更そんなちゃっちいことなんていいか。まあつまり、そういうことなんだよ。だからもう時間稼ぎするのも限界だと思う。でっかい被害が出る前に、何とかあいつに一発かましたいんだけど」
 と、言ってシキが視線で指し示したのは、ジークリンデ。
 ジークリンデはこの状況を敢えて楽しんでいるのか、小声で話し合うシキたちのことを注視してはいるものの何かを仕掛けようとはしてこない。
 ゼファルトはシキの提案を承諾した。
「その考えを否定するつもりはない。君がやりたいと言うのなら、私もそれに力を貸そう。……だが、策はあるのか? 情けない話ではあるが、あれには何をやっても通用しなかった……今更何を仕掛けても、奴の動きを封じることなどできないと思うぞ」
 そう。海溝王とジークリンデには、ゼファルトたちの力は全く通用しなかった。
 彼らとて、今まで何もしなかったわけではないのだ。相手の隙を突いては何度も海溝王の目玉やジークリンデ本体に魔法を、光の矢を、浴びせてきた。その中には普通の生物相手だったら致命傷になっていたであろうという研ぎ澄まされた一撃も多く含まれていた。
 だが、それでもあの巨大な化け物相手には効かなかった。生き物としての常識の範疇を越えた頑丈な体はあらゆる衝撃に耐え、最も柔らかい部位であるはずの目玉すら、まともにアルテマが直撃しても傷ひとつ付かなかった。その頑丈さは寄生しているジークリンデの方も同じ。奴にも、何をやっても大したダメージを与えることはできなかった。
 シキはそんな奴らを相手に、目にもの見せてやるという。
 一体、何をする気だ?
「……試してみたいことがあるんだよね。一度しかできないし、だから今まで一度もやったことはないんだけど、理論上ではどんな奴相手にも通用するはずの、俺の技。上手く決まれば、絶対動きを止められる。でも俺一人じゃ全部やるのは無理だから、少しだけ手伝ってほしい。いいよね?」
「了解した。私は何をすればいいのだ」
 それから二言三言言葉を交わし、頷き合った彼らは、揃ってジークリンデを見上げた。
「……相談は終わりかしら? 今更何を企んだところで、この子どころか私にすら何もできないことは変わらないというのに……本当に、残念で可哀想な方たち」
 ジークリンデの合図で、海溝王が二人に向かって大きく口を開く。
 シキは離れたところにいたアヴネラに向かって叫んだ。
「姫ちゃん! ワン公連れておっさんたちのところに急いで!」
「!?……どういう……」
 アヴネラは一瞬狼狽したようだったが、シキから向けられた視線に含まれた意図を感じ取ったようで、彼女はそれ以上は何も言わずに足下にいたヴァイスを抱き上げると海溝王に背を向けてその場から駆け出した。
 海溝王が炎を吐き出した。
 それに対抗するように、ゼファルトが魔法を放つ!
「トルネード!」
 辺りの水を巻き上げて巨大な水の渦と化した竜巻が、飛来した炎を残らず受け止めて吹き散らした。
 火の粉が散り、竜巻の周囲が明るくなる。その輝きを纏うように風に乗って宙高く飛んだシキは、ジークリンデの背後──海溝王の頭の上へと、着地した。
 ゼファルトは炎に対抗するために今の魔法を撃ったのではない。その狙いも多少はあったのかもしれないが、竜巻を発生させた本当の理由は、シキを巻き込んで海溝王の頭上へと吹き飛ばすことだったのだ。
 振り向かずとも気配でシキの存在が分かるのか、眼下を見下ろした格好のままジークリンデが冷たく微笑む。
「私に直接会いに来たの? ……今更ね。最強の破壊魔法ですら傷付けることができなかった私の体を、その剣一本で斬ることができるとでも?」
「んー、無理だろうねぇ。この刀、別に名刀ってわけでも魔法の力が込められてるわけでもないし。多分斬っても普通に折れるだけなんじゃない?」
 シキの全身には竜巻に吹き飛ばされた時の影響で細かい裂傷ができていた。魔法が使えない彼が一瞬でジークリンデの背後を取るためにはこれしか手段がなかったというのは理解できるのだが、そのためだけに自爆紛いのことを平気でやるとは無茶苦茶である。
 だが、痛みを感じている素振りは全く見せずに。彼は、ジークリンデのすぐ背後にまでやって来た。
「だから、刀は使わない。無駄になるって分かってるものをわざわざ使う必要性なんてないしね。やっても無駄なことはする気ないの、俺」
「なら、どうやって私を殺すつもりなのかしら?」
「それはねぇ──」
 シキは悪童のような笑みを零して。
 ジークリンデに背後から覆い被さるように抱き付き、奴の豊満な胸を鷲掴みにして、それを何の躊躇いもなく揉みしだき始めたのだった!
 まさかこの状況下でいきなりこんなセクハラ攻撃をされるとは予想していなかったようで(普通はするわけない)、ジークリンデが明らかに動揺の色を顔に浮かべた。
「なっ……ちょっとっ……何を、するの! 女性の胸を、いきなり……」
「何言ってるのさ、俺たちの前で堂々と素っ裸になって、隠そうともしないで見せつけてたくせに。俺、これでも健全な年頃の男だからさ、美人のお姉さんとやりたいって欲求はそれなりにあるの。……ずーっと見せられてたから、いい加減我慢の限界なんだよねぇ。だからいいよね? 俺のことを誘惑してその気にさせた君にも責任があるんだから。責任取ってよ、美人のお姉さん」
「やっ……あっ……ちょ、ちょっとっ! やめなさいっ! やめっ……」
 何処でそんなテクニックを覚えてきたんだと思わんばかりの絶妙な指使いで、シキはジークリンデの胸を揉み続ける。
 明確に何をしていると言えないような行為でジークリンデに刺激を与え続けながら、耳元に唇を寄せて、囁いた。
「へぇ……やっぱり、化け物に寄生してる状態でも此処は感じるんだ? そんなに気持ちいい? 俺に此処をこんな風にされるのが。嬉しいなぁ、男にとっては女の子に自分のテクで悦んでもらえるのってひとつのステータスだからね。俺、みんなに自慢しちゃおっかな? こんな美人のお姉さんを手だけで満足させられたんだよってさ。ねぇ、せっかくだから声も聞かせてよ。気持ちいいです、もっと欲しいですってさ、甘いおねだりも聞いてみたいなぁ」
「か……海溝王! 何をぼさっとしてるの! 早くこの不埒な輩を振り落としなさいっ……あ、だ、駄目っ……やめてっ、そんな強く、しないで!」
「あっはは、可愛いなぁ。お姉さん、今の君すっごい可愛いよ? 真っ白もふもふの小さな子猫ちゃんって感じでさ。……ああ、俺ももう限界。我慢できないよ。今すぐ……君と、合体したい。君とひとつになって、誰も見たことのない君の大切なところを、俺だけに見せてほしいなぁ」
 舌先で、ジークリンデの首筋をつぅっと舐める。
 食われる──本気で、そう思ったのだろう。ジークリンデがびくっと全身を震わせて硬直した。
 今の奴は上半身だけを海溝王の眉間から生やしている状態なので人としての下半身はないから、厳密に言えばシキがあいつを犯すことなどできやしないのだが……これは、女としての性なのかもしれない。幾ら怪物に寄生して化け物と化した状態でも、本能が危機感を覚えてしまうのだろう。
 シキはジークリンデの胸を揉みながら、器用に首を伸ばして奴と唇を重ねた。
 じっくりと唇の柔らかさと舌の感触を堪能した後、顔を離してにこりと優しく微笑み──言う。

「さ……俺と、ひとつになろう。君の大事なところ、俺に見せてよ──ロスト・ユニヴァース」

 神の能力の影響を受けたシキの両手が、ずぶりとジークリンデの胸の中に沈んでいく。
 泥の中に手を沈めるかのように。何の抵抗感も見せずに。
 そして、再び彼の両手が表へと引き抜かれた時には、
 静かに脈打つ桃色の肉の塊が、握られていた。
「俺の能力は、命以外であれば何でも消せる。光も、魔法も、……他人との境界なんていう、曖昧なものもね。もう俺には君に掛けられている寄生の魔法を解けるだけの力は残っていないけれど、君と俺という『別個の存在』っていう『境界線』を消すことくらいなら、できるんだよ。だからほら、こうして何の苦もなく君の体の中に入って、中身に触れることも、できるのさ」
「……ま、まさか……そんな非常識なことを……こんな魔法、ロクシュヴェルド様にだって……」
「そんなことを俺に言われてもねぇ。でも、案外、魔帝だったらこれくらいの芸はやってのけるかもしれないね? ……さ、名残惜しいけど君とのお喋りはこれでおしまい。もう時間が残ってないからさ。俺、行かなくちゃ……みんなの、ところに」
 シキはジークリンデの胸から抜き取った心臓を、水路の奥めがけて投げ捨てた。
 小さな心臓は水流に飲まれて、壁の向こう側へと消えていく。
 シキが腕を離したジークリンデの体が、くたりと力を失ってその場に崩れ落ちた。海溝王と体の一部が繋がっているのでそこから落ちることこそなかったが、水分を失って枯れかけた植物のように、海溝王の眉間にぶら下がっている。
 これは、確証のない話だが……抜き取られた心臓が流された先で何かにぶつかって潰れるか何かしたのではないだろうか。だから、ジークリンデの体の部分だけが絶命してしまった。
 海溝王の方は無傷だから寄生しているジークリンデが死んだところで命には何の影響もないのだろうが、少なからず思考は自由になったから、今までのようにしつこく俺たちを狙ってくることはしてこなくなったはず。
 とはいえ、あいつが全く襲いかかってこないとも限らない。この場は奴が俺たちのことを獲物と認識して再度襲ってくる前に、退散してしまうに限る。
 シキは海溝王の頭の上から飛び降りた。
 三十メートル近い高低差をものともせずに床に着地する。どかん、と派手な音がして彼はその場に転倒し、すぐに立ち上がった。
 着地の衝撃が足に来ているのか、かなり歩き方が変だが……彼はゼファルトに声を掛けて両足に何かの魔法を施してもらうと(多分回復魔法だろう)、二人一緒に台座のところにいる俺たちの元へと走ってきた。
「やっほー、お待たせ! ちゃーんと時間稼ぎしてきたよ! 偉い? 褒めて褒めて!」
「や、やけにテンション高いな、あんた」
「そりゃあね、俺の必殺技があの化け物にも通用したって分かったことが嬉しいし、何より俺の力がみんなの役に立ったんだってことが実感できるのがさ!」
「役に立つどころの話ではない。君は……まさに、私たちにとっても未来への希望を与えてくれる勇者だった。君がいなかったら、今頃私たちはどうなっていたか分からないだろうな……本当に、ありがとう」
「いやいや、賢者さんやみんなのサポートがなかったら、そもそも俺、活躍できなかったし! 俺がみんなにとっての勇者だって言うんなら、みんなも俺にとっては勇者だよ。俺の方こそ、ありがとね。すっごい助かったよ」
 ゼファルトに頭を下げられ讃えられるのを、シキはぶんぶんと両手を顔の前で振りながら、それでもとても嬉しそうにしていた。
 本当に、人の役に立てることが、人を助けられるのが嬉しいんだな。それを誉れとして、自分の全てだと考えているシキは、根っからの勇者気質なんだろうな……そのようなことを、何となく独りごちる俺。
 彼は俺の方に顔を向けると、問いかけてきた。
「で、おっさんたちの方はどうなの? ちゃんと謎解きできた?」
「ああ。これで先に行ける。……見てくれ」
 俺は自分たちから少し離れた場所を指差した。
 例の、何のためにあるんだから全く分からなかった空中の橋。その端に届く勢いで、水が螺旋状に噴き上がっていた。注意して観察すると水に触れていない方の端が扉の方に移動して桟橋状になっており、道を作り出している。
 台座の仕掛けを動かしたことによって、上へと上がるための道が繋がったのだ。この螺旋状の水を辿って頂上に行き、橋を渡れば、先へと進むことができるだろう。
「おっさんもちゃんと仕事したんだなぁ。偉い偉い。……ね、どんな内容の謎掛けだったの? 教えてよ」
「別に構わんが……歩きながらな。ダンジョン全体が沈むまでもうあまり時間が残ってないことに変わりはないんだから。世間話に気を取られて溺れましたなんて笑うに笑えないだろ」
「うん、それでいいよ。それじゃ、冒険の続きにしゅっぱーつ」
 俺たちは繋がった道を辿って無事に出口の扉へと到着し、そこから更に先へと進んでいく。
 扉を通る瞬間に何となく水路の方へと振り向くと、俺たちから興味を失った海溝王が水路の中へと沈んでいき、大きな波を立てた様子が一瞬だけ目に映ったのだった。
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