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第148話 正義たる者、悪たる者
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「久しぶりだな、おっさんよ。エルフの国で別れてから、まだそんなに経ってねぇってのに……もう何年も会ってねぇみたいに思えるな」
何でなんだろうな? そう言いながら笑うリュウガは。
俺たちと一緒に旅をして、同じ飯を食べて、同じ寝床で寝て……そうして過ごしてきたあの時のリュウガと、全く同じ雰囲気を身に湛えていた。
少なくとも、今のあいつには俺を攻撃する意志はない。兜を被っていた時はあれだけ嫌というくらいに感じていた殺気が全く感じられないのだ。
だから……俺も、真正面から対話をしてみようと思う。リュウガと。
ひょっとしたら、このまま刃を交えずに和解することもできるかもしれないから。
「……あの勇者かぶれがいねぇな。あいつはどうしたんだ」
赤い岩壁に拘束されているフォルテたちの方をちらと見て、彼は小首を傾げる。
俺は一呼吸の間を置いて、答えた。
「シキは……死んだよ。ジークリンデと戦って……無茶をしすぎてな。最後まで笑ったまま、眠るみたいに逝ったよ」
「……そうか」
リュウガは微妙に悲しそうな顔をした。
リュウガとシキは、仲が良かった。正体を偽っていたとはいえ、少なくともシキに対して抱いていた感情に関しては本物だったようだ。
せっかく巡り合えた、話が合って歳が近い、似たような境遇の友人だったっていうのに……淋しい、だろうな。
「あいつは、最期まで人のためにとかぬかしてやがったんだろ、どうせ。……流石、勇者として期待されてる奴は違うよな。勇者らしい能力を神様から貰って、誰からも好かれて、使命を果たせば輝かしい栄光の未来が待ってるんだ。ったく、羨ましいもんだな。悪党のレッテルを貼られたオレとは大違いだぜ」
「……そうやって簡単に自分を貶めるんじゃない。あんただって、なろうと思えば勇者になれるんだよ。なりたいなら、目指せばいいじゃないか、勇者を! あんただって、俺やシキと同じ日本から召喚された召喚勇者なんだから!」
「……簡単にぬかすんじゃねぇよ! 何も知らねぇおっさん風情が! オレが正義の味方だって!? ンなもん、なれるわけねぇだろが! 分かった風な口きくんじゃねぇ!」
俺の言葉を、リュウガは怒号で掻き消した。
彼は肩を震わせながら、続けた。
「オレをこの世界に召喚したのは、魔帝だ! オレはあいつに手下として呼び出されて、オレがこの世界でどうやって生きるべきか、その存在のあり方の全部をあいつから教わった! オレにとってのこの世界に対する認識は、あいつから貰った知識が全てなんだよ! 今更その生き方が間違ってるなんざ言われたって、それ以外の生き方なんかできやしねぇんだよ……もうオレは、この世界じゃ悪党としてしか生きられねぇんだ。そんな奴が勇者になんて、なれるわきゃねぇだろが……」
きりっと奥歯を噛み締めて。
頭上を仰いではぁっと息を吐き。先程よりかはトーンが落ちた声で、言った。
「……いいんだよ、無理に気なんか遣ってくれなくたって。どうせ日本でもオレは厄介者だったんだ、こっちの世界で悪党扱いされたってそんなのは今更だ。何も変わりゃしねぇさ。ただ魔帝の命令通りに働いて、世界中の国を、街をぶっ壊して、人を殺しまくって……そして最後にゃ正義の味方に殺されて、それで終いだ。悪の手下なら悪の手下らしく、主人の命令にだけ従って何も考えずに働いてりゃいい。それがオレに相応しい人生のカタチってもんだ。あんたに同情される謂れなんざねぇよ」
すっ……と大剣の先端が、俺へと向けられる。
俺を見据える彼の目は、先程の激情を見せていた時とは一転して、何処までも冷めたような眼差しをしていた。
まるでそれは、全てに悟りを抱いて、それ故に全てを諦めて先を見据えることを放棄してしまったかのような……絶望の象徴のような、姿だった。
「……なあ、おっさん。あんた、勇者なんだろ。正義の味方なんだろ。だったら……勇者らしく、オレを殺せよ。それでこの世界にとってはあんたこそが正しくて、オレが間違った存在なんだってことを証明してみせろよ。オレも悪党らしく、最後まで足掻き抜いてやるからよ。魔道騎士バルムンクとして、本気であんたのことを殺しにかかってやるから。オレのこの世界での生き様を、見せつけてやるから。……それをしっかりと頭の中に叩き込んで、オレのことを殺して行け」
じゃらり、と音を立てて、大剣の刃の腹に空いていた穴に通っていた鎖が穴からほどけて落ちた。
それは自ら意思を持つ生き物のようにリュウガの腕に絡み付き、きつく縛り上げる。
すると、リュウガの顔に、赤く輝くラインのようなものが何本も浮かび上がった。電子機器の基盤を彷彿とさせるその模様は、まるで脈動する血管のようにゆっくりとした光の明滅を繰り返し──それに伴い、リュウガの瞳も同じ色の光を宿して、輝き始める。
「あんただけ能力バレしてるのはフェアじゃねぇからな……オレの能力も、教えてやるよ。オレが魔帝から貰った能力は……『ジャスティスブレイカー』。殺人、窃盗、詐欺、陵辱……人間としての倫理に背いた行動を重ねた分だけ切れ味を増していく武器を作り出すことができる。その武器と魂を繋げば、武器がそれまでに蓄えた『力』を吸収して身体能力を強化することもできる、究極の咎の技だ。どうだ、悪党のオレに相応しい能力だろ?」
彼は再度拘束されているフォルテたちの方を見やって、にやりとした。
「例えば、今此処でオレがあの女を犯したら、その分だけ更にオレの力が上がるってことだ。試してやろうか?」
「!?……ふざけるな! あいつには絶対に手は出させない、そんなことをしたら……」
「……っはは、冗談だよ。分かりやすいのは相変わらずだな、おっさん。安心しな、オレにゃそこまで鬼畜になる気はねぇ。そんなことまでしなくても、既に十分『威力』を蓄えてるからな、こいつは」
怒鳴る俺を見て心底可笑しそうに肩を揺らした後、リュウガは構えを取った。
「……さ、お喋りの時間はおしまいだ。そろそろ始めようぜ。オレとあんたとの、最初で最後の、殺し合いをよ」
リュウガは、本気だ。戯れでも演技でもなく、本心から、俺のことを殺そうとしている。
あいつは……魔道騎士バルムンクとして、己が背負った使命を果たそうとしてるのだ。
そうすることが自分の存在意義であると、本気で思っているのである。
──でも。
何かが、引っ掛かる。
あいつの言ったことは嘘ではない。本物の台詞だ。それは分かるのだが。
何か、まだ……見えないところに、隠れているものがあるのではないか。俺には、そう思えてならなかった。
「──行くぞ」
奴が、バルムンクの口調で攻撃を宣言しながら、武器を構えて地を駆ける。
止まっていた決闘の時が、再び、動き始めた。
何でなんだろうな? そう言いながら笑うリュウガは。
俺たちと一緒に旅をして、同じ飯を食べて、同じ寝床で寝て……そうして過ごしてきたあの時のリュウガと、全く同じ雰囲気を身に湛えていた。
少なくとも、今のあいつには俺を攻撃する意志はない。兜を被っていた時はあれだけ嫌というくらいに感じていた殺気が全く感じられないのだ。
だから……俺も、真正面から対話をしてみようと思う。リュウガと。
ひょっとしたら、このまま刃を交えずに和解することもできるかもしれないから。
「……あの勇者かぶれがいねぇな。あいつはどうしたんだ」
赤い岩壁に拘束されているフォルテたちの方をちらと見て、彼は小首を傾げる。
俺は一呼吸の間を置いて、答えた。
「シキは……死んだよ。ジークリンデと戦って……無茶をしすぎてな。最後まで笑ったまま、眠るみたいに逝ったよ」
「……そうか」
リュウガは微妙に悲しそうな顔をした。
リュウガとシキは、仲が良かった。正体を偽っていたとはいえ、少なくともシキに対して抱いていた感情に関しては本物だったようだ。
せっかく巡り合えた、話が合って歳が近い、似たような境遇の友人だったっていうのに……淋しい、だろうな。
「あいつは、最期まで人のためにとかぬかしてやがったんだろ、どうせ。……流石、勇者として期待されてる奴は違うよな。勇者らしい能力を神様から貰って、誰からも好かれて、使命を果たせば輝かしい栄光の未来が待ってるんだ。ったく、羨ましいもんだな。悪党のレッテルを貼られたオレとは大違いだぜ」
「……そうやって簡単に自分を貶めるんじゃない。あんただって、なろうと思えば勇者になれるんだよ。なりたいなら、目指せばいいじゃないか、勇者を! あんただって、俺やシキと同じ日本から召喚された召喚勇者なんだから!」
「……簡単にぬかすんじゃねぇよ! 何も知らねぇおっさん風情が! オレが正義の味方だって!? ンなもん、なれるわけねぇだろが! 分かった風な口きくんじゃねぇ!」
俺の言葉を、リュウガは怒号で掻き消した。
彼は肩を震わせながら、続けた。
「オレをこの世界に召喚したのは、魔帝だ! オレはあいつに手下として呼び出されて、オレがこの世界でどうやって生きるべきか、その存在のあり方の全部をあいつから教わった! オレにとってのこの世界に対する認識は、あいつから貰った知識が全てなんだよ! 今更その生き方が間違ってるなんざ言われたって、それ以外の生き方なんかできやしねぇんだよ……もうオレは、この世界じゃ悪党としてしか生きられねぇんだ。そんな奴が勇者になんて、なれるわきゃねぇだろが……」
きりっと奥歯を噛み締めて。
頭上を仰いではぁっと息を吐き。先程よりかはトーンが落ちた声で、言った。
「……いいんだよ、無理に気なんか遣ってくれなくたって。どうせ日本でもオレは厄介者だったんだ、こっちの世界で悪党扱いされたってそんなのは今更だ。何も変わりゃしねぇさ。ただ魔帝の命令通りに働いて、世界中の国を、街をぶっ壊して、人を殺しまくって……そして最後にゃ正義の味方に殺されて、それで終いだ。悪の手下なら悪の手下らしく、主人の命令にだけ従って何も考えずに働いてりゃいい。それがオレに相応しい人生のカタチってもんだ。あんたに同情される謂れなんざねぇよ」
すっ……と大剣の先端が、俺へと向けられる。
俺を見据える彼の目は、先程の激情を見せていた時とは一転して、何処までも冷めたような眼差しをしていた。
まるでそれは、全てに悟りを抱いて、それ故に全てを諦めて先を見据えることを放棄してしまったかのような……絶望の象徴のような、姿だった。
「……なあ、おっさん。あんた、勇者なんだろ。正義の味方なんだろ。だったら……勇者らしく、オレを殺せよ。それでこの世界にとってはあんたこそが正しくて、オレが間違った存在なんだってことを証明してみせろよ。オレも悪党らしく、最後まで足掻き抜いてやるからよ。魔道騎士バルムンクとして、本気であんたのことを殺しにかかってやるから。オレのこの世界での生き様を、見せつけてやるから。……それをしっかりと頭の中に叩き込んで、オレのことを殺して行け」
じゃらり、と音を立てて、大剣の刃の腹に空いていた穴に通っていた鎖が穴からほどけて落ちた。
それは自ら意思を持つ生き物のようにリュウガの腕に絡み付き、きつく縛り上げる。
すると、リュウガの顔に、赤く輝くラインのようなものが何本も浮かび上がった。電子機器の基盤を彷彿とさせるその模様は、まるで脈動する血管のようにゆっくりとした光の明滅を繰り返し──それに伴い、リュウガの瞳も同じ色の光を宿して、輝き始める。
「あんただけ能力バレしてるのはフェアじゃねぇからな……オレの能力も、教えてやるよ。オレが魔帝から貰った能力は……『ジャスティスブレイカー』。殺人、窃盗、詐欺、陵辱……人間としての倫理に背いた行動を重ねた分だけ切れ味を増していく武器を作り出すことができる。その武器と魂を繋げば、武器がそれまでに蓄えた『力』を吸収して身体能力を強化することもできる、究極の咎の技だ。どうだ、悪党のオレに相応しい能力だろ?」
彼は再度拘束されているフォルテたちの方を見やって、にやりとした。
「例えば、今此処でオレがあの女を犯したら、その分だけ更にオレの力が上がるってことだ。試してやろうか?」
「!?……ふざけるな! あいつには絶対に手は出させない、そんなことをしたら……」
「……っはは、冗談だよ。分かりやすいのは相変わらずだな、おっさん。安心しな、オレにゃそこまで鬼畜になる気はねぇ。そんなことまでしなくても、既に十分『威力』を蓄えてるからな、こいつは」
怒鳴る俺を見て心底可笑しそうに肩を揺らした後、リュウガは構えを取った。
「……さ、お喋りの時間はおしまいだ。そろそろ始めようぜ。オレとあんたとの、最初で最後の、殺し合いをよ」
リュウガは、本気だ。戯れでも演技でもなく、本心から、俺のことを殺そうとしている。
あいつは……魔道騎士バルムンクとして、己が背負った使命を果たそうとしてるのだ。
そうすることが自分の存在意義であると、本気で思っているのである。
──でも。
何かが、引っ掛かる。
あいつの言ったことは嘘ではない。本物の台詞だ。それは分かるのだが。
何か、まだ……見えないところに、隠れているものがあるのではないか。俺には、そう思えてならなかった。
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奴が、バルムンクの口調で攻撃を宣言しながら、武器を構えて地を駆ける。
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