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騎士団からの頼まれ事
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「七殺星……リアデインとかいう奴の事ですね」
「ああ。彼と彼が所属している組織については、知っている者はそうはいないだろう。この場にいるエルヴァール殿も含めてな」
そう言うとディナルドは視線だけ1階の舞台に移した。どうやら詳しく知っている様子だな。
「これから話す内容は、帝国情報部が長年に渡って集めてきた情報だ。決して他言は許さぬ。エルヴァール殿もだ」
「……分かりました」
エルヴァールにも聞かせる判断をしたのは、確実にその組織と繋がっていない確証が得られたからか。もしくは名を上げたエルヴァールに、金を出させる算段でもあるのかもしれない。
「閃刺鉄鷲は知っているな?」
「ええ。暗殺組織ですね」
「ああ。冥狼はとある組織から、閃刺鉄鷲の末端の者を借りていた。あくまで末端、本体ではない」
段々繋がりが見えてくる。冥狼の背後にいる例の結社が関わっているのだろう。
「閃刺鉄鷲もある組織の実行部隊として存在している暗殺者集団だ。七殺星とは閃刺鉄鷲の暗殺者、上位7人に送られる称号になる」
「ほう……」
つまりリアデインは、閃刺鉄鷲最上位の実力者の1人だったという訳だ。
確かに魔法の力がなくては、苦戦する相手だった。幻魔歴で見ても強者に入るだろう。
「そのリアデインを、本気を出した君は終始圧倒していたそうだね」
「さて……。ですが私が見たところ、ディザイア様もリアデインを十分上回っていそうですが」
「ふむ……」
ディザイアが面白そうな視線を俺に向けてくる。
ディアノーラがどこまで詳しく話したかは分からないが、俺がリアデインを倒した経緯は伝えていたのだろう。
「七殺星については分かりました。閃刺鉄鷲が所属している組織というのは、結社の事ですね?」
「……! そこまで知っていたか……」
大陸に大きく版図を広げる大帝国の抱える情報部だ。当然、これまで相応の情報は集めていたのだろう。
まぁおひざ元の帝都は近すぎて、影狼がそもそも滅びかけていたことまでは把握していなかった様だが。
「君は結社の事はどこまで知っている?」
「冥狼と手を組んで、帝都で怪しい実験をしていた事くらいしか。何やら不思議な力を持っているみたいですが……」
ディナルドはより声を小さくして口を開く。
「大陸には昔から、ある結社が台頭していた。その結社の名はエル=ダブラス」
「エル=ダブラス……? グナーデではなく……?」
「エル=グナーデはエル=ダブラスから独立した組織だ。数年前まではエル=ダブラスという1つの組織だった」
エル=ダブラス……。これもどこかの国にあった、大幻霊石の固有名詞だろうか。
「彼の組織の目的は掴めておらん。だが組織に所属する者は不思議な力を持っている。中でも戦闘力が高い者が多く抜け、今のエル=グナーデが作られたと聞く。おそらく組織の在り方について、内部分裂を起こしたのだろう」
そしてその一派が帝都で冥狼と繋がったか……。
「音楽祭に現れた獣や、閃刺鉄鷲の刺客が変異した怪物は……?」
「君の予想通りだ。エル=グナーデが冥狼を使って実験していた成果の一つだろう。君から届けられた資料で裏付けが取れたよ。だがあの様な獣がまだ帝都のどこかにいると思うと、野放しにはできん。現在、騎士団は総力を挙げて帝都を捜索中だ。だが七殺星が帝都に来ていたという事は……」
「結社が帝都に来る……あるいは来ている」
「そうだ。あんな化け物を作り上げるノウハウを持つ組織など、危な過ぎる。騎士団としては、冥狼だけではなく結社も捕えておきたい」
捕らえる……か。あわよくばあの不思議な力を、帝国に活かせないか考えているのかもしれないな。
「だが相手は帝国だけではなく、大陸中で活動をする組織だ。騎士団ではどうしても追いきれない部分も出る。組織だっての集団行動は金や食糧、それに指揮官の質と求められるものが多いのでな。こういう捜索や追跡には不向きだ」
それは分かる。特定組織の追跡調査となると、専門の訓練を受けた者が少人数で行った方が効率的だろう。もちろん全ての場面に当てはまるという訳でもないが。
「そこでだ。この度、騎士団は試験的に独自に調査を行える部隊を設立した。ここからは黒狼会へのお願いになるのだが、君たちにも是非協力を頼みたいのだ」
話によると、ディナルドは5人一組の部隊をいくつか結成したらしい。その中にはディアノーラもいるとの事だった。
「ディアノーラ様は皇女殿下の護衛なのでは……?」
「そうだ。ディアノーラのみならず、アルフォース家は皇族直接の護衛を務める家だからな。しかしディアノーラに経験が足りていないのも事実。将来のアルフォース家を代表する剣士として、若い今のうちに様々な経験を積ませておきたいのだ。もちろん、公式行事の必要に応じてアデライア様の護衛も務めてもらうが」
ハードワークだな。まぁ帝都に務める貴族なんて、みんなそんなものなのかも知れない。エルヴァールも何だかんだと毎日忙しいし、他派閥への折衝も含めていろいろ気遣う部分も多いしな。
「実はディアノーラの組は4人でな。それも若い者が多い。できれば経験豊富な協力者が5人目に加わってもらえたら頼もしい……と考えているのだが」
「黒狼会から人を出せと? うちもそれなりに忙しいのですが」
「分かっておる。あくまでお願いだとも。だが相応の礼は用意してある」
強制ではない……というポーズはとっているが、受け取り様によっては十分強制だな。そもそも立場が違う。だがちゃんと人参は用意している様だ。
「黒狼会には税制面で優遇しても良い」
「……それは魅力的ですが。一部商会の贔屓などできるものなのですか?」
「元々帝国の経済発展に欠かせない規模の商会に対しては、ある程度の優遇措置をとっておる。まぁ大抵は帝国政府への献金とセットなのだがな」
つまり黒狼会にもそういう措置を取るのは可能だという事だ。それも献金なしで。
もっとも、これまで騎士団に回してきた情報を思えば、献金してきた様なものだが。
「それにここにいる者は全員、帝国においては上級貴族に位置する。恩を売っておいて損はあるまい?」
「……例の獣を作っている様な組織を追うのです。中には危険な目に合う時もあるでしょう」
「任務中の事故や怪我については責任を負わせない。もっとも、明らかな過失がある場合には別だが」
その判断と裁量を持つのは誰かというので話は大きく変わるのだが。
まぁ2人とも黒狼会を最大限評価してくれているみたいだし、そう変な話にはならないと思いたいが。しかし黒狼会として積極的に関わりにいくかは悩むところだ。
「一応メンバーについても話しておこう。チームリーダーはディアノーラ。そして先日騎士団に正式に入ったアリゼルダ・ベルレイト。上級貴族ルングーザ家の長男であるダンタリウス・ルングーザ。そして正剣騎士団団長クインシュバインの息子であるリーンハルト・ディグマイヤーだ」
「…………っ!!」
「ルングーザというのは、先日の音楽祭を企画した貴族でね。だがあの通りになった事で現在、その立場は不安定なものになっておる。その事で息子のダンタリウスが、冥狼に対して偉くご立腹でな。このままでは変な方向に暴走する危険性もあったため、今回こうした形で部隊に配置したのだ。本人も乗り気だったよ」
ルングーザ……! ランダインの息子……ダンタリウス……! そしてリーンハルト……!
俺がルングーザに対し思う所がある事を知っているエルヴァールは、しかし沈黙を守ってくれた。
「この4人は以前もチームを組んで活動していた事があってね。それにリーンハルトの剣腕もなかなかのものだ。しかし4人はとにかく若い。これまでの経緯で、私も黒狼会に対しては一定の信頼を置いている。……どうかな?」
くそ……。その名を出されては、俺としては断る訳にはいかない。だが決して悟られるな……。
「いくつか条件を出しても?」
「聞こう」
「一つ。協力者はこちらで選別する。二つ。部隊に何か起こっても、黒狼会は何も責任を負わない。三つ。基本的に隊の方針は任せるが、やめろと言った事は聞いてもらう」
細かい注文は他にもあるが、言いだしたらキリがない。とりあえず認めさせたいのはこの三つだ。
そしてディナルドは、俺の要求に硬くではあったが、首を縦に振った。
「良いだろう。思っていたより話が分かる男で良かったよ。これからも黒狼会とは良好な関係でいたいものだな」
「……ええ」
「ああ。彼と彼が所属している組織については、知っている者はそうはいないだろう。この場にいるエルヴァール殿も含めてな」
そう言うとディナルドは視線だけ1階の舞台に移した。どうやら詳しく知っている様子だな。
「これから話す内容は、帝国情報部が長年に渡って集めてきた情報だ。決して他言は許さぬ。エルヴァール殿もだ」
「……分かりました」
エルヴァールにも聞かせる判断をしたのは、確実にその組織と繋がっていない確証が得られたからか。もしくは名を上げたエルヴァールに、金を出させる算段でもあるのかもしれない。
「閃刺鉄鷲は知っているな?」
「ええ。暗殺組織ですね」
「ああ。冥狼はとある組織から、閃刺鉄鷲の末端の者を借りていた。あくまで末端、本体ではない」
段々繋がりが見えてくる。冥狼の背後にいる例の結社が関わっているのだろう。
「閃刺鉄鷲もある組織の実行部隊として存在している暗殺者集団だ。七殺星とは閃刺鉄鷲の暗殺者、上位7人に送られる称号になる」
「ほう……」
つまりリアデインは、閃刺鉄鷲最上位の実力者の1人だったという訳だ。
確かに魔法の力がなくては、苦戦する相手だった。幻魔歴で見ても強者に入るだろう。
「そのリアデインを、本気を出した君は終始圧倒していたそうだね」
「さて……。ですが私が見たところ、ディザイア様もリアデインを十分上回っていそうですが」
「ふむ……」
ディザイアが面白そうな視線を俺に向けてくる。
ディアノーラがどこまで詳しく話したかは分からないが、俺がリアデインを倒した経緯は伝えていたのだろう。
「七殺星については分かりました。閃刺鉄鷲が所属している組織というのは、結社の事ですね?」
「……! そこまで知っていたか……」
大陸に大きく版図を広げる大帝国の抱える情報部だ。当然、これまで相応の情報は集めていたのだろう。
まぁおひざ元の帝都は近すぎて、影狼がそもそも滅びかけていたことまでは把握していなかった様だが。
「君は結社の事はどこまで知っている?」
「冥狼と手を組んで、帝都で怪しい実験をしていた事くらいしか。何やら不思議な力を持っているみたいですが……」
ディナルドはより声を小さくして口を開く。
「大陸には昔から、ある結社が台頭していた。その結社の名はエル=ダブラス」
「エル=ダブラス……? グナーデではなく……?」
「エル=グナーデはエル=ダブラスから独立した組織だ。数年前まではエル=ダブラスという1つの組織だった」
エル=ダブラス……。これもどこかの国にあった、大幻霊石の固有名詞だろうか。
「彼の組織の目的は掴めておらん。だが組織に所属する者は不思議な力を持っている。中でも戦闘力が高い者が多く抜け、今のエル=グナーデが作られたと聞く。おそらく組織の在り方について、内部分裂を起こしたのだろう」
そしてその一派が帝都で冥狼と繋がったか……。
「音楽祭に現れた獣や、閃刺鉄鷲の刺客が変異した怪物は……?」
「君の予想通りだ。エル=グナーデが冥狼を使って実験していた成果の一つだろう。君から届けられた資料で裏付けが取れたよ。だがあの様な獣がまだ帝都のどこかにいると思うと、野放しにはできん。現在、騎士団は総力を挙げて帝都を捜索中だ。だが七殺星が帝都に来ていたという事は……」
「結社が帝都に来る……あるいは来ている」
「そうだ。あんな化け物を作り上げるノウハウを持つ組織など、危な過ぎる。騎士団としては、冥狼だけではなく結社も捕えておきたい」
捕らえる……か。あわよくばあの不思議な力を、帝国に活かせないか考えているのかもしれないな。
「だが相手は帝国だけではなく、大陸中で活動をする組織だ。騎士団ではどうしても追いきれない部分も出る。組織だっての集団行動は金や食糧、それに指揮官の質と求められるものが多いのでな。こういう捜索や追跡には不向きだ」
それは分かる。特定組織の追跡調査となると、専門の訓練を受けた者が少人数で行った方が効率的だろう。もちろん全ての場面に当てはまるという訳でもないが。
「そこでだ。この度、騎士団は試験的に独自に調査を行える部隊を設立した。ここからは黒狼会へのお願いになるのだが、君たちにも是非協力を頼みたいのだ」
話によると、ディナルドは5人一組の部隊をいくつか結成したらしい。その中にはディアノーラもいるとの事だった。
「ディアノーラ様は皇女殿下の護衛なのでは……?」
「そうだ。ディアノーラのみならず、アルフォース家は皇族直接の護衛を務める家だからな。しかしディアノーラに経験が足りていないのも事実。将来のアルフォース家を代表する剣士として、若い今のうちに様々な経験を積ませておきたいのだ。もちろん、公式行事の必要に応じてアデライア様の護衛も務めてもらうが」
ハードワークだな。まぁ帝都に務める貴族なんて、みんなそんなものなのかも知れない。エルヴァールも何だかんだと毎日忙しいし、他派閥への折衝も含めていろいろ気遣う部分も多いしな。
「実はディアノーラの組は4人でな。それも若い者が多い。できれば経験豊富な協力者が5人目に加わってもらえたら頼もしい……と考えているのだが」
「黒狼会から人を出せと? うちもそれなりに忙しいのですが」
「分かっておる。あくまでお願いだとも。だが相応の礼は用意してある」
強制ではない……というポーズはとっているが、受け取り様によっては十分強制だな。そもそも立場が違う。だがちゃんと人参は用意している様だ。
「黒狼会には税制面で優遇しても良い」
「……それは魅力的ですが。一部商会の贔屓などできるものなのですか?」
「元々帝国の経済発展に欠かせない規模の商会に対しては、ある程度の優遇措置をとっておる。まぁ大抵は帝国政府への献金とセットなのだがな」
つまり黒狼会にもそういう措置を取るのは可能だという事だ。それも献金なしで。
もっとも、これまで騎士団に回してきた情報を思えば、献金してきた様なものだが。
「それにここにいる者は全員、帝国においては上級貴族に位置する。恩を売っておいて損はあるまい?」
「……例の獣を作っている様な組織を追うのです。中には危険な目に合う時もあるでしょう」
「任務中の事故や怪我については責任を負わせない。もっとも、明らかな過失がある場合には別だが」
その判断と裁量を持つのは誰かというので話は大きく変わるのだが。
まぁ2人とも黒狼会を最大限評価してくれているみたいだし、そう変な話にはならないと思いたいが。しかし黒狼会として積極的に関わりにいくかは悩むところだ。
「一応メンバーについても話しておこう。チームリーダーはディアノーラ。そして先日騎士団に正式に入ったアリゼルダ・ベルレイト。上級貴族ルングーザ家の長男であるダンタリウス・ルングーザ。そして正剣騎士団団長クインシュバインの息子であるリーンハルト・ディグマイヤーだ」
「…………っ!!」
「ルングーザというのは、先日の音楽祭を企画した貴族でね。だがあの通りになった事で現在、その立場は不安定なものになっておる。その事で息子のダンタリウスが、冥狼に対して偉くご立腹でな。このままでは変な方向に暴走する危険性もあったため、今回こうした形で部隊に配置したのだ。本人も乗り気だったよ」
ルングーザ……! ランダインの息子……ダンタリウス……! そしてリーンハルト……!
俺がルングーザに対し思う所がある事を知っているエルヴァールは、しかし沈黙を守ってくれた。
「この4人は以前もチームを組んで活動していた事があってね。それにリーンハルトの剣腕もなかなかのものだ。しかし4人はとにかく若い。これまでの経緯で、私も黒狼会に対しては一定の信頼を置いている。……どうかな?」
くそ……。その名を出されては、俺としては断る訳にはいかない。だが決して悟られるな……。
「いくつか条件を出しても?」
「聞こう」
「一つ。協力者はこちらで選別する。二つ。部隊に何か起こっても、黒狼会は何も責任を負わない。三つ。基本的に隊の方針は任せるが、やめろと言った事は聞いてもらう」
細かい注文は他にもあるが、言いだしたらキリがない。とりあえず認めさせたいのはこの三つだ。
そしてディナルドは、俺の要求に硬くではあったが、首を縦に振った。
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