黒狼の牙 〜領地を追われた元貴族。過去の世界で魔法の力を得て現在に帰還する。え、暴力組織? やめて下さい、黒狼会は真っ当な商会です〜

ネコミコズッキーニ

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家族との食事 屋敷に迫る者たち

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 その日の晩。俺とリリアーナは領主の館に招かれ、食事の席に同席していた。

 部屋には領主夫妻にクイン、それに2人の皇女とシェリフィアがいる。俺は昔身に付けた所作を思い出しながら挨拶を述べた。

「アデライア様並びにヴィローラ様より招待を受けました、ヴェルトと申します。平民の身でこの様な場に同席できる幸運に、心より感謝申し上げます」

「ふふ。ヴェルトさん、そんなに堅い態度をとられなくても大丈夫ですわ。アデライアを救出した時は、もっと砕けた態度だったと聞いていますわよ?」

 俺の事をどういう風に説明されたのかは分からなかったが、領主のジェリアムもクインも、俺の同席に特に異を唱えなかった。俺はリリアーナの紹介も簡単に済ませる。

「フェルグレット聖王国民……珍しいですね」
「いろいろあって、今は黒狼会に雇ってもらっています」

 食事が始まると俺は早速質問責めにあった。といっても、主に質問してくるのはヴィローラなのだが。

「ヴェルトさん、帝都に来るまではどこで何をされておられたのです?」

「こことは違う、とても遠い場所で旅みたいなものをしていました」

 ここで反応してきたのはクインだ。クインは酒を一口含むと、俺に視線を向けて来た。

「ほう、興味あるな。具体的には? 帝国とは違う国なのか?」

 ディナルドたちの話だと、黒狼会への追及は誰かが止めているという話だったが。ヴィローラの興味にのっかかる形で深掘る気だな。

 しかしここで助け船を出してくれたのはアデライアだった。

「……ヴィローラ姉様、クインシュバイン様。ヴェルト様の事情は以前、私が聞いております」

「そうなのですか?」

「はい。その……ヴェルト様には約束を破る形になってしまい、申し訳ないのですが。お父様にも少しお話ししまして……。その方が、ヴェルト様もやりやすいと考えたのです」

 なるほど……。黒狼会への追及を止めたのは皇帝か。そりゃ騎士団総代と言えど、怪しい黒狼会を直接査問する様な真似はできないか。

 それにこれでいろいろ納得できた。皇帝が直接お目こぼしするだけの理由が何かあると踏んで、ディナルドは黒狼会を活用しようとしたのだろう。少なくとも敵ではないと確証を得たのだ。

 アデライアは申し訳なさそうな表情を見せていたが、考えようによってはこれはアデライアのファインプレーだ。

 俺は皇帝の人となりが分からないし、直接言葉を交わせる立場でもない。

 しかしアデライアは少なくとも群狼武風の事を話しても問題のない人物だと判断しており、実際に黒狼会に対して便宜を図ってくれた。

 これをもって信用できる人物である……とは判断できないが、アデライアの狙い通り、やりやすくなったのは事実。俺はアデライアに構いませんと、笑顔を向けた。

「アデライア様。その事情をお伺いしても?」

「申し訳ございません、クインシュバイン様。ヴェルト様の事は、お父様より他言無用と言われております。それにヴェルト様の事情に深く関わるのは禁止だと、通達がいっているはずですが……」

「……その通りでした。すみません、出すぎた真似をしてしまったようです」
 
 部屋の空気が少し重くなる……と感じ始める寸前に、ヴィローラは明るく声をあげた。

「まぁ! アデライアったら羨ましいわ! そんな言い方をされては、私もヴェルトさんの事が気になります!」

「お、お姉さま……」

「でもお父様直々に他言無用だと言われているのです。仕方ありませんわね」

 まぁクインが俺を懸念するのも当然だ。騎士団の味方はしているが、他国の間者が帝都に潜り込み、黒狼会という組織を作る。そして意図して帝国貴族と距離を詰めようとしているのではないか。こういう考えもできるのだ。

 帝都の治安を預かるクインの立場からすれば、白なのか黒なのかはっきりさせておきたいのだろう。

 ヴィローラが部屋の空気を元に戻した事で、ジェリアムが酒の入った杯を掲げた。

「さぁさぁ、ヴェルトさんもどうぞ我が領で作られた酒を楽しんでください」

「ありがとうございます。すみません、突然お邪魔して食事までいただいて……」

「いえいえ。私の様な者からすれば、皇族の覚えが良い上にミドルテア家御用達の商会代表者なんて、下手な貴族よりも緊張する相手ですよ」

「まぁ……あなたったら」

 そう言ってジェリアムはより和やかなムードを作った。なるほど、嫌みのない人柄だな。

 せっかくの機会だ、俺も楽しませてもらおう。そう考え、食事と酒に手を伸ばしていく。リリアーナは注意する様な口調で話してきた。

「ちょっとヴェルト。お酒、飲みすぎじゃない? 少しは遠慮しないと……」

「ん? そうか?」

 まだ杯に注がれた分の半分程度しか飲んでいないんだがな……。それにいくら最近平和な日々を過ごせているとはいえ、常在戦場の意識は今も残っている。

 少なくともガードンの様に意識を失うまで飲んで、翌日知らない女が隣で寝ていて変なジンクスの餌食になる……なんてこともない。要するに酒量には十分気を付けていた。

「ヴェルト様は何か好物などあるのですか?」

 アデライアが赤い眼でこちらを見ながら質問してくる。俺は少し考えてから口を開いた。

「そうですね……。基本的には何でも食べます。辛いものや甘いものは食べ慣れてはいませんが、全然嫌いではないですね」

 続いて口を開いたのはヴィローラだった。

「甘いものといえば。少し前、フルーツの盛り合わせを送らせてもらったのですが……」

「……ああ。路地裏の乙女はヴィローラ様の事でしたか」

 前にロイが賞金首の頭部と一緒に、黒狼会への届け物を持って帰ってきた時があった。差出人は路地裏の乙女との事だったが、誰の事かは分かっていなかったのだ。

「皇女殿下からの届け物ですか。やはりヴェルトさんは一角の商人とは違う様だ。どうです、当家とも取引しませんか?」

「ありがたい申し出ですが、黒狼会は自ら何か生産している訳ではないのです。いろいろ物を仕入れて、それを自分の店や関連の商会に卸している形ですね。金物類も扱っていますが、これは材料費や輸送コストも考えて、帝都内だけでの取り扱いとなっています」

 元々あった商売を乗っ取る形で経営しているからな。一から始めたものはほとんどない。

 それに商人の護衛や、夜の店関連からの護衛料も黒狼会の収入源の一つだ。これも貴族向きの商売ではない。

 しかしこの分野の収益は冥狼の影響力が落ちるのにつれ、増加傾向にあった。これまで冥狼の関連組織に支払っていた金が、黒狼会に流れ始めているのだ。

 一方で真っ当な商会としては、もう少し他に話しやすい商材が欲しいのも事実。例えば今みたいに、ジェリアムから話を振られた時だ。

 最近は金にも余裕があるし、独自のブランド肉の展開でも狙って、家畜関連に投資をしてみてもいいかもしれない。

 より広い土地でより良質な肉質を持つ家畜を育てたい……という事業者はいるはずだからな。そのための資金を出し、黒狼会ブランド肉の生産に向けて協議していくのだ。

 ……まぁ実際やるとなると細かい部分での意見調整や法の問題も出てくるだろうし、まずはダグドに投げてみてからだが。

「……ヴェルト様?」

「ああ、すみません。ちょっと新しい商売の予感を感じていまして……」

 ははは、と緩く笑う。俺にとって今は、10年以上振りとなる家族との食事だった。

 しかしそんな時間を邪魔するかの様に、騎士の一人が声をあげながら部屋へと入ってくる。

「クインシュバイン様!」

「何事か」

「ぞ、賊です! 今、屋敷の前に武装した賊が襲撃を仕掛けてきています!」

「!! 人数は!? どういった賊だ!?」

 騎士の言葉に部屋中に緊張が走る。だがクインは冷静に騎士の報告を促した。

「賊は9人! ですが全員が異常なのです!」

「落ち着け。どう異常なのだ」

「人の大きさを超える斧を振り回したり、体格差があるのにも関わらず、こちらの剣撃を弾いてくるほどの膂力を持っていたり……! さらに女の賊に至っては、手を掲げるだけで光る球体を発現させて……!」

「だから落ち着け。何を言っているのだ……?」

 確かに騎士の報告は意味不明な点が多かっただろう。だが俺は女の賊の報告が気になった。

「その」

「その女の賊の見た目、特徴は!?」

 俺の言葉を横から取ったのはリリアーナだった。その表情は普段の余裕が見られず、かなり緊張している様に見える。

「え……。ぎ、銀の髪に金の瞳、年齢は20才前後くらいの……」

 リリアーナは両目を大きく見開くと、そのまま部屋から出て行く。一瞬の事で止められなかった。

(……知り合いか? まぁリリアーナも相当な手練れなのは間違いない。滅多な事はないだろうが……)

 クインは一度俺を見たが、直ぐにその視線をジェリアムへと向ける。

「ジェリアム殿。私は外で指揮をとり、部下と共に賊の対応にあたります。くれぐれもこの部屋から出ない様にお願いしたい」

「……分かりました。クインシュバイン様……いえ、義兄さん。ご武運を」

「兄さん。気を付けてね」

 そう言うとクインも、報告に来た部下を伴って部屋を出て行く。俺はメルたちがいる事もあり、部屋に残った。そんな俺にアデライアは声をかける。

「ヴェルト様……賊は……」

「相手は9人だという話ですし、大丈夫だとは思いますが。人数では屋敷を守る騎士の方が圧倒していますし、クインシュバイン様は強いお方です。それにリリアーナもああ見えて、結構やりますよ」

 クインは確かに強い。戦っているところを見た訳ではないが、身体はよく鍛えてあるし、普段の動きからかなりの修羅場をくぐり抜けてきたというのが分かる。伊達に閃光の剣騎士という二つ名はついていないだろう。

 それにリリアーナの実力も、以前屋敷に潜入してきた閃刺鉄鷲の暗殺者よりは上だと見ている。得物が分からないので、どう戦うのかは分からないのだが。

(それでも懸念はある。魔法……に似た現象を起こせる女に、常人以上の身体能力を持っていそうな賊たちか……)

 リアデインも確かに通常の人間を上回る身体能力を持っていた。とはいえ、幻魔歴で見た魔法使いほどの強化ではない。

 魔法というには中途半端だが、確かにそれに類する何かを感じる……というのが俺の印象だった。

「わざわざ少人数で、騎士に守られた領主の館を襲撃するくらいです。ただの金目当てではないでしょう。ま、ここには俺がいますからご安心を」

「はい……」

 しばらくして部屋にジークリットも入ってきた。緊急事態を聞きつけ、ヴィローラの護衛にやってきたのだ。

(もしリアデインと同じ力を持つ奴らであれば。おそらく仕掛けてきているのは閃刺鉄鷲か結社だろう。その場合、敵の狙いは……)

 俺は隣に立つアデライアに視線を向ける。リアデインは何か目的があり、音楽祭では派手なパフォーマンスを陽動に多くの死者を出してアデライアをさらった。それだけの価値をアデライアに見出していた。

 決めつけはできないが、襲撃者が結社ならば。その狙いはアデライアという可能性が高いだろう。

(……次から帝都を離れる時は、最低でもあと1人は誰か連れてくる様にしよう)

 この襲撃が陽動なのかは分からないが。ここから俺が離れる訳にはいかないな。
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