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歪み
不安
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蒼やユウさんが、俺の妻の妊娠に対し、複雑な思いでいることを、俺も感じてはいた。
病院で鉢合わせしたわけだし。
でも、今は友梨奈が安心して出産できる環境を作り、無事に子供を授かれればいいなって
それしか頭にない。
友梨奈は、尽くしてくれるタイプの女性で、今まで、俺は、家の事は何もせずに暮らしてきた。
しかし、妊娠したからには今まで通りとはいかない。
「友梨奈
無理しちゃダメだよ。
洗濯物は俺が干すから。」
洗濯機から洗濯物をカゴに入れる友梨奈に近づき、声をかけたが、彼女は全然俺に家事をさせてくれない。
「ダメよ。
愁ちゃんは、外で頑張って働いてくれてるんだもの。
家にいる時くらいはゆっくりしてて。」
「あ、だって、お腹の赤ちゃんに何かあったら…」
「何もせずにしてる方がよくないのよ。
適度に体を動かしていないと。」
「そうなの?」
「ええ、そうよ。
それに、ワタシは初産じゃないし、ある程度の事はわかっているつもりだから。」
友梨奈は、そう言って笑った。
でも、すぐに
「って言っても、もう二十数年前の話だし、ほぼ全部忘れてるけど。」
と、自分でツッコミを入れた。
「でも、楽しみだなあ。
俺と友梨奈の赤ちゃんなんだよ。
こんなに嬉しい事はないよ。」
「ありがとう、愁ちゃん
私、頑張って産むから。」
友梨奈は、力強くそう答えると、俺の胸に顔をうずめた。
俺は、彼女の背中にそっと手を回し、ギュっと抱きしめた。
病院で鉢合わせしたわけだし。
でも、今は友梨奈が安心して出産できる環境を作り、無事に子供を授かれればいいなって
それしか頭にない。
友梨奈は、尽くしてくれるタイプの女性で、今まで、俺は、家の事は何もせずに暮らしてきた。
しかし、妊娠したからには今まで通りとはいかない。
「友梨奈
無理しちゃダメだよ。
洗濯物は俺が干すから。」
洗濯機から洗濯物をカゴに入れる友梨奈に近づき、声をかけたが、彼女は全然俺に家事をさせてくれない。
「ダメよ。
愁ちゃんは、外で頑張って働いてくれてるんだもの。
家にいる時くらいはゆっくりしてて。」
「あ、だって、お腹の赤ちゃんに何かあったら…」
「何もせずにしてる方がよくないのよ。
適度に体を動かしていないと。」
「そうなの?」
「ええ、そうよ。
それに、ワタシは初産じゃないし、ある程度の事はわかっているつもりだから。」
友梨奈は、そう言って笑った。
でも、すぐに
「って言っても、もう二十数年前の話だし、ほぼ全部忘れてるけど。」
と、自分でツッコミを入れた。
「でも、楽しみだなあ。
俺と友梨奈の赤ちゃんなんだよ。
こんなに嬉しい事はないよ。」
「ありがとう、愁ちゃん
私、頑張って産むから。」
友梨奈は、力強くそう答えると、俺の胸に顔をうずめた。
俺は、彼女の背中にそっと手を回し、ギュっと抱きしめた。
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