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歪み
分相応
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「山崎君は素敵だと思うわよ。」
美奈さんは、まだ褒めてくれる。
「そんな…」
「だって、奥様のことを思えば、あなたがどれだけ素敵な男性だかわかるわ。
私も年齢がどうとか、そういうのはあまり気にしないタイプなんだけど、やっぱり、世間ていうか、周りはとやかく言うじゃない?
そういう事に負けず、愛を貫き通すあなたの姿は、素敵だと思うわ。」
「そんな事ないです…」
友梨奈と結婚するきっかけとなったのは、その子供と婚約していたにもかかわらず、裏切って浮気をした結果だということを…
俺は、美奈さんには言えず…
力なく笑って頷くだけだった。
「ねえ
もし、私が山崎君の事を好きって言ったら、どうする?」
「えっ
はい?」
えっ、えっ、えっ
何なの?
その意味深な言い方と内容は!
「フフッ
冗談よ。
少し、羨ましくて揶揄いたくなったの。
ごめんね。」
美奈さんはそう言って、声を出して笑った。
「なんだ…本気かと思った…
な、わけないですよね
ちょっと自惚れすぎちゃいました。」
俺は、真顔で受け止めた事が恥ずかしくなり、顔を真っ赤にした。
しかし、美奈さんはふざけた様子もなく、素の表情のまま
「半分は本気よ。」
と、言ったのだった。
俺が初めて美奈さんを意識したのは、その時からであった。
美奈さんは、まだ褒めてくれる。
「そんな…」
「だって、奥様のことを思えば、あなたがどれだけ素敵な男性だかわかるわ。
私も年齢がどうとか、そういうのはあまり気にしないタイプなんだけど、やっぱり、世間ていうか、周りはとやかく言うじゃない?
そういう事に負けず、愛を貫き通すあなたの姿は、素敵だと思うわ。」
「そんな事ないです…」
友梨奈と結婚するきっかけとなったのは、その子供と婚約していたにもかかわらず、裏切って浮気をした結果だということを…
俺は、美奈さんには言えず…
力なく笑って頷くだけだった。
「ねえ
もし、私が山崎君の事を好きって言ったら、どうする?」
「えっ
はい?」
えっ、えっ、えっ
何なの?
その意味深な言い方と内容は!
「フフッ
冗談よ。
少し、羨ましくて揶揄いたくなったの。
ごめんね。」
美奈さんはそう言って、声を出して笑った。
「なんだ…本気かと思った…
な、わけないですよね
ちょっと自惚れすぎちゃいました。」
俺は、真顔で受け止めた事が恥ずかしくなり、顔を真っ赤にした。
しかし、美奈さんはふざけた様子もなく、素の表情のまま
「半分は本気よ。」
と、言ったのだった。
俺が初めて美奈さんを意識したのは、その時からであった。
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