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妊娠篇
唐突に
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まさに、唐突に…
美奈は、思い詰めた様子もなく、あっけらかんとして、妊娠した事を俺に言った。
俺は、全身から血の気が引き、意識が遠のきそうな心境に陥った。
「あの、美奈…
じゃあ…」
「えっ、何?
産むのかってこと?
当たり前じゃない。
産むわよ。」
そりゃそうか…
「あの…」
「待って、愁が言いたい事はわかってるわ。
俺は結婚してて、奥さんとの間に子供も生まれるのにって事でしょ?」
「あ、いや、それは…」
「そっちの方は任せるわ。
私も初めての事ばかりで、一々愁の家庭のことを気にしたり、考えたりしてらんないのよ。」
「…」
「時間をあげる。」
「えっ」
「今は、多分頭が真っ白だと思うし、何も考えられない状況だと思う。
だから、少し時間をあげるからよーく考えて行動して。」
「…」
「ただ、そんなに時間はないわよ。
私は、実家暮らしだし、会社でもいつも両親と顔を合わせてるから、そのうち気付かれてしまうわ。
そのとき、この子が誰の子だ?ってなったとき、すごく気まずくなるのは目に見えてるしね。」
気まずいってレベルの話じゃない。
「愁
これは、二人の子よ。
私達が愛し合って出来た結晶なの。
だから、この子には何の罪もないし、親の都合で悲しい思いをさせたくないのよ。
わかるよね?」
わかるけど…
わかりません
美奈は、思い詰めた様子もなく、あっけらかんとして、妊娠した事を俺に言った。
俺は、全身から血の気が引き、意識が遠のきそうな心境に陥った。
「あの、美奈…
じゃあ…」
「えっ、何?
産むのかってこと?
当たり前じゃない。
産むわよ。」
そりゃそうか…
「あの…」
「待って、愁が言いたい事はわかってるわ。
俺は結婚してて、奥さんとの間に子供も生まれるのにって事でしょ?」
「あ、いや、それは…」
「そっちの方は任せるわ。
私も初めての事ばかりで、一々愁の家庭のことを気にしたり、考えたりしてらんないのよ。」
「…」
「時間をあげる。」
「えっ」
「今は、多分頭が真っ白だと思うし、何も考えられない状況だと思う。
だから、少し時間をあげるからよーく考えて行動して。」
「…」
「ただ、そんなに時間はないわよ。
私は、実家暮らしだし、会社でもいつも両親と顔を合わせてるから、そのうち気付かれてしまうわ。
そのとき、この子が誰の子だ?ってなったとき、すごく気まずくなるのは目に見えてるしね。」
気まずいってレベルの話じゃない。
「愁
これは、二人の子よ。
私達が愛し合って出来た結晶なの。
だから、この子には何の罪もないし、親の都合で悲しい思いをさせたくないのよ。
わかるよね?」
わかるけど…
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