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別離
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俺の引越しお手伝いの旅は、間にちょいちょいエッチな時間が入った為、予定が少し遅れ、引越し業者が来る寸前まで荷造りが終わっていなかったが、なんとかギリギリで間に合った。
業者の人が次々と荷物を運び出し、手際良くトラックに積み込んでいき、あっという間に家の中は空になった。
「ついに行っちゃったね。」
蒼と友梨奈さんは、走り去っていく引越し業者のトラックを眺めながら言った。
「さて、俺たちも後を追って東京に行くか」
こっちから友梨奈さんの乗っていた車を向こうに持っていくことになったんだけど…
一応、俺も蒼も免許は持っているので交代で運転しながら目的地を目指そうって事になっている。
でも、蒼は病気から全快はしたけど、運転となると負担がかかるし、またペーパードライバーってこともあるので、俺と友梨奈さんが運転する事になった。
まあ、俺もペーパーなんだけど。
「忘れ物はないね?」
友梨奈さんは荷物を車に詰め込んだ後、蒼に尋ねた。
「うん、大丈夫。」
「オッケー
じゃあ、一応隣のオジサンに出発するって言っとくか。」
そう言うと、友梨奈さんは隣の家のインターホンを鳴らした。
蒼は顔を合わしたくないのか、さっさと車に乗り込んでしまった。
しばらくすると、中から親父さんと愛人が揃って出てきた。
ゲッ…
愛人も出てくるのかよ…気まずくないのか
わざとやってんのかはわからんけど
「それじゃあ、私ら出て行くんで。
後の事はよろしく」
友梨奈さんは愛人の方には一切視線を向けず、親父さんに無表情で言った。
「ああ。色々今までありがとう。
体に気をつけてな」
自分の愛人問題でこのような事態になっただけに、親父さんの態度は謙虚で弱々しかった。
形式的な挨拶を交わしてキレイさっぱりお別れ…
だと思った矢先、突然愛人が口を挟んできた。
「奥様、この人のことは私が幸せにしますので、どうかご心配なく」
と。
最悪やー
余計な事を言いやがって…
親父さんも唖然となっているが、友梨奈さんがキレてることが俺にはわかる。
友梨奈さんの次の一言で、この場は修羅場と化す。
でも、ここは…
「あの、友梨奈さんは僕と蒼で守っていきますので、それこそ心配要りませんので。
それじゃあ、友梨奈さん行きましょう。」
俺は、無理矢理カットインして、険悪なムードを断ち切った。
「ああ、愁君
君には負担をかけて大変申し訳ないが、二人をよろしく頼むよ。」
俺が間に入って、親父さんもホッとしたのか、我に返って、俺に頭を下げた。
まあ、愛人なんてもんは気が強いのが多いんだろうね。
業者の人が次々と荷物を運び出し、手際良くトラックに積み込んでいき、あっという間に家の中は空になった。
「ついに行っちゃったね。」
蒼と友梨奈さんは、走り去っていく引越し業者のトラックを眺めながら言った。
「さて、俺たちも後を追って東京に行くか」
こっちから友梨奈さんの乗っていた車を向こうに持っていくことになったんだけど…
一応、俺も蒼も免許は持っているので交代で運転しながら目的地を目指そうって事になっている。
でも、蒼は病気から全快はしたけど、運転となると負担がかかるし、またペーパードライバーってこともあるので、俺と友梨奈さんが運転する事になった。
まあ、俺もペーパーなんだけど。
「忘れ物はないね?」
友梨奈さんは荷物を車に詰め込んだ後、蒼に尋ねた。
「うん、大丈夫。」
「オッケー
じゃあ、一応隣のオジサンに出発するって言っとくか。」
そう言うと、友梨奈さんは隣の家のインターホンを鳴らした。
蒼は顔を合わしたくないのか、さっさと車に乗り込んでしまった。
しばらくすると、中から親父さんと愛人が揃って出てきた。
ゲッ…
愛人も出てくるのかよ…気まずくないのか
わざとやってんのかはわからんけど
「それじゃあ、私ら出て行くんで。
後の事はよろしく」
友梨奈さんは愛人の方には一切視線を向けず、親父さんに無表情で言った。
「ああ。色々今までありがとう。
体に気をつけてな」
自分の愛人問題でこのような事態になっただけに、親父さんの態度は謙虚で弱々しかった。
形式的な挨拶を交わしてキレイさっぱりお別れ…
だと思った矢先、突然愛人が口を挟んできた。
「奥様、この人のことは私が幸せにしますので、どうかご心配なく」
と。
最悪やー
余計な事を言いやがって…
親父さんも唖然となっているが、友梨奈さんがキレてることが俺にはわかる。
友梨奈さんの次の一言で、この場は修羅場と化す。
でも、ここは…
「あの、友梨奈さんは僕と蒼で守っていきますので、それこそ心配要りませんので。
それじゃあ、友梨奈さん行きましょう。」
俺は、無理矢理カットインして、険悪なムードを断ち切った。
「ああ、愁君
君には負担をかけて大変申し訳ないが、二人をよろしく頼むよ。」
俺が間に入って、親父さんもホッとしたのか、我に返って、俺に頭を下げた。
まあ、愛人なんてもんは気が強いのが多いんだろうね。
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